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魔の逸脱世界に引き込まれ、蟻地獄に嵌ってしまった林郁夫の一連の行動を参考にして危険信号キャッチのためのチェックリストを例示してみましょう。
患者に大量の水を飲ます。鼻から糸を通す。ぴょんぴょん跳ねさせる…という奇行を院長に咎めら、国立病院を退職してオウム真理教に入信したことを指します。
行き詰まりを打開するためには独創的な問題解決策を考え出すことは大切です。しかしながら、優秀な人間であっても、次の図式の餌食になる場合が多いことを指します。 特定分野で真面目に仕事をし続ける ⇒ 視野が狭くなる ⇒ 単独思考をする ⇒ 自家中毒的な対策を講じる。(参考資料 ⇒ 『加齢と共に脳力が確実に劣化していく仕組み』) 大事を成し遂げるためには、“火事場の馬鹿力”を生み出す無我夢中さが必要です。但し、「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) を適用できる第三者のチェックを受けなければなりません。なぜなら、追い込まれた気持ちでの単独思考は致命的な盲点を伴った“火事場の馬鹿力”を生み出してしまうからです。
全財産の8,000万円を寄進して、オウム真理教に家族全員で入信したことを指します。
下記の図式が大事を成し遂げることに結びつきやすいことは理解できます。 退路を断つ ⇒ 全身全霊で事に当たる ⇒ 玉際に強い行動が可能になる。 但し、退路を文字通り断ってしまいますと、「失敗 = 再起不能」となってしまいます。“先がない”のであれば、これでもいいかもしれません。しかしながら、“先がある”のであれば、転んでもただでは起きないような工夫が必要です。例えば、次の図式のように…。 新規事業A開発のために販路Bを開拓した ⇒ 新規事業Aは失敗したが、販路Bがあったために新規事業Cを開発し、軌道に乗せることができた。 (新規事業A開発のために行った販路Bの開拓は成長性と波及性の高い投資だったのです) ところが、このような図式が実現しないことがほとんどです。過去の延長線上を歩んだり突っ走ったりすることで大事に至らなかった経験を積むことが災いするのです。(詳しくは ⇒ 『変革期に必要不可欠な斬新な着眼力が日本のエリートに育ちにくい図式 / 固定観念』) 視野を狭くすることに結びつく「慣性の法則」が待ち受けていることが実に多いのです。 したがって、「自分は特定分野での成功者であった」「挑戦のために置かれる環境は不確実性 (未知性)が高そうだ」「後顧に憂いを残さないようにしたい」と思うのであれば、「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) を適用できる第三者のチェックを受けて“転ばぬ先の杖”を入手しなければなりません。
地下鉄にサリンを播くことを実行する前に、三度中断したことを指します。戸惑いは迷いの証拠です。しかしながら、「時間がない」と思い込んでしまうと、適当な理屈付けをして決行してしまうものです。
戸惑いを感じた時は、心を整理しきる必要があります。しかしながら、特定分野で真面目に仕事をし続けた人間の自問自答では必要不可欠な「思考の三原則」の適用は望みようがありません。自民党きっての知性派であった加藤宏一氏も例外ではありませんでした。(詳しくは ⇒ 『加藤宏一氏の乱』)
オウム真理教の麻原彰晃を除く幹部が集まって地下鉄サリン殺人を決断したことを指します。
日本の組織は同質の人間集団になる傾向があります。(理由 ⇒ 『新しいチャンスに気づかないからである』) そして、この傾向が現実になった集団の意思決定は甘くなり、大事の決定に必要不可欠な「思考の三原則」の適用は望みようがなくなりがちだからです。(理由 ⇒ 『日本の邑社会性』) したがって、「衆知を集めた」とされる仲間内だけでの意思決定はその妥当性を根本的に疑ってかかる必要があるのです。企業の新規事業開発や経験則が通用しにくい一大事のために開催した社内会議や家族会議の結果を思い出して、「その通りだ」と思われる方が多いのではないでしょうか。(必要な対策 ⇒ 『衆智を生かしきる秘策』 緊急を要するので悠長なことは言っていられない。“転ばぬ先の杖”を密かに入手したい。 ── こういう時にお勧めできるのが『シミュレーション・サービス』です。
追う夢がない人生はつまりません。だからといって、どんな夢であってもOKというわけではありません。次のいずれの場合であっても、一度しかない人生が徒労に終わってしまうからです。 ○競馬騎手を目指すべき人がプロレスラーを目指す。 ○競馬騎手に向いていても努力の仕方が悪い。 夢を追って成功を収めるためには、「適性を見極めて目標を設定する」「適切なやり方で目標に向かう」ことが必要なのです。進路と努力の仕方が適切であって始めて「好きこそものの上手なれ」という格言が生きてくるのです。 長年の努力が報われないとしたならば、「自分に向いていないことをやろうとしているのではなかろうか?」「努力の仕方が悪いのではないか?」と反省しなければなりません。しかしながら、“知りすぎのリスク”と“知らなすぎのリスク”が待ち構えている場合には普通の人が反省するだけでは打開の努力は成功しません。 このことを身にしみて理解するためには、大賀典雄氏が音楽家からソニーの大経営者に鮮やかに変身できたのはなぜなのか? を考えてみればよいでしょう。故・盛田昭夫氏という目利きとの出会いがあったからなのです。 「進路が適切でありさえすればいいのではないか?」という意見があるとすれば、この意見は世間を知らないために生まれたものです。資質と進路が同じであっても、チャンスに強いか否かで運命が大きく分かれることになるのです。「チャンスに強い」とはどういうことを指すのでしょうか? 適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入っている ⇒ (問題意識が旺盛である ⇒ チャンスの方から飛び込んでくる) + (挑戦精神が漲っている ⇒ 飛び込んできたチャンスを掴み取る)──、という図式が実現しやすい状態になっていることを指します。 以上の説明からお分り頂けましたように、頑張り続けても芽が出ない人物の人生再構築に成功するためにも「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) の適用が必要不可欠なのです。
孤児院で生活している少女Aがいました。彼女は何事にも自信がなくおずおずした態度の子供でした。ある日のことです。与えられていた白いブラウスが破れてしまいました。外出の用事ができたので、仕方なく少女Bからセーターを借りました。・・・・・男の子達がぞろぞろついてくるではありませんか。どうしてなのでしょうか? 少女Aは年齢以上に身体が発達していたので、小さめのセーターを着たことが図らずもセックスアピールに結びついたからなのです。この物語は下記の悪循環に誰しもが陥りやすいことを示唆しています。
口を開いてくれないと創造的問題解決策の素材となる情報の収集ができません。聞く耳を持たない人に助言をしても「馬の耳に念仏」となってしまいます。コミュニケーションが成立しないと、診断・処方・治療ができないのです。 創造的問題解決を請け負う人の理性が優れていさえすればコミュニケーションは成立するのでしょうか? 「否」です。信頼関係の確立が必要不可欠です。「信頼できない人とは前向きの話をしたくない。助言なんてとんでもない」となるのが人間だからです。 信頼関係の確立なくしてコミュニケーションは成り立たないのです。この大事な信頼関係はどうすれば確立できるのでしょうか? 才能・性格・悩みを本人以上に理解し、喜び・怒り・悲しみを共有できるように心から感情移入できるようになることです。(イメージするために役立つ具体例 ⇒ 『本物のカウンセラーと親交を結んでおくべきであった』) この感情移入が真心のこもった対応に、真心のこもった対応が相手を否定することなくあるがままに受け入れることに結びつき、「ほっと安心する ⇒ 活気を取り戻すことができる ⇒ のびのびと話をすることができる」という図式に結びつくことを忘れてはならないのです。 上記のようなことができることがカウンセラーにとって一番大事なことです。なぜなら、「悩み事を聞いて貰う ⇒ 質疑応答をする ⇒ 性格と由来がきちっと識別できるようになる」という図式の実現が悩み事の急速な解決に結びつくことが実に多いからです。 「人は追い込まれれば追い込まれるほど自分を心から理解し受け入れてくれる人としか話をしたがらなくなる」ことを考えると、上記したことはきわめて大事であることを物語っているのです。 上記したことで私共が有資格者であると自負する根拠 ⇒ 『悲劇の人生の裏に臨機応変力のなさがある ─ 人生・仕事の問題解決者を登用しなかったことが悔やまれる (フィクション編&ノンフィクション編) ─』
「思考の三原則」適用の大切さを痛感して頂くために、「全体を見る」「長い目で見る」「根本的に考える」が必要な場面を二つの例を用いて説明しましょう。 (例1) 心の葛藤 (立ち往生) を解決できなかったために殺人犯になってしまった林郁夫 林郁夫は「麻原彰晃の教義には矛盾がある。したがって、とことん信じるわけにいかない。でも、オウム真理教の脱退は自分の過ちを認めることになる」という心の葛藤状態に置かれていました。ところが、この葛藤を解決できず、よろめくように行動して地下鉄サリン殺人事件の実行犯になってしまいました。 心が葛藤状態に置かれるのは例外的なことなのでしょうか? 「否」です。なぜなら、世の中が複雑になってしまったので、「あちらを立てればこちらが立たず」「ああでもない。こうでもない」と悩むことが多くなったからです。心の葛藤は日常茶飯事的な現象になったのです。 林郁夫の話に戻ります。彼が心の葛藤を解決して正道に戻れるようにするためにはどういうことが必要だったのでしょうか? 次の図式を誘導できる人物が必要だったのではないでしょうか。 「その先」の真実を知らせる ⇒ 葛藤状態に陥っている心に「打ち克ちたい」という状態にする ⇒ 「その先」の不安をなくす ⇒ 心に「打ち克たせる」。 視野の広い人物でなければ、このようなことを成し遂げることはできません。なぜなら、広い視野の持ち主であって始めて「その先」の真実を認識できるからです。古今東西の事例認識は多ければ多いほど良いのです。だから、「全体を見る」「長い目で見る」ことが必要なのです。 視野が広いだけでこの人物の任務は達成できるでしょうか? 「否」です。なぜなら、洞察力と知恵 (ジグソーパズル思考力) があって始めて下記一連のことをやってのけることができるからです。 葛藤状態に陥っている心に「打ち克ちたい」という状態にする ⇒ 「その先」の不安をなくす ⇒ 心に打ち克たせる。 だから、「全体を見る」「長い目で見る」だけではなく、「根本的に考える」ことも必要なのです。世の中が複雑になりました。したがって、いずれの局面でもジグソーパズル思考を適切に行うことが必要不可欠な場合が多くなったことを忘れてはなりません。 上記の「適切に行う」は「斬新な着眼を入手する」を意味します。是非リンク先をお読みください。複雑な問題や過去の延長線上に活路が見当たらない場合には独創性に満ちた枠外思考が必要不可欠であることがよく分るはずです。なお、斬新な着眼を入手するためには、雑多な情報から核心をズバッと見抜く力も必要であることを忘れてはなりません。(関連記事 ⇒ 『公開情報活用例』 YAHOO!検索 1770万件中第1位 091118現在) (例2) 揺り起こさない限り陽の目を見ない膨大な個性的な需要 上記したような「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) 適用力の必要性は随所で発生しています。産業界で必要不可欠になってきたコンサルティング・セールスを例に用いて説明しましょう。 存在を知らせるだけでは商品は売れなくなりました。どうしてなのでしょうか? 機械で手作業の代わりをする。外出しなくても自宅で観る…といったようなことを可能にしたいわゆる必需品が市場に幅広く普及したためです。そこで、登場しつつあるのがコンサルティング・セールスです。 このコンサルティング・セールスで一番手っ取り早いのは「ライフスタイルや経営のあり方を提案する ⇒ 提案内容に惚れ惚れとさせる ⇒ 提案内容の実現手段として商品を位置づける」という図式の実現です。 この図式のコンサルティング・セールスには、「既存のものを活用するので商品自体は個性的需要に対応するものではない」「定型化されたコンサルティングであるために模倣が容易である」という二つの限界があります。
顧客の抱えている複雑な問題の創造的解決策を提示する ⇒ 提示内容に惚れ惚れとさせる ⇒ 提示内容の実現手段として商品を位置づける or 新規開発テーマを位置づける。 このような図式を実現できるのであれば、工業化の限界が生み出した膨大な個性的需要をビジネスに転換できることでしょう。しかしながら、「(例1) 心の葛藤を解決できなかったために殺人犯になってしまった林郁夫」で説明したような「思考の三原則」(全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)の適用が必要不可欠になります。 消費者から「自分では気がつかなかったけれど、私の欲求はあなたのおっしゃる通りです」「すごい、鮮やかにジグソーパズルをしたような解決策ですね。見事です」と言われるようにならなければならないのです。 昔であれば、消費者は「自分では気がつかなかったけれど、私の欲求 (悩み) はおっしゃる通りです」と言った後は自分で問題は解決できました。なぜなら、 世の中も自分が置かれた立場もそれほど複雑ではなかった。いいかえれば、立ち往生状態ではなかった ⇒ 小手先的な対応で問題は解決できた ⇒ 一見両立できそうにない複数の目的の達成を可能にする創造的な統合戦略の必要性はなかった──、という図式がほとんどだったからです。
上記したようなことはいわゆるカウンセリングについても当てはまるのではないでしょうか? なぜなら、「環境が様変わりした ⇒ 経験が通用しにくくなった」という図式の下では、「喋りつくす ⇒ 頭の中が整理できる ⇒ 解決策が自ずと発見できる」という図式は成立しにくくなっているからです。 一例を挙げてみましょう。夫婦のあり方が様変わりした上に、先行きの不透明性が高い時代に「色々なことが巧くいかなくなった根本的な原因は夫婦仲が良くないことにあることが分かった」だけではすまないことに異論をさしはさむ人はいないのではないでしょうか。 夫婦仲が悪いことを仮に認識できても、根本的原因を洞察できない人が実に多いのが現実の姿であることを忘れはならないのです。定年退職直後に妻から離婚を迫られて、「家族のために身を粉にして働き続けてきたのに、自分のどこが悪かったのだろうか?」と途方に暮れてしまう人が少なくないのが何よりの証拠です。 私共が「思考の三原則」を適用したジグソーパズル思考を適用できると自負する根拠 ⇒ 『脳力革命の方法』
自分自身の客観視は困難をきわめるのが人間であることを示す面白い調査結果があります。 インフレの昂進が所得を上昇させ続けていた時代に「あなたの所得が毎年一本調子で上昇し続けているのはどうしてなのでしょうか?」と質問すると、ほとんどの人は「先見力やハードワークのお陰で労働生産性が上昇したからである」と答えたのです。十分承知している高いインフレ率は考慮外だったのです。 順調に事が運び続けると前途に待ち構えるリスクのことは全く考えなくなってしまうのも同じことです。 こうした性向が原因して個人や企業が成功し続けることを困難にしてしまっているのです。どうしたらよいのでしょうか? 「なぜ巧くいっているのか?」「どうなると巧くいかなくなるのか?」「なぜ巧くいかなくなってしまったのか?」「どうすれば再び巧くいくようになるのか?」を折に触れて考え抜くことです。これをポジショニング手法と言います。 このポジショニング手法は説得に抜群の効果を発揮します。なぜなら、「巧くいっていた原因が自分で発見できる」「再び巧く行くようになるためには自らの変革が必要であることが自分で認識できる」からです。いいかえれば、問題 (悩み) を抱えている本人が「変革したい」と思うようになるからなのです。(参考資料 ⇒『真空機器振興ビジョン』) この手法の適用は現代社会が提供する豊かなチャンスの前途に横たわる障害 (チャンスに気づきにくい/チャレンジしたくてもできない/何をやってもうまくいかない/成功路線を持続できない) の除去にも威力を発揮することは言うまでもありません。なぜなら、カルチャーショックを受けるような人間の支援を受けることができれば、下記の図式が手に入りやすくなるからです。 異質の人間と付き合う効果が効率よく入手できる ⇒ 惰眠から目覚める ⇒ チャンスに気づくようになる + 環境適応の必要性を認識する ⇒ 環境適応のこつが分かる ⇒ チャレンジできるようになる。のみならず、新しい仕事を軌道に乗せ、かつ成功路線を持続できる。(異質の人間と付き合う効果 ⇒ 『問題解決策を専門家と一緒に創ることが最善策である』) 上記のポジショニング手法を適用すれば、近所の子供二人を殺害した「長崎の少年殺人事件」も予防できたかもしれません。なぜなら、この事件は次の図式のなせる業であると思われるからです。 母親に厳しく育てられた ⇒ (母親から見捨てられていると思い込んでしまった + 内発的動機に基づく自己決定力が養われなかった) ⇒ 抑圧せざるを得ない歪んだ性欲が発生した ⇒ 攻撃衝動が生まれた。 厳しく育てられた (過干渉であった) ことはベンチャー精神旺盛な人材を生み出すことに結びつく、次の良の循環の図式を妨げることを忘れてはならないのです。 心の奥底から沸いてくる挑戦的テーマをなんとしてでもやり遂げよう…と自分で意思決定する ⇒ 自分で意思決定したことだから困難にめげないでやり遂げる ⇒ 困難を克服してやり遂げた快感をもう一度味わいたい…と思うようになる ⇒ 心の奥底から沸いてくる挑戦的テーマをなんとしてでもやり遂げよう…と自分で意思決定する・・・・。 殺人事件を引き起こした長崎の少年は上記したようなベンチャー精神が育まれていなかったために、抑圧せざるを得ない性欲が攻撃衝動に、攻撃衝動が殺人に結びついたと考えられるのです。 上記した少年の日常の言動を洞察・観察すれば、攻撃衝動性に気づき、両親、特に母親に対してポジショニング手法を適用できたのではないか…と思われて残念でなりません。 以上の説明から明らかなように、「思考の三原則」 (全体を見る/長い目で見る/根本的に考える) はポジショニング手法の適用によって大きな効果を発揮するのです。
ポジショニング手法適用の成功が問題の円滑な解決に結びつかないことだってあります。行動を起こそうとすると、あちら立てればこちら立たず…となってしまう立ち往生状態に陥っていることに気づく場合です。 こういう場合はシナリオ化された創造的統合戦略を策定する。のみならず、当事者をして変化を受け入れて自分を変えることを適切、かつ敏速に行わせしめる。いいかえれば、ワタナベ式問題解決へのアプローチ的なことを適用できる能力が必要になります。 その場しのぎの習慣 + 様変わりした環境 ⇒ 重大な盲点発生 ⇒ 絶好の機会逸失──、という図式に陥っている人が多いことを考えると、ワタナベ式問題解決へのアプローチの重要性に注目する必要があるのではないでしょうか。
一説によると、ほとんどの人はエネルギーの98%を無駄なことに費やしているそうです。心の中のざわめきや集中力不足が災いして気づくべきことを気づかない。囚われた気持ちが災いしてついつい後悔に結びつくことをしてまう。 ── これがほとんどの人間の実態であることを思い起こして、「そういうことだろうな」となる人が多いのではないでしょうか。多くの人は視野狭窄症や拘禁服着用症に結果として罹っているのです。 どうしてこうなってしまっているのでしょうか? ついついおせっかいを焼こうとしたり焼いたり、見栄を張ろうとしたり張ったり…といった具合に性格に振り回されるからです。 人間は性格に振り回されるしかないのでしょうか? 「否」です。相手の発言を聞き漏らさない。のみならず、相手の鬱積した欲求を見抜いた上でおせっかいを焼き、多くの人から尊敬されている人もいます。性格に振り回されるのではなく、性格を乗りこなす人もいるのです。性格に振り回されることが多い人であっても時には性格を乗りこなすこともあることでしょう。 性格に振り回されるのではなく、性格を常時乗りこなすようになるためにはどうしたらよいのでしょうか? 人間誰しもが持っている「良くなりたい。そのために努力したい」という本能を力強く作動させることです。そのためには心の奥底からの納得が必要です。 そうです。この本能を力強く作動させるためには悩み事や人生史を適切に分析して貰い、「あなたはかくかくしかじかの理由によりかくかくしかじかの性格が育まれました」と言い切って貰うことなのです。(関連記事 ⇒ 『反面教師となる事例集』) 性格を常時乗りこなすようにすることは自制心が必要です。いいかえれば、努力が必要です。したがって、このような態度の継続は“得手に帆を揚げる”形で秘められた才能の開花にも結びつきます。性格に合わない努力は長続きしないし夢中になれないので、身につきにくい。ところが、性格に合う努力は格言「好きこそものの上手なれ」の世界に入ることができるのです。 そのために必要になるのが過去の歩みを生かしてオセロゲームのような人生に導いてくれる新創業を可能にしてくれる個性的才能を引き出す性格診断です。
アトピーに悩まされ続けている女性Aさんがいます。病院に通い続けました。ところが、一向に良くなりません。にもかかわらず、担当医は「今度も前回と同じ白い薬です」と紋切り型の処方を繰り返すだけです。Aさんは「何のために病院に通っているのか分からない」と思うに至り、アトピー専門の化粧品屋さんに通うようになりました。アトピーが即良くなったわけではありませんが、満足した気分に浸ることができました。 この化粧品屋さんはAさんのことを親身になって一緒に考えてくれるのです。「かくかくしかじかだから、こういうことを気をつけた方がいい」「こういう化粧品があるけど、あなたの場合は今度はこの化粧品を試した方がいい」といった具合にです。Aさんは「なるほど」と思い、自分でも色々工夫するようになり、アトピーの症状は少しずつ良くなってきました。 診断し、処方するだけの専門家は失格なのです。結果責任を負う努力が必要不可欠なのです。この努力が相手に伝わると、相手は孤独感から解放され、前向きの気持ちになれるのです。 結果責任の負い方は理性面だけでよいのでしょうか? 「否」です。感情面での配慮も必要です。なぜなら、悩み事を抱えた当事者は「素人である ⇒ 先が読めない ⇒ ちょっとしたことで心が動揺して日常生活にも支障をきたしてしまう」という図式に陥り易いことを肝に銘じた行動が必要だからです。具体的には、例えば、下記のような心遣いをしなければなりません。 「不安感に襲われたらいつでも電話してきてください」と伝え、電話がかかってきたら、「あなたはかくかくしかじかの理由でかくかくしかじかの状態にあるのです。したがって、問題解決のプロセスを確実に辿っています。後こういうことをすることによって問題は解決するでしょう。似たようなBさんもこういうプロセスを経て問題解決に成功しました」と心を込めて伝える。セラピストの心構えが必要なのです。 専門家は理性・感情の両面で結果責任を負う努力をする変革推進者の役割を引き受ける覚悟をしなければならないのです。パートナー節子のプロフィールをお読み頂ければ、私共がこの面でも有資格者であることに確信を抱かれることでしょう。
これまでの説明を読んでも「人生・仕事の指南役を第二のホームドクターにするなんてとんでもない。自分のことは自力で解決する」と言い張る人がいることでしょう。独立独歩の精神は賞賛に値します。しかしながら、このように言い張ることは道を誤ることに結びつくことでしょう。理由は大別して三つあります。これまでの説明と重複する面もありますが、肝に銘じてください。
優れた知性の持ち主であっても自分の価値体系内のことを明確にしにくいのが人間なのです。「御社 (あなた) の存立基盤はなんですか?」という質問に適切な回答を返せる人はほとんどいないことが何よりの証拠です。英才であっても人間なるが故の限界があるのです。(具体例 ⇒ 『加藤宏一氏の乱』)
平家物語にある「盛者必滅の理」という言葉に万人が納得するのはどうしてなのでしょうか? 次の図式が本能的に理解されているからなのでしょう。 成功し続ける ⇒ 成功方程式が固定化する ⇒ 固定化された成功方程式が通用しにくい環境になると成功し続けることが困難になる。 環境が様変わりすると、成功要因はたちまち失敗要因に転じてしまうのです。近年塗炭の苦しみを味わうことになった日本経済が典型的な例です。(より深く理解したい方 ⇒ 『歴史的転換期に道を必ず誤る権威に代わる新権威を確立しよう!』)
変な話ですが、IT革命が進むにつれて人々は外部情報に疎くなりました。なぜなら、メール交換や内部情報に時間を取られすぎるために外部情報に触れる時間が大幅に減ってしまったからです。(携帯電話に時間を喰われてしまっために、音楽CDが売れなくなってきたことと似た現象なのです) ある大企業の社長ですが、自宅に帰ると社員からのメールを読んで返事をすることに忙殺されて、有益なホームページにアクセスする時間的余裕がまったくないとのことです。「最近の若者は自分の身近なことにしか興味を持たない」なんて批判することはできないのです。 一方において、競争は同業者間だけではなく異業者間でも行なわれるようになりました。百貨店の経営者が自分の店に来る顧客動向だけを気にしていたらいつの間にか顧客を通信販売に奪われてしまっていた…なんてことはざらなのです。身内情報依存主義は不幸の始まりなのです。(イメージに役立つ具体例 ⇒ 『日本最大であったチェーン・ストアー経営破綻の真因』) 身内情報依存主義を改めることが舵取りの成功に結びつくとは限りません。適切な問題意識をしっかりと持ち続けていないと、適切な情報ゾーンは宝の持ち腐れとなってしまいます。( イメージに役立つ具体例 ⇒ 『三菱重工はどうして巨額の赤字を出すに至ったのか』、座右の銘にして頂きたいこと ⇒ 『事の真相を見抜けないのはどうしてなのか』 (連載完了)
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