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イノベーションのロジックの未注入が
絶好の機会逸失と泣き寝入りに結びついている
── 現実直視力 = 婚活成功術、ビジネスチャンス創造術…なのだ ──


閉塞状態を嘆く前に絶好の機会逸失に気づこう! なぜなら、超高速道路ががらがらに空いている状態であなたを待っているからだ (07.5.8掲載/090516補正)

 現代の日本を語るに相応しい文章が2006.9.5付け「朝日新聞」(夕刊)の『思想の言葉で読む21世紀論』に載っていました。

 「知識や情報が少ない時代には、世界の全体について語ることができた。そうした全体知は大学や学問の世界ではとうに崩壊してしまった」

 だから、「どんな社会をデザインするかが教養教育の柱になるのだが、今の日本にはそれに当たるものがない。専門知識だけがどんどん増えて、それを束ねる基準が現れない」という意見にまで発展してしまっているのです。この様子を図式化すると、次の通りです。

絶好の機会を見失っている実態(現実直視力欠如の仕組み)
 その場しのぎの習慣が染みついている + 性格無知が放置されている ⇒ 性格に振り回される ⇒ 心が自分の欲求に合うものだけに集中し、他のものを排除する(現実直視力を失う) ⇒ 「思考の三原則」(全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)を適用できない ⇒ 斬新な着眼を入手できない ⇒ 臨機応変力の欠如が露呈される ⇒ ファーブルの毛虫現象に陥り、新成長機会や活路の発見・創造が困難になる。

  現実直視力欠如の例 ⇒ 『有名だが視野狭小の医師達に振り回された少女の悲劇現象』)

 このような現象は社会全体に蔓延しています。過去からの延長線上には明るい未来にしてくれるようなチャンスは見えてこないことを肝に銘じなければなりません。さもなくば、企業も個人も明るい未来を切り開くことは困難になります。このことを具体例に基づいて考えて見ましょう。

 真空管をどんなに研究しても改良してもトランジスタやICは生まれなかった。限界を超えるブレークスルーを起こす原動力になったのは、エネルギーは量子化されているという全く新しい理論だったようです。閉塞状態から抜け出すためには脳のリミッター解除を伴う枠外思考が必要なのです

 このことは行き詰った事業・仕事、亀裂が生じた人間関係公私の深刻な迷い、結婚難、閉塞状態立ち往生状態にも当てはまります。

 ところが、この枠外思考を適切に行うことが至難の業となっているのが現実の姿です。前述した例1・2・3・4が示しているように博識の権威筋はテレビ出演すると重大な盲点に気づくことなく自分の意見を強く主張することが多かったり、世界的権威であっても「組織の力学」に嵌ると道を誤るのが何よりの証拠です。

 陳腐化した枠内思考に基づく権威筋の意見を聞き流すことができれば害はありません。ところが、逃げ込み先のない人は強い意見に接するとついつい信用して手痛い目に遭ってしまいます。この背景には、斬新な着眼を入手することなく「もっと一生懸命に頑張ろう」「もっと真面目にやろう」「もっともっと働こう」という姿勢にしがみついてきた習慣があります。

 一方、逃げ込み先があると思っている人は高みの見物を決め込んでいるためにそうはならずにすんでいます。だからといって、ハッピーであるわけではありません。逆です。なぜなら、負け組みの立場に甘んじ続ける。あるいは、ゆで蛙症候群に陥ってしまっているからです。このような状態の放置は人生を台無しにすることに結びつく場合が多々あることを覚悟しなければなりません。(関連記事 ⇒ 『日本人の過半数は秋葉原殺傷事件を引き起こす因子を抱え込んでいる』)

 高みの見物とは言えないかもしれないが、蓄えた資産という逃げ込み先がある。このことが負け組みの立場に甘んじ続ける or ゆで蛙症候群に陥ってしまうことを示す、本当にあった電話での会話を紹介しましょう。

先輩のAさん : 「何をやってもうまくいかない。未来進行形の自己物語のことを知りました。お金をちゃんと払うから私にやって貰えませんか」

後輩の筆者 : 「いいですよ。但し、未来進行形の自己物語を本格的に創るのでしたら、先輩が歩んできた人生についてできるだけ詳しく語ってもらう必要がありますよ」

先輩のAさん:「冗談じゃない。そんな自分の恥を晒すようなことはできない。そこまでして未来進行形の自己物語を創りたくない」

 どうしてこうなってしまうのでしょうか?日本的集団主義の影響を強く受けた人生を送ってきたことが次の図式に結びついてしまっているからです。

 ナアナアの世界で生き続けてきた ⇒ 自己否定の経験がないに等しい ⇒ 自己否定に結びつくコンサルティングやカウンセリングを受ける勇気がない。

 (この先輩Aさんの発言は提唱済みの新創業の心をこのHPの随所で強調することに結びつきました。「個性的才能を引き出す性格診断」を前提とするようになった「未来進行形の自己物語創造」においてもしかりです)

 負け組みの立場に甘んじ続ける or ゆで蛙症候群に陥ってしまう or 自己否定に結びつくコンサルティングやカウンセリングを受ける勇気がない。こういう姿勢は「男女問題の達人 = 仕事の達人」という至福の人生を歩むことを不可能にします。のみならず、様々な人間関係問題を生み出してしまいます。なぜなら、例えば、次の図式が待ち受けているからです。

 性格・性差・立場が生み出す違いを認めない ⇒ 自分の価値観を相手に押し付ける ⇒ 相手は不快な思いをする ⇒ 決定的な亀裂が生じる。

がらがらに空いている超高速道路に乗り入れる(絶好の機会を掴み取る)秘訣は何か?

 現代社会は産業基盤も世の中も成熟していることを考えると、斬新な着眼に満ちた総合的対策を創ることです。そのためには、既存の音符を使って名曲を生み出すようなジグソーパズル思考が必要不可欠になります。(産業界の具体例 ⇒ 社会的な大問題は大きなビジネス・チャンスを提供してくれる大型事業の独創的構想)

 チャンスがないことを嘆く前に、現実直視力欠如の仕組みを真摯に受け止めなければならないのです。この提言に接して「絵空事のようなことを言うな。思考の三原則を適用できる人物がいないのだから仕方がいないじゃないか」となるのでしょうか? 断じて「否」です。(理由 ⇒ 『思考の三原則を適用する知恵者になれた理由』)


結婚難の背景にも現実直視力の欠如がある

(節子)超高速道路ががらがらに空いている状態であなたを待っている」は説得力があった。しかし、仕事の世界のことだけを言っているような気がする。行き詰った事業・仕事、亀裂が生じた人間関係公私の深刻な迷い、結婚難…にも当てはまります」はとってつけたような感じがするのは否めない。そうではないことを具体例でばしっと説明してくださらないかしら?

(高哉) 分った。結婚問題で説明しよう。婚活ブームの背景にある結婚難時代が到来したのはどうしてだと思う? 男性のワーキング・プアー化が原因としてクローズアップされているけど、社会の変化に焦点を当てた説明をして欲しい。

(節子) 結婚の動機が薄れた上に、結婚に向けた積極的な行動をしなくなったことが主な原因となっているからなんでしょうね。貴方に教えてもらったことも踏まえて言うと、二つの図式が合体したからじゃないかしら?

図式1 (科学技術が進歩した ⇒ 独りでも生きていかれるようになった ⇒ わがままになった) + 08年の世界経済フォーラムの調査が男女平等度世界98位であることを示しているように日本の社会には男尊女卑の思想が色濃く残っている ⇒ 女性が特に結婚生活に大きな魅力を感じなくなった。

図式2 伝統的な共同体が崩れてきた + 鍛えられていないので自立と自律力が欠如している ⇒ 敵をつくらない。さりとてコミットもしない。いいかえれば、当たり障りのない生き方をするようになってきた。

(高哉) 貴女の的確な分析を効果的な婚活に結びつけるためには、ビジネスに例えて考えるといいんじゃないかな? 未婚の異性が沢山いることは未開発の潤沢な市場があることと同じ。この市場を開発するためには潜在ニーズを知ることが必要となる。・・・・・わがままになった。日本の社会には男尊女卑の思想が色濃く残っている。伝統的な共同体が崩れてきた。この三つの意味分析が重要だ。

(節子) 性差と性格差を知り、違いを認める。と同時に個性的才能を伸ばすことに協力する姿勢を示そう! そうすれば、わがままになったことと日本の社会には男尊女卑の思想が色濃く残っていることをプラスの材料にできる。その先に夫婦完全融合があることが分かれば、伝統的な共同体が崩れてきたこともプラスの材料になる。こういうことかしら? そうだとしたら、「超高速道路ががらがらに空いている状態であなたを待っている」は結婚問題にも当てはまるわね。

(高哉) ピンポン! 大当たりです。但し、貴女の説明が当てはまる独身者の結婚ニーズは潜在しているので、ニーズを顕在化させるための努力が必要となる。積極的な行動をとらなくても相手をぐいっと惹きつける精神状態を創りあげなければならない。

 (関連記事 ⇒ 『イノベーション・パワーは注入できるものなのです空回りの努力が「結婚したくてもできない」という結果に結びついている日記を持ち込んで頂くだけで仕事・男女問題の達人への道を確実に歩めるようになります』)


絶好の機会逸出と泣き寝入りは同根であることに気づこう!(090802掲載)

貴重な存在であるマイノリティーの圧殺が横行している

(節子) マンネリズムが現実直視力欠如に、現実直視力欠如ががらがらに空いている超高速道路のような状態を生み出すことはこの世の中の随所に見られるわね。「経営的に失敗間違いなし」ということを地元の人たちに指摘されながら建設を強行し、惨憺たる結果を招いた静岡空港建設なんかがその典型じゃないかしら。この空港は次の図式になることは最初から分っていたようなのよ。

 (山を切り崩さなければならない ⇒ 建設コストが割高につく) + (霧が発生しやすい ⇒ 欠航しやすい) + (他空港や新幹線という競争相手があるので必要需要量確保が困難である ⇒ 必要稼働率維持が困難である) ⇒ 赤字を垂れ流すことを覚悟しなければならない。いいかえれば、恒久的な税負担が県民の肩にずっしりとのしかかる。

 現実直視力欠如の原因にも色々あることをあぶり出すために聞きたいんだけど、「おかしい」と思う人の声が静岡空港建設阻止に結びつかなかったのはどうしてなのかしら? この問題は学校・職場・地域社会で起きているいじめも当てはまるような気がするので、詰めてみたいの。

(高哉) 小さな正義を大きな正義に発展させることができない場合のほぼ全てに当てはまることだけど、次の図式に陥ってしまったからだと思う。

 「新時代における静岡県の地域開発はかくかくしかじかだからかくあるべしである」というビジョンがない ⇒ 静岡空港建設の妥当性を客観的に判断しにくい ⇒ 静岡空港建設反対のためのイノベーションのロジックが注入できない ⇒ 静岡空港建設阻止のパワーを結集できない。

 現実直視力の欠如が似非民主主義的な決定に、似非民主主義的決定が集団暴走という結果を招いてしまった。このように考えると、「この問題は学校・職場・地域社会で起きているいじめも当てはまるような気がするので、詰めてみたいの」という貴女の感想は鋭い指摘だと思う。

(節子) 似非民主主義的な決定の下での集団暴走という悲劇を招かないためには、「自分がこう思うのだから他人も同じだろう」ということを期待してはならない。小さな正義を大きな正義にするためには小さな正義を抱いた人は自分自身にイノベーションのロジックを注入して周囲の人々を動かす。動かされた人々が周囲の人々を動かす。(具体例 ⇒ 『末期肺癌の妻を救い出すために破滅寸前に追い込まれた男の話』)

 ── 、といったような運動を展開することなくしては正義の実現が困難になったんでしょうね。「大きな物語」ではなく「小さな物語」の時代になったんだから。(関連記事 ⇒ 『自己満足をとことん追求する傾向が強くなった理由』)

(高哉) 今貴女が言ったような運動が展開されていれば、雇用政策の実行を県に要求する全労静岡と空港建設を公約にして当選を狙う県知事との裏取引があっても静岡空港の建設は阻止できたかもしれないからね。というのは、次の図式実現の可能性があるから。

 啓蒙された県民の投票率が上がる ⇒ 全労静岡の政治的影響力を最小限に留めることができる ⇒ 全労支持の知事と県議会議員の当選を抑止できる ⇒ チェック・アンド・バランスができにくいオール与党体制確立を阻止できる ⇒ 静岡空港建設を阻止できる。

(節子) 静岡空港建設と雇用対策をバーター取引するなんて実におかしな論理のすり替えね。これって全体最適を犠牲にして部分最適を優先させることでしょ。こんなことをしていて大きな問題が起きないのかしら?

(高哉) 過去の延長線上を歩むことで事足りた時代であれば、大きな問題は起きない。しかし、今はそういう時代ではないので、深刻な事態を招くことになる。日本に国際的なハブ空港がなくなって成田空港ですら世界のローカル空港になってしまったことがその一例だ。日本に国際的なハブ空港がなくなることの意味は新幹線の発着駅になれなかったことが都市に与えた影響を考えると、分りやすくなる。

 僕が小・中・高時代のほとんどを過ごした沼津市が少しづつ衰退していった背景には、新幹線の発着駅になれなかったこともあるんだ。

 ●泣き寝入り現象の関連記事 ⇒東北新幹線「はやて」のずさんな事業計画等から考える

情報化社会における情報不足現象に気づかなければならない

(節子) 静岡空港問題のことで疑問に思うことがある。新聞はどうして間違いを糾すことができなかったのかしら? 日本人は実績を積み上げてきた組織や考え方を盲信しやすい。大新聞は歴史的存在である。このことを考えると、すごい責任があると思う。

(高哉) 新聞は政策ではなく政局を詳細に取り上げるといったように枝葉末節な記事が横行するに至っている。このことが示すように読者に伝えるべきことを伝える能力を失いがちになっている。ここに原因がある。こうなってしまっている背景には次の図式があるんじゃないかと思う。

複雑な問題の核心を見抜くことができない実態
― エアーポケットに陥らないための抜本的対策 ─
 (『日本的集団主義』の影響を強く受けている ⇒ 性格無知の状態が放置されている ⇒ その場しのぎの習慣が染みつくに至っている ⇒ 世の中を幅広く学問する習慣とは無縁になっている ⇒ 「思考の三原則」<全体を見る/長い目で見る/根本的に考える>を適用できない ⇒ 試行錯誤の習慣が養われない ⇒ 総合的・並行的な学問を積み重ねることができない ⇒ 複雑な事象の本質にふと気付くことを可能にする勘が養われない)

 + 狂牛病が象徴しているように世界中の様々な要因が絡まっている。いいかえれば、事象が複雑化している) ⇒ 複雑化している事象の本質を見抜くことができない。

 具体例 : 「自習の方が教育施設の充実よりも遙かに学力向上に効果がある」という古くからある調査結果を用いて「自習意欲を高める ⇒ 学力を向上させる ⇒ 所得格差を是正する」となるようなキャンペーンを張ることが期待されている。にもかかわらず、「親の年収と大学進学率は比例する」という調査結果を用いて所得格差が悪の連鎖を招いていることを強調する記事など(関連記事 ⇒ 『意欲満々になるための定石がある』)
 「知的能力が最大の財産・武器になったのが情報経済時代」ということがよく言われますが、具体的にはどういうことなのでしょうか? その気になれば誰でも入手できる公開情報の活用力です。例えば、公開情報から秘めた実態を見抜くことだって可能なのです。(関連資料 ⇒ 『公開情報活用例YAHOO!検索 11,800万件中第2位 2010.1.16現在)

 公開情報活用力は支配的になった新しいロジックを見抜くことを可能にして閉塞状態に陥らない or 陥っても脱出を容易にすることにも結びつくことを忘れてはなりません。(関連資料 ⇒ 『内需拡大を阻む根本的原因の補足説明結婚難の背景にも現実直視力の欠如がある』)

 上記した公開情報活用力の背景にあるのが複雑な事象の本質にふと気付くことを可能にする勘が生み出す『斬新な着眼』です。・・・・・この斬新な着眼には『異変待ち受け (事を有利に運ぶための準備)』が必要なことが増えてきました。なぜなら、成功条件が陳腐化しやすい変化の時代になったからです。(関連記事 ⇒ 『先行きがどんどん不透明になる』)
 上記の勘が生み出す『斬新な着眼』力は特定企業の事業戦略を居ながらにして正々堂々と詳細に暴きだすことだって可能にしてくれます。この背景には次の図式実現があります。

 公開情報に基づいて緻密な仮説を設定する ⇒ ピンポイントの質問をできるようになる。のみならず、仮説の検証と肉づけに必要な情報を見逃さなかったり、事の本質を見抜く閃きが生まれやすい状態になる ⇒ カタログや会社案内の補足説明を電話で受けるだけで仮説の検証と肉づけができる。

 適切な勘に裏打ちされた旺盛な問題意識は創造力の源になることができるのです。(関連記事 ⇒ 『創造的統合戦略の策定は創造活動そのものである社内埋没資料から業績拡大策創出創造的問題解決策々定のための調査・構想の達人になる秘訣ワタナベ式問題解決へのアプローチ』)
 複雑な問題の核心を見抜けるようになるポイントである「思考段階における試行錯誤の習慣」を円滑に養う近道があります。それは問題意識を旺盛にして必要な情報の方から飛び込んでくるようにすることです。(関連記事 ⇒ 『トラウマになるような衝撃的な事故は類稀な才能に結びつく癖を生む』)

 このような夢のようなことの実現を確実にする最善策は『イノベーションのロジック』が注入されているような状態にしてくれる、適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることです。そのためにお勧めするのが『個性的才能を引き出す性格診断』です。
(関連記事 ⇒ 『人間関係のあり方を様変わりさせる』)
 勘が良くなりさえすれば、世の中を支配する新しいロジックに適応して閉塞状態とは無縁になれるでしょうか? 「否」です。次の図式実現が必要不可欠です。

 独り歩きできるように個性的才能と違いを認める力を培う ⇒ 自由な発想・行動を妨げる癒着的な人間関係を改める ⇒ 世の中の変化に即応できるように『内生変数ではなく外生変数重視主義』を確立する。iPodが量産・量販を前提にフラッシュ・メモリーを採用して小型化だけではなく、低価格化にも成功して2005年のウォークマン追撃作戦を叩きのめしたように。

 「フラッシュ・メモリーは小型化を可能にするけど、高すぎるよ」となりやすいのが日本の社会。ところが、アップル社は「携帯商品は小型化・軽量化が必要不可欠。量産・量販すれば、低価格化が可能になる」と考えたようなのです。

 群れて横並びをするのではなく堂々と独り歩きをする。変化の時代を生き抜くために必要不可欠な生き方を可能にしてくれる「個性的才能と違いを認める力」を培うことを確実にしてくれる個性的才能を引き出す性格診断』の必要性がここにもあるのです。
 世の中を支配する新しいロジックに適応していないためにエアーポケットの中でもがくのみの状態になっている例は枚挙に暇がありません。「コンビニ経営を成り立たせるには一店舗当たり3,000人の顧客が必要である + コンビニの店舗数が増え続けた ⇒ コンビニ業界がゼロサム競争の世界になってしまった」という図式に陥ってしまったために2001年頃から業績低迷が顕著になったコンビニ業界が良い例です。

 古いロジックが通用しにくくなれば、新しいロジックが生まれるものです。「個食や夫婦二人での食事が増えた ⇒ わざわざ遠くまで出かけて食材を買い求める動機が薄れた + 大きな束の野菜を買いたくなくなった人が増えた ⇒ コンビニで100円ショップを経営する可能性が生まれた」という図式が良い例です。

 上記したコンビニ物語は労働市場の世界的統合が進む中に生きなければならない個人を含む全てのセクターの様々な局面に当てはまることを認識しなければなりません。(例:新卒者を定期大量採用する古い慣行にしがみつき、新時代が必要とする人材育成を妨げて自らの首を絞めている産業界、マンネリズムが招いている結婚難
関連記事 ⇒ 『日本経済はエアーポケットの中をもがくのみとなっている

(節子) 複雑な事象の本質にふと気付くことを可能にする勘が養われれば、藪の中のような状態になっている国の政策決定にメスを入れることができるようになるのかしら? 中央官庁のトップである事務次官会議までの政策決定過程が明らかにされないままの状態で閣議決定されるそうよ。

(高哉) 「思考の三原則」(全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)を適用して取材して記事にすることを決心すれば、臨機応変の並行学習が習慣になる。そうすれば、次の図式実現の可能性が高まると思う。

 複雑な事象の本質にふと気付くことを可能にする勘が働く ⇒ 脳のリミッターが解除される ⇒ 故・森嶋教授の嘆きを吹き飛ばすようにとことん考え抜く ⇒ 構想力・独創力に満ちた仮説が設定できる ⇒ 問題意識が適切、かつ旺盛になるので必要な情報の方から飛び込んでくる状態になる ⇒ 仮説検証型の取材ができる ⇒ 複雑化している事象の本質を見抜くことができる。

(節子) 今言った図式の実現は新聞記者だけではなく経営幹部やそうなることを願っているビジネス・パーソン全員にも必要ね。でも、そうなるためには、『「思考の三原則」を適用したジグソーパズル思考の達人になるための行動指針』にある、次の記述のようなことを実行しなければならない。

 マスコミ情報等から得られる全セクターの動向に興味を持ち、得られた情報に対して「なぜなのか?」「だからどういうことが言えるのか?」といった具合の伸びやかな分析的・合成的推理を行い続け、「個人・企業・地方自治体・国家などの舵取りの基本は同じである」と言い切れるようになることを目指す。

 でも、こういうことって長い年月と適切な指導者が必要よ。適切に指導者がいないと、苦労が実らないために途中で挫折してしまう。“繰り返しの快”があって初めて度重なる苦労を乗り越えることができるんだから。ということは、悩み事を抱える度に貴方のような人物を訪ねてワタナベ式問題解決へのアプローチを適用するようなことが必要になる。ところが、そうする人は多くないのはどうしてなのかしら?

(高哉) 日本人の国民性が強く影響しているからだと思う。具体的に言うと、「自分の判断力に自信がない + 日本人はころりと心変わりしやすい ⇒ 他人を根本的には信用しない」となっている人が実に多い。(関連記事 ⇒ 信を相手の腹中に置くことができない事なかれ主義の仕組み

 こういうこともあって新創業研究所は『共同作業の効用』を強く訴えていることを理解して欲しい。

閉塞状態の責めは社会ではなく個人が全面的に負わなければならなくなる

(節子) 自分で持ち出していながら変だけど、国の政策決定が藪の中のような状態になっている責任を新聞記者だけに押し付けるのは片手落ちだと思う。国会議員には国政調査権があるんだから。国会議員がもっとしっかりできないのはどうしてなのかしら?

(高哉)
官主導の政官融合体制が超長期に亘って続いていた。これが官僚側の「政策は我々に任せておけばいいんだ」となり、ひいては官僚体制の一枚岩化に結びついてしまった。この結果だと思う。

(節子) 官僚側はともかくも政治側に自浄作用が働かなかったのはどうしてなのかしら? 政治家は選挙の洗礼を受けなければならないのよ。

(高哉) 静岡空港問題のところで明らかにされたように適切に政治家を選出しにくい。こういう土壌がある上に、日本の組織には歴史を経れば経るほど自浄力を失うという宿命的なものがある。というのは、次の図式に陥りやすいからだ。

自浄力を失う組織の実態
 (日本的集団主義の影響を受けて生きてきた ⇒ 実績のある組織や考え方にしがみつきやすい) + 順調な時代が長く続いた ⇒ 思考がルーティン化しやすい ⇒ 陳腐化していても所属組織の惰性に従がいがちとなる。(関連記事ンテンツ ⇒ 『変革期に必要不可欠な斬新な着眼力が日本のエリートに育ちにくい図式』)

 長い伝統を誇る一部上場の商社が倒産。それに伴い本社は閉鎖。ところが、この本社に社員が続々と定刻に集まってきた。こういう悲劇とも喜劇とも受け取れる現象が起きやすいのが日本の社会であることを忘れてはならない。

(節子) こういう国民性だから『総合的判断の必要性に全く気づかない経営者』を生み出し、圧倒的大多数の国民を様変わりした環境に適応しにくくしているのね。となると、「ケインズ主義とマネタリー主義の限界を乗り越えて経済を力強い成長路線に乗せるための秘策は日本の社会構造を蛸壺型社会からネットワーク型社会に転換させることである」とする貴方の主張は実現できないんじゃないかしら?

(高哉) 2009年7月20日号『日経ビジネス』の43頁に載っている次の図表を見て欲しい。日本の社会構造を蛸壺型社会からネットワーク型社会に転換させる
大きなうねりが生まれようとしている。こういう理解をしていいんじゃないかな。


 この図式の実現は日本の社会に地殻変動を引き起こすことに結びつく。というのは、様変わりした環境への社会全体の適応を妨げている「政府、各種の業界団体、企業、国民」という四重構造の打破が進むからだ。これは自浄力を失う組織の実態のことを考えると実に大きな意味がある。

関連記事 ⇒ 『わが国は平和革命前夜のような状態にある

 それから忘れてはならないのはデジタル・ネイティブの存在だ。この増加は四重構造の打破を促進すること間違いなしだろうね。

(節子) となると、貴方が提唱し続けてきた『ケインジアン・マネタリアンを糾合できる斬新な経済政策を推進しよう!が陽の目を見る可能性が高まる。と同時に12年7ヶ月前に出版された、貴方の著書『脱集団主義の時代』の重みがぐんと増してくるわね。ところで、地殻変動時代を迎えるに当たって企業と個人はどんなことを心がけなければならないのかしら?

(高哉) 企業はオープンリソース経営への転換を進める。個人は個性的才能を培うと同時に違いを認めることができるようになる。 ── これが心がけるべきことになる。この心がけを怠った企業と個人は衰退を覚悟しなければならない。逆転勝利の可能性がぐんと高まるので、人生再構築プロジェクトの導入は実りあるものになることを強調したい。

創造力の光で発想し、インスピレーションをロジックに照らして検証する。 ── こういう知的作業が必要不可欠になる

(節子) 民主党は政権を取ったら首相官邸や各省に国会議員をどっと送り込んで政治主導の日本国運営を行おうとしている。この実現はアメリカのような二大政党制の確立とあいまって次の図式実現に結びつくと思うんだけど、どうかしら?

 政権交代の緊張感が官僚体制の中にできあがる ⇒ 官僚体制の一枚岩化が生み出した密室性の打破が進む ⇒ 官僚による政策決定のプロセスの公開が進む ⇒ 国益に合致し、かつ民意に基づいた行政が実現できるようになる。

(高哉) どっと送り込まれる国会議員は質が伴わなければ烏合の衆になりかねない。そうならないためには、『衆知を生かして複雑問題を解決するための秘策』にあるようなことを実行して議論をジグソーパズル思考の素材提供の場にすることを強く勧めたい。

 議論を良い意見をつまみ食いするための場にしか用いない場合が多いが、これでは複雑時代において斬新な着眼に満ちた良い政策を創り出すことはできない。(関連記事 ⇒ 『山積している問題を一体化した図解がなぜ必要なのか?』)

(節子) 「国益に合致し、かつ民意に基づいた行政」を個人の人生に置き換えると、「時流に合うように自分らしさを生かして主体的に生きる」となるんだけど、そのためには、どうしたらいいのかしら? 「マンネリズムに陥らないようにするために適切なビジョンを創る ⇒ 適切な仮説に基づいて世の中を幅広く学問する ⇒ チャンスやピンチに逸早く気づく」という図式の実現を目指せばいいのかしら?

(高哉) 理屈はそうだけど、事は簡単ではない。複雑化している事象の本質を見抜くことができるようになるためのプロセス実現のための工夫が必要となる。そこで、勧めたいのが次の手順を採るミニプロジェクト・チームの形成だ。

 重大な悩みを抱えている人がグループ結成する ⇒ 各人の悩みを体系化してひとつのテーマにまとめる ⇒ グループを構成する人々が費用を負担し合って衆知を生かして複雑問題を解決するための秘策』にあるようなことを実行する。

 こういうことをすることは悩み事の創造的解決策が得られるだけではない。「臨機応変の並行学習に弾みがつく ⇒ 勘が良くなる ⇒ 複雑な事象の本質にふと気付きやすくなる」となること間違いなしであることを強調したい。

(節子) 自分の持ち味や使える好材料、環境動向などを踏まえて初めて悩み事の創造的解決策が得られるのよね。(関連記事 ⇒ 『戦うのに有利な場面を設定する。これが戦略である』)

 この経験は、「自分の持ち味や使える材料をもっと積極的に用いた人生を送りたい」という意欲に、この意欲が適切なビジョンを創ることに円滑に結びつくと思う。そこで、聞きたいんだけど、関連記事のリンク先にはないけど、将来を展望して強調しておきたい効用としてどんなことがあるかしら?

(高哉) 自らの特徴を念頭に置いてメガトレンドを読み抜く。その結果を反映させた適切なビジョンを創ることは必要不可欠になる一方の求心力の強化を可能にしてくれる。これは凄いことだよ。というのは、デジタル・ネイティブの増加を伴う形でネットワーク型社会への転換は「売り込む能力」よりも「惹きつける能力」の方をはるかに必要とするようになるからだ。

(節子) それから「貴方はどんな人?」ではなく、「貴方は何ができる人?」が問われるようになるわね。そうなれば、適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることが生み出す効用を生み出せるような生き方が必要になる。企業はオンリーワンの存在になることを目線に置いてオープンリソース経営に転換して個性的能力を持った人材を集めなければならない。

 こういうことになるんでしょうけど、どういう目標を目指して努力すればいいのかしら? アニメやゲームが今一番元気な事業である理由が分ればヒントになると思うんだけど。

(高哉) 「成熟社会が生み出した閉塞状態から抜け出したい」という多くの人の鬱積している欲求に応えることができるからじゃないかな。というのは、アニメやゲームは「自由に発想できる ⇒ 自由に創ることができる ⇒ 自由に楽しむことできる」ということを可能にしてくれるからね。

(節子) そういう事業で成功するためには、自己実現のとてつもない衝動強迫があるという必要条件に博覧強記の人生が生み出す充実した脳内シソーラス機能という十分条件が揃っていなればならない。・・・・・縮み思考の人では駄目ね。ということは、日本人離れした人でないと無理じゃないかしら?

(高哉) そんなことを言っていると、様変わり必至の事業環境に適応できない。というのは、先進国の企業は新しい市場創造に結びつく新商品を開発することなく生き抜くことができなくなったからだ。(関連記事 ⇒ 『2008年秋に勃発した世界金融危機の真相』)

 かつての新商品は板を使っての洗濯を自動化するといったようなことが多かった。ところが、これからはそうはいかないので、発想力が必要であることに留意しなければならない。

時代はプルのマーケティング力を必要としている

(節子) ということは、これから開発する新商品は消費者の習慣の壁を創造的に乗り越えなければならないわね。そうでないと、警備保障というサービスが東京オリンピックで広く知られるようになるまで全く売れなかったような塗炭の苦しみを味わなければならない。どうすればいいのかしら?

 貴方はさっき「売り込む能力」よりも「惹きつける能力」の方が大事になる」と言っていたけど、このことを踏まえた説明をしてくださならないかしら?

(高哉) 力づくで売るのではなく、消費者が置かれた立場を洞察して鬱積した欲求を刺激するやり方が必要になる。

(節子) ライフスタイルを提案してそこに売りたい商品を位置づけるやり方なんでしょうけど、提案するライフスタイルが鬱積した欲求に応えるものであれば、これはこれで効果はあるにしてもワンパターンになってしまう。個々の消費者の心の琴線に触れることができにくい。どうすればいいんでしょうね?

(高哉) 興味を抱いたが、購買に至らない消費者に性格発の衝動強迫の支配を引き出すように魅力的な言葉をささやくことだよ。時代は高度の誘惑術の習得を求めていることを肝に銘じなければならない。(関連記事 ⇒ 『無我夢中」になったことが林郁夫に禍をもたらした顧客の個性と夢を見抜く力を磨くことが一網打尽ビジネスの成功を約束する市場開発効率化のために採用した方法

(節子) そんなことは難しいんじゃないかしら? 「個々の顧客の人生 ⇒ 性格 ⇒ 強い思い ⇒ 今置かれている立場」を順次見抜かなければならないんだから。何かいい方法はないかしら?

(高哉) 貴女が今言ったことを可能にする脳力・能力を効率良く培うために勧めたいのが次の手順に従った知的生活を送ることだ。時間はかかるけど「もっともっと頑張りたい」となるので、苦痛を伴わない継続的努力が可能になるはずだ。

相手の性格と立場を見抜くことができるようになるための秘訣
 自らが個性的性格を引き出す性格診断を受ける ⇒ 性格と由来を知ることの重要性並びにプロフェッショナルQ&Aのやり方を認識する ⇒ 「なるほど」と思っているので、性格と由来を見抜くことを可能にするプロフェッショナルQ&Aに対する関心がぐんと高まる ⇒ 必要な情報の方から飛び込んでくるようになる

 ⇒ off-the-job-trainningの効果が想像を絶するほどあがる ⇒ 興味津々の状態でプロフェッショナルQ&Aを仕事の場で実践するようになる ⇒ 溜まったピンポイントの質問を新創業研究所に浴びせる(電話サービス可) ⇒ 「個々の顧客の人生 ⇒ 性格 ⇒ 強い思い ⇒ 今置かれている立場」を順次見抜く脳力・能力が急速に身につくようになる。(簡便対策 ⇒ 『魅力的な個性に満ち溢れたブログが書けるようになる』)

様変わりした環境への円滑な適応を可能にしてくれるのが新創業である

(節子) 話は様変わりする日本の社会のことに戻るけど、「地殻変動時代に適応しよう!」と言うと、縮みこんでしまう日本人が多いんじゃないかしら。 その上、「創造力の光で発想し、インスピレーションをロジックに照らして検証する。 ── こういう知的作業が必要不可欠になる」というのよ。

 理屈の上では正しくても実績のない考え方に従うよりも“ゆで蛙”になることの方を選ぶか絶望してうつ病になってしまう人が多いと思う。なんとかならないかしら?(関連記事 ⇒ 『複雑な事情が災いして円滑な第一歩が踏み出せない』)

(高哉) 需要が供給を大幅に上回っているような新天地だったらともかくもそうでなければ何から何まで再出発だったら誰だって縮みこんでしまうよ。転職を重ねることによって能力革命に成功できた僕だって培ってきた得意技を武器に使えたからこそ新天地を開拓し続けることができたんだ。(詳しくは ⇒ 『脳力革命の方法』)

(節子) そうか。『成長分野に成功裡に進出する秘訣』にあるようなことを個人にも応用すればいいのね。そのために『人生再構築プロジェクト』が用意されているんだった。でも、こういうことが分っても先送りしてしまう人が多いのが現実よ。

(高哉) そうなってしまう人が圧倒的に多いことはよく分かる。というのは、次の図式に陥ってしまっていた人がほとんどだからね。

 55年体制の下で自民党一党支配体制がずーっと続いてきた ⇒ 官主導の政官財トライアングル体制がずーっと続いてきた ⇒ 個人が自由に羽ばたくことは困難を極めた(関連記事 ⇒ 『日本経済再生の鍵は個の解放』) ⇒ 閉塞状態になってしまった ⇒ 胆力の源である海馬並びに創造力の源である脳内シソーラス機能が鍛えられようがなかった。

(節子) 過去の延長線上を歩むことで事足りた時代は完全に終わり、先行きがどんどん不透明になる時代になった。このことを考えると、貴方が今指摘した状態のままであると、次の図式に陥ってしまう。

 その場しのぎの習慣の支配を受けたままである ⇒ 重大な盲点が発生する ⇒ 臨機応変力の欠如が露呈される ⇒ チャンスを逸し、ピンチに陥ることが多くなる ⇒ ストレスがどんどん溜まる ⇒ 性格の健康状態が悪化する ⇒ 人生を台無しにしてしまいかねない事態を招く。(関連記事 ⇒ 『性格無知が招いた悲劇集』)

 だから、『成長分野に成功裡に進出する秘訣』にあるようなことを個人にも応用することに結びつく『人生再構築プロジェクト』が用意されているというわけね。でも、貴方は「失うものがない限りは何もしない方がいい」ってよく言うじゃない。この発言と『人生再構築プロジェクト』を勧めることをどう結びつけて考えればいいのかしら?

(高哉) 変化先取りよりも変化後追いの方が得である場合は「失うものがない限りは何もしない方がいい」ということになる。ところが、環境の様変わりはこういう態度を許さなくなったんだ。(関連記事 ⇒ 『政策が後手に廻った本当の理由』) だから、異変待ち受けを前提とする『人生再構築プロジェクト』を勧めているんだ。

 大事なことを言うのを忘れていた。アメリカのオバマ大統領の核廃絶宣言の持つ深い意味を考えなければならない。図式化すると、次の通りになると思う。

 ( アメリカの一極集中の下でイラク戦争が遂行された ⇒ アメリカの独善性が通用しないことが証明された) + (世界金融危機が発生した ⇒ イラク戦争の後遺症もあってアメリカの経済力は弱体化してしまった) + 世界はグローバリゼーションと情報化の進展により時間をかけて多極化に向かってきた + デジタル・ネイティブの時代に向かっている

 + アメリカの世界中をネットワーキングする力はダントツである ⇒ アメリカはアメリカ一極集中から無極化に大きく舵を切った。

 したがって、地殻変動時代に適応しよう!」は単なる目標ではなく、金科玉条として捉えなければならない。

(節子) 若い人を中心に最近急増してきたプチ外交官のような人たちへの助言が是非欲しい。このような人たちは貴方から教えてもらったことを踏まえて整理すると、次の図式の下にあるようなの。

 (バブル経済が崩壊した + 100年に一度の大不況に襲われている ⇒ 自立と自律意欲がいやがうえにも高揚することになった) + (日本的集団主義の影響を受けてその場しのぎの人生を送ってきた ⇒ 自立と自律力が欠如している) ⇒ 周囲の人々にできるだけ愛想を良くする。しかし、できるだけコミットしない。

(高哉) 本人は要領よく生きているつもりかもしれない。しかし、人を惹きつけることができないので、新時代が必要不可欠としているプルのマーケティング力を身につけることが困難である。そうなりたくないであれば、プロフェッショナルへの道を歩まなくてはならない。そのために、異変待ち受けを前提とする『人生再構築プロジェクト』が用意されていることを繰り返させてもらうよ。

(節子) 培ってきた得意技を武器に使って新天地を開拓し続けるためには、成長分野に成功裡に進出する秘訣』にあるようなことを個人にも応用すればいい。こんなことを私はさっき言ったけど、どんな職業的な目標を持てばいいのかしら? 例をひとつだけでいいから教えてくださらないかしら?

(高哉) 高齢化社会が進むにつれて重要性を増す介護福祉士を例に用いよう。異変待ち受けの考え方を取り入れると、次の図式を目標に置くことが必要になってくるんじゃないかな。

 (介護ロボットが普及する ⇒ 介護の省力化が可能になる) + 尊厳に満ち溢れた状態で人生を全うすることを希望する人が増える ⇒ プルのマーケティング力を身につけるための先行投資をする ⇒ 被介護者のニーズを洞察して精神的なケアーをとことん行う。

 介護ロボットが普及するまでは介護助手を雇えばいい。このように言うと「費用は?」となるだろうけど、高付加価値型の介護
を歓迎する人は余分に発生する費用を自己負担するであろうことを忘れてはならない。

 但し、「介護の仕事が好きで好きでたまらないから介護福祉士になった」という状態である必要がある。職業的な義務感だけでは被介護者の精神的な満足は決して得られないからね。それに義務感だけでは適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入る効用を決して入手できない。

リーダーになりたければ、不易流行の人になることを目指そう!

(節子) 様変わりした環境への個人の適応のあり方は『様変わりした環境への円滑な適応を可能にしてくれるのが新創業である』でよく分った。国政に関与する議員はどうすればいいのかしら? 国家が財政破綻寸前に追いやられてから「国は与える立場から収奪する立場に転じた」と言われるようになっいるので国会議員のあり方がすごく気になる。

(高哉) 適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入る効用を入手して求心力を身につけることができても、この求心力が全世界の全セクターに周知徹底されるようになるのは遠い将来のこと。ネットワーク化されたレタスビシネスのような理想的な世界を実現させるためにはそれなりの時間がかかるから。 ── ここに国会議員の役割があるんじゃないかな。

(節子) 国会議員の役割って『政治家のあり方が変わるとは何を意味するのか?』にあるようなことね。そして、大がかりな方法は『ケインジアン・マネタリアンを糾合できる斬新な経済政策を推進しよう!』にある。こういうことなんでしょうけど、中央官庁と国民の間に立ったブローカーのようなことばかりをしてきた国会議員にそんなことが期待できるのかしら?

(高哉) 脳力・能力は適切なコンサルタントを登用することによって補完できる。したがって、揺るぎない志があるかどうかが大事だ。・・・・・貴女が言ったことを大きな効果を伴う形で実現させるためには、日本の世界における拠点性強化のために必要不可欠なハブ空港やハブ港湾を建設して個人が活躍できる余地を拡大しなければならない。

 (政治に対するその他の期待 ⇒ 『ポジショニング手法の適用を怠った→新しい立場の覚悟が不十分になった→臨機応変力を再構築しなかった→政権を投げ出すに至った…となった安倍元首相』の「新時代の担い手づくりに狙いを定めることが安倍元首相の大成を可能にする」)


(節子) 次の図式実現に結びつく可能性が大きな地方分権と教育支援はどのように考えたらいいのかしら?

 (道州制などの地方分権を推進する ⇒ 政治・行政が個人に近づく ⇒ 民意に基づいた政治・行政が実現しやすくなる) + (国が個人の教育を支援する ⇒ 国民の啓蒙度が上がる) ⇒ 民意に基づいた政治・行政が実現する ⇒ 惨憺たる結果を招いている静岡空港のようなことはなくなる ⇒ 税金の無駄遣いがなくなる ⇒ 破綻寸前の財政再建が進む。(関連記事 ⇒ 『社会横断的な人的交流が拡大することを認識する』)

(高哉)
貴女が今言った図式が実現せざるを得ないようにする工夫が大事だ。ここに、政権党の量的だけではなく質的パワーアップ実現手段として衆知を生かして複雑問題を解決するための秘策提起した意味がある。政権党が自らを「政権党」ではなく「与党」と称している精神状態が中央官庁の既得権益意識を擁護し、これが地方分権の推進を妨げているんだからね。

 教育支援についても似たようなことが言える。個人パワーが発揮しやすくなり、この発揮が幸せに結びつくことが分ったら自力教育が進むと思う。インターネットでアメリカの大学を卒業したアフリカ人のような例があることを忘れてはならない。

(節子)山積している問題を一体化した図解がなぜ必要なのか?』にあることを肝に銘じなさい。さもなくば、日本全体が財政破綻した夕張市のようになってしまう。こういうことね。成長性の高い波及効果を生み出す対策を講じる必要性は個人にも言えるんだけど。(具体例 ⇒ 『所要費用の多寡判断と財源』)・・・・・うーん、国会議員の選び方が難しくなってきた。どうすればいいかしら?

(高哉) 地殻変動に適応するためにはほぼ全セクターの再構築が必要。したがって、その場しのぎの人物は信用できない。さりとて、頑固者は付き合いにくい。「人生 ⇒ 性格 ⇒ 強い思い ⇒ 今置かれている立場」を順次見抜いてくれた対応をしてくれて初めて幸せになれるから。ということは、軸足は不動。しかし、柔軟な思考の持ち主がキーパーソンになるための資格になる。

 そこで、候補者一人一人が自らの新創業計画を創り、これを前提に政党だけではなく個人のマニフェストを提起する。こういうことを要求する。そして、個人の歩みを記した書きものと照らし合わせて判断することを勧めたい。


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衆知を生かして複雑問題を解決するための秘策

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2010.1.17現在
渡辺高哉の“好きこそものの上手なれ”の世界 ⇒ 『難問の創造的解決




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