[TRI] Total Renovation Institute 新創業研究所(古河イノベーションセンター)
〒306-0024 古河市幸町4-31(来客用駐車場があります)→道案内
東京から乗換なしで60分前後の古河駅から徒歩13分です→鉄道路線図  

E-Mail: info@trijp.com
TEL 0280-23-3934

新創業研究所が掲載した数多くの有益コンテンツがGooleで第1位にランクされています

トップページ


脳力のピークは80歳代だ!
誇りある生涯現役の秘訣
青年期以降からでもその気になれば脳力が成長できる

  老害が発生する仕組み 日本の社会は老害発生の仕組みを作動させやすい
「高齢化=脳機能低下」とはならないことの科学的説明

 2023.1.25更新

  (2018年4月25日のTwittter)  
ドル安・円高をプラスにするシナリオは「社会保障費大幅削減を可能にする生涯現役社会を国家目標化→適切で好きな道を歩む国民輩出→対日本FDI拡大OK→日本の宿痾治癒進展→全セクター活性化→国民の将来不安払拭→投資&消費の拡大→経済が成長路線に→増税受入→財政再建」。

 年老いた人は働くことができない。のみならず、養護や介護の対象となる。したがって、高齢化社会の到来は悲観材料でしかない。これが通説でした。この通説を鵜呑みにして良いのでしょうか? 「否」です。理由は四つあります。

新時代を有利に切り開くために一番必要とされるのは独創的な構想である
独創的な構想は「旺盛な問題意識 + 鋭い直観回路潜在事象の発掘ジグソーパズル思考」によって実現される。
の質は経験度合いに比例する。いいかえれば、多々ますます弁ずである。
  人間理解のあるべきスタンスを確立していない。その結果、自分の潜在脳力をとんでもなく過小評価している。

 努力継続力の源「適切で好きな道」を歩み続けて挑戦精神が萎えないようにしさえすれば、高齢者の方が若者より活躍しやすいのです。独創的な構想はどうしたら強化し続けることができるのでしょうか? 数多くの人々を観察してきた結果からこの問題を考えてみましょう。

 脳力面での曲がり角は一般的に3度 (30才代の半ば、40才代の半ば、50才代の半ば) あります。この曲がり角を境に脳力がぐんと伸びる人、逆に衰え続ける人が多いのです。

 加齢に応じて鋏 (はさみ) のように脳力の差が広がっていく根本的な原因は何なのでしょうか? そうです。人生に対する意欲の程度なのです。

 定年退職すると、どんどん衰えていき、死亡が早まる。こういう研究成果があるとのことですが、これが何よりの証拠です。気力が衰えると、脳力が衰える。すると、体力が衰える。体力が衰えると、気力が衰える・・・・・。こういう悪循環があるのです。(関連記事 ⇒ 『
意欲満々になるための定石がある』)

 某開発途上国の話ですが、抹殺したい人物がいるとします。周囲の者が「お前は役立たずだ」…と言い続けることによって、この人物の早期死亡に結びつけるのだそうです。この話は気力の源である生きる張り合いの重要性を物語るものである…と理解すべきでしょう。

 「超高齢の三浦雄一郎橋田寿賀子肉常食」を以て「肉食こそ長寿の秘訣!」と断じている()る有名人が居ますが、これは短絡的見解です。正しくは「明確な夢を追う人生 ⇒ 生涯現役へ ⇒ サーチュイン遺伝子の継続的活性化 ⇒ 老化抑止」です。

 このような加齢と脳力の関係を実証的に研究してデータにまとめたものがありますので、以下に紹介しておきます。


                     出典:渡辺高哉『高齢者の職業と職場』(有斐閣・ジュリスト総合特集No.12)
 上記の図にある「成功者」になれる秘訣があります。「性格と歴史的立場に響く動機づけをする ⇒ 今の立場を適切で好きな道にする ⇒ 努力継続力を入手する ⇒ 喜々として挑戦し続ける」が秘訣です。アルツハイマーの予防に成功すれば、上記図の右側にある「右肩上がり曲線」をもっともっと伸ばすことですら可能です

 (関連記事 ⇒ 『
心がスイッチ・オンとなったが故に努力継続力入手となった具体例 年齢の壁は幻にすぎない。明るく陽気に己を鍛えよ 元旋盤工の児玉隆夫さんが大阪市立大学の学長になれたのはなぜなのでしょうか?「健康回復→脳力大幅アップ」のために思い切った引っ越しをしました』)

 80~84歳の人のなんと60%が心身共に健全で、知力を要する立場で社会的に活躍している人ほどこの傾向が強い──、というアメリカにおける最近の調査結果がありますが、これは上記したことを裏付けるものです。日本においても90才を大幅に超えているにもかかわらず脳細胞が増えた事実が報告されています。80~84歳で脳力が急に低下する原因であるアルツハイマー病の予防は可能です

 中村桂子さんは2009年5月3日付け『毎日新聞』の中でリータ・L・モンタルチーニ著『老後も進化する脳』について次のような書評を載せています。

 ・・・・・精神活動は、老年期、そして人生の最後の時期において、まったく新しい能力の発揮されうる分野。・・・・・その中でも重要なのが創造性であるとして、とくに老年にそれを発揮した実例として、ミケランジェロ、ガリレイ、ラッセル、ベン=グリオン、ピカソの五人をあげる。・・・・・

老後の悲惨さ回避を可能にする積極的な人生が必要不可欠になってきている

(2023年1月25日Twitter)  
「80歳超=老いぼれ」か否かは心がけ次第。「挑戦意欲低下→脳細胞間の円滑なネットワーキング力低下→アイデア創出力衰退→而今の人生とは無縁→応援したくなる魅力欠如」「個性的欲求噴出時代+生涯現役は万人の憧れ→超高齢になっても創造力豊かな人を応援する人存在」故。(参考資料→脳力革命の秘訣)

 にもかかわらず、80歳半ばを過ぎてから脳力が急落してくる原因はアルツハイマー病です。しかし、この病は適切な食生活を送ることによって予防が可能です。→食生活の戒め

陳腐化した枠内思考の源「老害」が発生する仕組み
  (2016年7月5日のTwittter)  
我国が「情報鎖国」(高遠菜穂子さん)なのは、日本文化「人間関係の固定化→老害発生→世の中の幅広い学問軽視→情報ゾーンの固定化」故。その先には「方向音痴→時代を読み間違えて没落」が待っている。この典型がダイエー創業者故・中内功氏だろう。
http://www.trijp.com/approach/sfa01-1.shtml
実質的社会主義体制が日本に深く根付いている ⇒ 人生・経営の舵取りをせず漂うような生き方になっている ⇒ モーツアルト効果とは無縁になる ⇒ 真の頭の良さの源「脳細胞間の円滑なネットワーキング力」の強化が進まず劣化していく ⇒ 古い脳科学「加齢に応じて脳力は劣化する」を信じるようになる ⇒ 脳力進化の源「進取の気性」の維持・強化が困難になる ⇒ スキームの陳腐化が進む ⇒ 予測制御できないことが急増する

 ⇒ 環境変化に眼を背けるようになっていく ⇒ マンネリズムに支配されざるを得なくなる ⇒ 脳細胞間の円滑なネットワーキング力が一段と劣化していく ⇒ 思考硬直化現象が深刻な状態になる ⇒ 複雑時代の切り札「鋭い直観回路」を身につけることが絶望的になる ⇒ エアーポケットの中でもがくのみとなってしまう ⇒ 頑迷さが目立つのみとなる ⇒
深刻化した閉塞状態が待ち受ける


 実質的な社会主義体制が適切に機能していた時代が長く続いていましたので、舵取りをせず漂うような生き方をすることが常識でした。ところが、この常識が通用しなくなりました。互助を可能にしてきた共同体が崩壊しつつあるからです。しかも、頼みの綱も見つけにくいのが実態です。→いわゆる専門家を含む権威筋は様変わりした環境に適応できていない著名エコノミスト達の誤判断「経済が成熟しているのに成長戦略は馬鹿げている」は陳腐化した枠内思考の所産である


 固定観念に陥ることなく柔軟な発想ができる。これが老害とは無縁の人生を送っている人の特徴です。壁掛けの冷暖房機の断熱材が剥がれてしまい、騒音発生。これへの対応のための応答を例に挙げましょう。

 ベテランの修理技術者「接着しても駄目だった以上は断熱材を交換するしかありません。でも、持ち上げると天井にぶつかってしまうので、冷暖房機の分解という大変な作業が必要です。どうしましょうか?」(最近行った室内リフォームの影響で天井の一部が僅かに低くなってしまっていたのです)

 顧客「技術革新に伴ってもっと強力な接着剤が出回っているはずです。目的に合うものを探してください」

 ベテランの修理技術者「分りました。社内にはありませんので、探してみます」(目的に合う接着剤が見つかり、問題は解決しました)

 この顧客の柔軟な発想の背景には、「新しいものの見方をするのが常である ⇒ 脳細胞の再編成が常時行われている ⇒ 脳細胞間ネットワーキングが良い」という図式があるのです。

 この図式が実現されていれば、固定観念にどっぷり浸かっているが故に発生する、次のようなとんちんかんな態度は起こらないのです。

 中国人スタッフが「超大型冷蔵庫が家庭でも必要」という提言をする。すると、日本人スタッフは中国々内の事情(家は広く、買い物が不便)を考慮することなく、「超大型冷蔵庫は業務用」とそっけなく答える。


 「昔は長期的視点に立った経営をしてきた。ところが、今はその面影がない」ということに多くの日本企業が没落してきた原因を求める向きがありますが、これは誤りです。なぜなら、長期的視点に立った経営をしてきた背景には次の図式があったからです。

 追いつき追い越す目標があった ⇒ 実績のあること、具体的なことを「カイゼン」を加えて実現させることですんだ ⇒ 不得手な新しいものの見方をする必要がなかった。

 「若者も年寄りもモチベーションが落ちてきた」ということがよく言われますが、この表現も表面的過ぎます。過去の延長線上に新成長機会が見当たらなくなったために、実績のあること、具体的なことに「カイゼン」を加えるという得意技が使えなくなったことも大きく影響しているのです。(関連記事 ⇒ 『大多数の日本人が世の中を支配する新しいロジックに適応できない理由日本人の保守性の弊害と理由』/ 新成長機会発掘力の強化が最優先課題になった理由)


 必要不可欠になった「自分で適切に舵取りをする」ためにはどうしたらよいのでしょうか? 自立と創造力を強化することです。そのための手段も用意されています。→ ワタナベ式問題解決へのアプローチポジショニング手法

 日本の社会は老害発生の仕組みを作動させやすい 2015.11.17記
  周りの人を観察してください。環境変化に適応するための積極的舵取りをせずマンネリズムに支配されている人が殆どであることに気づかれることでしょう。この背景には次の図式があるのです。

 村落共同体の伝統が日本モデルを自然に根付かせた ⇒ ウチとソトに明確に分かれた人間関係の中で生きることになった ⇒ (自己否定感に結びつく異俗を排除しがちとなった ⇒ 集団が同質化することとなった ⇒ 新思考の源「記憶の再編成」は行われにくくなった) + 恩も恨みも代々受け継がれるようになった + 和を保つために曖昧な決着が行われがちとなった

  ⇒ 白黒を明確にする決着が避けられがちとなった ⇒ 遭遇する難問解決のために考え抜く習慣とは無縁になりがちとなった ⇒ 真の頭の良さ「脳細胞間の円滑なネットワーキング力」を身につけることが困難になった。

 上記したことは新時代に役立つ人材の育成、地方創生のあり方に対する問題提起として受け止めてください。閉塞状態から脱出するためには知識や知恵ではなく、臨機応変力強化のために創造力の注入が必要なのです。(具体例 ⇒ 『閉塞状態から何としてでも脱したい。なのに、方策が見つからない方のためのサービス


「高齢化=脳機能低下」とはならないことの科学的説明
 頭の良し悪しを決めるのは脳細胞の数ではなく、加齢に応じて増える可能性があるグリア細胞が作る神経伝達物質です。しかも、このグリア細胞は神経細胞を作るだけではなく守ってもくれるのです。

 したがって、脳細胞が加齢に応じて減ることは気にする必要は全くないのです。齢を重ねる時に気にしなければならないのは、グリア細胞を増やすことに結びつくように齢を重ねているかどうかなのです。(関連記事 ⇒ 『脳細胞間の円滑なネットワーキング力』)但し、気力を充実させる工夫を凝らす際に留意すべきことがあります。

 早朝のジョギング等には「血流が良くなる ⇒ 活力が漲った状態で一日をスタートできる ⇒ プラス思考できる ⇒ 好機を呼び込むことができる」という図式実現のプラスがあります。しかしながら、このような生活を長期に亘って続けると、「交感神経が自然に目覚める前に過剰反応する ⇒ 良質の睡眠が得られにくくなる ⇒ 自律神経の疲労が回復しない ⇒ 疲れやすくなり、心筋梗塞などになる」という図式の待ち伏せを受ける危険性もあります。

  (2018年3月31日のTwittter)  
財政破綻危機下の人生百歳時代。必要性急増の生涯現役を可能にする「挑戦力維持」の敵「自律神経が目覚める前の心身酷使&体温の過度調整→自律神経の過剰反応→身体深部の温度上昇→睡眠中の体温調整→寝汗→熟睡困難→自律神経の疲労回復困難→スタミナ切れ」の回避が必要。http://www.trijp.com/chiryoku80/chi01.shtml

 上記の図は「80才台半ばから急速に知力が低下する」ことを示していますが、「、アルツハイマーに罹る率は65歳~74歳で3%、85歳以上で47%となっている」というアメリカでの調査結果と関係しているのでしょう。但し、これは宿命ではないと理解する必要がありそうです。なぜなら、100才を超えても医師兼病院長職を務めていた日野原重明さんのような人物例があるからです。

 渡辺高哉の母親も89歳の時に骨粗鬆症が原因して大腿骨を損傷して車椅子生活になるまでは心身共すこぶる健全でした。

アルツハイマー予防方法
 ジョギング程度の軽い運動をすると、肝臓でIGF-1という脳の神経細胞を成長させる物質ができます。アルツハイマーで主に障害を受ける部分は記憶などを司どる海馬ですが、この海馬が軽い運動などで活性化して、ここにIGF-1がピンポイントで働くことがわかりました。(筑波大学 征矢英昭教授)

食生活の戒め
 上記したことに付け加えなければならない大事なことがあります。「DHAやクルクミン(カレー粉に含まれている)が豊富な食品を摂取する ⇒ アルツハイマー病を引き起こすβアミロイドの除去に結びつく」ということを認識しなければなりません。カレーを常食するインド人にボケ老人が殆どいないことが何よりの証拠です。(筆者は商社マン時代にインドに住んでいたことがあります)

 挑戦的人生を送り続けても脳力が80歳を超えて暫くして急降下するのはアルツハイマー病が原因していると考えられます。いいかえれば、脳に溜まるβアミロイドを除去し続けることができれば、死亡直前に脳力のピークを迎えることができるかもしれません。

 以上の説明に対して、「高い知力を保っていても高齢になると敬遠されてしまうことが多い。だから…」と反論する人がいるかもしれません。そして、この反論はあながち否定できません。なぜなら、高齢になるにつれて伴いがちな二つの危険性があるからです。

身の程知らずの強い自尊心が生じやくなる ⇒ 共同作業が不円滑になりかねない。
突然死の確率が高まる ⇒ リスクをかけた仕事が中途半端になる度合いが高まる。

 でも、よくよく考えますと、上記二つの危険性は杞憂にすぎない、と言いきれます。なぜなら、は継続的な脳力強化を怠ってきた高齢者に言えることであり、ウルトラ・ナレッジマネジメント体制の趣旨を生かした経営を行うことにより未然防止できるからです。

 以上述べたことの生き証人は83歳になっても脳力が未来に向けて進化し続けている筆者です。(参考資料 ⇒ 『絶好調を維持しながらの生涯現役の人生が可能である』)

結論
 国が財政破綻寸前に追い込まれているために急増している年金・老後不安払拭策の決め手は生涯現役の人生を送れるようにすることです。したがって、退職金や年金を今から心配している新入社員、もっと深刻な気持ちに襲われている中高年者は人生の舵取りを「不安におののく」からイメージを刷新して「知力を鍛える」に切り替えなければなりません。(知力の鍛え方 ⇒ 『イノベーション力注入サービス』)

  (2018年5月7日のTwittter)  
国民皆保険危機は「右肩上がり経済→国は頼りがいある存在→ぶら下がり体質醸成→放縦な飲食生活→医薬業繁盛」の所産。処方箋は「人間理解のあるべきスタンスの確立→脳力の進化→自分が好きになる→自主的未病管理→プロフェッショナル輩出→生涯現役が常識化→財政再建」。
http://www.trijp.com/vision/3-2.shtml#humasn-misunderstand


「後悔の多い人生を送ってきたので今更…」と思われる方は『負けても堂々と再出発できる時代がやってきた』をお読みください。「環境が様変わりしたので、やり直しができる」と思われることでしょう。

個人ビジョンを適切に策定したい。ついては方法論の詳細を知りたい…と思われる方は『成長の4条件』をお読みください。今の立場を適切で好きな道にすることの重要性を改めて強く認識されることでしょう。

知力も気力もすっかり衰えてしまったので何とかしたい…と思い、貴重な助言を受け入れた。しかし、行動が伴わない ── こういう状態に陥ってしまった方は『若々しい脳力復活 (若返り) の支援』をお読みください。「今だったら間に合う」と思われることでしょう。


 新しいことに挑戦し、成功し続ける一生になるための秘訣をお読みください。そうすれば、以上述べてきたことに納得できる筈です。



80歳代に脳力のピークを迎える人生が送りやすくなった



▲トップ トップページ