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個性的才能を引き出す性格診断の勧め


第3-1部 個性的才能を引き出す性格診断はどんな効果を生み出すのか?(T)         ― 人生再構築プロジェクトの提起 ―          

悩みを寄せつけず、個性的才能を引き出すための処方箋を創る

プロフェッショナルとは特定分野における臨機応変力の持ち主である

地で勝負できるので泰然自若としている(プロフェッショナルの条件3)

             2008.11.30 (2009.8.22追記)

日記を持ち込んで頂くだけで仕事・男女問題の達人への道を確実に歩めるようになります

座して待つ姿勢を捨てれば、脳内シソーラス機能を充実させるチャンスを掴み取ることができる ── 最重要なビジネス能力を身につける秘訣の勧め ──

仲間外れを恐れることなくoff-the-job-trainingに励げむことができる

(節子) 話を脳内シソーラス機能のことに戻したいんだけど、いいかしら? プロフェショナルになるためには特定分野の脳内シソーラス機能をオーバーフローするほど充実させなければならない。そのためには、博覧強記の人生を送らなければならない。そうだとすると、「群れないと排除の論理が働く ⇒ 独りで勉強したり、考え抜く時間が不足する」となりがちな日本人は危機意識を持たなければならない。(参考資料 ⇒ 『一般の日本人はどんな知的生活を送ってきたのか?』)

(高哉) 「あいつは皆と群れないから駄目だ」という上司は相変わらずいるようだけど、群れがちとなるにはそれ相応の理由があるんじゃないかな。どうしてもやりたいことが仕事以外にないので群れる方をついつい選んでしまう…といったような。だとすると、企業風土を云々する前に“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることの方が大事だということになる。但し、こうなるためには、次の図式が必要になる。

 彼我の性格を知りあう ⇒ 互いに予測制御できるようなる ⇒ 群れなくても安心できる ⇒ 仕事中心の人間関係に円滑に転換できる。

(節子) そうなれば、“好きこそものの上手なれ”の世界に入って安心して博覧強記の人生を送ることができるようになるけど、その前に大事なことがあるんじゃないかしら? 若い時は仕事を通じて力をつける必要がある。ところが、これが必ずしも容易ではなくなってきたようなのよ。新卒者が3年以内に会社を辞める傾向がある背景には次の図式があるみたいなの。

 平等主義が崩れた ⇒ 育てる人とそうではない人との峻別が行われるようになった ⇒ 社員に共通してあったキャリアー・パスがなくなった ⇒ 雑用期間の長い人が出てきた。

 育てられる人の側に入らないと、能力主義の時代だと暗い人生になってしまう。育てられる人の側に入るにはどうしたらいいのかしら?

雑用的な仕事から抜け出し、キャリアー・パスを勝ち取る旨い方法がある

(高哉) 若いうちにコミュニケーション能力を身につけることに全力投球することを勧めたい。というのは、この能力の持ち主は上司にも得意先にも気に入れられること間違いなしだからね。そうなれば、強力な後押しが行われてどんどん重要な仕事が任されるようになる。

(節子) 今指摘したコミュニケーション能力は論理的思考能力が大前提よね。これって相手の表情を見ながら話をする。その上、ディベートの習慣がないに等しい日本人にとっては大きな壁。どうしたらこの壁を乗り越えることができるようになるかしら?

(高哉) 相手の表情を見ながら話をするのはなぜなのか? ディベートの習慣がないに等しいのはなぜなのか? ── を考え抜けば、自ずと対策が浮かび上がってくるんじゃないかな。

(節子) 貴方にこれまで教えて貰った知識と思考方法を使うと、対策は思い浮かばないけど次の図式が浮かび上がってくる。私の思考に何か欠けていることがあるかしら?

性格に振り回されている理由と影響

 日本的集団主義の影響を強く受けた状態で人生を送ってきている ⇒ 人間関係における情緒的一体感を大事にする習慣が根付く ⇒ 精神的対決になるようなことは避けがちとなる ⇒ その場しのぎの習慣が染みつく ⇒ 相手の表情を見ながら話をする習慣が根づく ⇒ ディベートの習慣は生まれようがない ⇒ 論理的思考能力が鍛えられない ⇒ コミュニケーション能力が身につかない。

(高哉) 肝心なところが抜けている。日本的集団主義の影響を強く受けた状態で人生を送ってきている理由が明らかにされていないよ。この抜けをなくせば、論理的思考能力を円滑に鍛える方法が浮かび上がってくると思う。

(節子) 惰性で生きてきたので、太古から延々と続いてきた日本的集団主義の影響を強く受けることになってしまった。こういうことかしら? ・・・・・分った。性格を乗りこなすのではなく、性格に振り回されてきたことが次の図式に結びついた。こういうことなんでしょうね。

 日本的集団主義の影響をそのまま受け入れる ⇒ 現実直視力を失う ⇒ マンネリズムに陥る ⇒ 臨機応変力の強化が進まない ⇒ チャンスを逃したり、ピンチを招きがちになる。

性格に振り回されないようにするための方策

(高哉) ピンポン! 大当たりです。論理的思考能力を苦痛を伴うことなく鍛えるためには、創造的問題解決力のある人の力を借りて悩み事や人生史を分析することにより次の図式を実現しなければならない。

 悩み事や人生史の裏に性格が潜んでいたことが分かる (悩み事や人生史の分析は性格識別を可能にする) ⇒ 性格無知のままであることがチャンスを逸したり、ピンチに陥ることに結びついていることが分かる。と同時に、性格は衝動強迫を生み出すので特訓効果という側面を持っていることが分かる (性格は個性的才能の源であることが分かる)

 ⇒ 「性格に振り回されっ放しの人生は臨機応変力の強化を妨げることが多い。これでは損をする。性格を乗りこなそう!」と決心する ⇒ 自立と自律力が身についていく ⇒ ナアナア的な態度からの脱却が進む ⇒ チャンスを掴み取ったり、ピンチに陥らないするための自己主張の必要性に迫られる ⇒ ディベート力をつけようと自然に努力するようになる。

「性格 = 行動力学」であることを示す具体例
自分の思い通りに事を運ぼうとして墓穴を掘った
能力の補完を行うことなく新分野に進出した
悪循環の夫婦関係がフィードバック回路を奪った
ボタンの掛け違えが百子の梯二郎からの独立を決定づけた
安宅産業時代、憧れのニューヨーク駐在員を棒に振った
人それぞれの人生は市場性のある特徴の宝庫である
燃えたぎるマグマのような挑戦精神が十分たまっていた
ポスト小泉改革の重要課題
自信がなく読書嫌いであったにもかかわらず、明確な目標を持って勉強し続けるようになった
実例が物語る性格無知の悲劇集

人生再構築プロジェクト超簡易版
─ 日記を持ち込んで頂くだけで仕事・男女問題の達人への道を確実に歩めるようになります ─
2010年2月10日追記

 『実例が物語る性格無知の悲劇集』を見てイメージされたことと思いますが、『人生再構築プロジェクト』を正式に導入しなくても、このプロジェクトの所期の目的は次の手順に従った作業を行うことによりある程度まで可能になります。

 人生の再構築や人生の再出発を希望する当事者がチャンスを逸したり、ピンチに陥いり悩み事を抱えるに至った実態を思いつくままに自分自身で書きとめる ⇒ 書きとめたものが大量に溜まった段階で新創業研究所に持ち込む ⇒ この書き溜めたものを本人と新創業研究所が共同して分析する。

自分を客観視する日記 + 『共創力活用』 ⇒ 様変わりした環境への適応 ⇒ エアーポケットから脱出──、という方程式が悩める人に用意されている     

(節子)創造的問題解決』力のある人の力を借りて自分の人生史を分析することの必要性はこれまでの議論で痛いほど分かったけど、時間とお金がそれなりにかかる。『ジグソーパズル思考』力だけを鍛えたいという人はどうしたらいいのかしら?

(高哉) 色々なことが書かれている新聞記事などから「かくかくしかじかだからかくかくしかじかのチャンスやピンチが訪れる可能性がある」ということを推測・発表させる。そして、その結果を僕が補足したり、正したりする。こういうことを繰り返すサービスを受ける人の『ジグソーパズル思考』力は確実に強化される。

 でも、この方法は推測結果が直ちに現実のものになるとは限らないので、「ジグソーパズル思考力は強化できたが…」となり、費用vs効果上の不満が生じるかもしれない。そこで、考え出したのが、どさっと持ち込まれた仕事上の悩みを書き綴った日記に基づいて僕が『プロフェッショナルQ&A』を提供するサービスだ。方法が方法だけに仕事上の深刻な悩みの創造的解決策の入手だけではなく、『ジグソーパズル思考』力の抜本的強化が可能になる。

(節子) 成果主義の下で所期の成果をどうやっても上げることができず追い込まれている人が少なくないけど、こういう人でも助けることができるのかしら? もしそうであれば、その人の人生の救世主になれるわね。ストレスをため続けると碌なことにはならなんだから。(関連記事 ⇒ 『多くの日本人が一触即発の状態になっている(台無しの人生寸前の)仕組み』)

(高哉) 行き詰った事業・仕事だけではなく、結婚難の解消、亀裂が生じた人間関係の修復、うつ病予備軍からの脱出でも引き受けることができる。人間関係問題であれば、相手の性格と立場を見抜くための協力が必要不可欠になるけどね。

(節子) 貴方のことをよく知っている人であれば、「是非お願いしたい」となるでしょうけど、そうではない人は「神業のようだ。でも、俄かには信じられない」となって二の足を踏んでしまう。納得を引き出す簡単な説明をお願いできないかしら?

(高哉) 「真面目に働いているのにお先が真っ暗だ。だとすると、社会の仕組みに問題があるんじゃないか」「こうなってしまったのは自分に責任があるので、助けを求めるわけにはいかない」と言っている人は次の図式に陥っていることに気がつかなければならない。

 『様変わりした環境』が重大な盲点を発生させた ⇒ 『臨機応変力』の欠如が知らぬ間に露呈されることになった ⇒ 重ねる努力はエアーポケットの中でもがくような状態になることに結びつくに至っている。(関連記事 ⇒ 『エアーポケットに陥らないための抜本的対策』)

(節子) この図式からの脱却は貴方が『思考の三原則を適用する知恵者になれた理由』にあるような人物であるので、可能であることはよく分かる。でも、悩みを抱えて相談に来た人は質疑応答の結果をしっかり記憶しないと、事は始まらない。助言をしっかり記憶するようになることって至難の業よ。この点、どうなのかしら?

(高哉) 心配ご無用だよ。助言が相談者の記憶に留まるようになるための工夫は2段階に亘って凝らされているからね。

相談者が抱えている深刻な悩みであるので、「なんとかしたい」と真剣になっている。つまり、『ワタナベ式問題解決へのアプローチ』のステップ1が目標とする状態ができあがっている。

自分が抱えている問題を自己否定感に陥ることなく深く認識し、かつ記憶の敵・注意散漫を予防するカルチャーショック効果を与えることができる『プロフェッショナルQ&A』を適用する。

 この2段階の工夫が相談者の記憶創出機能を司る『海馬』を心地よく刺激することに結びつくことを強調したい。

(節子) 計画通りにいきにくいのがこの世の中。したがって、助言をしっかり記憶することが「こうなったらこうする」といったような臨機応変の行動に結びつくことが必要だと思うけど、この点はどうかしら?

(高哉) その点ついても十分に配慮している。内発的動機に基づく自己決定が「なんとしてでも成し遂げたい」という気持ちを、この気持が気づきにくいことを気づかせてくれたり、記憶を総動員することを可能にして臨機応変の行動を生み出す。だから、反押し付け的な助言方法である『プロフェッショナルQ&A』を行うんだ。しかも、 相談者が 『問題解決に相応しい脳の状態』になることを願って、このQ&Aに『シミュレーション』を織り交ぜることを理解して欲しい。

(節子) そのやり方だったら『ジグソーパズル思考』の秘訣が抱えている問題の解決作業を通じて頭脳に深く刻み込まれるだけではなく、次の忌まわしい図式からの脱却が可能になるわね。

 創造的問題解決力が欠如している ⇒ 安易な生き方しかしない ⇒ 自己否定感に陥る危険性のない人としか付き合わなくなる ⇒ 日本の社会に根付いている、人間関係のウチとソトの分離方式をごく自然に採用する ⇒ 異俗に対する免疫力がどんどんなくなっていく ⇒ 自己否定に結びつく付き合いをますます避けるようになる

 ⇒ 新しいものの見方を採り入れることが困難になる ⇒ 記憶の再編成が遅々として進まない ⇒ 思考が硬直化して臨機応変の行動が採りにくくなる ⇒ チャンスを逸したり、ピンチに陥ることが多くなる ⇒ 「時すでに遅し」となる状態が待ち受けることになる。

(高哉) その通りだよ。今貴女が言った忌まわしい図式から脱出しないと、次の図式への最善の対策である生涯現役が困難になることを忘れてはならない。

深刻になる年金不安払拭の最善策はその気になれば可能な生涯現役だ
 (『未曽有の経済危機』が降って湧いてきた ⇒ 国主導の大不況歯止め対策が講じられつつある ⇒ 『日本経済を辛うじて支えているサラ金経済の実態』が更に悪化する)+『日本の窮状』を考えると、サラ金経済からの脱出は至難の業である ⇒ 年金不安が一段と深刻になる。(関連記事 ⇒ 『老害が発生する仕組み=ワーキング・プアーになる仕組み』)

 「生涯現役なんてことは例外中の例外の人物だけの特権なんだ」と反論する人は、その気になれば脳力はいくらでも強化できることを知って欲しい。(参考資料 ⇒ 『脳力のピークは80歳代だ!』)

 潜在能力開発が最優先の投資案件であることを示す証拠例 ⇒ 自信がなく読書嫌いであったにもかかわらず、明確な目標を持って勉強し続けるようになった元旋盤工の児玉隆夫さんが大阪市立大学の学長になれたのはなぜなのでしょうか?

(節子)時代はプルのマーケティング力を必要としている』に応える有効策としてブログを書くことが考えられるけど、この日記分析はこういうことにも役に立つかしら?

(高哉) どさっと持ち込まれた、仕事上の悩みを書き綴った日記に基づく『プロフェッショナルQ&A』を行えばクライアントの性格診断をすることは可能。したがって、次の図式実現が可能になる。

 伸ばすべき個性・才能が分かる ⇒ 個性・才能の伸ばし方を指導を受けて習得する ⇒ 魅力的な個性に満ち溢れたブログが書けるようになる ⇒ 自分らしさを発揮できる人生の伴侶・仕事の伴侶・雇用受け入れ先から良好な反応がやって来る。

 魅力的な個性に満ち溢れたブログが書けるようになるには時間がかかることはそれほど問題にはならず、かえって好都合…と言える。というのは、ブログの質が少しづつ良くなっていくことは成長性豊かな人物のイメージを読者に与えるからだ。

(節子) 貴方が「どさっと持ち込まれた、仕事上の悩みを書き綴った日記に基づくプロフェッショナルQ&Aを行えばクライアントの性格診断をすることは可能」と言ったことで思いついたんだけど、結婚相手を円滑に捜せるようになる日記分析は可能かしら?

(高哉) オーラを放つような雰囲気がある。相手を理解し、相手の良さを引き出す姿勢がある。この二つがあれば、容姿や経済的条件は結婚の決定的な条件にはならない。事実は見方次第。「痘痕もえくぼ」となるのが心理的動物である人間だからね。

 こういう考え方に立って本人と一緒に日記分析をすれば、貴女が言っていることは可能になる。というのは、『プロフェッショナルQ&A』をとことん行うことにより、次の図式を実現させることが夢ではなくなるからね。

 本人が自分自身の『性格と由来』を認識する ⇒ (性格に振り回されがちな人生であったことに気づく ⇒ 偏狭さが環境変化への適応を困難にしてきたことを理解できる ⇒ 個性的才能を磨くことに結びつく性格の乗りこなし方が分かる ⇒ オーラを放つような雰囲気を醸し出すことが可能になる) + (違いを認めることができるようになる ⇒ 相手の良さを引き出す姿勢を持つことができるようになる)

 上記の図式とは無縁の存在になっている人が圧倒的大多数を占めている。そして、このことが容姿や経済的条件が結婚相手に要求されることが多いという現象に結びついていることを忘れてはならない。エアーポケットに入ったまま結婚相手を捜そうとしており、これが結婚難や不幸な結婚に結びついていることを忘れてはならない。(関連記事 ⇒ 『結婚難の背景にも現実直視力の欠如がある』)

(節子) 相談者がチャンスを逸したり、ピンチに陥いり悩み事を抱えるに至った実態を思いつくままに自分自身で書きとめる日記はどうしても雑駁なものになってしまう。にもかかわらず、「日記を持ち込んで頂くだけで仕事・男女問題の達人への道を確実に歩めるようになります」と言いきれるのは、日記に書かれてあることを『思考の三原則を適用する知恵者』が発想の触媒に使う『プロフェッショナルQ&A』を行うからなのよね。

 これって文章を書き慣れていない人にとってはありがたい話。気楽に日記を書くことができるから。とは言うものの、日記に盛られるべき内容の理想はあるんでしょ? あったら教えて欲しい。

(高哉) ワープロを使って記すなどして読めるようにしてくれさえすれば内容が仮に支離滅裂であっても一向に構わない。雑駁な記述内容に秘められていることを洞察する、僕の力を信じて欲しい。でも、努力目標を示させて貰うと次の通りとなる。

   ●何かが自分に降りかかってきた場合 ────
    何が降りかかってきたのか?
    降りかかってきたことをどう感じてどうしたのか?
 
   ●何かが降りかかってきたのではなく、自発的に行動した場合 ────
    自発的に行動したのはなぜのか?
    自発的に行動した結果はどうだったのか?
    結果をどう感じてどうしたのか?

(節子) 自分を客観視する日記 + 『共創力活用』 ⇒ 様変わりした環境への適応 ⇒ エアーポケットから脱出──、という方程式の適用は相談者が人生・仕事・人間関係の達人への道を歩むことを可能にすることを理解できた。その上、重大事の決断・決行にも役立てば文句なし…となるんだけど、この点はどうかしら?

 『加藤宏一氏の乱』や『委員会は首相指導力を補完できないままである』が物語るように豊富な経験が無力であることが少なくないことがこの質問の背景にある。こういうことのために用意されている『シミュレーションサービス』を読んだだけではどうもすっきりしないの。

(高哉) 社会の成熟化に伴って利害が複雑に絡み合うようになると、貴女が感じているように知見の総合化を図るだけでは駄目だ。こういう時に重大事を適切に決断・決行するためには、総合的な知見に基づく直感によって得られる斬新な着眼が必要不可欠になる。ファッション・コーディネーションを例に採って決断・決行のあり方を図式化すると、次の通りとなる。

 多様な装い手段を記憶している状態になる ⇒ 対象人物のあるべき姿を試行錯誤的にイメージする ⇒ 「これだ!」と言い切れるようなイメージが一瞬に浮かぶ ⇒ このイメージを具現するために多様な装い手段の取捨・選択とアレンジ等をする。

 斬新な着眼力がある。なるが故に適切な調査課題を臨機応変に設定できる。調査結果を用いて適切なジグソーパズル思考を臨機応変にできる。 ── こういう僕の特技発揮に必要な協力が相談者から得られるのであれば、「安心して僕に任せてください」と言いきることができる。

 
悩み事を抱えるに至った実態を詳しく書いた日記、この日記に基づくプロフェッショナルQ&A。これが通常の相談者に要求する協力となるが、これだけでは所期の目的を達成できない場合がある。そういう時は、Q&Aの録音結果に基づく徹底的ジグソーパズル思考を行うための作業を僕が単独でやらなければならない。(関連記事 ⇒ 『議論内容を素材に用いてリーダーが単独でジグソーパズル思考を徹底的に行って問題解決策の大筋を創る』)

 この単独作業で悩み事相談は完結することが殆ど。それでも不足する場合は、補足情報収集の協力を相談者に仰ぐこととなる。

 2006.9.5付け「朝日新聞(夕刊)」の『思想の言葉で読む21世紀論』に載っている次の言葉を知って欲しい。

 「知識や情報が少ない時代には、世界の全体について語ることができた。そうした全体知は大学や学問の世界ではとうに崩壊してしまった」

 「どんな社会をデザインするかが教養教育の柱になるのだが、今の日本にはそれに当たるものがない。専門知識だけがどんどん増えて、それを束ねる基準が現れない」という意見も同じことだ。

 日本の実態がこのようになってしまっているのは、二つの図式が合体してしまっているからだと僕は理解している。

図式1 社会の成熟化が進んだ ⇒ 生き抜くために隙間を追うようになった ⇒ 専門分野の細分化が進んだ ⇒ 視野が狭くなってしまった。(参考資料 ⇒ 『伝統的な蛸壺型社会が進んでしまっている実態』)

図式2 規格型製品の量産・量販が可能であった時代が長く続いた ⇒ 過去の延長線上を歩むことで事足りた時代が長く続いた ⇒ 『日本的集団主義』が常識化した ⇒ 深い思考を伴わないその場しのぎの習慣が染みついた ⇒ 洞察力は鍛えられようがなかった。(参考資料 ⇒ 『事の真相を見抜けないのはどうしてなのか?』)

 このような多くの日本人が陥っている知力の実態は僕の特技が必要不可欠な時代になったことを意味し、『思考の三原則を適用する知恵者になれた理由』にある、僕の大変なリスクをかけた人生が結実するようになってきたことを実感している。


日本経済はエアーポケットの中をもがくのみとなっている(日本経済の深層)


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