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引きこもりの実態と打開策


今、日本人の心はどうなっているのか? だから、どうすべきなのか?

→オウムに嵌った林郁夫は他人事ではない!― 自立と自律力養成の薦め―〈2004/6/27〉2015.3.3更新


「無我夢中」にならないと、別の落とし穴が待っている

不安定な精神状態は現代人の宿命である

 人はどんな環境に置かれると、精神状態が安定するのでしょうか? 仕事・友達・家族が安定的であるが故に生活のリズムが乱れない時です。

 今の日本で仕事・友達・家族が安定していることを望めるでしょうか? 「否」です。 「1 日本人はどんな環境に置かれているのか?」にあるように日本の社会が病んでいるだけが原因しているのではありません。二つの理由も付け加わっています。だからなのです。

(追加理由1) 情報化・グローバル化・技術革新の三つが同時に進展しているために、先行きがどんどん不透明になっている

 先行きがどんどん不透明になる ⇒ 過去の延長線上を歩んでいることは安泰を保障しない。むしろ、環境に適応できずドロップアウトの危機にさらされる ⇒ 仕事・友達・家族が不安定な状態に置かれる──、という図式の下にあるのです。(ドロップアウトの例 ⇒『フローチャートの注1の説明)

(追加理由2) 先行きがどんどん不透明になっていく時代を生き抜き、勝ち組になるための能力が個人的に培われていないし、環境も整備されていない

 横並び志向や枠内思考で事足りた時代が超長期間続いた ⇒ アイデンティティが確立されようがなかった ⇒ 独自の視点でジグソーパズル思考をする脳力が培われようがなかった + 蛸壺型社会の残渣が色濃く残されている ⇒ 仕事・友達・家族は環境変化に弄ばれ漂流しやすくなっている──、という図式の下にあるのです。

 (蛸壺型社会の残渣が色濃く残されていることのマイナスの影響については ⇒『チャレンジしたくてもチャレンジできない』)


「夫婦完全融合への道 = 21世紀型ビジネスへの道」を歩むことが必要になった

 質的レベルの低い国民が質的レベルの低い政治・行政を生み出している。いいかえれば、日本の社会を住みやく、頼りがいのあるものにするためには国民全体の質的レベルアップが必要不可欠である。したがって、日本の社会改革を成功させるためには歴史的努力が必要である。 ── これが「1 日本人はどんな環境に置かれているのか?」の意味するところです。

 にもかかわらず、不安定な精神状態は現代人の宿命として受け止めなければなりません。どうすればよいのでしょうか? 何か巧い方策はないのでしょうか? 実はあるのです。

 「誰よりも認めて貰いたい」と思うから仕事で頑張れる。真の理解者だから「この人のためだったら何でもしよう!」と思える。傍にいるとリラックスできる。── こういう関係にお互いになれる夫婦関係を確立する。これが巧い方法なのです。

 こういう理想的夫婦関係に発展できる異性を捜し出し、理想的関係を醸成することは並々ならぬ努力を必要とします。したがって、「仕事の世界で生き抜くための努力をしなければならないのにこんな悠長なことをしていられない」という反論が出てくることでしょう。

 この反論は正しいでしょうか? 「否」です。なぜなら、理想的な異性を捜し出して理想的な夫婦になるための適切な努力が仕事の成功に結びつくこと間違いなしの時代になりつつあるからです。

 (補足説明 ⇒『「夫婦完全融合への道 = 21世紀型ビジネス成功への道」をいかなる立場にあっても円滑に歩めるようにするためのノウハウをパートナー節子と共同開発』)

無策の人には5種類の落とし穴が追加用意されている

 イノベーションのロジックが心に注入されて始めて前人未踏の挑戦に成功できるのでした。無我夢中になれる人だけが大事を成し遂げることができるのです。そういう意味で無我夢中になれる人は貴重な存在です。ところが、モデル思考をせずに絶対的権威を求めると林郁夫のようになるのでした。

 「自分はモデル思考力を培っていない。しかしながら、林郁夫のように無我夢中になるタイプではない。したがって、魔の逸脱世界に吸い込まれるようなことにはならない」と安堵の胸を撫で下ろす人がいることでしょう。果たしてそうなるでしょうか? 残念ながら「否」というしかありません。

 社会は頼りにならないにもかかわらず、上記した「現代人の宿命である不安定な精神状態」が重くのしかかっていることを忘れてはならないのです。したがって、命綱となる「夫婦完全融合への道 = 21世紀型ビジネスへの道」を歩んでいないと、とんでもないことになってしまいかねません。なぜなら、五つの落とし穴が待ち受けているからです。


(落とし穴1) 引きこもり状態の人生

 上記したようなマイナスの条件が揃っているにもかかわらず考え込む人が世の中にはいるものです。いわゆる真面目な人です。このような人は過去の延長線上を歩むような人生を送ることができる限りは、「すぐくよくよするなぁ」と言われる程度ですみます。

 ところが、自分に対する自信が根底から揺すぶられるような事件に遭遇する or 長引く孤立状態が原因して付き合うことが億劫になる。こういう状態になると、自分の殻に閉じこもってしまい、殻の中に安住するが如くに引きこもってしまいます。

 家の中に閉じこもり、家族以外の人とは会おうともしない。家族であっても心を開こうとしない ── となってしまう背景には、少なくとも、四つの図式がありそうです。

図式1:優等生を演じ続けてきた子供に待ち受けている落とし穴

 良い子を演じ続けてきた ⇒ 打たれ強さが養われようがなかった ⇒ 環境が変わって良い子を演じることができなくなった ⇒ 打ちのめされて立ち直ることができない + 孤独に比較的強い ⇒ 他人の目に自分をさらすことができないので、自宅に引きこもってしまう

 ⇒ 社会と隔絶した生活が長期化する ⇒ 知らないが故の恐怖心…となって社会生活を一切合財拒むようになってしまう。

図式2:孤独な生活を強いられた子供に待ち受けている落とし穴

 家族に揉まれるようにして育てられなかった or 内発的動機に基づく自己決定力が養われなかった ⇒ 人間関係を適切に処理する能力が養われていない + 個が確立されてない + 視野が狭い ⇒ 実態を理解する脳力不足も手伝い、順調であった人間関係や仕事がギクシャクしてしまう ⇒ 世の中の人間は誰も信用できなくなる + 孤独に比較的強い

 ⇒ 牙城を築くように自宅に引きこもってしまう ⇒ 社会と隔絶した生活が長期化する ⇒ 知らないが故の恐怖心…となって、社会生活を一切合財拒むようになってしまう。

 このタイプの人は部下を叱ったり褒めたりすることを臨機応変に行うことができないので、「管理職失格」となりがちです。そして、「自分は駄目な人間だ」と全人格的な自己否定状態に陥り、欠勤が欠勤を呼ぶ形で引きこもってしまう場合もあります


図式3:社会生活中断期が長引く大人に待ち受けている落とし穴

 (離婚をして実家に戻って家族とだけ付き合う生活をする or 仕事を止めて親の介護に専念する ⇒ 複雑な人間関係調整などの社会性が少しづつ失われていく) + (例外的に社会的経験をする ⇒ ストレスを凄く感じる) ⇒ 人づきあいが怖くなる ⇒ 社会復帰意欲を失う。

図式4:人生の岐路に決めた目標を拒絶された高校生に受けている落とし穴

 (「これしかない」と決めた大学受験を親から猛反対される ⇒ 親に猛反発する ⇒ 性格の健康状態が悪化する ⇒ 狭い視野がますます狭くなって五里霧中状態に追い込まれる) + 同級生は順調な人生を送っている ⇒ 現実から目を反らすために ⇒ 脱線人生を送ることになる。(具体例 ⇒ 『中学時代から大学卒業まで』)

引きこもり状態で社会生活を送っている人もいる

 経済的に引きこもれないから社会生活を送っている。しかしながら、実態は引きこもりそのもの…という人もいるようです。

 働かないと食べていかれないために勤務先に出かけます。ところが、「解雇されるのが怖いから」と面白くなくても残業三昧となり、仕事以外のことに関わることを避けがちとなります。仕事の世界が隠れ家になってしまっているのです。しかしながら、この隠れ家生活は健全さを欠いたものとなりがちです。なぜなら、

 残業が終わると、勤務先の近くの駅でチョコレートをむしゃむしゃ食べ、自宅の近くで買ったホカホカ弁当を夕食にする生活を続け、ぶくぶく太り出しただけではなく、とうとう耳鳴りに悩まされるようになってしまった人が現に存在するからです。

 仕事に逃げ込み、ストレスを溜め込む背景には絶望的な生活環境があります。親しい人はこのことを知っているので、「自分のことをもっと考えなさい」と助言。すると、「人生ってこんなものよ」と言って不愉快そうな表情を返すのだそうです。踏み込んだ創造的対策を講じない限り、この人物は自滅の道を歩むことでしょう。このような状態は一種の引きこもりと言ってもいいのではないでしょうか。

 問題はどうしてこうなってしまったかです。この人物は美術大学出身のデザイナーとして恵まれた職業生活を送っていました。ところが、パソコンを使ったグラフィック・デザインを可能にするパソコン時代が到来し、運命が一変。稀に見る天才でないにもかかわらずパソコンを忌避し続けたためにデザイナーとしての仕事を奪われ進取の気性を失い、「もう駄目だ」と思い込んでいるからです。この状態は次のように図式化できます。

 (老害発生の仕組みに嵌りこんでいる ⇒ 脱・閉塞状態を可能にする斬新な着眼が欠落している) ⇒ なんとか生きていくことができている ⇒ “ゆで蛙”状態になっている。(打開策 ⇒ イノベーションのロジック注入負け組の逆転勝利誘導


引きこもりは自殺に結びつく場合だってある

 「今から世の中に出て行ってももう間に合わない」という心境が深刻化すると、手首を切っては後悔する…といったようなことを繰り返す程度ではすまなくなり、自殺する場合もあるようです。

 好青年であるが故に引きこもり、挙句の果てに自殺してしまうことを忘れてはならないでしょう。


                                                  2015.2.29追記
「引きこもり⇒躍進」を可能にするのは、努力継続力の源「適切で好きな道」を歩むことだ
(節子) 18~55歳の働き盛りの引きこもりがこの10年間で倍増して160万人。1から5等まで平等に扱われる時代は完全に終わったし、臨機応変力が問われる環境不透明さは増す一方であることを考えると、日本の社会は極めて不安定になる。このことが引きこもり増加に拍車をかけるんじゃないかしら?

(高哉) その通りだ。日本の社会は理念で糾合しにくいので元々ばらばらになりやすい。こういう社会を辛うじて束ねてきた日本モデルが崩壊しつつある。こういう状態に社会との繋がりを失った引きこもりが増加し続けると、貴女が心配する事態はごく自然に起きる。(日本の社会の実態の詳細 ⇒ 『互助を可能にしてきた共同体が崩壊しつつある理由過去通用してきた政府の政策と背景』)

(節子) だとすると、「引きこもっていた人に集団の中で簡単な仕事を与える ⇒ 承認されるので、精神的居場所が得られる ⇒ 自信がつく ⇒ アフターケア付きで本格的に社会復帰する」という、最近評判のやり方では問題の根本的解決はできないんじゃないかしら?

  知能ロボットが普及するにつれて単純な仕事はなくなっていく。実力を培っても仕事が高度になればなるほど不測事態に晒されて臨機応変力の欠如が露呈されてしまう。──── どっちに転んでも抜本的対策を講じないと、元の木阿弥になってしまうような気がする。

 そこで、聞きたいことがある。人生の岐路に決めた目標を拒絶された高校生に待ち受けている落とし穴に嵌り、長年引きこもり状態だったあなたが「どんな難問でも潜在事象発掘のための執拗なQ&Aに応じてくれさえすれば、創造的に解決して見せる」と言えるような人間になれた秘訣を教えて欲しい。

(高哉) 極度の不摂生が祟って悪性の痔と胃潰瘍を患うことになってしまった。「このままでは就職できないのではないか」と心配だったので、大学卒業前に医師の検査を受けた。その結果、「このままの状態で仕事に就いたら命の保証はないので、留年しなさい」と宣告された。僕は明確な人生目標が見つからずモラトリアムになりやすくなっていたので、この宣言をすんなり受け入れた。

 そこで、父親を訪ねて「もう一年間だけ学費と生活費を出して欲しい」と頼み込んだところ「これから金がかかる弟が二人控えているので、高哉にはこれ以上一銭も出せない」と通告されてしまった。

 「生活資金を自分で稼ぐしかない。それに入社早々に入院することは不可能」と思うしかなかった私は図書館に行き、排便時の大量出血に耐えつつ胃潰瘍を治す方法を探り、大量の人参ジュースを毎日飲むことに行きついた。

 そして、勤め帰りに会社の独身寮近くの八百屋に寄り、大量の人参を買い、月賦で買った電気ジューサーを使うことが日課となった。顔色が悪く、体重は40キロ台。こういう僕の病状が周囲に知られたら仕事にありつけなくなり、生活資金を自分で稼げなくなるので、気負いに気負って元気溌剌を演技した。──── 甘えが生む「引きこもり状態」と決別できたわけだ。(補足説明 ⇒ 『安宅産業(現・伊藤忠商事)入社前後の実態』)

(節子) 引きこもり状態から脱出するためには「なんとかしなくては」という危機意識の注入が必要不可欠であることがよく分かった。でも、それだけだったら私がさっき言ったように元の木阿弥になる。あるいはドン・キホーテのようになり、人生を台無しにしてしまいかねない。この辺りはどうだったのかしら?

(高哉) トイレもキッチンもない4畳半のアパートでの自堕落な生活から大商社に入社。立派な応接室で委縮。「これでは駄目」と思い、雰囲気に呑まれないようにするために近くの丸ノ内ホテルやパレスホテルのロビーで昼食後を過ごす毎日。これでどこへ行っても堂々としていられるようになった。しかし、これではすまないことがあった。

 大学在学中に司法試験や国家公務員上級試験をパスしたエリートがいる八幡製鉄(現・新日本製鉄住金)が取引先。年齢差はそんなにないのに学識差は極めて大きい。高校2年の終わりから大学卒業までのほぼ無為の人生を深く反省。「実生活でリカバリーショットを撃とう!」「30歳になるまでに歴史に残る大仕事を成し遂げよう!」と強く思い込むようになった。

 このことを年賀状に毎年記し、決心が揺るがないようにした。当然のこととして仕事だけではなく仕事が終わった後も独学に励むようになった。

(節子) 超エリートがいる八幡製鉄が取引先だったことはラッキーだったわね。貴方の負けじ魂に火が点いたんだから。でも、皆が皆そうなるとは限らない。そうなったとしてもその後の貴方とは違い、線香花火のようになってしまうのが落ち。貴方はチャレンジャー人生を歩み続けている。この違いの背景に何があるのかしら?

(高哉) 人格形成上最も重要な2~4歳半まで制約が殆ど課せられない自由奔放な生活を送ったので、自由に発想し、行動する習性が身についた。その後、どんでん返しを食らう経験をしたために、青天井の発想をしながら納得できないと一歩も動かない思考・行動様式の人間になった→誕生から小学校まで

 したがって、「モラトリアム人間である」「危険を顧みず一気呵成に行動する人間である」という相反する評価を受けるようになった。

 前に述べた人生の岐路に決めた目標を拒絶された高校生に待ち受けている落とし穴に嵌り、長年引きこもり状態。独創的発想が認められ「応援するからそれで行こう!」と言われても不測事態を想像すると、不安になり、一歩も動こうとしない。

 台湾から日本への航路にあった4歳の時のことです。船長から「日本に明日到着。この船は護衛船に囲まれているから安全。身に着けているものを外してゆっくりお休みください」と告げられたにも拘らず大惨事に襲われたことをついつい思い出してしまうからね→運命は一変。──── これがモラトリアム人間の例。

 一方、異分野でプロジェクト請負型の転職を重ねた ⇒ 三菱総研の軒を借りて単独で開発力抜本的強化型の経営コンサルタント業に乗り出し、成功した ⇒ 穴倉に閉じ籠るような自主研究生活を送り、念願の総合的創造的脳力を身につけた。そして、社会的孤立を恐れず「もっともっと」とばかりに研鑽を積みつづけている→脳力革命の方法。──── これが危険を顧みず一気呵成に行動する人間の例。

(節子) 自分に合う人生目標を見つけることができれば、生い立ちが育んだ持ち前の粘り強い挑戦力が威力を発揮して線香花火のように決してならない。「どんな難問でも潜在事象発掘のための執拗なQ&Aに応じてくれさえすれば、創造的に解決して見せる」は他人だけではなく貴方自身にも当てはまる。こういうことよね。

 でも、これが結論であると、「今更そういう人生を送ることはできない」となって挑戦する気にならない人が多いと思う。どうすればいいのかしら?「今からでも遅くない。こうすれば粘り強い挑戦力を身につけることができる」とならないと、冒頭の私の杞憂が現実のものになってしまう。

 長年通用してきた悪しき習性「ぶら下がり」は全く許容されなくなった背景には、貴方がいつも指摘している次の図式があることを忘れてはならない。

 (日本的集団主義が根付いている ⇒ 日本人は理念で糾合しにくいので、ばらばらになりやすい ⇒ 縦型社会の源である日本モデルが根づいた)+ (グローバリゼーションが進展した ⇒ 競争激化と共に ヒト・カネ・モノの経営資源取得先が国境を越えて自由闊達に行われるようになった) + 新市場創造に結びつく新製品・新サービス・新システムの開発がタイムリミットを越えて遅れてしまった ⇒ パイを奪い合うゼロサムゲーム的な様相が濃くなった

 ⇒ 所属組織に忠誠を誓っていれば身分保証が約束されていた日本モデルが陳腐化してしまった ⇒ 悪しきエゴが噴出しがちとなった ⇒ 伝統的共同体が身を守ってくれる時代は終わった。(参考資料 ⇒ 泥舟「日本」の実態と背景

(高哉) 新創業負け組の逆転勝利のプロジェクトを導入してくれれば手っ取り早いけど、なんとなく生きていけている人には切迫感がないので、「難しいことは嫌だ」となってしまいかねない。そこで、勧めるのが3段階アプローチだ。

   自分が好きになるので、「自分をもっともっと向上させたい」と思うようになる。(詳しくは ⇒ 『積極的に生きる意欲も動機になる

  「環境変化に気づく ⇒ 戦略発想をする ⇒ 弱者が躍進する」を実体験する。(詳しくは ⇒ 『気になるニュースから好機と脅威を察知して対策を講じませんか?

    日常生活で脳力の進化が実感できるようになる日記指導分析を受ける。(詳しくは ⇒ 『 鋭い直観回路に基づく果敢な行動を引き出す日記分析指導

 楽しく生き抜く力を培いたければ、個性的才能を引き出す性格診断を受けよう!
 ── 発展性ある脳力は誰にも潜在しているのに、誤解が顕在化を妨げている ──
( 2014年12月23日のTwittter)
「適切で好きな道を歩んでも先天的才能のある人には敵わない」は努力継続力の威力を知らない人の大きな誤解。Bさんは社歴を積むうちに先天的な才能ではどう見ても上のAさんよりもヒットする食玩を開発するようになってしまった。これが何よりの証拠。
http://www.trijp.com/wsp/wsp2-1-1-2-4.shtml
( 2014年2月20日のTwittter)
 ロボット普及でも全人格投入型仕事であればOK。世界から集めた有機栽培豆を店内で適切量焙煎+注文別豆挽き・椀に注入時の生き生きした表情での名人芸→楽しみながら待ち、感動する味…のブ ルーボトル珈琲が好例。努力継続力の必要性を認識すべし。
http://www.trijp.com/hp_digest-old.shtml

意欲満々になるための定石がある

(落とし穴2) うつ病の人生

 引きこもりの人生を送れる人はまだ恵まれています。孤独に比較的強いために引きこもることができるからです。自殺に至らない限り逃げ込み先があるのです。ところが、孤独に弱い人 (人付き合いが良いという仮面をかぶっている人) はそうはいきません。逃げ場がないのです。

 そうであっても、過去の延長線上を歩めている間は「あの人はうつ気味だなぁ」という程度ですみます。ところが、自分・他人・社会に対して決定的な限界を感じてしまう状態に追い込まれ、疲れきってしまうと、うつ病になり、落ち込んだ状態が長期化してしまいます。 ── こうなってしまう背景には、少なくとも、三つの図式がありそうです。

図式1:依存心の強い人に待ち受けている落とし穴

 頼りにしていたものに頼れなくなる (入信していた宗教に裏切られる、順調であった仕事に失敗する等) ⇒ 不安が嵩じて神経過敏となり、自分自身だけではなくやっていること全てに自信を失ってしまう ⇒ 悩みが主観的であるので、他人の理解が得られない ⇒ 将来不安や孤独感に蝕まれ、深く落ち込んでしまう。

図式2:取り越し苦労に待ち受けている落とし穴

 未来の不確実性が高まる ⇒ 神経過敏になる ⇒ マイナス思考する ⇒ 心理的に追い込まれる ⇒ 主観的な悲しみの世界に浸る ⇒ 誰からも共感されにくい ⇒ 絶望的な孤独感に陥ってしまう。

図式3:リスク発生に待ち受けている落とし穴

 予想外の出来事が発生する ⇒ 社会適応できにくくなる ⇒ 役割感を持つことが困難になる ⇒ 自分の居所がなくなる ⇒ 主観的な悲しみの世界に浸る ⇒ 誰からも共感されにくい ⇒ 絶望的な孤独感に陥ってしまう。

真面目な人のほとんどがうつ病に罹りやすくなっている

 うつ病患者には記憶を司る海馬の縮小傾向が見られる…と言われていますが、これは「前向きの姿勢が失われる or 気持ちに体がついていけない ⇒ 生命力が損なわれる」という図式の結末なのでしょう。気力が衰えると肉体の老化が進むのと同じことであると考えられるのです。

 したがって、うつ病状態の放置は恐るべき結果に結びつくと言わなくてはならないでしょう。なぜなら、「気力が衰える ⇒ 肉体が衰える ⇒ 気力が衰える ⇒ 肉体が衰える・・・・・」という悪循環は急速に死期が近づくことを意味するからです。(詳しくは ⇒『脳力のピークは80才台だ!

 厚生労働省によりますと、日本人は15人の内1人の割合でこの忌まわしいうつ病に罹っているとのことですが、実際の数字はこれよりも遥かに多いのではないかと思われます。なぜなら、日本人は次のような状態に置かれがちだからです。

精神状態が不安定であるので、何かに依存しないと生きていかれない。ところが、不確実性が高まる一方である。したがって、上記図式1の落とし穴に嵌りやすい。

不確実性が高まってきたために、「自分・他人・社会の安定性が薄れる ⇒ 自分・他人・社会に限界を感じる局面は増える」という図式の下に置かれがちである。したがって、上記図式2・3の落とし穴に嵌りやすい。

 上記の不安定性は実は大きなチャンスをも生み出すのですが、このチャンスを嗅ぎつけてものにする人できる人は例外的存在です。したがって、考え込む真面目な人の多くはうつ病予備軍の時代になったのではないでしょうか。(うつ病の補足説明 ⇒ 『うつ病になる人に共通していると思われる状態』)

(落とし穴3) 異性に狂う人生

 ままならない人生に直面して考え込んでしまう人がショックを受けると、孤独に比較的強い人は引きこもりに、孤独に比較的弱い人が疲れきってうつ病になりやすいのでした。

 孤独に比較的弱い人がショックを受けてもそれほど疲れていない場合はどうなるのでしょうか?

 異性の魅力の虜になって魔の逸脱世界に引き込まれる危険性が大です。どうしてなのでしょうか?

 現代社会は人をして何かへの集中欲を募らせている。募った集中欲を満たすことにおいて異性に勝るものはこの世に存在しないからなのです。

現代社会は人をして何かへの集中欲を募らせているのはなぜなのか?

 情報化・グローバル化・技術革新の同時進展は人の平常心を保つことを困難にしている。しかしながら、平常心を失い続けることに耐えられるほど人間は強くない。したがって、「集中して心を落ちつけよう」という無意識の気持ちが働いて、仕事・宗教・ギャンブル・麻薬等に嵌ることとなっている。

募った集中欲を満たすことにおいて異性に勝るものはこの世に存在しないのはなぜなのか?

 貼られたラベルを剥がしたい。なんとなく固定化されてしまった社会的役割から脱したい。いいかえれば、人間誰しも変身願望を強く抱いているものです。この変身願望を一番満たしてくれるのが異性だからです。どうしてなのでしょうか?

 ダイアン・レインの「男一匹と缶チュウハイがあればあとは何も要らない」というコマーシャルが大ヒットしたのはなぜなのか? 古今東西老若男女を吸引する力において異性に勝る存在はないのはなぜなのか?…を考えてみれば分かることです。異性は他の追随を許さないつの魅力を潜在的に持っているからなのです。

異性の魅力1 ──人間である異性は痒いところに手が届くサービスを提供できる。したがって、仕事・宗教・ギャンブル・麻薬等よりも個性的需要への対応力がある。

異性の魅力2 ── 女性によって男らしさを、男性によって女らしさを満喫でき、この満喫が自分に強い自信を持つことに結びつくことを可能にする。

異性の魅力3 ── 男性は女性の窓から世界を、女性は男性の窓から世界を眺めることができるので、飛躍に必要不可欠な固定観念からの脱却を可能にする。

異性の魅力4 ── 同性であると、「感情を共有しやすい ⇒ 飽きが訪れやすい ⇒ 相手の本当の良さを認識することなく離別しやすい」という図式に陥りやすい。ところが、異性の場合はそうなりにくいので、異性の方が同性よりも深い人間関係を築く可能性を高めることができる。

 異性の魅力にとりつかれて魔の逸脱世界に引き込まれてしまうのは、上記したようなことが本能的に意識されているからなのではないでしょうか?

 考え込むタイプの人が引きこもり・うつ病・異性狂いになりやすいことを知って、「今の時代、考え込まない方がいいのだ!」と言う人がいるかもしれません。果たしてそうでしょうか? 結論から先に申し上げますと、「否」です。落とし穴4・5が待ち受けているからです。

(落とし穴4) 負け組み予備軍の人生

 問題が発生すると先送りしたり、“もぐら叩き”のような対処の仕方をする。この典型的な日本人流儀は過去の延長線上を歩むことが許される甘い環境の時代は十分通用しました。

 ところが、先行きが不透明になる一方になってしまいました。したがって、上記のような典型的な日本人流儀を馬鹿のひとつ覚えのように踏襲する限りは負け組み人生を覚悟しなければならないでしょう。(環境不適応の図式や具体例 ⇒『フローチャート』&『農業の“ゆで蛙現象”』&『医師に翻弄された少女の悲劇』&『低所得から抜け出せない理由』)

(落とし穴5) 人格障害者の人生

 人間には元々魔性の本能が潜んでいます。そして、現代人は“切れやすい”状態にあります。にもかかわらず、人格障害者のような行動を採らずにすんでいるのは自制心があるからです。人間は等しく自制心を持っているのでしょうか? 否です。

 内発的動機に基づく意思決定力が養われてない。欲求不満が鬱積している。 ── この二つの条件が揃ってしまいますと、元々潜んでいる魔性の本能を抑制できず悲劇的な事件が発生してしまいます。だから、「えーっ、あの人が…」と言われるような人が惨たらしい事件の犯人であることが多くなっているのではないでしょうか。

 現代の日本人を待ち受けている落とし穴は上記の他にもうひとつあります。林郁夫が嵌ってしまった落とし穴です。どのような条件が揃うと、6種類の落とし穴にはまり込んでしまうのかを未完性ながらフローチャートにまとめてみました。横に広いフローチャートですので、クリック先をスクロールしてお読みください。

 このフローチャートは新サービス開始前に完成させることを予定しています。(
2007.1.7に更新し、ほぼ完成させました)転ばぬ先の杖として使用するに際して思い浮かんだご意見がありましたらメールにてご連絡ください。

  ⇒フローチャート「日本人を待ち受けている6種類の落とし穴とその背景」

2006.12.19追記
うつ病になる人に共通していると思われる状態
(難問に遭遇する等の軋轢・葛藤の場数が足りなさ過ぎる ⇒ 大脳皮質にある海馬が鍛えられていない) + (前途に希望を持つことができにくい状態である ⇒ 前向きの気持ちになりにくい) ⇒ 大きなショックを受けると海馬がダメージを受ける ⇒ 大きなショックを受け止めることができない。

 上記の図式が示しているように、専門家筋の「うつ病になった人に叱咤激励することは禁物。一緒に沈み込むことが大事である」という考え方だけでは不十分です。うつ病の抜本的対策は下記図式の実現ではないでしょうか。

 新たなショックを遮断する環境の下で心身の健康状態を回復させる ⇒ 私共のような専門家と一緒に当事者の人生史を分析して悩み事に適切に対応するためのノウハウを習得する ⇒ 「好きこそ物の上手なれ」の世界に入る ⇒ 悩み事を逃げることなく真正面から受け止める人生を歩む。

 なお、仕事を再開する際に忘れてはならないことは、「追われる」から「追う」仕事への転換です。なぜなら、そうすることによって「ストレスが溜まる ⇒ ガンあるいは動脈硬化への道を歩む ⇒ 生命維持本能が作動すると、うつ病になる」という図式に陥ることを予防できるからです。

 個性的才能を引き出す性格診断を受けることを前提に未来進行形の自己物語を創造し、毎日を前向きに生きるようにすれば、うつ病対策はほぼ万全になるのです。(うつ病問題についてはより詳しいコンテンツの掲載を予定しています ⇒ 『うつ病の原因に臨機応変力の陳腐化があることを忘れてはならない』)

2009年1月5日追記


 上記のうつ病に関する記事は入門編です。そこで、うつ病対策に資することができる本格編を用意することになりました。必ず役に立つはずです。



「夫婦完全融合への道 = 21世紀型ビジネスへの道」を歩むことはどんな効果を持つのか?

 
夫婦完全融合への道を歩むことができるようになるために採るべき行動を分かりやすくするために図式化してみましょう。

 相性の良し悪しを決定する要因を認識する (男と女の根本的違い並びに各人各様の“小宇宙”についての認識が深まる) + 相性の良い異性と効率よく巡りあうノウハウを習得して実行する + 巡りあった異性を惹きつけるノウハウを習得する ⇒ 異性との出会いに成功する + マンネリに陥ることなく信頼関係を深める (自分のブランド力を維持・強化する) ⇒ 夫婦完全融合へ

 夫婦完全融合への道を歩むに際して、二人だけのことを念頭に置くだけでよいでしょうか? 「否」です。なぜなら、関係者から協力を引き出した方が得であったり、逆に妨害を排除することが必要である場合が多々あるからです。周囲の人々が全員好意的とは限らないのです。

 上記の図式並びに補足説明をお読みになり、みなさんは「固定客づくりを目指さなければならないビジネスと全く同じだ」「21世紀が要求している脳力を培うことに役立つ。のみならず、精神を安定させることができる」と思われたことでしょう。ですから、新創業研究所は「夫婦完全融合への道 = 21世紀型ビジネスへの道」を標榜し、新しいサービスの提供のための事例付きノウハウの理論モデル開発に乗り出したのです。

 前掲のフローチャートは 「夫婦完全融合への道 = 21世紀型ビジネスへの道」を歩んでいないことが前述の6種類の落とし穴に結びついていることを示しています。どうしてなのでしょうか? 「夫婦完全融合への道 = 21世紀型ビジネスへの道」を歩めば歩むほど六つの効用が生まれ、前述した6種類の落とし穴対策になるからなのです。

(効用1) 思考力が強化される。ビジネスを楽しむことができる。パートナーがチェック&バランス役を果たしてくれる。したがって、その分、林郁夫的行動の危険性が少なくなる。

(効用2) 社会への適応力が養われる。したがって、その分、引きこもりの危険性が少なくなる。

(効用3) 精神状態が安定する。不確実性の高まりを有利に活用できる。したがって、その分、うつ病の危険性が少なくなる。

(効用4) 楽しく、かつ安定した異性とのパートナーシップが確立される。したがって、その分、異性狂いになる危険性が少なくなる。

(効用5) 思考力が強化されるので、問題が発生すると先送りしたり、“もぐら叩き”のような対処をしなくなる。したがって、その分、負け組み予備軍への参加の危険性が少なくなる。

(効用6) 自立と自律力の強化に伴い、内発的動機に基づく意思決定力が養われる。ひいては欲求不満が鬱積するようなことはなくなる。したがって、その分、人格障害者になる危険性が少なくなる。

 根本的に異なる男女が完全融合を目指すことは、三つの図式実現に結びつきやすくなることを忘れてはならないのです。

(図式1) 全く異なった窓から世界を眺めることができるようになる ⇒ 悪しき固定観念の罠に嵌らなくなる ⇒ 環境変化に逸早く気づくようになる(ピンチやチャンスに逸早く気づくようになる)。

(図式2) 違いを認めることができるようなる ⇒ 異なった価値観の人々と積極的に交流できるようになる ⇒ 能力補完のためのタイアップが臨機応変に行えるようになる。

(図式3) 周囲の人々が全員好意的とは限らない ⇒ 関係者から協力を引き出したり、妨害を排除したりする努力が必要になる ⇒ 利害関係を巧みに調整する政治力が身につく。 


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