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 仲間内だけの決行の判断はなぜ危険なのか?


今、日本人の心はどうなっているのか? だから、どうすべきなのか?
                                    

新規掲載2005.3.10(更新2018.5.4)

→オウムに嵌った林郁夫は他人事ではない!― 自立と自律力養成の薦め ―〈2005/3/10〉


斬新な着眼力を持っている悩み解決者を第二のホームドクターにする    


     も く じ
暴走に至る前の危険信号は独走中止の合図である
挫折から立ち直れないのは盲点があるからである
頑張り続けても芽が出ないのは盲点があるからである
何事にも自信を持てないのは盲点があるからである
どんな人物が指南役として適切なのか?
  グローバル経済を生き抜くための要諦( マンネリズムは命取になりかねない)

 上記目次のコンテンツの結論に当たる、これまで掲載されていた「深刻な悩み事の創造的解決脳の入手が可能であることに気づこう!」は、タイトルを「人生(経営)総括が深刻な悩み事解決を可能にする ── 精神的な視野狭窄症・拘禁服着用症に気づこう!──」に変え、かつ内容を充実させて別頁に移動しました。


暴走に至る前の危険信号は独走中止の合図である

 魔の逸脱世界に引き込まれ、蟻地獄に嵌ってしまった林郁夫の一連の行動を参考にして危険信号キャッチのためのチェックリストを例示してみましょう。

行き詰まり打破のために独走を続けていないか?

行き詰まり打破のための独走とは?

 患者に大量の水を飲ます。鼻から糸を通す。ぴょんぴょん跳ねさせる…という奇行を院長に咎められ、国立病院を退職してオウム真理教に入信したことを指します。

独走が孕みやすい危険性は何か?

 行き詰まりを打開するためには独創的な問題解決策を考え出すことは大切です。しかしながら、優秀な人間であっても、次の図式の餌食になる場合が多いことを指します。

 特定分野で真面目に仕事をし続ける ⇒ 視野が狭くなる ⇒ 単独思考をする ⇒ 自家中毒的な対策を講じる。(参考資料 ⇒ 『加齢と共に脳力が確実に劣化していく仕組み老害が発生する仕組み』)

 大事を成し遂げるためには、“火事場の馬鹿力”を生み出す無我夢中さが必要です。但し、「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) を適用できる第三者のチェックを受けなければなりません。なぜなら、追い込まれた気持ちでの単独思考は致命的な盲点を伴った“火事場の馬鹿力”を生み出してしまうからです。(対策 ⇒ 『プロフェッショナルシミュレーション』)

全てを投げ打って決行しようとしていないか?

全てを投げ打っての決行とは?

 林郁夫が全財産の8,000万円を寄進して、オウム真理教に家族全員で入信したことを指します。

決行に当って必要な心得とは何か?

 大事を成し遂げるためには「退路を断つ ⇒ 全身全霊で事に当たる ⇒ 玉際に強い行動が可能になる」という図式が必要です。この図式を認識しない退路断ちをすると、「失敗 = 再起不能」となってしまいます。“先がない”のであれば、これでもいいかもしれません。しかしながら、“先がある”のであれば、次の図式のように転んでもただでは起きないような工夫が必要です。

 新規事業A開発のために販路Bを開拓した ⇒ 新規事業Aは失敗したが、販路Bがあったために新規事業Cを開発し、軌道に乗せることができた。 (新規事業A開発のために行った販路Bの開拓は成長性と波及性の高い投資だったのです) ところが、

 過去の延長線上を歩んだり突っ走ったりすることで大事に至らなかった経験を積む人生であると、「脳細胞間の円滑なネットワーキング力と縁遠くなる ⇒ 見えにくいものが見えたり、気づきにくいことに気づくことを可能にする鋭い直観回路が身につかない ⇒ 高学歴であり、かつ社会的地位が高くても平然として最終成果に配慮した全体思考力(全体知)が欠落した行動を採る」ようになります。

 したがって、学歴・資格・実績・社会的立場などの上っ面だけで人を信じてはならない時代になったのです。(関連記事 ⇒ 『変革期に必要不可欠な斬新な着眼力が日本のエリートに育ちにくい図式権威筋を頼りにすることができない』)


 一方、普通の人は「ぬるま湯のような環境の中に置かれてきたので、複雑な問題を自分では判断できない」「互助を可能にしてきた共同体が崩壊傾向にあるので、重大な判断ミスは取り返しのつかない事態に結びつきかねない」という由々しき事態に陥っています。にもかかわらず、現実直視力欠如のために、深く潜在している危機的状態を明確に認識できていない。その結果、年金不安も重なり、名状し難い不安に襲われ右往左往する人が増えているのです。

 ここに、臨機応変力入手の速効的対策としてのプロフェッショナルシミュレーションの意義があります。

決行に当って戸惑いを感じていないか?

決行に当っての戸惑いとは?

 地下鉄にサリンを播くことを実行する前に、三度中断したことを指します。戸惑いは迷いの証拠です。しかしながら、「時間がない」と思い込んでしまうと、性格発衝動強迫の支配を受けて短絡的な理屈付けをして決行してしまうものです。

戸惑った時に必要な心得は何か?

 戸惑いを感じた時は、心を整理しきる必要があります。しかしながら、特定分野で真面目に仕事をし続けた人間の自問自答では必要不可欠な「思考の三原則」(全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)の適用は望みようがありません。自民党きっての知性派であった加藤宏一氏も例外ではありませんでした

仲間内だけで決行の判断をしようとしていないか?

仲間内だけの決行の判断とは?

 オウム真理教の麻原彰晃を除く幹部が集まって地下鉄サリン殺人を決断したことを指します。

仲間内だけの決行の判断はなぜ危険なのか?

 村落共同体を受け継いで日本モデルが確立された ⇒ 人間関係がウチとソトに明確化された ⇒ 異俗に対する免疫力が身につかない ⇒ 組織内に同調圧力が生れる ⇒ 異を唱えるのが困難になる ⇒ 大事の決定に必要不可欠な「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) の適用が望めなくなる──、という図式ができあがりがちだからです。(関連記事⇒『日本の邑社会性新しいチャンスに気づかないからである』)

 「衆知を集めた」とされる仲間内だけでの意思決定はその妥当性を根本的に疑ってかかる必要があるのです。

調査と構想・独創を並行できる質疑応答の達人不在が会議を空転させている
(2015年6月12日のTwittter)
ソニーの経営実態「(市場成熟→きらりと光る商品不可欠)+(日本的集団主義→世の中の幅広い学問軽視→臨応変の全体知欠如)+豊富な蓄積資産→全体合意に逃げ込み)→魅力を欠く企画」(想像)の打開に必要なのは、創造的衆知結集力の外部登用だろう。
http://www.trijp.com/approach/sfa02-6.shtm

総合的創造的脳力者が統括しない共同作業は合成の誤謬に結びつく
(2014年4月21日のTwittter)
セウォル号の悲劇は「採算向上のための最上階増築+速度増のための船底の水減量+目的地に近づくにつれて船底の燃料減→目的地近くで船の均衡喪失→均衡回復のための舵切→積荷の急な偏在→急旋回」故の模様。「転ばぬ先の杖」の重要性を認識しよう!
http://www.trijp.com/approach/watanabe-apply.shtml


不確実性が高い“世界”に飛び込む際の“転ばぬ先の杖”
 ▼
重大事を決断・決行する前のプロフェッショナル・シミュレーション


挫折から立ち直れないのは盲点があるからである

 前述した引きこもりを参考にして、考えてみましょう。(ゆで蛙現象も引きこもりの一種と捉えて以下の文章をお読みください)

 伸びやかに育てられていることが可能にする「自分を思い切って表現する生き方」をしますと、次の図式が可能になり、引きこもりとは無縁の人生を送ることができるようになります。

 押さえつけられる ⇒ 跳ね返す ⇒ 押さえつけられる ⇒ 押さえつけに結びつかない、自分を表現するコツを習得する ⇒ うまくやれば自分をさらけ出しても大丈夫である…と思えるようになる。

 伸び伸びと育つ中で社会的な摩擦経験を幼少時から積み上げる。こういう生い立ちが環境に適応しつつ自分らしい生き方ができる健全な社会性を身につけることを可能にするのです。正反対の生い立ちが引きこもりを生みやすくするのです。

 長期化している引きこもりを直す第一歩は上記の仕組みを認識することです。なぜなら、引きこもり状態が長引いている背景には、下記の図式が必ずと言っていいくらい存在するからです。

 引きこもりになる根本的な原因を認識しない ⇒ 表面的な現象に焦点を合わせた姑息な対策に終始する ⇒ 「どうにもならないのだ」という気持ちを当事者に植えつけてしまう ⇒ 事態が更に悪化する。(打開策のイメージ ⇒ 『心がスイッチ・オンとなったが故に努力継続力入手…となった具体例』)

 このような忌まわしい状態から脱却するためには、本人の性格と歴史的立場をリンク先の例が示すように見抜き、心に響く動機づけ (提案) をしなければなりません。

 「大きな物語」から「小さな物語」の時代になったにもかかわらず陳腐化した経験則に頼った問題解決行動は役立たないどころかかえって事態を悪化させるのです。このことは企業経営にも当てはまります。(具体例 ⇒ 『日本最大であったチェーン・ストアー経営破綻の真因』)

 どうしたらいいのでしょうか? 格言「急がば回れ」を思い出して対症療法と決別することです。具体的には2ステップ・アプローチを採ることを勧めます。

解決すべき問題を抉り出すように把握・一体化する。(イメージ ⇒ 『内需拡大を阻む根本的原因』)
解決策遂行の前に立ちはだかる障害を見抜き、障害を円滑に乗り越えつつ問題を解決するアクションプランを策定する。(イメージ ⇒ 『成長分野に成功裡に進出する秘訣創造的統合戦略』)


頑張り続けても芽が出ないのは盲点があるからである

 追う夢がない人生はつまりません。だからといって、どんな夢であってもOKというわけではありません。次のいずれの場合であっても、一度しかない人生が徒労に終わってしまうからです。

  ○競馬騎手を目指すべき人がプロレスラーを目指す。
  ○競馬騎手に向いていても努力の仕方が悪い。

 夢を追って成功を収めるためには、「適性を見極めて目標を設定する」「適切なやり方で目標に向かう」ことが必要なのです。進路と努力の仕方が適切であって始めて「好きこそものの上手なれ」という格言が生きてくるのです。

 長年の努力が報われないとしたならば、「自分に向いていないことをやろうとしているのではなかろうか?」「努力の仕方が悪いのではないか?」と反省しなければなりません。しかしながら、“知りすぎのリスク”と“知らなすぎのリスク”が待ち構えている場合には普通の人が反省するだけでは打開の努力は成功しません。

 このことを身にしみて理解するためには、「故・大賀典雄氏が音楽家からソニーの大経営者に鮮やかに変身できたのはなぜなのか?」を考えてみればよいでしょう。故・盛田昭夫氏という目利きとの出会いがあったからなのです。

 「進路が適切でありさえすればいいのではないか?」という意見があるとすれば、この意見は世間を知らないために生まれたものです。資質と進路が同じであっても、チャンスに強いか否かで運命が大きく分かれることになるのです。「チャンスに強い」とはどういうことを指すのでしょうか?

 適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入っている ⇒ (問題意識が旺盛である ⇒ チャンスの方から飛び込んでくる) + (挑戦精神が漲っている ⇒ 飛び込んできたチャンスを掴み取る)──、という図式が実現しやすい状態になっていることを指します。(関連記事 ⇒ 『舵取りが全セクターの運命を大きく変える』)


何事にも自信を持てないのは盲点があるからである

 孤児院で生活している少女Aがいました。彼女は何事にも自信がなくおずおずした態度の子供でした。ある日のことです。与えられていた白いブラウスが破れてしまいました。外出の用事ができたので、仕方なく少女Bからセーターを借りました。・・・・・男の子達がぞろぞろついてくるではありませんか。どうしてなのでしょうか?

 少女Aは年齢以上に身体が発達していたので、小さめのセーターを着たことが図らずもセックスアピールに結びついたからなのです。これはこの出来事が契機となり、大女優の道を歩むことになったマリリンモンローの実話です。──── この物語は下記の悪循環に誰しもが陥りやすいことを示唆しています。

 抑圧された生活が日常的に続いている ⇒ 自分の潜在能力 (魅力) を封じ込める ⇒ 他人から軽んじられる ⇒ 自信がなくおずおずした態度を採ることになる ⇒ 他人からますます軽んじられる。(関連記事 ⇒ 『人間理解のあるべきスタンス』)

 何事にも自信を持てないのでしたら、「自分には自分でも気がつかない潜在能力 (魅力)があるにもかかわらず封じ込めてしまっているからなのだ!」と思う必要があるのです。


どんな人物が指南役として適切なのか?

(要件1) 相手の理解・共感を優先させることができる

 口を開いてくれないと創造的問題解決策の素材となる情報の収集ができません。聞く耳を持たない人に助言をしても「馬の耳に念仏」となってしまいます。コミュニケーションが成立しないと、診断・処方・治療ができないのです。

 創造的問題解決を請け負う人の理性が優れていさえすれば、コミュニケーションは成立するのでしょうか? 「否」です。信頼関係の確立が必要不可欠です。「信頼できない人とは前向きの話をしたくない。助言なんてとんでもない」となるのが人間だからです。

 信頼関係の確立なくしてコミュニケーションは成り立たないのです。この大事な信頼関係はどうすれば確立できるのでしょうか?

 才能・性格・悩みを本人以上に理解し、喜び・怒り・悲しみを共有できるように心から感情移入できるようになることです。(イメージするために役立つ具体例 ⇒ 『本物のカウンセラーと親交を結んでおくべきであった』)

 この感情移入が真心のこもった対応に、真心のこもった対応が相手を否定することなくあるがままに受け入れることに結びつき、「ほっと安心する ⇒ 活気を取り戻すことができる ⇒ のびのびと話をすることができる」という図式に結びつくことを忘れてはならないのです。

 上記のようなことができることがカウンセラーにとって一番大事なことです。なぜなら、「悩み事を聞いて貰う ⇒ 質疑応答をする ⇒ 悩める人の性格と歴史的立場をきちっと識別できるようになる」という図式が悩み事の急速な解決に結びつくことが実に多いからです。

 「人は追い込まれれば追い込まれるほど自分を心から理解し受け入れてくれる人としか話をしたがらなくなる」ことを考えると、上記したことはきわめて大事であることを物語っているのです。(このことで私共が有資格者であると自負する根拠 ⇒ 悲劇の人生の裏に臨機応変力のなさがある ─ 人生・仕事の問題解決者を登用しなかったことが悔やまれる (フィクション編&ノンフィクション編)』)

(要件2) 「思考の三原則」を適用したジグソーパズル思考ができる

 「思考の三原則」適用の大切さを痛感して頂くために、「全体を見る」「長い目で見る」「根本的に考える」が必要な場面を二つの例を用いて説明しましょう。

(例1) 心の葛藤 (立ち往生) を解決できなかったために殺人犯になってしまった林郁夫

 林郁夫は「麻原彰晃の教義には矛盾がある。したがって、とことん信じるわけにいかない。でも、オウム真理教の脱退は自分の過ちを認めることになる」という心の葛藤状態に置かれていました。ところが、この葛藤を解決できず、よろめくように行動して地下鉄サリン殺人事件の実行犯になってしまいました。

 心が葛藤状態に置かれるのは例外的なことなのでしょうか? 「否」です。なぜなら、世の中が複雑になってしまったので、「あちらを立てればこちらが立たず」「ああでもない。こうでもない」と悩むことが多くなったからです。心の葛藤は日常茶飯事的な現象になったのです。

 林郁夫の話に戻ります。彼が心の葛藤を解決して正道に戻れるようにするためにはどういうことが必要だったのでしょうか? 次の図式を誘導できる人物が必要だったのではないでしょうか。

 「その先」の真実を知らせて、「なんとかしなくてはならない」となる ⇒ 斬新な着眼に満ちた対策が身につく ⇒ 葛藤状態に陥っている心に「なんとしてでも打ち克ちたい」という状態になる。

 視野の広い人物でなければ、このようなことを成し遂げることはできません。なぜなら、広い視野の持ち主であって始めて「その先」の真実を認識できるからです。世界情勢に精通し、かつ古今東西の事例認識は多ければ多いほど良いのです。だから、「全体を見る」「長い目で見る」ことが必要なのです。

 視野が広いだけでこの人物の任務は達成できるでしょうか? 「否」です。なぜなら、洞察力と知恵 (ジグソーパズル思考力) があって始めて下記一連のことをやってのけることができるからです。

 葛藤状態に陥っている心を克服しいという状態にする ⇒ 「その先」の不安をなくす ⇒ 平静な心の状態になる。(関連記事 ⇒ 『あなた(御社) にイノベーションのロジックを適切に注入する』)

 だから、「全体を見る」「長い目で見る」だけではなく、「根本的に考える」ことも必要なのです。世の中が複雑になりました。したがって、いずれの局面でも斬新な着眼を入手してジグソーパズル思考を行うことが必要不可欠な場合が多くなったことを忘れてはなりません。

 斬新な着眼入手の効用は、リンク先をお読み頂ければお分かり頂けるように、過去の延長線上に活路が見当たらなかったり、立ち往生状態に陥った場合に必要不可欠な「独創性に満ちた枠外思考」を可能にしてくれることにあります。但し、雑多な情報から核心をズバッと見抜く力が必要になるのは言うまでもありません。(具体例 ⇒ 『公開情報活用戦後最大の謎『三億円事件』の総合的創造的考察』)

(例2) 揺り起こさない限り陽の目を見ない膨大な個性的な需要

 上記したような「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) 適用力の必要性は随所で発生しています。産業界で必要不可欠になってきたコンサルティング・セールスを例に用いて説明しましょう。

 存在を知らせるだけでは商品は売れなくなりました。どうしてなのでしょうか? 機械で手作業の代わりをする。外出しなくても自宅で観る…といったようなことを可能にしたいわゆる必需品が市場に幅広く普及したためです。そこで、登場しつつあるのがコンサルティング・セールスです。

 このコンサルティング・セールスで一番手っ取り早いのは「ライフスタイルや経営のあり方を提案する ⇒ 提案内容に惚れ惚れとさせる ⇒ 提案内容の実現手段として商品を位置づける」という図式の実現です。

 この図式のコンサルティング・セールスには、「既存のものを活用するので商品自体は個性的需要に対応するものではない」「定型化されたコンサルティングであるために模倣が容易である」という二つの限界があります。

この二つの限界を打破するためには、次の図式が必要になります。

 顧客の抱えている複雑な問題の創造的解決策を提示する ⇒ 提示内容に惚れ惚れとさせる ⇒ 提示内容の実現手段として商品を位置づける or 新規開発テーマを位置づける。このような図式を実現できるのであれば、工業化の限界が生み出した膨大な個性的需要をビジネスに転換できることでしょう。なぜなら、消費者から「自分では気がつかなかったけれど、私の欲求はあなたのおっしゃる通りです」「すごい、鮮やかにジグソーパズルをしたような解決策ですね。見事です」となり得るからです。

 「世の中も自分が置かれた立場もそれほど複雑ではなかった。いいかえれば、立ち往生状態に追い込まれることは少なかった ⇒ 小手先的な対応で問題は解決できた ⇒ 一見両立できそうにない複数の目的の達成を可能にする創造的な統合戦略や至難の技「深く潜在している新成長機会の発掘」がなくてもやっていけた──、という図式がほとんどだった時代は終わったことを認識しなければなりません。

 この考え方は林郁夫にも当てはまります。なぜなら、「思考の三原則」(全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)に裏打ちされた鋭い直観回路に基づく果敢な行動力がなかったことが『(例1) 心の葛藤を解決できなかったために殺人犯になってしまった林郁夫』に結びついたからです。

 カウンセラーから聞かされる「解決すべき問題は分かっても行動期待値を引出せない」の原因も似ています。一例を挙げましょう。定年退職直後に妻から離婚を迫られて、「家族のために身を粉にして働き続けてきたのに、自分のどこが悪かったのだろうか?」と途方に暮れてしまう人が少なくありません。この背景には、小さな物語の時代到来などによる夫婦のあり方の様変わりを理解できないことがあるのです。

 環境が様変わりしたために、経験が通用しにくくなった時代においては、「カウラ―と面接する ⇒ 喋りつくす ⇒ 頭の中が整理できる ⇒ 解決策が自ずと発見できる」という図式は成立しにくくなっているのです。こういう事情があるので、私共は次のことを提唱し、実践しているのです。

 問題解決策の策定に必要な貴重な情報は当事者の頭の中に必ず存在しています。なぜなら、「行動結果(人生行路)=深く潜在している調査結果」だからです。この深く潜在している調査結果の顕在化は手間暇をかけた作業により可能になります

(要件3) ポジショニング手法を適用できる

 自分自身の客観視は困難をきわめるのが人間であることを示す、面白い調査結果があります。

 インフレの昂進が所得を上昇させ続けていた時代に「あなたの所得が毎年一本調子で上昇し続けているのはどうしてなのでしょうか?」と質問すると、ほとんどの人は「先見力やハードワークのお陰で労働生産性が上昇したからである」と答えたのです。十分承知している高いインフレ率は考慮外だったのです。順調に事が運び続けると前途に待ち構えるリスクのことは全く考えなくなってしまうのも同じことです。

 こうした性向が原因して個人や企業が成功し続けることを困難にしてしまっているのです。どうしたらよいのでしょうか?

 「なぜ巧くいっているのか?」「どうなると巧くいかなくなるのか?」「なぜ巧くいかなくなってしまったのか?」「どうすれば再び巧くいくようになるのか?」を折に触れて考え抜くことです。これをポジショニング手法と言います。

 このポジショニング手法は抜群の効果を発揮します。なぜなら、「巧くいっていた原因が自分で発見できる」「再び巧く行くようになるためには自らの変革が必要であることを自覚できる」からです。いいかえれば、問題 (悩み) を抱えている本人が「変革したい」と思うようになるからなのです。(参考資料 ⇒『真空機器振興ビジョン』)

 この手法の適用は現代社会が提供する豊かなチャンスの前途に横たわる障害 (チャンスに気づきにくい/チャレンジしたくてもできない/何をやってもうまくいかない/成功路線を持続できない) の除去にも威力を発揮することは言うまでもありません。なぜなら、カルチャーショックを受けるような人間の支援を受けることができれば、下記の図式が手に入りやすくなるからです。

 異質の人間と付き合う効果が効率よく入手できる ⇒ 惰眠から目覚める ⇒ チャンスに気づくようになる + 環境適応の必要性を認識する ⇒ 環境適応のコツが分かる ⇒ チャレンジできるようになる。のみならず、新しい仕事を軌道に乗せ、かつ成功路線を持続できる。

 上記のポジショニング手法を適用すれば、近所の子供二人を殺害した「長崎の少年殺人事件」も予防できたかもしれません。なぜなら、この事件は次の図式のなせる業であると思われるからです。

 母親に厳しく育てられた ⇒ (母親から見捨てられていると思い込んでしまった + 内発的動機に基づく自己決定力が養われなかった) ⇒ 抑圧せざるを得ない歪んだ性欲が発生した ⇒ 攻撃衝動が生まれた。

 厳しく育てられた (過干渉であった) ことはベンチャー精神旺盛な人材を生み出すことに結びつく、次の好循環図式を妨げることを忘れてはならないのです。

 心の奥底から沸いてくる挑戦的テーマを「なんとしてでもやり遂げよう!」と自分で意思決定する ⇒ 自分で意思決定したことだから困難にめげないでやり遂げる ⇒ 困難を克服してやり遂げた快感を「もう一度味わいたい!」と思うようになる ⇒ 心の奥底から沸いてくる挑戦的テーマを「なんとしてでもやり遂げよう!」と自分で意思決定する・・・・・。

 殺人事件を引き起こした長崎の少年は上記したようなベンチャー精神が育まれていなかったために、抑圧せざるを得ない性欲が攻撃衝動に、攻撃衝動が殺人に結びついたと考えられるのです。

 上記した少年の日常の言動を洞察・観察すれば、攻撃衝動性に気づき、両親、特に母親に対してポジショニング手法を適用できた筈だ。このように思われて残念でなりません。

 以上の説明から明らかなように、「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) はポジショニング手法の適用によって大きな効果を発揮するのです。

(要件4) 感性・勇気・知恵を与えることができる

 ポジショニング手法適用の成功が問題の円滑な解決に結びつかないことだってあります。行動を起こそうとすると、「あちら立てればこちら立たず」となってしまう立ち往生状態に陥ってしまうので、身動きができない。この状態から脱却しようと思ってもロックイン状態の習慣が障害となって儘ならない。こういう場合に威力を発揮するのがワタナベ式問題解決へのアプローチです。

 (応用例 ⇒ 『生い立ちが醸成した秘めた才能を見抜くマジカルパワーを持つ会議などの手法を開発して次々と驚異的な成果を挙げた』)

(要件5) 各人各様の性格と歴史的立場を診断できる

 一説によると、ほとんどの人はエネルギーの98%を無駄なことに費やしているそうです。心の中のざわめきや集中力不足が災いして気づくべきことを気づかない。囚われた気持ちが災いしてついつい後悔に結びつくことをしてまう。 ──── これがほとんどの人間の実態であることを思い起こして、「そういうことだろうな」となる人が多いのではないでしょうか。多くの人は精神的視野狭窄症や精神的拘禁服着用症に結果として罹っているのです。

 どうしてこうなってしまっているのでしょうか? 「ついついおせっかいを焼こうとしたり焼いたり、見栄を張ろうとしたり張ったり」といった具合に性格に振り回されるからです。

 人間は性格に振り回されるしかないのでしょうか? 「否」です。相手の発言を聞き漏らさない。のみならず、相手の鬱積した欲求を見抜いた上でおせっかいを焼き、多くの人から尊敬されている人もいます。性格に振り回されるのではなく、性格を乗りこなす人もいるのです。

 性格に振り回されるのではなく、性格を常時乗りこなすようになるためにはどうしたらよいのでしょうか? 人間誰しもが持っている「良くなりたい。そのために努力したい」という本能を力強く作動させることです。そのためには心の奥底からの納得が必要です。そのためには、

 「あなたはかくかくしかじかの理由によりかくかくしかじかの性格が育まれました。そして、この性格に振り回されているために精神的な視野狭窄症と拘禁服着用症に罹っています」という説明をしなければなりません。(関連記事 ⇒ 『性格に振り回されていることが自分の潜在能力の殆どを未活用にしている各人各様の性格と歴史的立場(行動力学)が形成される仕組み』)

(要件6) 変革推進者の役割を引き受ける覚悟ができている

 アトピーに悩まされ続けている女性Aさんがいます。病院に通い続けました。ところが、一向に良くなりません。にもかかわらず、担当医は「今度も前回と同じ白い薬です」と紋切り型の処方を繰り返すだけです。Aさんは「何のために病院に通っているのか分からない」と思うに至り、アトピー専門の化粧品屋さんに通うようになりました。アトピーが即良くなったわけではありませんが、満足した気分に浸ることができました。

 この化粧品屋さんはAさんのことを親身になって一緒に考えてくれるのです。「かくかくしかじかだから、こういうことを気をつけた方がいい」「こういう化粧品があるけど、あなたの場合は今度はこの化粧品を試した方がいい」といった具合にです。Aさんは「なるほど」と思い、自分でも色々工夫するようになり、アトピーの症状は少しずつ良くなってきました。

 診断し、処方するだけの専門家は失格なのです。理性と感情の両面で結果責任を負う努力が必要不可欠なのです。この努力が相手に伝わると、相手は孤独感から解放され、前向きの気持ちになれるのです。

(要件7) 軸足のぶれないマイペース力がある

 「機密情報をうっかり漏らしてしまう日本人の元々あった傾向が強くなった」ということがよく言われますが、どうしてこうなってしまうのでしょうか? 古くからあった信を相手の腹中に置くことができない状態の悪化傾向があるからです。この背景には、次の図式があると推測できます。

 (実質的な社会主義体制が超長期間続いた ⇒ 安定した枠組みの中でささやかな自由を満喫することを極めて大事にしてきた ⇒ 自立と創造力の欠如が内蔵された) + (互助を可能にしてきた共同体の崩壊傾向が明確になった ⇒ 自立と創造力の欠如が露呈されることになった) ⇒ 支配的な“空気”にしたがう傾向が一段と強くなった。

 このような図式に陥りやすいかどうかは行動力学の源「人生史」で判断できます。したがって、人生史を認識した上で悩み解決者として登用すべきか否かを判断することを強く勧めます。(関連記事 ⇒ 『新創業研究所が提供する一連のサービスには主宰者の4大脳力が反映されています』)

  新創業研究所代表・渡辺高哉の特異な経歴


 「どんな人物が指南役として適切なのか?」という小論を敢えて展開させて頂いたのは、専門家選定が五里霧中状態で行われていることが多いからです。理解しやすくするために歯医者を例にして説明しましょう。

 歯医者は患者の状態が千差万別であるにもかかわらず結果を出さなければなりません。ところが、健康保険制度は結果を出すための多様な努力をカバーできるようになっていません。

 したがって、歯医者は健康保険適用外の治療を巡って患者と緊張関係に入らざるを得なくなります。にもかかわらず、樹海をさ迷うような状態で歯医者を選定している患者がほとんどです。「このような時にはこのような歯医者をこのようにかかる」という指針が得られにくいからです。

 Aさんも例外ではありませんでした。歯の悩みを抱えて右往左往しました。多額の出費があったにもかかわらず結果が得られませんでした。それどころか、最悪の事態を迎えました。─────

 劣化あるいは喪失した歯の対策は多様です。ブリッジ、インプラント、入れ歯など。入れ歯だって多様です。手段の選定は患者の実態に合わせて行わなければなりません。ところが、そうなっていない場合がほとんどです。下記の図式があるからです。

 どの手段も技術を習得するのに時間がかかる + 開業した歯科医としての宿命がある ⇒ 特定の手段に特化せざるを得なくなる ⇒ 「手段先にあり」の治療にならざるを得なくなる。

 受難を避ける唯一の方法は「補綴 (ほてつ)」講座をきちっと受けた or 独学で必要な研鑽を積んだ歯医者の世話になることです。このことをAさんはやっとのことで知ることができ、待ちに待った満足できる結果が得られました。

 「補綴 (ほてつ)」講座をきちっと受けた or 独学で必要な研鑽を積んだ歯医者だけが劣化あるいは喪失した歯の対策を漏れなく習得しているので、患者の実態に合わせた対策を選定・実行できるのです。

 ここで注意しなければならないのは、名実ともに日本一の建築家である人物が高校卒であることが示すように形式的な学歴は重要ではない、ということです。(関連記事 ⇒ 『有名だが視野狭小の医師達に振り回された少女の悲劇現象』)

 悩み事を抱えた当事者が樹海をさ迷うように専門家を選定しているのは、歯の治療を求めている人だけではありません。社会的悩みを抱えた当事者も同様です。

 環境の様変わり、環境不透明時代の到来は経験則だけでは悩み事が解決できなくなりました。適切な臨時の助っ人が必要になったのです。にもかかわらず、悩み事を抱えた当事者は歯医者の選定と似た状態で助っ人捜しをしている場合がほとんどです。一例を挙げてみましょう。ある日のことです。次の会話が電話で交わされました。

(知人のコンサルタント) お久しぶりです。ご教授頂きたいことがあって電話しました。顧客企業から事業戦略策定の依頼を受けたのです。どういう風に考えたらよいでしょうか?

(筆者・渡辺高哉)
私のホームページにある創造的統合戦略を読んでください。そうすれば、よく分かるはずです。

(知人のコンサルタント) ありがとうございました。よく読ませて頂きます。・・・・・・・・・・・・・・・・

 樹海をさ迷うような状態で選定が行われているのは歯医者だけではなくコンサルタントも同様なのです。この状態は放置できません。なぜなら、このような状態の放置は「巨費を投じての絵に描いた餅の購入」という結果になりかねないからです。(関連記事 ⇒ 『難問を抱えたらいわゆる専門家ではなく総合的創造的脳力者に相談しよう!渡辺高哉の特技


グローバル経済を生き抜くための要諦 ── マンネリズムは命取になりかねない ──

(節子) 将来の年金受給額に満足している現役世代は10%。これは調査対象国中最下位の15位(14位のポルトガルですら40%) ──── このように世界ダントツ高い日本の若者の将来不安を拭い去る最善策は「絶好調を維持しながらの生涯現役の人生が可能である」を噛みしめて、生涯現役を目指すことであることがよく分った。

 (関連記事 ⇒ 『脳力のピークは80歳代だ!好きこそものの上手なれの世界に入ることが生み出す分かりすい例女性は臨機応変に接触したい宝。この気持ちが女性を惹きつけるし、仕事にも役立つ』)

 ここまでの説明に対して「自分はのんびりしたいので、頑張る人に使ってもらえばいい」という人に決め手となる話をして頂けないかしら? 『世界経済の超バブル崩壊克服のために日本が採るべき決め手&働く人を取り囲む環境』をパンチを利かせて補足して欲しいの。

(高哉) ASEANとインドがFTAを締結した。拡大するアジアマネーを取り込むために技術力のある中小企業が拠点を日本からアジアに移す動きが顕著になっている。そして、TPP11の誕生。このような事実は日本の地殻変動的な変化に結びいていく。というのは、次の事象が発生していくことが十分考えられるからだ。

進む日本からの技術移転がアジアにおける完成品の開発・生産力の育成に、この育成がアジアの域内総需要の拡大に結びつく。

経済再生の至上命令を持つアメリカがこのFTAをフォローの風として利用して輸入大国から輸出大国に転じる努力をする。これは域内の更なる総需要拡大を目指すことに、このことがASEANに完成品の開発・生産力の更なる育成に結びつく。

アジアの域内交易が拡大するので、日本からASEANに工作機械・ハイテク素材・ハイテク部品を輸出し、ASEANが日本から輸入したこれらを使ってアメリカに輸出する、これまでのビジネス・モデルが次第に通用しなくなる。

     アメリカは裏庭「中南米」を中国に代わる世界の工場に育てようとしている。アメリカのキューバとの国交回復にはこういう願いが込められていそうだ。したがって、日本は産業構造の高度化をますます急がなくてはならない。

(節子) 発電所ではなく電力、水処理システムではなく浄化・節水効果、電車ではなく交通システムといったようなものを輸出する。世界金融危機の真相を認識して新市場創出に結びつけるべく深く潜在している新成長機会の継続的発掘力を急いで身につける。そのためにも『閉塞状態を打破したければ、眠れる森の美女のような「新しいサービス需要」を見つけて揺り動かし、ものにしよう!』にあるようなプロフェッショナル・サービスを振興させる。

 こういうことなくしては日本は生きていけなくなる。これって日本のビジネス・パーソンの一大変革を迫るわね。

(高哉) その通りだ。『秘めた(潜在)事実・チャンス発見の秘訣』を必要とするものばかりだ。(関連記事 ⇒ 『深く潜在している新成長機会発掘プロセスと私共の役割』) ということは「適切で好きな道=閉塞無縁の道」に入ることが積極的に生き抜くための至上命令になる。“ ゆで蛙”人生をよしとする人であっても普通の人だった貴女の変身を参考にして頑張.らなければならない。さもないと、次の図式に飲み込まれてしまいかねない。

自立と創造力が生き抜くために必要不可欠になる
 (企業の生産拠点の選択度が高まる + 企業間競争が厳しくなる ⇒ 脳細胞間の円滑なネットワーキング力が成功の鍵になる第4次産業革命が進展する老害発生の仕組みの犠牲になる人、そうではない人の差が明確になる) (国家財政は破綻寸前である ⇒ 失業者救済にも限りがある) ⇒ ワーキング・プアーになることを恐れるどころではなくなる。

 したがって、「仕事でとことん頑張るよりも趣味のための時間とエネルギーをとっておきたい。会社は自分のことを最後まで守ってくれないんだから」という生き方が通用しないことは言うまでもない。→伝統的経済政策よサヨナラ、直観回路の継続的強化よコンニチワ…となった全員参加型社会は必ず実現に向かう

(節子) 貴方の主張はグローバル化が進むことを前提としているんでしょうけど、アメリカがトランプ大統領を生み出したことや国粋主義者の台頭があることを考えると、反グローバル化の流れが強くなっていくのではないかしら?

(高哉) グローバル化の流れが早すぎてこれについていけない人々が政治勢力となる程多くなってきたので、スピード抑制の動きが出てきただけだ。

(節子) 企業の海外進出に伴って産業が空洞化して地方が衰退してしまったことを考えると、反・グローバル化は必要だと思う。工場の海外移転を阻止したり、輸入品に高い関税をかけるトランプ大統領のような強権政治には正当性があるんじゃないかしら?

(高哉) グローバル化はそのあり方が変わるとしても決して止まらない。例えば、トランプ大統領が多国間ではなく一国対一国の貿易関係を積み上げて相互依存関係を維持しようとしているように…。次の図式は人類の宿命であることを忘れてはならない。

 人間は長く続いた快適な環境を守ろうとするので、自由と民主主義は後戻りすることなく進む ⇒ 人間に備わっている生存の拡大と恒常性維持本能は環境変化によって刺激され続けることもあって、科学技術の進歩には歯止めがかからない ⇒ 各セクターは科学技術の進歩によって生まれたギャップを埋める欲求が生まれ、この欲求が原動力となってグローバル化が進む。

 「ギャップを埋める欲求」をどの国でも満たせるわけではない。国などの適切な選定が必要になるので、一国対一国の貿易においてトランプ大統領の言いなりになるとは限らない。創造的な解決策がある筈だ。

  2017年1月25日のTwittter
トランプ大統領による「日本の車市場批判」の背景には中間選挙がある筈。安倍首相はTPP問題を一時棚上げして「日本の物づくり力注入によるアメリカ中西部の産業再生」請負を提言すべきであろう。脅威の好機への転換を可能にするのが戦略発想なのだ。http://www.trijp.com/approach/sfa01-1.shtml#lucurative

 ぶら下がり族には過酷な運命が待っている
  2014年5月23日のTwittter
「優良企業にのみ恩恵がある法人税引き下げ、TPP新戦略特区」の背景には「国家財政危機+地球経済→日本経済の生産性抜本的強化不可欠→戦後復興・再建の付けである農業・零細企業等の超低生産性部門の改革」がある。マンネリの個人も覚悟が必要。
http://www.trijp.com/index13.shtml

 時代は様変わりした。必要とされる人材・取引先は過去と今後では大きく異なる 
   2015年5月27日のTwittter
弁護士や公認会計士等の専門家受難の図式「(市場成熟→オリジナリティ創出困難化)+(インターネット普及→知識・情報の入手可能性拡大)→豊富な専門知識だけでは人を魅了できなくなった」は、知能ロボット脅威の前触れだ。鋭い直観回路入手を急ごう!
http://www.trijp.com/hp_digest-old.shtml
  (2015年1月31日のTwittter)  
ピケティ著『21世紀の資本』は「環境不適応の教育→成長の限界」と解すべし。世界史は「新成長機会が顕在→凡人でもOK→資本主義順調」から「新成長機会が深く潜在→凡人ではNO→資本主義不順調」になったのだ。潜在事象発掘力を急いで強化しよう!http://www.trijp.com/index11.shtml
  (2014年11月21日のTwittter)
労働政策の様変わり「世界の無極化+新成長機会が深く潜在化→日本人の脳力抜本的強化へ→内発的動機に基づく自己決定重視」は不可逆。(冷戦構造→日本共産化阻止の必要性)+(右肩上がりの経済成長→和優先の伝統OK)→雇用保障…は昔物語なのだ。
http://www.trijp.com/persona/6-1-6-2.shtml
  (2015年4月23日のTwittter)  
20年デフレが生んだ凝り除去目的の「政労使協議」の趣旨は「(目一杯の努力→習慣の根付き)+環境様変り→徒労の努力→ストレス蓄積→人生台無し」になり易い個人の人生にも必要。歴史的転換期には「自分のことは自分で始末する」は通用しにくいのだ。
http://www.trijp.com/w/w-index.shtml

 先行き不透明時代の切り札は脳細胞間の円滑なネットワーキング力
   2015年11月3日Twittter
松沢幸一氏「数値目標は現場ゆがめる」は「マンション青田売り→手抜き工事→納期遵守」への強烈な批判でもある。正解は「目標設定→プロフェッショナル・シミュレーション→脳細胞間の円滑なネットワーキング力入手→臨機応変の行動力入手」の図式だ。
http://www.trijp.com/approach/watanabe-apply.shtml

▲グローバル経済を生き抜くための要諦


                    (『オウムに嵌った林郁夫は他人事ではない!』の連載完了)



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