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個性的才能を引き出す性格診断の勧め


第3-1部 個性的才能を引き出す性格診断はどんな効果を生み出すのか?(T)         ― 人生再構築プロジェクトの提起 ―          

悩みを寄せつけず、個性的才能を引き出すための処方箋を創る

プロフェッショナルになるかワーキング・プアーになるかしかなくなる

20161.23更新

個人の自立と自律の必要性は高まる一方である

闇雲に働くだけでは幸せになれない時代になった (伝統的共同体が身を守ってくれる時代は終わった

(節子) 数年前に一緒にテレビで観た「ポンポン船」経営者の実話は環境変化に適応することなく生き抜くことはできないことを痛切に教えてくれた。砂利を採掘現場から工事現場に運ぶポンポン船は必要不可欠な存在だったので、やりがいがあり、一生懸命に働くことができる。ところが、収入が減るばかりとなり、とうとう日雇い労働者に転身せざるを得なくなってしまったのよね。

 (高速道路の登場 ⇒ 砂利を船で運ぶ仕事の減少) + 大型船の登場 ⇒ ポンポン船のシェア減少──、という痛烈なパンチを浴びるしかなかったことを「環境適応という動物本能を失ったからだ」と非難することはできない。だってそうでしょ。個人事業者の場合は目の前の仕事に集中しなければならないので、そんな余裕はないのが普通だもの。

 このポンポン船の個人事業家と急速に増えたワーキング・プアーは似たようなものかしら? それとも何か違いがあるのかしら?

(高哉) 様変わりした環境に主体的に適応する精神が養われなくなったことが示しているように、日本人は次の図式に特に陥りがち。

 日本的集団主義の影響を強く受けている ⇒ 個が抑制される ⇒ 横並び志向の人生になる ⇒ 環境変化に適応するなんてことは考えようもない。

 ここまではポンポン船の個人事業家と急速に増えたワーキング・プアーは似たようものだと言える。ところが、ワーキング・プアーの輩出の場合はポンポン船の個人事業家と違って次の図式も加わる。

 似たり寄ったりの人材が輩出される + 労働市場の世界的統合が進んだ ⇒ 似たり寄ったりの人材は供給過剰になる ⇒ 似たり寄ったりの人材の給与水準は大幅に下がる。

(節子) 私がさっき「ポンポン船」経営者を弁護したことは間違いだと気づいた。というのは、今貴方が言った図式を受け入れることは人生の舵取りは運任せ、国任せ…となることを意味し、個人の主体性放棄になってしまうから。「ポンポン船」経営者は組合を作って組合専従者に舵取りを委託することが、一般の国民は新聞やテレビ報道を通じて世の中の動向を把握することがそれぞれ必要じゃないかしら?

(高哉) 貴女の言う通りだけど、その場しのぎの習慣が染みついるのが殆どの日本人。これが現実。したがって、国・地方自治体・企業等の舵取り役だって同じことが言えるんだ。(証拠の例 ⇒ 日本再生のために今一番何が必要なのか?新時代が要求するブレークスルー発想を行わず「枠内思考」に留まってしまう日本のエリートの実態大変化に無策であったことが悲劇に発展した日本の製造業 )

(節子) だったら、有名人の「つぶやき」を見て世の中の「今」を知ろう!…のツイッター講座広告を鵜呑みにしてはいけないわね。個人は権威筋にもたれかかるのを止めてしっかりしなくてはいけないんだから。(権威筋にもたれかかる弊害例 ⇒ 『世界的権威であっても「組織の力学」に嵌ると道を誤る複雑な問題を量的効率で対処しようとしたことが悲劇を招いた有名だが視野狭小の医師達に振り回された少女の悲劇現象』)

 ここに、「頼りがいのある自分になるか、パニックになるか…の選択の時期が間もなくやってきます」と訴える意味がある。お先真っ暗な人だって昔に比べて逆転勝利を収めることが容易になったんだから。でも、環境動向に無関心な人にもピンとくる例が必要よ。何かないかしら?

(高哉) 中国からやってきた出稼ぎ人の話がいいんじゃないかな。760円の時給で月収15万円。夕方6時以降の大幅値下げの肉を買い、寮の前の空き地で野菜を作る…等のやりくりをするので、月の生活費は2〜3万円。こういうぎりぎりの生活でも残ったお金を本国へ送金して家を建てるという目標があるので、生き生きとしている。

 こういう事態を知って「規制をしなければ」という意見もあるけど、これは短期的にはともかくも長期的には不可能に近い。というのは、「少子高齢化が進む ⇒ 労働力が不足する時代がやってくる ⇒ 移民の受け入れ促進が必要になる」ということがあるからだ。それでも、「規制」という道を選ぶと、企業は安い労働力を求めて海外進出に拍車をかけることになってしまう。すると、失業者が増えて、ワーキング・プアーどころの騒ぎではなくなってしまう。

 「ほぼ一直線での成長が可能であった ⇒ 企業は労働力確保を優先させる必要があった ⇒ 人材は宝であった」という図式の時代は終わったことを認識することなく、「政治が悪いんだ」と言い続けることは文字通り墓穴を掘ることに結びつくことをしっかり認識しなければならない。(関連記事 ⇒ 『変化してきた労働環境は元に戻ることはないことを覚悟しよう!』)

 以上の意見に対して「経済大恐慌に近い状態になっているのに何を言うのか」と反発する向きは「乱にあって治を忘れず」という金言を思い出して欲しい。

資料:2008.12.20日付け『毎日新聞(朝刊)』の一面記事



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