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    日本と日本人の課題「臨機応変力の抜本的強化」      
2010.2.15更新

 2005年早々から仕事専用の場所として使うことになった山王パレス407号室は類稀な立地条件に恵まれています。新幹線発着駅である「品川駅」並びに「羽田空港」に近接している「JR大森駅」山王西口徒歩2分強であるにもかかわらず、馬込文士村の面影を色濃く残した景観が保たれているのです。そこで、この部屋に「山王庵」という別称を与えました。

 「悩み事や問題解決の場に相応しい快適空間を提供したい」という願いを込めて2007年3月末に内装を鮮やかに一新させました。参加者数10人まででしたらゆったりとした気分で会議を行うことができます。

 この「山王庵」の使用目的は従来からのコンサルティング・2007年末から開始する個性的才能を引き出す性格診断・セミナーの三つです。先行き不透明時代を生き抜くために必要不可欠な臨機応変力の抜本的強化が共通するテーマとなっています。

   も く じ
日本はどんな環境に置かれる運命なのか?
日本再生のために今何が一番必要なのか?
新時代が要求する脳力強化のための行動指針は何か?
第三の経済政策提言フォーラム
斬新な着眼塾
人間関係創造塾 (創造的交渉の秘訣習得塾)
個性的才能を引き出す性格診断こそが日本経済再生の根本的対策である


日本はどんな環境に置かれる運命なのか?

 地球村は物理的にも精神的にも病んでいます。このままでは人類は滅亡の道を歩むしかありません。どうしたらよいのでしょうか? 世界中に本格的な共同市場を地域別に張り巡らせ、地域別にできあがる共同市場は巨大化した国のような存在になることを目指すことです。

 このように言うと、「世界大戦の原因となった世界の分割が再び行われるのか?」と訝しく思われることでしょう。これは杞憂です。なぜなら、各共同市場に定住する人々は地域住民が中心になるにしても、人・モノ・資本・技術は世界中を自由闊達に動き回るからです。(関連記事⇒『日本を復活させるためにはどうしたらよいのか? 本格的な共同市場に参加するのが一番である』)


日本再生のために今一番何が必要なのか?

 一人一人が自由自在に羽ばたくことができる。自立と自律力が要求される環境が戻ることなく実現されつつある。──これが上記した環境動向の意味するところです。

 このように言うと、「羽ばたく努力に見合うだけの成長機会がないのではないか?」という反論を出す向きもあることでしょう。この反論は正しいのでしょうか?「否」です。理由は二つあります。

(理由1) 世界的規模での新・地域主義は人類に無限のチャンスを与えるフレーム形成に結びつく。(根拠 ⇒ 『雇用不安のない社会を実現させるための最優先課題は何か?』)

(理由2) 内外の情勢分析結果は限りないチャンスがあることを示唆している。(根拠 ⇒ 『斬新な成長戦略』 ── リンク先もお読み頂ければ必ず納得するはずです)

 羽ばたくに値するチャンスは十分にあるのです。ところが、日本はこのチャンスを生かすことができにくい状態に置かれています。なぜなら、圧倒的大多数の日本人は本当の意味での自立と自律力を持っているとはとても言えない状態になっているからです。

 上記の自立と自律力不足の実態を具体的にイメージしたい方は 『係長のような経営者』&『チャレンジしたくてもチャレンジできない』をお読みください。

 指導的立場にある人々も当てになりません。残念ながら普通の人々と大差がないのが目立つからです。(根拠 ⇒ 『有名だが視野狭小の医師達に振り回された少女の悲劇現象』)

 圧倒的大多数の日本人が上記のような状態になってしまっているのはどうしてなのでしょうか?「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) を適用した『ジグソーパズル思考力』が鍛えられていないからなのです。 (具体例 ⇒ 『日本最大であったチェーン・ストアー経営破綻の真因』&『東北新幹線「はやて」のずさんな事業計画等から考える』)


新時代が要求する脳力強化のための行動指針は何か?

 衆智を結集して抜本的な業績拡大策を打ち出すための会議が開催されました。錯綜する議論が終日行われました。会議終了直後、主催者の課長が「この録音テープから業績拡大策を捻り出せるような天才っていないかなぁ…」と呟きました。出席者全員の一致した意見は「そんなことをできる人がこの世の中に存在するはずがない」でした。入社二年目の駆け出しの商社マンも例外ではなく、その一員でした。

 この駆け出しの商社マンはユニークな転職を重ね、その度に余暇を利用した勉強をしながら命がけで仕事をしました。その結果、収集した (された) 雑多な情報に基づいて『ジグソーパズル思考』を行い、独創的な構想を捻り出すことが得意技になりました。 大量の素材を入手できると、思わずにっこりするほどです。

 この得意技は今やあらゆる社会的問題に通用するようになっています。この駆け出しの商社マンは「思考の三原則 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)を適用するジグソーパズルの達人に大化けしたのです。

 平凡な商社マンがこのような異例中の異例の脳力革命を成し遂げることに結びついた試行錯誤の行動を分析して、一般に通用できる行動指針にまとめてみました。

「思考の三原則」を適用したジグソーパズル思考の達人になるための行動指針
●舵取りの巧拙が各セクター(個人・企業・地方自治体・国家…等) の運命を決することをしっかり認識する。

 (イメージ例 ⇒ 「ミノルタ」vs「キヤノン」 & 似た者同志であったにもかかわらず明暗を分けることになってしまった「老いていくのを待つだけの同級生・同期生」 vs 「正反対の人物」、歴史的大転換期に道を誤りがちな権威に代わる新権威を確立しよう!)

●舵取りの巧拙は、各セクターが下記図式の行動を採れるか否かによって決まることをしっかり認識する。

 (置かれる環境動向の特徴を正しく認識する+個性的才能を引き出す性格診断を受ける) ⇒ 各セクターが有利になれるような進路を設定する ⇒ 各セクターの能力とその使い方の適切な調整あるいは再構築を行う。

 セクターが人間ではなく、地方自治体・国家…等の場合は性格診断ではなく、体質診断となります。(組織の体質診断が大事である理由 ⇒ 『新事業開発には企業年表の作成・分析を』)

●マスコミ情報等から得られる全セクターの動向に興味を持ち、得られた情報に対して「なぜなのか?」「だからどういうことが言えるのか?」といった具合の伸びやかな分析的・合成的推理を行い続け、「個人・企業・地方自治体・国家等の舵取りの基本は同じである」と言い切れるようになることを目指す。

 特定のセクターに偏ることなく全セクターに精通する努力を日常的に行うことによって得られる複眼の持ち主でなければ、どのセクターの行動計画であっても絵に描いた餅になってしまうのです。(関連記事 ⇒ 『複雑な問題の核心を見抜くことができない実態』)

 組織に所属する個人の目線が欠落した組織運営ビジョン、自分の特徴の活用・育成に結びつく大きな隙間市場を目指さない個人ビジョンのことを考えてみてください。上記したことに納得されるのではないでしょうか。(自分の特徴の活用・育成に結びつく大きな隙間市場を目指す個人ビジョンの創り方 ⇒ 『人生再構築プロジェクト』)

 「勝ち組」であり続けたいのであれば、『総合的判断の必要性に全く気づかない経営者』を反面教師にしなければならないのです。なぜなら、

 マスコミ情報等から得られる全セクターの動向に興味を持ち、得られた情報に対して分析的・合成的推理を行い続けることは、脳力の持続的強化を可能にするからです。(理由 ⇒ 『構想力・独創力の強化には、ジグソーパズル思考の修得を』)

 したがって、脳力の持続的強化に成功するためには、「疑問や悩み事を持つ ⇒ 問題意識を持って世の中を幅広く学問する ⇒ 総合的考察の結果として独自の見解や問題解決策を創る」という図式の習慣醸成が必要になります。

 但し、上記の図式を実現させる努力は環境変化の逸早い察知を可能にする研ぎ澄まされた感性・習慣の壁を打破する勇気・臨機応変の行動力を引き出す知恵の3点セット入手に結びつきませんと、詰め込み式教育と似たようにものになってしまいかねません。(3点セット入手を確実にする具体策 ⇒ 『ワタナベ式問題解決へのアプローチ』の適用)

●会議の内容を録音したもの、雑多な関連資料を独創的な構想に大化させる役割を積極的に演じる。

 会議の内容、雑多な関連資料をただ単に整理・編集するだけでは駄目です。ブレークスルー発想をして、独創的な構想にまとめ上げるのです。平凡な部材・素材をはっと息を呑むような鮮やかな建築物にしたり、音符をうっとりするような名曲にしたりするのと同じことなのです。ここに必要になるのが徹底的なジグソーパズル思考です。

 『ジグソーパズル思考』は自らの記憶の総動員をも伴います。したがって、下記図式が副産物として得られるようになります。

 記憶力が見違えるほどよくなる ⇒ 次回のジグソーパズル思考の質が向上する ⇒ 『80歳代に脳力のピークを迎える』人生航路を歩むようになる。いいかえれば、老後不安・年金不安のない人生が可能になる。

 上記の行動指針を読み、「そんなことをしなければならないと考えただけでめまいがする」と言う方が少なくないでしょう。この気持ちはよく分かります。仕事に打ち込めば打ち込むほど精神的・時間的な余裕がなくなるからです。でも、必要性は認めるはずです。どうしたらいいでしょうか? 好きこそものの上手なれの世界に入ることです。(詳しくは ⇒ 『どうしたら新創業の壁を乗り越えることができるか?』)


歴史的大転換期に道を誤りがちな権威に代わる新権威を確立しよう!─

 資本主義は景気のアップダウンを伴いますので、全てを市場に委ねる経済運営は下記の図式に結びつきます。

 将来不安が生まれる ⇒ 雇用が不安定になる ⇒ 耐久消費財の購入を躊躇する人が増える ⇒ 耐久消費財の普及が特定階級に留まる ⇒ 社会不安が生まれる。

 この図式を防止するために、資本主義国家に普く登場することになったのが公共投資を景気安定装置として使うことを主張するケインジアンです。そして、この主張の正しさは証明され続けられました。大別して二つの理由があったからです。

(理由1) 公共投資が国民に目覚しい便益を与えてくれた

 日本の地域社会に実際にあった典型的な例で説明しましょう。

 大きな河川によって分断されている地域社会がありました。この河川は景観の良さを与えてくれる半面、地域社会の経済発展を妨げていました。人やモノが地域社会の内外を自由自在に移動できなかったためです。・・・・・

 地元出身の国会議員の努力により、橋ができたために地域社会はすっかり活気づきました。公共投資が国民に目覚しい便益を与えてくれたのです。

(理由2) 公共投資は大きな経済波及効果を生み出した

 上記した橋を例にとって説明しましょう。

 橋の建設は回りまわって消費拡大を生み出し、経済の活性化に結びつきました。下記の図式を生み出したからです。

 橋梁業界が潤った ⇒ 建設資材の需要が拡大した (建設資材業界が潤った) ⇒ 鉄鋼の需要が拡大した (鉄鋼業界が潤った) ⇒ 建設資材と鉄鋼業界を支えている関連業界の製品・サービスの需要を生み出した ⇒ 日本人ほぼ全員の懐が豊かになった。

 公共投資は工業化の大きな余地がある限りは国民の生活を豊かにしてくれる魔法のような威力を持っていたのです。ケインジアンがわが世の春を謳歌し続けてきた背景にはこういうことがあったのです。

新時代が要求するブレークスルー発想を行わず「枠内思考」に留まってしまう日本のエリートの実態
 時代が変わり、ケインジアンは肩身の狭い想いをすることになりました。公共投資万能時代が終焉を告げたからです。日本の悲劇はこの時に始まりました。このような時代認識を持つことなく公共投資が乱発されたからです。(背景とイメージ例 ⇒ 『投資効率極悪な公共事業が継続されてきた』)

 政治家の中で経済通ナンバーワンと当時言われていた経済政策の最高責任者が「おかしいなあ、ケインズ政策が全く通用しない」と嘆いた時は取り返しのつかない状態になっていました。「年金不安」が大きく浮上してきたのです。

 「年金不安」という社会的大問題を引き起こした犯人は政治家だけではありません。日本のエスタブリッシュメントのほとんどは同罪です。なぜなら、財界・著名経済誌・著名エコノミストは当時の政権の経済政策を強く支持していたからです。

 このような集団暴走はこれが初めてではありません。国民を不幸の奈落の底に落とし込むことになった先の大戦の時も同様でした。時代認識の甘さ並びに構想・独創の不在の二つが合わさったために大悲劇が生まれてしまったのです。

時代認識の甘さとは何を指すのか?

 列車の機関車役を演じてきた産業が成熟したために世界経済は行き詰まってしまった ⇒ 列強による世界の分割体制の賞味期限が切れてしまった ⇒ “世界丸”の船舵は「分割」から「統合」に大きく切り替わることとなった。ところが、日本の指導層はこの船舵切り替えに逆らって大東亜共栄圏構想の実現に走った──、という図式を指すのです。

構想・独創の不在とは何を指すのか?

 国の舵取りを適切に行う中枢機能が実質的に存在しなかった ⇒ 近視眼的な部分最適志向をするセクショナリズムが蔓延した ⇒ 世界状況を見据えた国の舵取りを適切に行う中枢機能はますます遠い存在になってしまった ⇒ 世界の現実をないがしろにした近視眼的な部分最適志向をする特定セクション(軍部の強硬派)が実権を掌握した ⇒ 武力行使 (テロ行為) をちらつかせる形で言論統制が行われた

 ⇒ 「アジア支配を通じての自給自足体制確立は国内経済の行き詰まり打開の妙策である」と信じきってしまった発言力のある国民は「それいけどんどん」の状態になってしまった ⇒ 蔓延したセクショナリズムが収まることなく浅はかで無責任な世論に後押しされる形で先の大戦に突入した──、という図式を指すのです。

 関連記事 ⇒ 『デフレ経済の本当の理由内需拡大を阻む根本的原因の補足説明故・森嶋教授の嘆き 頼りがいのある自分になるか、パニックになるか…の選択の時期が間もなくやってきます

抜本的な対策 ⇒ 『“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることが生み出す効用の入手

エリート層に斬新な着眼力を注入しない限り日本の悲劇は終わらない
 年金不安を招いたずさんな公共投資拡大、国民の生命と財産を奪い取った太平洋戦争への突入 ── の二つは下記の図式に陥ってしまったことにおいて実によく似ているのです。

 追い詰められてしまった + 賞味期限が完全に切れてしまった方策を盲信している ⇒ 猪突猛進の精神状態になる ⇒ 『創造的統合戦略』なき行動に走る。

 悲劇が繰り返される根本的な原因はどこにあるのでしょうか? 日本の指導層に斬新な着眼がぽっかりと欠落しているからなのです。そして、懲りることなく今も同じようなことが繰り返されつつあります。(詳しくは ⇒ 『その場しのぎ』)

変革期に必要不可欠な斬新な着眼力が日本のエリートに育ちにくい図式
 同じ仕事に従事し続ける + 癒着体質が日本社会に染み付いている ⇒ 大きな失敗をしない限り社会的地位確立に成功する ⇒ 自分が置かれた社会環境を強く是認する ⇒ 日本社会に染み付いている横並び志向に取り込まれる ⇒ 自分の『性格と由来』を知らないと性格に振り回され、現実直視力を失いがちとなる ⇒ 慣性の法則が染み込んでしまう ⇒ 新時代が要求するブレークスルー発想を行わず「枠内思考」に留まってしまう。(対策 ⇒ 『シミュレーション・サービス』&『個性的才能を引き出す性格診断

金融資本の本来のあるべき姿
 話を元に戻します。歴史が進み、工業化限界時代を迎えることになりました。このような限界が近づくと必ず生まれるのが次世代技術です。

 この次世代技術を生み出す担い手は資本蓄積がないのがほとんどです。なぜなら、既存の製造大資本は「習慣の壁」や「自己侵食の恐れ」が災いして次世代技術の育成を躊躇しがちだからです。

 このような時に大きな期待が寄せられるのが金融資本です。なぜなら、金融資本は下記図式の中に位置しているのが本来のあるべき姿だからです。

 既存の製造資本からは大きなリターンは期待できない + 自身は自由自在に資金を動かすことできる ⇒ 大きなリターンを狙って次世代技術を生み出す担い手に資金を投下する。

 国家経済の担い手を円滑に交代させ、雇用不安をなくす。こういう役割を金融資本は担っているのです。

 ところが、金融資本の力が仮に十分あっても新産業が既存産業の成熟化に伴って発生する需要不足を補うようになるためには時間がかかります。新産業の前途には人間の習慣の壁等が立ちはだかるからです。

 こうなると、金融政策によって国民生活の安定化を図るしかなくなります。なぜなら、「公共投資に代わる景気調整役が必要不可欠である」「税制改革の自由度は低い。一方、金融政策は自由度が高い」という事情があるからです。

 かくして登場することとなったのが「次世代技術の担い手に多大なリターンを狙って資金を投下する勢力を伸張させなければならない」「景気調整機能は金融政策に委ねなければならない」と主張するマネタリアンです。

 それではマネタリズムを跋扈させるだけで経済を力強い成長路線に乗せることができるでしょうか? 「否」です。なぜなら、四つのことが指摘できるからです。

資本流通の野放しはアジアの通貨危機に結びついた。

金融緩和がバブルに結びつき、バブル崩壊は悲惨な状態を生み出した。

景気回復の大きな要因は超金融緩和ではなく仮需的性格が濃厚な輸出拡大である。(根拠 ⇒ 『世界経済の実態』)

C 日本経済の屋台骨である民間経済は旧態依然とした状態が残っている場合が多い。 (理由 ⇒ 『民間経済は中枢機能の麻痺が目立っている』)

 ケインズ主義とマネタリー主義の限界を乗り越えて経済を力強い成長路線に乗せるための秘策はないのでしょうか? そんなことはありません。日本の社会構造を蛸壺型社会からネットワーク型社会に転換させればよいのです。日本経済の戦後史がこのことを如実に物語っています。


 上記の主張に対して、「日暮れて道遠しである」という反論が大合唱されることでしょう。この反論は正しいのでしょうか? 「否」です。なぜなら、労働組合や全国の商工会議所 (商工会) の新しい活路になる施策の推進が一石二鳥の効果(雇用拡大/社会構造転換) を生み出す大きな可能性を秘めているからです。

 (このような第三の経済政策を提唱する論拠 ⇒ 『ケインジアン・マネタリアンを糾合できる斬新な経済政策を推進しよう!』&『雇用不安のない社会を実現させるための最優先課題は何か?』)

 上記したことの検証と肉付けを行い、必要に応じて公表して、「ペンは剣より強し」を実践しつつ、参加者が待ち受ける好機と脅威を逸早く認識することに貢献する。こういったことを狙うのが第三の経済政策提言フォーラムなのです。(好機と脅威を逸早く認識することのメリット ⇒ 『事を有利に運ぶための準備』)


斬新な着眼塾斬新な着眼塾の狙いは何か?は『日記を持ち込んで頂くだけで仕事・男女問題の達人への道を確実に歩めるようになります』に、斬新な着眼の必要性は『斬新な着眼とは何か?』に移動しました。


激変しているホワイトカラー環境
 人事・販売等のホワイトカラーの仕事もアウトソーシングの波に襲われる傾向が見え始めました。社内に根づいていたホワイトカラーの仕事が「国内の専門企業に移管される ⇒ 標準化が行われる ⇒ 低賃金を求めて開発途上国に移管される」という図式が英米の企業を中心に見られるようになってきたからです。

 したがって、米国のコンピューター・ソフトウェアーの開発に従事している人々の雇用不安を生み出した変革の嵐が他の職種にも広がることが必至となりつつあるのです。

 上記の傾向を「日本は別である」と言っていることは許されなくなることでしょう。なぜなら、経済のグローバリゼーションが進む一方だからです。


人間関係創造塾 (悩み解決を可能にする交渉の秘訣習得塾)

背景

 「先行きは不透明になる一方なのでほっとできる人間関係が欲しい」「様変わりした環境に合わせて色々なことを再構築しなければならない。そのためには、関係者の協力が必要不可欠だ」「敵対関係にある。しかし、決別は困難。となると、運命共同体になるような関係の創出が必要不可欠だ」といった具合に良好な人間関係を創り上げることの重要性が増しました。

 ところが、良好な人間関係を創り上げることが極めて難しい時代になりました。不円滑な人間関係は夫婦・親子・近隣・地域社会・子供同士・対教師・職場・取引先等多岐に渡っています。どうしてなのでしょうか? 主な原因は二つあります。

(原因1) 自信過剰の似非専門家が増える傾向にある。(詳しくは ⇒ 『伝統的な蛸壺型社会が進んでしまっている実態』)

(原因2) 義理よりも損得重視の人が増える傾向にある。(詳しくは ⇒ 『人間関係のあり方を様変わりさせる』)

 様々な分野で効果を発揮していた汎用的な対策が通用しなくなってきましたが、同じことが良好な人間関係の創り方についても当てはまるようになったのです。

●効果が薄れてきた汎用的な対策 : 良好な人間関係を築きたければ新しい空気を吸い込むために袋を空にするようにギブ (give) を先行させる。

●新時代が要求する個別的な対策 : 相手をとことん理解して連立方程式を解くようにウィン−ウィン (win-win) の関係を創造的に築く。

 上記したように良好な人間関係の築き方が様変わりしつつある。このことが人間関係創造塾を考え出すに至った背景にあります。

目的

 夫婦・親子・近隣・地域社会・子供同士・対教師・職場・取引先の人間関係を良好にするだけではなく、企業再構築・新規事業開発・市場開発を成功に導くことも交渉として一括して捉えた、幸せな人生に結びつく人間関係創造のための4ステップ・アプローチを具体例に基づいて習得して頂きます。

 創造的交渉の秘訣習得は上記した直接的目的の達成に結びつくだけではありません。所得増をも可能にします。(理由 ⇒ 『「調査と構想を並行できる質疑応答力並びに思考の結果を適切に表現する力」、つまり適切なコミュニケーション能力は所得増に結びつきます』)


楽しい人生に結びつく人間関係創造のための4ステップ・アプローチ(創造的交渉の秘訣)
1 交渉事を円滑にするための土壌を創る

要点 : 感情傾向の適切化、納得できるあるべき方向の刷り込み
  
2 主張しつつ洞察・調査をする交渉を行う

要点 : 視野狭窄症や拘禁服着用症の原因となっている性格、要求受け入れを困難にしている生活基盤並びに盲点の相互理解(認識)と調整

3 共生関係を生み出すビジョンを創る

要点 : 性格に振り回されるのではなく乗りこなすことをも可能にする創造的統合戦略の策定 (斬新な着眼に基づいたロードマップがありさえすれば、簡単なものでもOKです)

4 新しい行動がスムースに採れるようにする

要点 : 共生関係を生み出すビジョンに沿った行動を確実に引き出すための駄目押し(この必要性と具体策の例 ⇒ 『「やらなくては…」と思っても行動が伴わない人が沢山いますが、なぜでしょうか?』)

渡辺高哉の実績 ⇒ 人を円滑に動かして所期の目的を達成する能力

運営要領&費用 ⇒ 新創業研究所のサービスご利用案内


個性的才能を引き出す性格診断こそが日本経済再生の根本的対策である

魅力的な投資先の決定的不足、官民共に世界最低の投資率…となっているのはなぜか? 日本経済は自らを力強く牽引する力が大幅に不足しているからです。

世界経済の実態

 世界経済の安定的成長のためには、先進国の脱工業化と開発途上国の工業化が並行することが必要です。ところが、開発途上国の工業化の急進展に比べて先進国の脱工業化が大きく遅れています。このことは日本について特に言えます。この背景に2005.11.21付けの『斬新な着眼不在が日本の本格的再生を阻んでいる (日本人の現状1)』が2010.1.20現在でもほぼ通用する実態があります。

 こういう場合、世界経済のデフレは深刻になる一方になってしかるべきです。ところが、下記の図式が支えとなって、世界経済は大恐慌に陥らずにすんできました。

 米国が赤字を拡大している (米ドルの他国への供給が拡大している) ⇒ 世界的に過剰になっている供給能力の吸収・開発途上国の信用不安の予防が実現されている ⇒ 工業製品のなんと9/10が供給過剰に陥っており、ブロイラーのようになっている中国経済が支えられている ⇒ 中国経済の見かけの躍進が世界経済を辛うじて牽引している。(中国経済のとてつもない供給過剰の根拠 : March 20th 2004付け『The Economist』の『A survey of business in China』)

 ローラー・コースターが最上部を走行しているような状態になっているのが世界経済であると理解されてきたのです。しかしながら、世界経済の実態は良い方向での見直しが必要になりました。中国による世界経済牽引力が増強されるようになったからです。主な理由は二つあります。

企業の利益率が上昇している。設備投資統計には土地取得も含まれていたことが判明した。この二つが物語っているように中国の設備投資の過剰性は大幅に軽減した。

ヨーロッパとアジアとの交易が急速に拡大したために、中国経済のアメリカ依存度は大幅に軽減した。

 ところが、胸を撫で下ろしている期間は終わりました。上記図式の無理がたたって『
世界金融危機』が勃発して世界経済は未曾有の大不況に陥ってしまったからです。そして、日本が一番深刻な状態を続けているのです。「日本経済の回復が一番早いのでは」という当初の楽観論は吹き飛ばされてしまったのです。その結果、魅力的な投資先の決定的不足、官民共に世界最低の投資率…という事態を招いているようなのです。(2010.1.20追記

なし崩しの習慣 ⇒ 現実直視力の剥奪 ⇒ エアーポケットへの陥落 ⇒ 魅力的な投資先の決定的不足、官民共に世界最低の投資率 ⇒ エアーポケットからの脱出の困難化 ──、という悪循環に気づかなければならない

 一流経済国の地位から滑り落ち続け、「今や後進国」と言われるほど落ちぶれてしまった日本を再生するための処方箋はいくらでも書くことができます。例示すると、次の通りです。

解決すべき問題 創造的問題解決策
R&D投資を拡大しても業績がそれに応じて伸びないことが明確になった 非価格競争力の抜本的強化支援事業全体を一括して捉えた独創的な構想が日本の企業、ひいては日本経済再生のメイン・エンジンにならなければならない
成長が見込める新しいサービス事業の開発が容易ではない「日本は先進国」と言っていられない時代が忍び寄ろうとしている 経験の浅い人材でも高質のサービスを提供できるようにするノウハウの理論モデル化

 上記のような創造的問題解決策を講じさえすれば日本経済は力強く浮上するでしょうか? 「否」の可能性が大です。なぜなら、次のような悪の連鎖にはまりこんでしまっている度合いが極めて高いのが日本の社会だからです。

日本人の殆どがなし崩し主義に陥っている理由と影響
 『日本的集団主義』の影響を強く受けている ⇒ その場しのぎの体質が骨の髄まで染み付いている ⇒ 複雑問題解決に必要不可欠な『斬新な着眼』力が培われない ⇒ 環境に合わせてころっと変わってしまうことがほぼ常態化する ⇒ ほぼ常時密着している人間以外は信用されにくい ⇒ 『デフレ経済の本当の理由にあるように情報ゾーンが固定化されてしまうので、エアーポケットの中に閉じ込められしまう

 ⇒ 自分を客観視できなくなり、『性格に振り回されて現実直視力を失う』 ⇒ 『事なかれ主義の仕組み』が放置される ⇒『日本は世界最低の起業率に追いやられている & 『過剰同調圧力』 や『“井の中の蛙”症候群』にさらされる ⇒ 『民間経済は中枢機能の麻痺が目立っている』や『個人のパワーが大幅に不足している』となる。

 
差し迫った重要事についての決断を避け、成り行きに任せるなし崩し主義。これは個人の突出した行動が生み出す軋轢を回避でき、かつ問題が自然に解決できるので、通用することもありました。(具体例 ⇒ 『政策が後手に廻った本当の理由』) しかしながら、このようなことを可能にした古きよき時代は完全に終わったことを肝に銘じなければなりません。

 日本経済は高度成長を成し遂げた成功要因が失敗要因に転じたままの状態なのです。いいかえれば、悪しき体質が残ったままなのです。(詳しくは ⇒ 『脱集団主義の時代』 / 諸悪の根源は日本的集団主義である (アジア太平洋戦争の考察結果))

先進国中ダントツのサラ金経済。にもかかわらず、最悪の相対的貧困率 ── これが地盤沈下し続けた日本経済の産物である

 世界経済を支えている中国経済の前途は全面的に楽観できるわけではありません。なぜなら、過剰流動性はバブルとその崩壊という日本経済の悲劇を再来させる危険性が大だからです。サブプライム・ローン問題が勃発したこともあるので、中国経済との付き合い方が大きく問われるのです。この問題意識を持って『日中融合は不可避であることを認識しよう!』を読んでください。

日本の窮状(事前必読コンテンツ ⇒ 『世界金融危機の真相』)
 上記リンク先の記事を読むことにより、アメリカが北朝鮮と国交回復に向けた交渉を急いでいる理由が見えてくるはずです。

 『サブプライム・ローン』問題をきっかけに不況がひたひたと押し寄せつつあるアメリカは東北アジア経済の開発に活路を見出そうとしているのです。

 そして、東北アジア経済開発が生み出す主な商機をアメリカに流れ込ませるための布石は着々と打たれています。日本の建設業が中国内で事業を拡大することを困難にする制度がアメリカの働きによって発足済みであることが代表例です。

 日本の指導者達が性格に振り回されままの状態で『臨機応変力』を失っていると、

 『大変化に無策であったことが悲劇に発展した日本の製造業』の教訓を全く生かせていない救いがたい人々であった」と後世の歴史家に厳しく糾弾されることでしょう。(関連資料 ⇒ 『有名だが視野狭小の医師達に振り回された少女の悲劇現象』)

 右と下に掲載した図表が示すように日本経済は深刻な事態に陥りつつあることを忘れてはならないのです。

 この図表の背景にある原因をひとつだけ挙げなさい。こういうことが要求されたならば、「日本国内における設備投資の効率が極度に悪化しているからだ」と迷わず答えるでしょう。


 「まさか?」と思われる方に新規設備投資が生み出す成果の日米比較をすると、日本はアメリカの約半分しかない」といったような専門家筋の指摘がある(The Economist Feb.23rd 2008の29頁)ことをお伝えさせて頂きます。


資料:09113号『日経ビジネス』


資料:080926付け『毎日新聞』
 

 上記の悲観論に対して「悪いことが続いた後には良いことが起こるのが世の常。心配することはない」という反論が出されるかもしれませんが、この反論は成立しにくいでしょう。なぜなら、次の図式が実現される可能性が大きいからです。

 (小渕内閣が景気対策で大量発行した10年国債』の満期償還がやってくる ⇒ 2002年度から進めてきた「買入消却」が加速される ⇒ 国会審議を経る必要のない特別会計の予算規模が膨らむ ⇒ 日本経済の将来不安が加速される ⇒ 長期金利がじりじりと上昇する ⇒ 日本経済の足が引っ張られる)+『「日本は先進国」と言っていられない時代が忍び寄ろうとしている ⇒ 『2011年年金崩壊/2030年までの日本国のタイムスケジュール』にあるような深刻な状態になりかねない。


日本経済を辛うじて支えているサラ金経済の実態 (貨幣価値下落路線が待ち構える日本
経済)
事前必読コンテンツ ⇒ 『世界金融危機の真相』)


出所:100213付け『朝日新聞』
 「タミフル汚染、河川調査」という新聞の見出しが目にとまり、「もしかしたら」と思い、本文を読んだら「日本は世界のタミフルの7割を消費するという推計がある」ということでした。「やはり」だったのです。この事実と管財務大臣が「来月(2010年3月)から消費税論議を」と言い始めた背景にある、待ったなしの国家財政危機の根は同じです。この説明をしましょう。

 日本が世界のタミフルの7割というとんでもない量を消費するに到った背景には次の図式がありそうです。

 (その場しのぎの習慣が染みついている ⇒ 考え抜く習慣とはほぼ無縁の生き方になる ⇒ 自立と創造の力が養われない) + 新型の豚インフルエンザの恐ろしさが流布される ⇒ 恐怖に耐えられない人が登場する ⇒ 横並び現象が蔓延する。一番の予防策は健康管理であるにもかかわらず。

 考え抜く習慣とほぼ無縁の生き方は「総需要の大幅不足 ⇒ マスコミの後押しを受けて安易な公共事業の拡大 ⇒ 財政赤字拡大」という図式にも結びついたのです。

 タミフルの場合も「不足、厚生労働省の怠慢」がマスコミで大いに喧伝されたのはついこないだのことです。 国家財政破綻の影響はアルゼンチンや夕張市がどのような状態になったかを考えれば分ることです。
 この予防のための消費税アップは国民のパワーアップを伴わない限りデフレスパイラルを深刻なものにして日本再生を不可能にすることでしょう。(関連記事 ⇒ 『日本経済はエアーポケットの中をもがくのみとなっている(日本経済の深層)』)

 「国民のパワーアップは可能なのか? 努力は実りあるものになるのか?」と思われる人が多いことでしょう。でも、これは杞憂にしかすぎません。異質ではあるが豊かな成長機会につながっている、がらがらに空いている高速道路が既に存在しているからです。マンネリズムからの脱出を急がなくてはなりません。小沢一郎疑惑騒動がコップの中の嵐であることに気づくことが第一歩です。(100215記)

出所:100307付け『朝日新聞』

関連記事 ⇒ 『先進国中最悪の相対的貧困率

社会保障ジリ貧。異質のチャンス拡大…という時代になったことを認識して、頼りがいのある自分になって不安との訣別を急ごう!

 皆さんは泥舟「日本丸」と共に大海に沈んでいくしかないのでしょうか?「否」です。なぜなら、グローバリゼーションと情報化の同時進展並びに金余りは個人や一企業の外にあるリソースの利用可能性を飛躍的に高めるので、「資産」がなくても「イノベーション力」があればOKであることを意味するからです。(関連記事 ⇒ 『どんな立場の人であっても閉塞状態と訣別して羽ばたけるようになります』)

 今の時代のイノベーション力とは何を指すのでしょうか? 物質文明が爛熟期を迎えていることを考えると、「新・珍・稀の追求力」ではなく、「既存製品・サービスのエンドレスのハイエンド化力」でしょう。美容師に例を採ると、「ヘアーカットする」ではなく、「あっと驚くような美を実現させる」ことが必要になったのです。

 ワーキング・プアーになりたくなければ、各職業分野におけるプロフェッショナルになることが必要になったことを理解しなければならないでしょう。そのためには、『「好きこそものの上手なれ」の世界に入ることが生み出す効用』を入手しなければなりません。

 上記の効用入手のために必要な『性格診断』は難しい交渉事を成功させるためにも必要不可欠です。なぜなら、相手の性格を理解した「人を見て法を説く」が如き対応があって初めて相手の心の琴線に触れることが可能になるからです。プログラム化に成功した『人を自在に動かす方法』は精緻になっているものの一般論に過ぎないのです。

 交渉力を持ったプロフェッショナルになるための努力は生き抜くために必要不可欠であるのみならず必ず実りあるものになります。(関連記事 ⇒ 『緻密な仮説に基づく調査能力が最重要なビジネス能力になる』)