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2016年5月22日掲載

閉塞状態=環境変化不適応…です
── 適切な枠外思考の達人を目指そう! ──

閉塞状態から脱出するための秘策は「知的アクロバット」と呼ぶに相応しいジグソーパズル思考だ



環境変化適応力の重要性を認識しよう!

環境変化適応力が決まる仕組み

環境変化適応力をつけるためのその他留意事項 ⇒ 必要とされる人材・取引先は過去と今後では大きく異なる結婚難の背景にも空回りの努力があることに気づこう!


あなたの潜在能力が宝の持ち腐れになっていることに気づこう!

 工業化が限界状態に達し、知識・知恵経済の時代になるに伴い、付加価値生産性に占める役割は機械設備よりも人間の方が遙かに大きくなりました。(理由 ⇒ 市場の本音を見抜くことが必要不可欠になった日本の活路は拡大する異質のチャンスを睨んだ脱工業化である )

 にもかかわらず、労働分配率は低くなってしまいました。どうしてなのでしょうか? 労働市場の世界的な統合が進む中にあって多くの働く人が長らく続いた次の図式から抜け出せないままでいるからです。

 規格型製品の大量生産・販売が可能であった ⇒ (機械設備の質・量が付加価値生産性を決める度合いが大きかった + エスカレーター人事が横行した) ⇒ 働く人は個性的能力を磨くことよりも滅私奉公することの方が強く求められた ⇒ 市場性豊かな能力を持った働く人は例外的存在となってしまった。

 低い労働分配率に貢献している平凡な働く人の付加価値生産性は引き上げる余地があるのでしょうか? 大いにあります。なぜなら、「ほとんどの人は潜在能力のなんと2%程度しか使われていない」という通説の背景には閉塞状態から脱出できないことがあるからです。


閉塞状態の根本的原因は何か?

経営統合による収益回復は困難な時代になった
出所:091214付け『日経ビジネス』
関連記事 ⇒ 『百貨店は時代に遅れた企業経営の本質を理解していない社長

 自分の性格と由来を知らない ⇒ 性格を乗りこなすことができず衝動強迫に振り回される ⇒ 現実直視に基づく行動力を失う ⇒ 人間関係がウチとソトに明確に分けられている実態が見直されない ⇒ 似た者同士の付き合いが支配的になっていく ⇒ 現実直視力強化のために必要不可欠な“助っ人”を登用しようとしない ⇒ 新しい見方ができなくなっていく

 ⇒ 脳細胞の再編成が遅々として進まない ⇒ 『老害発生の仕組み』にはまる ⇒ 世の中を支配する新しいロジックに適応できない ⇒ 適切な知的アクロバットができない ⇒ 臨機応変力が欠如する ⇒ チャンスを逸したり、ピンチに陥ったりする ⇒ 先が見えない閉塞状態に陥る。

 先が見えない閉塞状態に陥る期間が長引くと、心身のフレキシビリティーが失われ、次の図式にはまってしまいます。

 精神的に大きなショックに耐えることができなくなる ⇒ 防衛本能が働いて逃げ込むようにうつ病になる or 自殺する o r 生命維持装置が機能不全に陥り、ガンや動脈硬化になる or 秋葉原17人殺傷事件の犯人のように人格障害者になってしまう。

 価格競争からの脱却を可能にする新成長機会を企業が掴めない。新たな活躍の場を出遅れてしまった人が掴めない。人間関係が悪化してしまった状態から抜け出せない。昔は容易だった同意形成が困難になってしまった ── 等の閉塞状態に悩まされる人が多くなったのは、

 上記の図式にはまってしまっている。いいかえれば、コツコツと努力することは得意だが、知的アクロバットが不得手…という日本人一般の特徴に原因があるのです。

 下記の記事は企業・地方自治体・個人にも当てはまることです。枠内思考から脱却して適切に知的アクロバットをしない限り、各セクターは国と共に没落していくしかないでしょう。

資料:2008年12月2日付け『毎日新聞』

文科省が09年より実施する「キレル」構造研究は税金の無駄遣いになることでしょう
重大な機会損失を招く無駄な投資の背景に鋭い直観回路の欠如があることに気づこう!

 引きこもりや「キレル若者」など対人関係が問題化していることを受け、文部科学省は来年度から、人間の社会行動やコミュニケーションに関する脳の機能や構造を特定する研究に乗り出す方針を固めた。脳のある部位の変化や個人的特徴が、行動などにどのような影響を与えるかを示す指標を作り、問題行動や社会性障害の予防や治療につなげることを目指す。(080819付け『毎日新聞』)

 この新聞報道が事実であれば、文科省のこの方針は新たな税金の無駄遣いを生み出すことでしょう。なぜなら、この面での私共の研究成果はこの新聞報道の用語を生かした説明をすると、次のようになることを示しているからです。

 (性格に振り回される人生を送ってきた ⇒ 先行き不透明時代を生き抜くために必要不可欠になる臨機応変力が欠如する) + 先行きがどんどん不透明になる時代になった + 互助を可能にしてきた共同体が急速に崩壊傾向に向かっている ⇒ 人生が不順調になり、その状態が続く

 ⇒ ストレス回避本能が働き、脳のある部位の変化や個人的特徴が生まれ、二つの岐路(引きこもりになる / ストレスが溜まり、一触即発の状態になり、「キレル若者」になる)に結びつく。(私共の性格診断力 ⇒ 『孤独の賭け』から学ぶ実例が物語る性格無知の悲劇集

 文部科学省が採ろうとしている方針は旧経済企画庁が「日本経済がバブル化した原因を全力投入して解明する」と息巻いていたことと実によく似ています。(旧経済企画庁批判の根拠 ⇒ 『バブルが発生した本当の理由』)

 多くのエリートを抱えた文部科学省と旧経済企画庁が上記したような体たらくになってしまっているのは、前述した悩み事の根本的原因の犠牲になっているからでしょう。これは他人事ではありません。日本のほぼ全セクターが似たような状況に陥っているからです。

 (根本的原因 ⇒ 『臨機応変の全体知の源「脳細胞間の円滑なネットワーキング力」の欠如』 / 証拠例 ⇒ 泥舟「日本」の実態と背景 成長が見込める新しいサービス事業の開発が容易ではない民間経済は中枢機能の麻痺が目立っている個人のパワーが大幅に不足している受身の人生が不幸に結びついている新時代が要求するブレークスルー発想を行わず「枠内思考」に留まってしまう日本のエリートの実態 )


閉塞状態から脱出するための秘策は何か?

 (生き抜くために新しいライフスタイルが必要になることを認識する ⇒ 努力継続力の源「適切で好きな道」を歩むことの必要性を認識する ⇒ 斬新な着眼の下に自分らしさを引き出す新創業をして明確な目標を持った人生航路にする) + 解決すべき難問がある ⇒ 「知的アクロバット」と呼ぶに相応しいジグソーパズル思考が行われる。習熟すれば短時間で行われる知的アクロバットを敢えて手順化しましょう。

 その場しのぎではなく難問に真正面から取り組む ⇒ 記憶が総動員される ⇒ 「こうすればいいのではないか」「こういう情報が必要だ」といったようなインスピレーションが生まれる ⇒ インスピレーションを論理的に詰めたり、インスピレーションに沿った学習が行われる ⇒ 「知的アクロバット」と呼ぶに相応しいジグソーパズル思考が行われる。

 知的アクロバットの大前提は旺盛な問題意識なのです。この旺盛な問題意識を常に持っており、かつ脳内シソーラス機能が充実している人は課題が与えられれば、ごく短時間で知的アクロバットを行います。そうはならない普通の人が知的アクロバットを行うためには、次の手順を予め踏んでおく必要があるのです。

 生き抜くために新しいライフスタイルが必要になることを認識する ⇒ 努力継続力の源「適切で好きな道」を歩むことの必要性を認識する ⇒ 斬新な着眼の下に自分らしさを引き出す新創業をして明確な目標を持った人生航路にする。

 新創業をする時間などの余裕がない人は濃密なQ&Aサービスを受けることを勧めます。→マジカルパワーを持つ会議手法を開発して次々と驚異的な成果を挙げた

 この濃密なQ&Aサービスとして用意されているのがプロフェッショナルQ&Aポジショニング手法プロフェッショナル・シミュレーションです。いずれもワタナベ式問題解決へのアプローチが基本になっています。

知的アクロバットの具体的イメージ例
閉塞状態脱出ヒント集超困難な新規事業の成功米軍基地再編成は大きな果実を生む先行投資 / 「アメリカのイラク侵攻は暴挙であった」は間違いであるしかし、アメリカの大義を追求する方法は稚拙であった僅かな公開情報から複雑な全体像を推理した具体例新成長機会を地球的規模で創りだすことは可能である 洞察と知的アクロバットが創造的な問題解決や予測を可能にする

 なお、知的アクロバットができる人であっても自分の性格と歴史的立場を知らないばかりに衝動強迫に振り回される。こういうことになると、様変わりした環境変化に適応できなくなってしまうことに留意する必要があります。(具体例 ⇒ 安宅産業時代、憧れのニューヨーク駐在員を棒に振った悪循環の夫婦関係がフィードバック回路を奪った自分の思い通りに事を運ぼうとして墓穴を掘った能力の補完を行うことなく新分野に進出した ))




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