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個性的才能を引き出す性格診断の勧め


第3-1部 個性的才能を引き出す性格診断はどんな効果を生み出すのか?(Ⅰ)         ― 人生再構築プロジェクトの提起 ―          

悩みを寄せつけず、個性的才能を引き出すための処方箋を創る

2009.3.15(2013.2.27更新)

プロフェッショナルになるにはどうしたらいいのか? ― プルのマーケティング力強化をも可能にする適切で好きな道に入ることだ ―

無我夢中で頑張り続けることが凡人を非凡にする

魅力的な独創力の源はDNAではなく粘り強い挑戦力である

(節子) 学生時代は秀才の誉れ高かったにもかかわらず、「自分には独創力がない」と諦めたように言う人が少なくない。業績を容易に上げることができない時代になったので、同情しなければならないかもしれない。でも、一方には全く逆の若者のケースもある。どうしてこういう違いが生まれるのかしら? 生まれながらの素質の違いなのかしら?

(高哉) そういうこともあるかもしれないけど、圧倒的大多数の人間は潜在能力の僅か2%程度しか使っていない」という通説があることを考えると、実践の世界で潜在能力の引き出しに成功したかどうかが違いを生んだ可能性の方が大きいんじゃないかな。


(節子) その通りかもしれないわね。というのは、貴方が以前紹介した世間の荒波を経験したことがないことが災いしたの中で紹介されている人物は自分のプライドを守るために失敗の危険性があることに挑戦しない。これでは独創に必要不可欠な鋭い直観回路と強い海馬の入手が困難になる。一方、私が今紹介した若者は正反対だものね。

 この若者が勤めている企業の社長は「一流であると失敗を恐れる。三流であると恥を知らない」というような言い方をして、内発的動機に基づく自己決定がプライドをかける立場を、この立場が独創力発揮に結びついたことを示唆していた。こういう理解でいいんでしょ?

「脳内シソーラス機能充実=生きがい」が本物のプロを誕生させる
(高哉) そうなんだよ。どうしてもやりたいことで頑張り続けることが凄みのある創造に決定的な役割を果たすんだ。というのは、この態度は次の図式に結びつくからね。

 内発的動機に基づく自己決定なるが故の粘り強い挑戦力が引き出される (ストレスを寄せ付けない努力継続力が身につく) ⇒ 記憶を総動員し、かつ強烈な問題意識の下での学習を行って問題を解決しようとする (ジグソーパズル思考が自動的に行われる) ⇒ 脳細胞間の円滑なネットワーキング力の強化が急ピッチで進む。

(節子) 内発的動機に基づく自己決定なるが故の粘り強い挑戦力が極めて大事であることはよく分かる。一緒にテレビで観た飲食店チェーンの店長がいい例よね。超多忙の毎日のことを「忙しいとそれだけ経験を積むことに結びつくのでありがたいことだ」と言っている。その上、休日は同業の飲食店で食べ歩き研究をすることで過ごしている。毎日精一杯働いている上に、365日ほぼ仕事漬けよ。にもかかわらず、ストレスが溜まっている様子はなく生き生きしていた。

 この店長の「独立を目指しているから」という発言の真意は「強い独立志向性と飲食店経営が性格に合っているから」だと思うの。三菱総研時代の貴方の場合はもっと凄かったのでしょ?

(高哉) そうだったんだよ。僕の三菱総研時代は普通の人に信じられない生活だった。というのは、次の図式の状態を13年8ヶ月続けたからだ

 (野心の前途には巨大な壁が幾重にも立ちはだかっていたにあるような立場にあった ⇒ 日中は仕事を受注するための営業活動に多くの時間を割かなければならなかった) + (
脳力革命を目指していた ⇒ 大量の仕事をしなければならない) ⇒ 365日休日ほぼ皆無。その上、寝ても覚めても仕事のことを考えることとなった

 こんな生活を長年に亘って続けていたら、脳力革命という目標があっても病気になって倒れない方がおかしい。ところが、そうならなかったのは、こういう生活は僕の性格と歴史的立場に合っていたので適切で好きな道になっていたからだ。

工夫を凝らせば誰だって粘り強い挑戦力を身につけることが可能になる

(節子) 世間の荒波を経験したことがないことが災いしたの中で紹介されている人物のようになってしまわないためには、人間の中に内在している、次の二つの矛盾を解決しなければならないわね。

生存の拡大本能がある ⇒ 好奇心が強い ⇒ 新しい物好きである ⇒ 欲求不満が生じやすい ⇒ 進化しやすい or 堕落しやすい──、という図式になりやすい。

恒常性の維持本能がある ⇒ 危険なものを避ける機能が脳に備わることになった ⇒ 保守的になる──、という図式になりやすい。

 この矛盾を幸せになるように解決するためにどうしたらいいのかしら? 「新創業プロジェクトを導入にして適切で好きな道を歩むようになることだ」となるんでしょうけど、そういう気持ちにならないとどうにもならなしいのよ。この点についての納得いく説明をしてくださらないかしら?

染み付いた習慣を克服する秘訣
(高哉) 恐竜が滅亡したのは変化した環境に適応できなかったから。このことが物語るように生き抜くためには環境変化に適応しなければならない。ここに、生き方を変える必要性がある。

過去型の生き方 過去の延長線上を歩むことで事足りた ⇒ その場しのぎが根づいた ⇒ それなりの脳内シソーラス機能ができあがった ⇒ 様変わりする環境に適応できなくなる。

未来型の生き方 先行きがどんどん不透明になる時代になった ⇒ 異変待ち受けができる人物が圧倒的に有利になった) + 問題解決策の理路整然とした理解が挑戦を可能にする ⇒ 異変待ち受けを可能にする広い視野に基づく洞察力が必要になった。(必読コンテンツ ⇒ 『洞察力はやり方次第で短期間に身につくものです』)

(節子) 生き方を変える必要性は納得できるけど、染みついた習慣を変えることができるのかしら? 染みついた習慣の背景には貴方が言うように脳内シソーラス機能があるのよ。

(高哉) 人間誰にでもある脳力開発の原動力「性格発の衝動強迫」を活用すれば大丈夫だ。三菱総研時代の僕がいい例だ。ここへの入社前は実践的なビジネスに一貫して就いてきた。したがって、それなりの習慣が身についていたはず。ところが、この習慣に支配される余地はまったくなかった。なぜなら、次の図式が待ち受けていたからだ。

 僕には脳力革命の大目標があった + 累積赤字を抱える三菱総研は僕に過酷なノルマを課した ⇒ 三菱総研の入社は現状維持とは無縁の適切で好きな道になった ⇒ シンクタンクの仕事はさっき言ったように僕の性格と歴史的立場に合っていたので、無我夢中になって仕事をし続けることができた ⇒ 脳力革命が進行していることを実感し続けることができた ⇒ シンクタンク稼業にのめり込むことができた。


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