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  衆知を生かして複雑問題を解決するための秘策     適切なジグソーパズル思考力が永遠の成長を可能にする
2011.12.17更新

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〔複雑問題解決の秘訣であるジグソーパズル思考 (断章取義) の勧め〕


       斬新な着眼なくしては活路が開拓できにくい時代になった

 世の中の複雑化に起因して様々な立ち往生状態が発生しています。このような事態を解決するためにはジグソーパズル思考 (知的アクロバット) をして総合的・創造的判断を行うことが必要不可欠です。このジグソーパズル思考力欠落の影響例を二つだけ挙げますので、事の重要性を認識してください。

●ジグソーパズル思考力欠落の影響例1

 情報収集が容易になった。にもかかわらず、国家・地方自治体・企業・個人が立ち往生状態から脱出できないでいることから生まれた「情報化社会の限界説」

 特別の人しか手に入らない情報がインターネットを使えば自由自在に入手できるようになったにもかかわらず立ち往生状態から脱出できない。こういう状態に遭遇して、ジグソーパズル思考力がないことが本当の原因であるにもかかわらず「情報化社会には限界がある」と言われようになったのです。

 難しい問題を相談され、時間をかけて創造的問題解決策 (智恵) を提示すると、「よく勉強しましたね。その情報は何処にあったのですか?」なんてことを言われてしまうことがよくあることから明らかなように日本はジグソーパズル思考、知的アクロバットとはかなり程遠い社会なのです。(関連記事 ⇒ 『閉塞状態の根本的原因は何か?』)

●ジグソーパズル思考力欠落の影響例2

 創造的問題解決策を創るためには知識・情報は多ければ多いほど好都合である。にもかかわらず、大量の異なる意見を浴びせられると、頭が混乱してしまう「氾濫情報弊害説」

 問題解決に役立ちそうなことをできるだけ沢山しゃべったり、資料を提供すると、「頭が壊れてしまう」と悲鳴をあげてしまう人がほとんどなのです。関連情報は多ければ多いほど好都合であるので、「しめた。ぞくぞくするなぁ」とならなければならないにもかかわらず…。

 情報化社会の限界や氾濫情報の弊害を云々する人は「自分にはジグソーパズル思考力がない」ことを告白しているようなものなのです。

 ジグソーパズル思考力を身につけた人は筆者もそうですが「新規事業や新商品開発に成功したい」「陥ってしまった立ち往生から脱出・躍進したい」といったような明確な問題意識を持ちさえすれば、入手した雑多な情報に接して思わずにんまり…してしまうものなのです。

 上記した二つの例から導き出される結論は、情報化社会を生き抜き勝ち組になるために肝に銘じるべきことが二つあるということになります。

(肝に銘じるべきこと1) 情報は集めるだけでは駄目です。ジグソーパズル思考の素材として情報を使いこなす脳力を培わなくてはなりません。このような脳力の持ち主が情報活用術の達人です。情報をせっせと集めてきちっと整理して保管する人がいますが、ジグソーパズル思考力を強化しないと、収集した情報は宝の持ち腐れとなりかねないのです。

(肝に銘じるべきこと2) 情報活用術の達人になるだけでは駄目です。強烈な問題意識を持って事に当たらなくてはなりません。なぜなら、そうすることによって、「洪水のように氾濫する情報の中に身を置く ⇒ 必要な情報の方から飛び込んでくる」という図式が実現できるからです。(強烈な問題意識の重要性をイメージして頂くための例 ⇒ 『新規事業開発のための調査・構想の達人になる秘訣』)


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 ジグソーパズル思考 (知的アクロバット) は複雑さが増す一方の時代を有利に生き抜くための切り札なのです。このことをより深く理解して頂くための説明を更にさせて頂きます。

     も く じ
断章取義 (ジグソーパズル思考) こそが情報活動の切り札である
断章取義 (ジグソーパズル思考) 力は新需要創造・非価格競争力強化の切り札になった
適切な断章取義 (ジグソーパズル思考) 力が永遠の成長を可能にする
複雑問題の創造的解決にも断章取義 (ジグソーパズル思考)が必要である
立ち往生状態からの脱出・躍進に成功するための条件
ジグソーパズル思考力を身につけるために忘れてはならないこと


断章取義 (ジグソーパズル思考) こそが情報活動の切り札である

 新曲に接して、「どこかで聞いたことがあるところがあるなあ…」と思わない音楽愛好家はいません。同じことが新製品・新サービスにも当てはまります。社会が成熟化してしまったために、完全に新規のコンセプトは存在しなくなってしまったからなのです。だから、なかなか大ヒットするものが生まれなくなったのです。

 それでは消費者は過去の曲・製品・サービスに満足しきっているのでしょうか? 「否」です。なぜなら、満たされれば満たされるほど、心の奥底に個性的な欲求が渦巻いてくるようになるからです。旅行が良い例です。団体旅行の経験が重なると、旅行の良さを認識するとともに、お仕着せのサービスでは飽き足らなくなります。しかも、満たされているが故の「脱日常感を楽しみたい」というニーズが湧き上がり、個性的な旅行を楽しみたくなるものです。

 このような厳しい事業環境の中にあって、画期的な新技術がなくても大ヒットする新曲・新製品・新サービスは東京ディズニー・ランド(シー)がそうであるように、いずれも鮮やかな「複合融合型のコンセプト」です。

 極論すると、森羅万象の独創的組み合わせによるコンセプト開発が成熟時代には要求されるのです。

 但し、ただ単に組み合わせが独創的であるだけでは事業として成功することは困難です。事業として成功するためには、

需要と供給の断絶があるものを探す目的の調査を幅広く行う。(独自の主張を創る準備をする)

「これだ!」と思えるコンセプトをひらめき的に発想する。いいかえれぱ、ブレークスルー発想する。 (独自の主張を創る)。

ブレークスルー発想したコンセプトの構成要素として調査結果並びに既知の情報・知識を用いる。(独自の主張の構成要素に調査結果並びに既知の情報・知識を用いる)

 からなる3ステップの作業が必要になります。 ── このステップの作業のことを「断章取義(ジグソーパズル思考)」と言うのです。

 カジュアル・ウェアー分野では後発のユニクロが短期間で業績を急拡大させるという離れ業をかって演じることができたのは、実は「ジグソーパズル思考」による商品並びに経営のあり方でのコンセプト開発が当たったからなのです。

 (ごく簡単な例が欲しい方 ⇒不況の中に企業の新成長機会が潜んでいる米軍基地再編成は大きな果実を生む先行投資になり得る中国はアメリカ依存型経済からの転換を始める)

 上記「3ステップの作業」を行うことが適切な成果を生むことに確実に結びつくのでしょうか? 「否」です。適切で好きな道を歩むことによって身につく世の中のできごとからチャンスやピンチを見抜けるようになるための秘訣がないと、作業は徒労に終わることを覚悟しなければなりません。旺盛な問題意識、鋭い勘は創造の母なのです。

 上記「3ステップの作業」がなければ、独創的コンセプト開発はできないのでしょうか? 「否」です。脳細胞間のネットワーキング力が優れていれば、一瞬にして出てくるひらめきを詰め抜くことでも可能です。(関連記事 ⇒ 『脳細胞間のネットワーキングが円滑にできる』) 但し、このような芸当ができるようになるためには次の図式を実現させることが必要になります。

 適切で好きな道を歩む ⇒ なんとしてでも成し遂げたい思いが強くなる ⇒ 「ああでもないこうでもない」と考え抜くことが多くなる ⇒ 知恵の源である脳内シソーラス機能の充実と胆力の源である海馬の強化が進む ⇒ チャレンジ成功度合いが高まる ⇒ 「繰り返しの快」を味わいたくなる(もっともっとの心境になる) ⇒ 博覧強記の人生を歩むようになる ⇒ 異変を物ともしない“波乗り”人生を可能にする臨機応変力が身に付く。

  (ジグソーパズル思考結果の例 ⇒ 『私共が難問を創造的に解決する際の思考様式(例)』)

 ジグソーパズル思考力強化は後回しにして「大きな隙間創造力」「世の中を支配するロジックの変化洞察力」を身につけて閉塞状態から脱出したい。このように願う方への朗報 ⇒  『人生・仕事・人間関係の岐路に役立つクイックコンサルティング



断章取義 (ジグソーパズル思考) 力は新需要創造・非価格競争力強化の切り札になった

 革新的な技術・製品・サービスを開発・提供し続けることができさえすれば、企業間競争に勝てる時代は終わり、その代わり、

 大型の隙間市場を洞察・発見する ⇒ 超ハイブリッド型の独創的な新規事業構想を提起する ⇒ この構想実現要素として既存の経営資源を位置づける ⇒ 不足があれば新規調達する──、という図式の行動が必要な時代が到来しました。

 (大型の隙間市場の例 ⇒松井証券のネットビジネスへの進出第2の由布院町を目指そう米軍基地再編成は大きな果実を生む先行投資になり得る)

 環境変化からチャンスを鋭く見抜き、独創的な事業構想を提起できるジグソーパズル思考力が企業経営成功の鍵になったのです。

上記したことのやや詳しい説明 ⇒『アメーバー的事業展開の呪縛からの脱出が急がれる…の補足』)


適切な断章取義(ジグソーパズル思考) 力が永遠の成長を可能にする

 ジグソーパズル思考には限界がないのでしょうか? ジグソーパズル思考力を強化するための投資は採算が取れるのでしょうか? 無限の可能性を秘めています。したがって、想像を絶する大きな採算が期待できます。主な理由は四つあります。

(理由1) 人間には新需要の源泉である環境変化適応力がある

 動物の中で意図的な環境適応力があるのは人間だけです。だから、人間は他の動物と違って絶滅することがないのです。ここに、「環境が変化する。あるいはしそうである ⇒ 生存の拡大と恒常性の維持のための新しい需要が生まれる」という、人間ならではの図式発生が可能となるのです。

 人間ほどビッグチャンス・新成長機会を生んでくれる存在はないのです。

(理由2) 環境変化は一段と激しくなる

 上記の図式は環境が変化しないと実現しようがありませんが、果たしてどうなのでしょうか?心配無用です。なぜなら、二つの環境変化が一段と発生しやすくなっているからです。

環境変化1 ── 量産・量販型工業化の限界がもたらす、心の奥底にとぐろを巻くがごとき個性的需要 (例:激しい運動に相応しい、栄養豊富・消化良好のスポーツ弁当に対する需要等)

環境変化2 ── 新技術の登場が刺激する新型の需要 (例:テニス等のビデオゲームのために開発した擬音や動きを実現させる技術を使っている手術訓練システム、豊富な良質の水がなくても半導体製造を可能にする新技術等)

 環境不透明は厄介なことではなく、ビッグチャンス・新成長機会を生んでくれるのです。

 但し、ビッグチャンスを有利にものにするためには、可能性が拡大した異変待ち受けを前提とする構想力・独創力が必要になります。

(理由3) 新需要は拡散しやすくなる
 
 上記のような2方面からの需要が生まれても、人が孤立して生活していますと、新しい需要の拡散効果が期待できなくなります。この点はどうなのでしょうか? 心配無用です。なぜなら、

 インターネットの普及、人間の群れ本能が生み出す大都市への人口集中傾向 ── この二つが「他人と差をつけたい」「他人を模倣したい」…という本能に火をつけるからです。

 ネットワーク型社会の到来はビッグチャンス・新成長機会に満ち溢れた巨大市場の形成を容易にするのです。

(理由4)
技術シーズの源泉は無限になる

 
上記の説明は個性的需要は止めどもなく生まれることの理解に結びついたことでしょう。問題は止めどもなく生まれる個性的需要を満たす技術シーズにいずれ限界が生じるかもしれないことです。しかしながら、このことは杞憂に過ぎなくなることでしょう。なぜなら、

 Nanotechnology、Biotechnology並びにInformation Technologyの結合が技術シーズの源泉を無限にするだろうからです。

 技術の分類学的パラダイム(理論的枠組み)から多様性と融合性のパラダイムへの転換がウォークマン的製品の域を超えた、個性的需要に対応できる製品やサービスを無限に生み出すことを可能にするのです。但し、見えにくいものが見えたり、気づきにくいことに気づくことを可能にする鋭い直観回路の持ち主の登用・育成が必要です。(関連記事 ⇒ 『ビッグ・チャンスを狙う時代になったことを認識しよう!』)



複雑問題の創造的解決にも断章取義 (ジグソーパズル思考) が必要である

 
成熟時代の難しさは複合融合的なコンセプト開発が必要であるだけではありません。あちら立てればこちら立たず…というジレンマを感じたり、あるいは能力・制度・心理上の障害があることがしばしばです。

 このような立ち往生状態を解決するためには、表面化している問題を一つ一つをこね回すだけでは駄目です。「関係者から忌憚のない意見を収集する ⇒ 収集した意見に基づいてジグソーパズル思考の達人がブレークスルー発想をする ⇒ このブレークスルー発想の結果を忌憚のない意見を出した関係者が肉付け・検証する」という3段階アプローチ、いいかえれば、独創的なコミュニケーションが必要なのです。


衆知を生かして複雑問題を解決するための秘策
── 閉塞状態から必ず脱却できるようになります ──

改良・改善を積み上げたり、スクラップ&ビルドをする従来のやり方が通用しにくくなった (留意事項1)

 知識経済時代の到来を受けて情報活動がきわめて重要になり、社会の全セクターが情報活動に熱心に取り組むようになりました。にもかかわらず、骨折り損のくたびれもうけになったり、大損害を出したり、改革が進まない場合が少なくありません。この主な状態は四つあります。

「個人でも大組織に劣らない情報収集力を持つことができる時代になった」と勇みこんで収集した情報を眺め、取捨選択するだけでは問題解決策が見つからない。

環境不透明時代に適応すべく現場の意見を吸い上げて経営に反映させるための試みが行われても徒労に終わってしまう。

「やっと問題解決策が見つかった」と実行に移すと、大きなリスク発生が待ち構えている。(例 ⇒ 東北新幹線「はやて」のずさんな事業計画等から考える巨額の赤字を出した三菱重工の事業再構築のあり方から考える大局観と洞察力が不足した積極策は事態悪化に結びつく)

「大きな物語」から「小さな物語」の時代になった ⇒ 多様な利害が噴き出した ⇒ 一方を重視すると、他方の不満が生じてまう。(例:TPP推進に対する農業者の猛烈な反対)

 上記のような状態になってしまうのはどうしてなのでしょうか? 改良・改善を積み上げる従来のやり方が通用しにくくなったからです。様変わりした環境には様変わりした情報活動が必要になったのです。

斬新な着眼の有無が問題解決策の質を決める (留意事項2)

 上記した三つの状態に陥ることのない情報活動のあり方。これを創造性の高い提案書作成のために必要な手順に当てはめて説明しましょう。

 早めに目次を作成する ⇒ 作成した目次を念頭に置いた調査をする ⇒ 目次を作成しなおす ⇒ 自らの記憶並びに調査結果に基づく総合的考察を行い、次々と文章化・図表化する。

 提案書の作成で一番大事なのは、最初に作成する目次です。なぜなら、視点の質が調査の質を、調査の質が提案書の質を決めるからです。それでは何が視点の質を決めるのでしょうか? 超長期間鍛錬し続けることによって初めて身につけることができる鋭い直観回路の作動を前提とする「思考の三原則」(全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)適用力がものを言います。

 (関連記事 ⇒ 『豊富な経験が無力であることが少なくない複雑な問題の核心を見抜くことができない実態』)

調査手法のナンバーワンは問題解決型会議である (留意事項3)

 上記した鋭い直観回路があるが故に詰めを要することにさっと気づく。そして、コミュニケーション能力があるが故に詰めるべことを詰め、問題解決策を発想する。これが問題解決型会議の理想的姿です。

 会議は臨機応変のピンポイント調査を心がけることにより、貴重な知識・情報の入手を可能にしてくれる。のみならず、創造的問題解決策の構想を可能にしてくれるのです。
(問題解決型会議の効果のイメージ ⇒ 『「経営者達は私もなんとなくそう思っていた」等と言い出した』)

議論内容を素材に用いてリーダーが単独でジグソーパズル思考を徹底的に行って問題解決策の大筋を創る (留意事項4)

 
閉塞状態に陥っているのは『内需拡大を阻む根本的原因の補足説明』にあるような状態から抜け出すことができないからです。新たに支配的になっているロジックに気づき、対応できていない。このことが問題解決の試みをエアーポケットの中でもがいているような状態にしている。これが閉塞状態の実態なのです。 ── このような状態から抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか? 費用vs効果を考えると、次の4ステップを踏むことを勧めます。

私共が社内埋没資料から業績拡大策創出(仮説1)結果を質問付きで文章化して相談企業側に送付。

相談企業側が独自に選定した社内の各分野の代表者による上記の熟読 ⇒ 選定された社内の各分野の代表者と私共がプロフェッショナルQ&Aプロフェッショナル・シミュレーション ⇒ 私共が仮説1の検証と肉付け&企業体質と挑戦精神高揚策の洞察 ⇒ 業績拡大策(仮説2)を策定し、質問付きで文章化して相談企業側に送付。

上記の結果に基づいて私共が業績拡大策(仮説2)を策定、質問付きで文章化して相談企業側に送付。

C 相談企業側が独自に選定した社内の各分野の代表者による上記の熟読 ⇒ 選定された社内の各分野の代表者と私共がプロフェッショナルQ&Aプロフェッショナル・シミュレーション ⇒ 私共が仮説2の検証と肉付け&企業体質と挑戦精神高揚策の更なる洞察

上記C基づいて私共が業績拡大策を完成させて相談企業側の社長に送付 ⇒ (経営幹部全員がCの録音を繰り返し聴取した上での完成された業績拡大策の熟読 ⇒ コンセンサス形成がスピーディな企業に変身へ) + 必要に応じて社長のカンフル剤

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複雑問題解決のために衆知を生かした例
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渡辺高哉とはどんな人物なのか


立ち往生状態からの脱出・躍進に成功するための条件

 ジグソーパズル思考が適切に行えるようになった。その上、強烈な問題意識を持って事に当たる。これだけでは駄目な複雑問題も中にはあります。二つの条件が加わった場合です。

あちら立てれば、こちら立たず…といったように矛盾する目的を同時に達成しなければならない。
目的達成のためには冷静な理性にプラスして激しい感情が必要である。

 
どうすればよいでしょうか? 下記の図式が実現できるように工夫を凝らしてシナリオ化された問題解決策を入手することです。

 「何とかしなくてはならない…と悩みに悩む ⇒ よしこれだ!と思える行動目標が見つかる ⇒ どんな支障があってもやり遂げよう…と心の奥底から思い込む ⇒ 当事者の手足が目標に向かって自然に動くようになる。

 「そんなうまい方法があるのだろうか?」と訝しく思う必要はありません。ワタナベ式問題解決へのアプローチを適用して創造的統合戦略を入手すればよいのです。実はこれが立ち往生状態からの脱出・躍進に成功するための条件なのです。

 当事者の粘り強い行動と相手の協力を引き出すためには、彼我の性格と歴史的立場に合うように動機付けを行うことが必要であることは言うまでもありません。さもなくば、悪しき結果に結びつく行動目標になってしまいます。(具体例 ⇒ 『悲劇の人生の裏に臨機応変力のなさがある』)


ジグソーパズル思考力はインターネット時代の切り札になる

 ライブドア・スキャンダルやマンション耐震強度偽装事件が如実に示しているように日本的集団主義が通用する時代は完全に去りました。「勝ち残りたい」「弱者から強者に転じたい」と願う企業・個人はどうしたらよいのでしょうか? ジグソーパズル思考力の重要性を大きくクローズアップさせる下記の図式をしっかりと受け止めることです。

企業がサバイバルのために受け止めなければならない図式

 「利益のための経営計画」から「成長のための経営計画」への転換しなければならない + 「日本は先進国」と言っていられない時代が忍び寄ろうとしているR&D投資を拡大しても業績がそれに応じて伸びないことが明確になった + 膨大な個性的需要が潜在するようになった ⇒ 顧客が抱える問題の創造的解決策提起を通じて新成長機会を創造しなければならない ⇒ 構想力・独創力を売り物にするコンサルタントがもてはやされるようになる。

個人がサバイバルのためにに受け止めなければならない図式

 (技術革新とグローバリゼーションが進展する ⇒ 変化が早くなる ⇒ 「学歴」よりも「学習能力」の方が遥かに重要になる) + インターネットの普及は「情報収集力」より「情報活用力」の方を遥かに重要にした ⇒ 打ち出の小槌のような情報処理機能が垂涎の的になる。(詳しくは ⇒ 『構想力・独創力を身につけることを最優先させよう』)


斬新な着眼に基づいたビジョン経営を志向しなければならない
 「ジグソーパズル思考力と構想・独創力の違いは何か?」という質問が当然出ることでしょう。分かりやすい例で説明しましょう。成長分野に成功裡に進出する秘訣をお読みください。

 パンや総菜しか扱っていない食品メーカーが異変待ち受け経営を志向して汗や唾液を「検体」に使って人間の健康状態や残された寿命を判断する「総合検診システム」の開発を成功に導くことを企てる。こういうことを可能にするのが構想・独創力。この総合検診システムのような独創的な到達目標の設定を可能にするのがジグソーパズル思考力です。

 成熟社会の中にあって抜きん出た存在になるために求められている、洞察力・独創力を強化する方法がジグソーパズル思考なのです。

 ここで強調させて頂きたいことがあります。構想・独創力、ジグソーパズル思考力のいずれにおいても事を有利に運ぶために異変待ち受けを可能にする先見力が必要不可欠です。なぜなら、悪化しているR&D投資の効率はこの先見力次第でいくらでも良くなるからです。

以上のことを要約します。

 成熟時代において成功を収めるためには大きな隙間市場(具体例 ⇒『松井証券のネットビジネスへの進出』&『第2の由布院町を目指そう』&『米軍基地再編成は大きな果実を生む先行投資になり得る』)を発見し、これをものにするためにロードマップを創り上げる。こういうことを継続できなければなりません。

 そのために必要不可欠なのが「異変待ち受けをする ⇒ ジグソーパズル思考をする ⇒ 構想・独創する」ということができる才覚です。一言で言えば斬新な着眼力が成熟時代において成功を収めるための切り札なのです。


ジグソーパズル思考力を身につけるために忘れてはならないこと

 ジグソーパズル思考力を身につけるためにはその効用を知る。つまり、上記したことが記憶に留まる。これだけでは不十分です。「複雑問題解決策をなんとしてでも考え出したい」と強く思い込む必要があります。ところが、そうなりにくい人がほとんどです。なぜなら、日本的集団主義にどっぷり浸かった生活してきたために、その場しのぎの習慣が染み付いているからです。 ── どうしたらいいでしょうか? 次の図式を実現させることです。

 自分の性格に合った人生・仕事を選択している ⇒ 「好きこそものの上手なれ」の世界の中で生きている ⇒ 難問に遭遇しても逃げることなく真正面から取り組もうとする。

 したがって、ジグソーパズル思考力を身につけたい人にとっては、個性的才能を引き出す性格診断を受けることは「急がば回れ」の道です。

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