新創業研究所
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【斬新な着眼】


悔いなき人生はどうしたら実現できるか?
― 人生を生け花に見立てることである ―


日本的集団主義が諸悪の根源になっている
                                        2006.2.5 (2006.12.11緑色部分追記)

受身の人生が不幸に結びついている(日本人の現状4)

企業が栄え民が滅びつつある

世間知らずが若者から夢と希望を奪っている

 「どうしてニート現象が生まれたのか?」という問いかけに対して、「生きがいのある目標がみつからないから…」とか「働きがいのある仕事が見つからないから…」といったような同情的な反応は間違っています。この理由を説明してみましょう。

 2005.5.5付け『朝日新聞』に掲載された右の図表を見てください。ニート拡大の主犯は「不況等の経済状況」であるとしているのは間違いなのです。主な理由は二つあります。

(理由1) 世界的に統合されつつある労働市場の中で日本の若者が敗退した。その結果がニート現象を生んでいる。

(理由2) 労働力の質的向上を伴う日本の産業構造の高度化があって始めて景気が回復する。したがって、景気が回復しても脳力・能力が強化されない若者の雇用環境は厳しい。

 二つの図式がクロスした結果がニート現象を生んでいるのです。

日本人の給与水準は中国等の開発途上国に比べて高い ⇒ 日本人は付加価値の高い仕事をしなければならない。

漫然と生きてきたために付加価値の高い仕事ができない ⇒ 色々な意味で機械化しにくい単純労働にしか就職機会が残っていない。

 すでに気づかれた方もおられると思いますが、上記したことは「適切な視点を確立してからアンケート調査票を設計しなければならない」という教訓を残しています。様変わりした環境には様変わりした調査が必要なのです。

新時代におけるアンケート調査の鉄則
「思考の三原則」(全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)を適用した、徹底的な議論の結果に基づいて適切な視点を確立してからアンケート調査票を設計する。そのような時間的余裕がなければ、斬新な着眼力のある人物の助言を得ながらアンケート調査票を設計する。

相変わらずの横並び志向が民を奴隷状態に追いやっている
 
 2005.10.24付け『日経ビジネス』に掲載された右の図表を見てください。企業と従業員の明暗がくっきりと分かれています。この結果は民の資産状態にも反映されています。家計部門に残る金融資産が始めて前年より実質的に減ったからです。(日本銀行の03年の資金循環統計)

 一方において労働強化が行われています。「このままでのペースで働いたら、身体をこわす」と正規社員の6割近くが考えていることが、独立法人「労働政策研究・研修機構」の調査で分かったのです。(2005.5.8付け『朝日新聞』)

 企業が栄え民が滅びつつあるような実態がどうして生まれたのでしょうか? 「省力化投資 + 非正社員の割合の急拡大 ⇒ リストラ ⇒ コストダウン ⇒ 中国ブームを活用しての外需拡大」という図式のなせる業なのです。

 様変わりした環境に企業は適応できている。ところが、従業員はニートになってしまった若者同様に適応できていないことがこのような実態に結びついるのです。

 グローバリゼーションと情報化の進展は人的資源をも巻き込む形で“一物一価”現象を生み出している。にもかかわらず、日本は横並び志向にどっぷり浸かった平均的人材が相変わらず満ち溢れている。いいかえれば、ほとんどの日本人は代替可能な存在であるために、価格支配権がない (賃金引上げ力がない)。となれば、従業員が企業の搾取対象となっても仕方がないことなのです。

横並び人生から脱出して賃金引上げ力を持ちたい方
斬新な着眼で過去を活かす新創業

「日本は先進国」と言っていられない時代が忍び寄ろうとしている 2006.12.11緑色部分追記

 横並び志向にどっぷり染まった日本人は寒気を覚えなければならないことをお話しましょう。

 『The Economist January 21st 2006』の70頁に掲載された右の図表を見てください。開発途上国が昔日の面影を急速に取り戻しつつあります。イギリスで始まった産業革命の前は開発途上国が世界経済の約8割を占めていたことは何を意味するのでしょうか? 次のように解釈すべきでしょう。

イギリスで始まった産業革命に乗ったかどうかかの違いが先進国と開発途上国の色分けを決めたに過ぎない。

グローバリゼーションと情報化の進展が技術的キャッチアップを容易にしたことを考えると、開発途上国が大挙して先進国の仲間入りをする日は遠くない。

 「日本の技術がなければ中国の輸出産業は成り立ちにくいことを考えると先進国・日本の地位は安泰だ」と楽観される方は、世界の大学ランキングで北京大学が東京大学よりも上位に位置している上に、中国の大学進学希望数は約800万人。この内半分しか入学できない。そして、大学卒業生の半数しか就職できない…という事実を深刻に受け止めて考え直す必要があります。なぜなら、エリート層に限ってのことですが、

 中国の方が日本よりも競争社会の度合いが強い ⇒ 中国人の方が日本人よりも学ぶ力が上である ⇒ 中国人の方が日本人よりも激しい変化への適応力がある──、という図式が前途に待ち受ける可能性が大だからです。

 日本を質的に上回る人材輩出の可能性が高いのは中国だけはありません。インドも同様です。というよりは可能性がより大です。なぜなら、同国は中国を2倍上回る数の高度能力を持った大学卒業生を2008年までに生み出すだろうと言われているからです。(資料:The Economist February 25thの26頁)

 話は変わりますが、「トヨタ自動車は世界一の製造企業である」と言っても過言ではなくなりました。それでは、このトヨタ自動車は国内市場でも事業として成功しているのでしょうか? 「否」です。販売量は世界全体の中で約6割を占めていますが、赤字なのです。米国で大きな利益をあげているので、世界一の製造企業になれているのです。

 トヨタ自動車ですら日本国内では厳しい事業展開を迫られていることは何を意味するのでしょうか? 日本は過去の延長線上を歩む限り企業活動をしにくい。こういう国であることを意味しているのではないでしょうか。その上に、上記した「開発途上国が大挙して先進国の仲間入りをする日は遠くない」ということがあるのです。

 
開発途上国が大挙して先進国の仲間入りした時、日本は超先進国になることができるでしょうか? 現状路線を歩む限り、「否」でしょう。なぜなら、超先進国になるために必要不可欠な新成長機会を発見・創造するために必要不可欠な広い視野に基づいて直観した結果を論理的に詰め抜く脳力。これがほとんどの日本人に欠落しているからです。この背景には、

 日本的集団主義にどっぷり浸かって生き続けきた ⇒ 性格に振り回されっぱなしの性格を送り続けてきた ⇒ 現実を直視して物事を深く考え抜く習慣がないに等しくなってしまった──、という図式があるのです。

 先行きがどんどん不透明になることは日本にとってチャンスです。なぜなら、成熟した産業基盤を生かしてジグソーパズル思考を臨機応変に行い、新成長機会を次々と創り出すことが可能になるなるからです。ところが、下記の図式実現が困難になっているためにこれが叶わぬ業になっているのです。

 現実を直視して物事を深く考え抜く習慣がなくなった ⇒ 斬新な着眼力が培われなかった ⇒ 新創業の理念とはほほ無縁の存在になってしまった。

 (関連資料 ⇒ 『超高速道路ががらがらに空いている状態であなたを待っている』&『ビッグ・チャンスを狙う時代になったことを認識しよう!』&『経験の浅い人材でも高質のサービスを提供できるようにする』&『性格は行動の原動力。
乗りこなして人生の勝利者になろう!


日本社会の盲目的な受け入れが民を悲惨にしている

日本社会の後進性を認識しよう

 企業が栄え民が滅びつつある中にあって社会経験を積むにつれて日本の社会を受け入れて生活・仕事をするしかないと思い込んでしまっている。30歳代の若者ですらこうなってしまっているのが目立ちます。問題を先送りしたり、ごまかしたり、嘘をついたりする「日本の三大悪慣行」を憤っていた新入社員が中堅社員になって「仕方がないよ」とすっかり妥協的になってしまうことがしばしばあることが良い例です。

 このような態度で奴隷のような状態から抜け出すことができるのでしょうか? 「否」です。次の図表を見てください。

2001.11.3付け「The Economist」の『A survey of the near future』の
6頁より転載
2005.7.23付け『The Economist』の64頁より転載

 日本社会の非解放性・封建制は先進国の中にあって群を抜いた存在なのです。これは企業活動にとって由々しき大問題です。なぜなら、このような非解放性・封建制は常識的に考えて下記の図式と裏腹の関係にあるからです。

 物事を合理的に考えることができにくい ⇒ 質・量の生産性を上げるために必要不可欠なコミュニケーション能力の大幅不足に結びく ⇒ せっかくのITを十分に駆使できない。のみならず、生産性革命の実現を困難にする。(補足説明 ⇒『コミュニケーション能力と所得は比例する』&『斬新な着眼が生み出す画期的対策の例』)

 前述したトヨタ自動車の国内販売は年間の国内総販売台数は1990年の777万台を頂点に、2005年は585万台と停滞。最盛期に比べて16パーセント下落し、1998年から600万台を割り込んだ状態が続いており、しかも、日本からの輸出は10~16%にしか過ぎないのです。この原因は日本国内における消費者の所得減・先行き不安等のみならず上記したような日本的集団主義の悪しき影響があることも否定できないのではないでしょうか。

 「狭い日本列島にモノが溢れているから日本の内需拡大が困難なのだ」と言われる方に申し上げたいことがあります。「首都の一極集中が進んでいるのは先進国の中では日本だけであるのはなぜなのか?」を考えて頂きたいのです。次の図式のなせる業なのです。

 日本的集団主義にどっぷり浸かってきた ⇒ 情緒的一体感を大事にする習性が身についている。と同時に論理的思考力が決定的に不足するに至っている ⇒ IT等の通信手段を使わない面談志向が強い習性が身につくに至っている ⇒ 企業集積のある地域に企業が更に群れる。

日本だけが首都の一極集中が進んでいることが問題である理由
東京一極集中が消費拡大を困難にしている仕組み

 以上の説明からお分かり頂けたと思いますが、前述した「仕方がないよ」とすっかり妥協的になるようなことは長期的には自らの首を絞めることに結びつかざるを得ません。したがって、日本の様々な悪慣行は徐々にであるとしても正していかなければならないのです。そのためには、仕事はうまくやるが大勢に決して流されないマイペース力を確立・維持する必要があります。(具体策 ⇒前述した『未来進行形の自己物語創造』)

日本社会の後進性に甘んじれば低所得、背を向ければ高所得が可能になる

           二つの図表を見てください。

2005.1.2付け『日経ビジネス』の14頁より転載 2004.3.1『日経ビジネス』の38頁より転載

 雇用環境が好転して、労働需給が逼迫してきた。にもかかわらず、みんな仲良く給与が引き上げられるというわけではないのです。どうしてなのでしょうか? 「グローバリゼーションと情報化が加速度的に進展してきた ⇒ 人的資源をも巻き込む形での“一物一価”現象がますます顕著になってきた」という図式の影響を受けているからです。

 「後進性の高い日本社会の中でどうしてこんなことが?」と訝しく思われる方は次の図式の下に仕事環境が大きく変わりつつあることを思い起こしてください。

 Eメールが普及した ⇒ 一人で直接コミュニケーションできる人の数が大幅に増えた ⇒ 経営階層数が実質的に減ってきた (伝統的なピラミッド型組織が崩壊してきた) ⇒ 個人の自由裁量権が拡大してきた。

 IT革命はEメールを普及させただけではありません。「情報収集力」よりも「情報活用力」の方をより重要にしました。(理由 ⇒『ジグソーパズル思考力欠落の影響例』) 上記したコミュニケーション能力と所得は比例するという事態が大きくクローズアップしてきたのです。

 高度のコミュニケーション能力を身につけさえすれば、個人が大きく羽ばたける時代になったのです。但し、上司をうまく使いこなす才覚が必要不可欠です。なぜなら、上記したような環境は平凡な上司の脳力・能力の不足をクローズアップさせることにも結びつくからです。「上司の頭が固いので…」なんてことを言っていることが許されない時代になってきたのです

高度のコミュニケーション能力を効率的に身につける方法
ワタナベ式問題解決へのアプローチ


日本的集団主義が重くのしかかっている

強く求められるようになった創造力とは何か?

 2003.1.4付け『朝日新聞(朝刊)』に掲載された右の図表 (主な大企業100社に対する調査結果) を見てください。「過去の延長線上を歩む限りは未来がない」という既に確立された常識を裏付けるものです。

 しかしながら、「具体的にどうすればいいのか?」と問われると迷う人が少なくないのではないでしょうか。このままでは人材養成の具体策が浮上しにくいからです。

 創造力の具体的内容を明らかにするために、人材の質が過去と今後ではなぜどう違うのかを図式化することから始めてみましょう。

(過去) 規格型製品の量産・量販が主流であった ⇒ 分業化・専業化・協業化という三化現象が生まれた ⇒ 個が埋没した。

(今後) 規格型製品の量産・量販が通用しなくなった ⇒ 三化現象の下に整斉粛々と仕事をすることが許されなくなった ⇒ 個の発揮が必要になった。

 個は「埋没」から「発揮」に転換しなければならなくなったのです。但し、個を発揮する際に配慮すべきことが二つあります。

日本人は合理追求の習慣が大幅に欠落しているので、単純な個の発揮は猪突猛進となり林郁夫現象に結びつく危険性がある。

世の中が複雑になったので、「あちら立てればこちら立たず」といったような状況の下で事を起こさなければならないことが多くなった。

 広い視野に裏打ちされた冷静さを持って個を発揮しなければならないのです。但し、これだけでは駄目です。なぜなら、産業界が追い求め続けなければならない新成長機会を掴み取るためには、二つの図式の合体が必要だからです。

図式1 : 強烈な問題意識がある ⇒ ひらめきが生まれ、新成長機会に逸早く気づく。
図式2 : 意識が目標に向かって明確になっている ⇒ 未知の世界に挑戦する勇気が生まれる。

 新成長機会を確実に掴み取るといったような大事を成し遂げることが創造力である。このように規定するのであれば、「創造力 = 広い視野に裏打ちされた冷静さ+よしこれだ。なんとしてでもやり遂げよう!…という激しい情念」なのです。

小さな勇気のなさが創造力の養成と発揮を妨げている

 前掲の「人材養成面で日本の大学をどう評価」の結果は上記した創造力を持った人材が大幅に不足している。これが日本の現状であることを日本の産業界が告白したようなものです。日本はどうしてこのような状態になっているのでしょうか?

  前述した「規格型製品の量産・量販が主流であった ⇒ 分業化・専業化・協業化という三化現象が生まれた ⇒ 個が埋没した」という端的な表現に示されている、長く続いた日本モデルの影響を受け続けてきた。その上、下記「三つの話題」が示しているように、様変わりした環境に翻弄されたままだからなのです

話題1 : 東京の私立大学で仏語を学ぶ21才女性 (図太さがない)

 パリへの短期留学は04年春。大学の交換留学を半年後に控え、あこがれの街で腕試しという軽い気持ちだった。ところが、着いた空港で早くもつまづいた。約束してあった迎えがない。学校やタクシー会社への電話では仏語が通じず、英語を使うはめに。登校初日は道に迷いクラス分けテストに1時間半遅れた。

 ・・・・落ち着くのは自室と学校だけで、雑踏や観光地はだめ。・・・・・帰宅した晩、母親に「留学は無理」と打ち明け、泣いた。・・・・・(2005.2.2付け「朝日新聞」の『在留日本人のパリ症候群』より転載)


話題2 : 「管理職なんてイヤ」という東京都の職員 (オタク志向が強い)

 2005.11.24付け『朝日新聞』に掲載されていた右の図表を見てください。意外な理由が秘められています。

 ある幹部が「深夜作業など仕事はとても熱心な部下が、試験を受けようとしない」と言うように、「がんばりたくないので、出世したくない」ということではないのです。

 試験を受けない理由を複数回答可で尋ねたところ、「管理職に魅力を感じない」「自信がない」との答えが、共に4割に上がっているのです。

話題3 :意欲の前に大きな壁が立ち塞がっている (閉塞感が強い)

 「うちの会社はサバイバルできているが、現状路線を歩む限りいずれ没落してしまう。必要不可欠な強力なリーダーシップを担える人物が社内に見当たらない。さりとて、自分がそのような立場になるのはとても無理」と中堅社員の多くが思い悩んでいます。ハムレットのような状態になっている人達は指示待ち族であると思いきや意欲的なのです。問題の深刻さが窺われます。


 大空が大きく広がっている。にもかかわらず、エアー・ポケットの中に閉じ込められたような状態が上記の例1・2・3だと言えます。無限の広がりを見せつつあるチャンスに背を向けるような状態になってしまっているのはどうしてなのでしょうか? 不幸なことに、二つのことが重なったためです。(原因と打開策 ⇒『現代社会の切り札入手をついつい怠ってきた』)


●第一の不幸 : 羽ばたき力を育てる生い立ちではなかった

 物質的に豊かになった現代社会に生きる日本人は下記の図式に嵌ってしまうことが実に多いようです。

 大自然と接する機会が大幅に減少した + 過干渉・過保護の親が多くなった ⇒ 内発的動機に基づく自己決定力が養われにくくなった ⇒ 経験したことがない世界・分野で活躍するために必要不可欠な勘と度胸が養われにくくなった ⇒ 未踏分野に積極的に挑戦する気概が生まれにくくなった。

 これでは経験したことがない世界・分野に「なんとかなるさ」と飛込み、予想していなかった困難を克服して目的を達成する逞しさは期待しようがないのです。したがって、話題1の女子大生は他人事ではない人が多いのではないでしょうか。


●第二の不幸 : 現代社会の切り札入手をついつい怠ってきた

 過去の延長線上を歩むことで事足りるのであれば、未踏分野に積極的に挑戦する気概がない人でも活躍できました。ところが、環境が様変わりしたために、多くの大人には下記の図式が待ち受けているのです。

 (社会全体が成長の限界という壁にぶち当たった ⇒ 役割が固定されがちとなった) + (世の中が複雑になった ⇒ 興味の範囲が狭まった) + (先行きが不透明になった ⇒ 長期展望をしなくなった) + (日本人は平均して他の先進国の人よりも2倍長くテレビを見る。その反面、読書時間は半分以下になった ⇒ 思考力が鍛えられなくなった) ⇒ 斬新な着眼力 (構想力・独創力)の強化がすっかりおざなりになってしまった。

 これでは大きな隙間を見つけて「よしこれだ。なんとしてでもやり遂げよう!」ということにはなりにくい。仮になってもよくよく考えると立ち往生状態に置かれていることに気づき、がっくりしてしまうのです。したがって、ほとんどの人は話題1にある東京都の職員や話題3の意欲的な中堅社員と似た立場に置かれているのです。そして、この結果が日本が世界最低水準の起業率となり続けている実態にも結びついているのです。(調査結果 ⇒The Economistの図表)

歴史的な誤算を乗り越えて日本人の創造力をぐいっと強化する組織的対策の例
ボトムアップで準備を進めよう (外部の講師役を登用した社内勉強会の勧め)

 上記した一石二鳥効果がある社内勉強会のことを知り、「こういうことができればいいなぁ」と思っても三つの壁を心の奥深くで感じて身体がついていかない人が多いことでしょう。

(第一の壁) 時間的な余裕がない

 「やりたいのは山々だけど、今抱えている仕事で精一杯だ。仲間集めが大変だし、それにこれ以上残業が重なると、身体も家庭もおかしくなってしまう」と思ってしまうのです。

(第二の壁) 企業機密が外部に漏れてしまうようなことはできない

 「このようなことを実行するには抜群の斬新な着眼力を持ったコンサルタントの登用が必要であることは分かる。でも、そんなことをすると企業機密が外に漏れてしまい、責任問題になってしまう。自分のような立場でそんなことはとてもできない」と思ってしまうのです。


大事に結びつく社内勉強会を発足させるための秘訣
二つの壁を乗り越えるために、下記のステップを踏むことをお勧めします。

 「なんとしてでもやろう!」となるまで自分の心の中を整理しきる ⇒ 時間的な余裕を創るためにシミュレーションをして公私の生活合理化策を練り上げる ⇒ 上司に根回しをする ⇒ 情報網を駆使して同志を募る ⇒ 集めることができた同志をも梃子に使って勉強会開催の許可を経営陣から取得する。

 (時間的余裕は必ず生み出せます。必ずです。なぜなら、公私の生活全体の見直しを行うことなく色々なことが積み重なって現在に至っている。これが実態であるのがほとんどだからだからです)

 会社からの経済支援が万が一得られない場合は、同志割り勘の形で自腹を切る覚悟が必要ではないでしょうか。「そこまでして…」と思われる方に後押しの言葉を差し上げます。「その場しのぎの生き方の継続は絶好のタイミングを逸することに結びつく」「先行投資を怠る人は決して大成しない」「ケチれば損をする」 ── が後押しの言葉です。



間違った年のとり方は晩年を悲惨にするしかない

その場しのき、横並びの人生を送り続けると、濡れ落ち葉になってしまう

 人生の終盤を向かえ、子供や孫との絆を強く求める人が増えてきました。にもかかわらず、「おじいちゃんと話をしてもちっとも面白くない。お小遣いをくれないんだったら行かないよ。おばあちゃんだって同じようなもんだよ」と陰口をたたかれることが少なくありません。どうしてこのようなことになっているのでしょうか? 不幸なことに、二つのことが重なったためです。

●第一の不幸 : 日本的経営に浸かり続けた人生が孤独という誤算の結末を招いた

 終身雇用・年功序列制度が確立された組織の中で仕事をしてきた人は下記の図式に嵌ってしまうことが多いようです。

 (エスカレーター人事の恩恵を受けてきた ⇒ 所属組織に対する忠誠心が強くなった) + (人間関係が長期間固定される ⇒ 職場の人間関係に気を遣わざるを得ない) ⇒ 所属組織が擬制的な家族になってしまった。これに男と女として向き合うことのなさが手伝って夫婦の絆が弱くなってしまった + (環境が様変わりしたために唯一の支えであった職縁が崩壊状態に転じた ⇒ 子供だけが信頼できる人間関係になってしまった) ⇒ 子供や孫とのつながりを強く希望するようになった。

 日本の多くのサラリーマンにとっての家庭は極端な表現をすると、寝るだけの場所でした。この風習は二つのことが背景にあったので、しっかりと根付いていました。

伝統的な日本の社会は癒着しないとチャンスが巡ってこないという特徴を色濃く持っている。
人間は社会的帰属を本能的に求める動物である。

 ところが、環境が様変わり。かくして、サラリーマンは「企業戦士」から「孤独な人」になってしまい、子供や孫を社会的帰属本能充足の対象に求めるようになったのです。

●第二の不幸 : 高齢者は個性的な魅力に乏しい存在になってしまった

 社内遊泳術だけが取り柄の猛烈社員生活を送り続けてきた人は下記の図式に嵌ってしまうことが多いようです。

 (技術の目覚しい進歩はおいしいマヨネーズがスーパーやコンビニで買えることが示すように生活の知恵発揮の余地を大幅に狭めてしまった + 人生を漫然と送り続けると加齢と共に脳力・能力が劣化していく) ⇒ 普通の人の人生経験は求心力になりにくい + (家は寝に帰るだけの“働き蜂”人生を送ってきた ⇒ 創造的な余暇生活を送る暇がなかった ⇒ 人を惹きつける情報発信力が備わっていない) ⇒ お金だけが子供や孫とのつながりの拠り所になってしまった。

 「規格型製品の量産・量販が主流であった ⇒ 分業化・専業化・協業化という三化現象が生まれた ⇒ 個が埋没した」という図式を職場だけに留めれば良かったのに、癒着しないとチャンスが巡ってこない (群れない人間は嫌われる) という伝統的な日本の組織実態に負けて会社人間になり切ってしまった。この付けが回ってきたのです。


 第二の不幸の原因は高齢者の個性的な魅力づくりを妨げただけではありません。「脳力が衰える ⇒ 気力が衰える ⇒ 体力が衰える ⇒ 気力が衰える ⇒ 脳力が衰える・・・・・」という悪循環をも生み出しています。この悪循環が進めば進むほど気弱になり、信頼できる人が欲しくて欲しくてたまらなくなります。第二の不幸が一段とクローズアップするのです。

となれば、下記の図式に嵌ってしまう人が多いのは自然の成り行きかもしれません。

 (子供や孫とのつながりを強く希望するようになった。しかし、お金だけが子供や孫とのつながりの拠り所になってしまった ⇒ 孫の誕生祝を買ったり、子供のマンションの頭金を支払う人が出現する) + 多くの日本人には横並びという社会的圧力がある ⇒ 生活を切り詰めてでも孫や子供のために出費をする人が後に続く。

濡れ落ち葉には誰も寄り付かなくなる

 日本の人口が05年に減少に転じたことが厚生労働省の推計で明らかになったのを受け、朝日新聞社の世論調査 (05年1月28・29日に実施) で、人口減に対する意識を探ったところ、「心配している」人が81%に上がっていました。「心配」の人に、どういう点が一番心配かを聞いた結果、「年金など社会保障」を挙げたのは若い世代で多く、20~40代で5割前後。50代以上では2割台でした。

 上記の結果に対する解釈の仕方は色々あるでしょうが、古い世代と若い世代それぞれに対して下記の指摘ができるのではないでしょうか。

●古い世代は楽観的過ぎる

 若い世代に比べて楽観的である背景には、「年金支給額減額と支給開始年齢の引き下げは徐々に行われるから」というのがあるからでしょうが、二つのことを見落としています。

日本社会の大勢が経済再生の足を引っ張っている日本的集団主義から脱却するのは容易ではない。(詳しくは ⇒ 2003年に掲載。しかしながら、今も十分通用する『「日本復活道遠し」となっているのはなぜなのか? 超長期の「個の抑制 ⇒ 構想力・独創力の軽視」という図式が災いしているのだ!』)

年金問題が深刻になればなるほど「経済的余裕がある ⇒ お金を拠り所として子供や孫とのつながっている」という図式が通用しなくなる。

若い世代は悲観的すぎる

 少子高齢化の進展に怯えているのは、「加齢と共に脳力・能力が劣化していく ⇒ 高齢者は引退せざるを得ない」という図式を信じきってしまっているからなのです。年のとり方次第では脳力のピークを80歳代に迎えることができることをしっかりと認識しなければなりません。「よし分かった!」という方には斬新な着眼で過去を活かす新創業を心からお勧めします。


 生活を切り詰めてでも孫や子供のために出費をしている人々は日本は「引退家計」から「現役家計」に所得が逆流している珍しい国であることを認識して自己投資をしてください。十分間に合います。90歳近くになってから記憶を司る海馬の強化に成功した例があるほどなのです。20~40代の若さで年金不安に怯えている人々は迷信から早く目覚めてください。

 旧態依然としている古い世代、若い世代のいずれの人も過去の延長線上を盲目的に歩む姿はファーブルの毛虫そっくりです。人生の本質は生け花ですので、実にもったいない話です。しかも、このような生き方は日本的集団主義の是認に結びつき、日本経済の再生を困難にし、年金問題を一段と悪化させるのです。


相変わらずの生き方は一番大事なものを失うことにも結びつく

人間を理解する時に忘れてはならないこと
意識を明確にすることが新たな挑戦意欲を生み出す

前ページへ 目次



その場しのぎから脱却してメリハリのある思考ができるようになるための方法
ワタナベ式問題解決へのアプローチ

 脳力・能力開発に成功するための鉄則は「鉄は熱いうちに打て」という教訓に忠実であることです。どうすれば、このような状態になるのでしょうか? 強烈な問題意識を持てる状態を創り出すことです。どうすれば、強烈な問題を創り出すことができるのでしょうか? 今抱えている重大な問題の解決に取り組むことです。

 そうです。「ワタナベ式問題解決へのアプローチ」はぬくぬくした生活環境が羽ばたき力を奪い去ってしまっている実態を反面教師に用いて、今抱えている重大な問題に共に取り組む方法です。だから、コンサルティング革命なのです。



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