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個性的才能を引き出す性格診断の勧め


第3-1部 個性的才能を引き出す性格診断はどんな効果を生み出すのか?(Ⅰ)         ― 人生再構築プロジェクトの提起 ―          

悩みを寄せつけず、個性的才能を引き出すための処方箋を創る

プロフェッショナルになるかワーキング・プアーになるかしかなくなる

2009.1.11

個人の自立と自律の必要性は高まる一方である

プロフェッショナルには十分報いなければならない時代になった

首をすくめて生きていく = 辛い人生になる…がいずれ常識になる

(節子) これまでの説明でワーキング・プアーにならないための努力が必要であることがよーく分った。でも、この努力が報われるかどうかに確信が持てない。凄い能力の持ち主よりも大したことはない人の方が収入が遙かに上回るケースが沢山あるからよ。能力に比例して収入が上がるのは大リーグのイチロー選手のような場合だけじゃないかしら? イチロー選手の高収入の背景には、能力の査定がしやすく、市場は世界に広がっている。しかも、語学の壁もない…ということがあると思うの。

(高哉) イチロー選手のようになることはできないけど、「所得は勤務先の企業次第」ということが急速になくなっていくことは間違いない。主な理由は二つある。

●人材の質が企業収益の多寡を決める時代になった

 規格型製品の大量生産・大量販売が可能な時代は終わり、知識知恵経済の時代になった。いいかえれば、眠れる森の美女のような魅力的だが捜し出して揺り動かすことが必要な個性的需要を洞察・発掘することが必要になった。したがって、企業経営は多額の設備投資によらない舵取り次第でどうにでもなる。こういう時代になった。(重要参考資料 ⇒ 成長の持続が個人にも要求されるようになった閉塞状態の根本的原因並びに簡便対策

●企業収益を生み出す人材の市場性が高まる一方となる

 (『日本を復活させるためには、本格的な共同市場に参加するのが一番である』にあるように本格的な共同市場に日本が参加すること不可避である ⇒ 日本はアジア等と一体化する ⇒ 企業のみならず個人にも手に入り易い超巨大な市場ができあがる) + 人材の質が企業収益の多寡を決める時代になった ⇒ プロフェショナル・サービスの需要が一気に拡大する──、という図式が目前に迫っていることを忘れてはならない。

 このように言うと、「遠隔地と語学の壁があるのでそうはうまくいかない」という反論が生まれるかもしれないが、この反論は長期的には通用しない。というのは、モバイルとインターネットの普及は世界中の人と瞬時に連絡することを可能にする上に、音声認識による自動翻訳ができる携帯が2018年には市場に出回ることが予測されているからだ。

(節子) だからと言って、イチロー選手のケースに近づくなんてことは考えにくい。採用する側も採用される側も日本人は保守的なのよ。貴方だったら「企業経営は舵取り次第でどうにでもなる」と言い切っても少しもおかしくない。でも、社長力抜本的強化社長のカンフル剤は人気が沸騰してもおかしくないのにそうではない。これが何よりの証拠じゃないかしら?

(高哉) 保守主義にしがみついていられるのも今のうちだけだよ。このことは三つのコンテンツ(日本の窮状サラ金経済化している日本の実態頼りがいのある自分になるか、パニックになるか…の選択の時期が間もなくやってきます)を順次読めば、「背に腹は代えられない」となるはずだ。思わない人はパニックに襲われるだろうね。

(節子) 貴方の言っていることは世界金融危機が生み出した未曾有の経済危機が発生する前だったらすんなりと受け止めることができる。でも、これからのことを考えると、保守主義は復活するんじゃないかしら?

(高哉) 逆だろうね。世界経済が真っ暗になってしまったのはなぜなのかを考えてみる必要がある。「アメリカは駄目になった。だから…」という意見があるようだけど、これは大きな間違いだと思う。これがヒントだよ。

突然襲ってきた大不況以降の最善の生き抜き策は脳力・能力の継続的進化である

(節子) アメリカは国内の超過剰消費を通じてドルを中国を始めとするアジアにばらまき、それを還流させて中国を始めとするアジアに投資してきた。これが金融危機によってぱたっと止まってしまったので、世界経済が真っ暗になってしまった。こういう理解でいいのかしら? 貴方にこれまで教えてもらったことの引用だけど。でも、これがどうして「逆だろうね」ということになるのかしら? アメリカの世界経済牽引力再建しか世界経済の復活はありえないからなのかしら?

(高哉) その通りだよ。アメリカの牽引力があって世界経済が成り立っていたことを今回の大ショックで世界中が認識したはずだ。このアメリカの世界経済牽引力再建のためにはアメリカは巨額の国債を発行しなければならない。この国債は日本のようにアメリカ国内で消化することは不可能。個人の貯蓄が少ない上に、国民性が国民性だからね。となると、多額の貿易黒字を貯め込んだ中国・日本・その他のアジアがこの国債の多くを引き受けるしかない。

(節子) アメリカは中国・日本・その他のアジアと経済的に融合して拡大均衡で財政赤字を解消させようとするんでしょうね。ここまでは貴方のこれまでの指導で理解できるけど、その先が分らない。どのように考えたらいいのかしら?

(高哉) アメリカは中国・日本・その他のアジアと経済的に融合して拡大均衡を目指すだろうので、日本が生き抜くためには産業構造をぐんと高度化しなければならない。さもなくば、日本は競争力が低下してほぼ全セクターが赤字路線に転落していくことになる。

 少子高齢化が進んだこと、『成長が見込める新しいサービス事業の開発が容易ではない』などが原因して内需が縮小傾向にあるために依存度を高めることになった外需が未曾有の経済危機によって大打撃を受け、競争力の低下が追い討ちをかけることに結びつくことを忘れてはならない。内需も駄目、外需は一段と駄目になることはどういうことを意味するのかを深刻に受け止めなければならない。

(節子) 日本は天然資源がないに等しい。しかし、豊富な労働力に恵まれている。一方、欧米には豊かな市場がある。こういうことを条件に成立した加工貿易立国が成り立たなくなる。こういうことなのね。・・・・・どうしたらいいのかしら?

(高哉) 次世代への負担をかけることになる日本のサラ金経済化の償いの意味も含めて経済価値のある快適空間の提供という大義名分の下に地球再生のための大型の公共投資を行って雇用を創造する。まずこういうことが考えられる。

(節子) そんなことをしたら一時的には雇用が創造できても、財政赤字の状態はもっと悪くなるんじゃないかしら? そうならないような工夫ってないかしら?

(高哉) 道路や鉄道建設を抜本的に見直すことが必要だろうね。日本が全国津々浦々に交通網を張り巡らそうとしてきたのは人口を全国に分散させようとしたからであった。しかし、この流れは逆転させなければならない。なぜなら、大都市に人口が集中することによって可能になるサービス産業の育成や農業再生をしなればならないからだ。(詳しくは ⇒ 『広域を一体的に捉えた再開発が必要になる』)

(節子) 広域を一体的に捉えた再開発は雇用創造にも結びつくので、その限りではいいけど、競争力のある新産業育成に結びつかないと、日本の雇用力はいずれジリ貧になってしまうんじゃないかしら?

(高哉) 広域を一体的に捉えた再開発の目的の中にサービス産業の育成があることを忘れないで欲しい。具体的に言うと、得意の環境技術をも駆使するなどして様変わりした時代のことを考慮に入れて母産業都市機能を再構築することを改めて強く主張したい。「改めて」と言うのは、このことは1997年に出版した『脱集団主義の時代』の中にも出ているからだ。分かりやすくするために極端な言い方をすると、次の図式を念頭に入れてね。

世界経済の超バブル崩壊克服のために日本が採るべき決め手&働く人を取り囲む環境

 “無公害”製品・サービスの提供を義務づける + 世の中を支配する新しいロジックに適応する + 個性的需要に徹底的に対応する ⇒ 従来型の製品・サービスのスクラップが進む ⇒ “無公害”製品・サービスの需要が急拡大に向かう ⇒ 地球環境の再生が進む ⇒ 持続的な経済成長が可能になる ⇒ 雇用の拡大と財政の再建が同時に進む。

 但し、この図式の実現が全ての人に恩恵を及ぼすものではないことに留意する必要がある。なぜなら、アメリカが中国・日本・その他のアジアと経済的に融合して拡大均衡を目指すこと、日本が本格的な共同市場に参加することは全てのセクターの優勝劣敗を明確にすることに結びつくからだ。したがって、適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることが生み出す効用を入手できない人材のワーキング・プアー化に拍車がかかることを覚悟しなければならない。

 新興国が一段と発展する中にあって進化・成長を怠る日本人のワーキング・プアー化に拍車がかかる理由を例え話で説明すると、次の通りになる。

 大勢の子供に取り囲まれていた大人は権利が守られていることも幸いして普通人であっても優位性を保つことができる。ところが、子供達が成長して大人になり、かつ解放型社会になると、そうはいかなくなる。これまで通りの普通人であると、勢いのある新大人に太刀打ちできなくなり埋没してしまう。

 旧大人、つまり日本人はどうすべきか?日本が本格的な共同市場に参加することを視野に入れてプロフェッショナルへの道を早めに歩むことができるように人生の舵取りをしなければならない。さもなくば、国際社会の中におけるワーキング・プアーになることを覚悟しなければならない。

(節子) 普通の人も家族共々幸せになりたいのであれば、一日も早くプロフェッショナルへの道を歩むようにすることが必要不可欠であることがよく分かった。話は戻るけど、今貴方がさっき言った母産業都市機能の革新は「個性的才能を引き出す性格診断」のイラスト図の下にある日本経済の進路をも示した文章をより具体化したことを指しているのね。

(高哉) ピンポン! 大当たりです。100年に一度の経済危機は保守主義をかなぐり捨てないと日本人は生き抜くことが困難になることをしっかり認識しなければならない。この際に忘れてはならないのは次の図式だ。

 (過去の延長線上を歩めば事足りる時代が長く続いた ⇒ 創造力の乏しい中高年が輩出された。いいかえれば、新時代を担う人材育成力が乏しい) + 組織内の人材育成に効果を発揮した年功序列・エスカレーター人事の見直しが行われた。その上、就職氷河期があった ⇒ 若者の脳力・能力が鍛えられていない。

 中高年も若者も日本のあるべき姿の担い手としては極めて心細い存在になっていることを肝に銘じなければならない。だから、僕は『やる気が入門資格のプロフェッショナルを目指すことが最善の不安払拭策の時代になった』ということを強く主張しているんだ。

 この主張に対して「今更」と思う中高年がいるとすれば、「甘い」というしかない。というのは、年功序列の恩恵を受けてきたために脳力・能力に比較して非常に割高となっている40歳以上の人々の賃金カットが行われる可能性が大。したがって、40歳定年で再雇用という手段が講じられることを覚悟しなければならないかもしれないからだ。

(節子)
でも、貴方の主張を取り入れた行動を採ることは先行投資が必要よ。「内需が縮小傾向にあるために依存度を高めることになった外需が未曾有の経済危機によって大打撃を受ける」ことは所得が減る一方となりかねないことを意味する。こんな時には先行投資するのではなく、貯金を抱え込んでしまうんじゃないかしら?

(高哉) 日本経済が健全であるので、貨幣価値を保つことができるし、生計費を稼ぐことができる。こういう展望が約束できるのであれば、嵐が去るまで貯金を抱え込んでしまう生き方は通用する。しかしながら、日本経済は内需も外需も駄目となりそうなのに貯金を抱え込んでしまう生き方は『ゆで蛙現象』に結びつくことを覚悟しなければならない。(関連記事 ⇒ 『貨幣価値下落路線が待ち構える日本経済』)

 マンションの頭金を生前贈与する親が少なくないけど、この背景にある「日本経済は未来永劫大丈夫。したがって、真面目でありさえすれば所得も保証される」という強い思い込みと同じことだよ。時代が様変わりした以上は、どんな時代になっても堂々と生き抜く力を培うことのために生前贈与すべきだろうね。親が子供を適切に再教育できないのであればだけどもね。(必読のコンテンツ ⇒ 『蓄えた流動資産を思い切って有効利用しなければならない時がやってきた』)

プロフェッショナルになるための先行投資は必ず報われる

(節子) 今の説明は先行投資が実りあるものになる保証があれば、説得力がある。しかし、今回の未曾有の経済危機を契機にアメリカ人の消費行動は様変わりすると言われているので、巨大なバブルは破裂した状態から元に戻りにくい。となると、プロフェッショナルになっても見返りが期待しにくいのではないかしら?

 快適空間の提供という大義名分の下に地球再生のための大型の公共投資を伴う形での母産業都市機能の再構築だけでは心もとないような気がするの。母産業都市機能だって振興国の工業化が進展して初めて成り立つのだし。

(高哉) 僕がさっき言った「アメリカは中国・日本・その他のアジアと経済的に融合して拡大均衡を目指すだろう」だけでは納得できない。こういうことを言いたいのだろうね。大分前に提起した二つのことを思い出して欲しい。

アジアとの関係強化はグローバリゼーションの一環でなければならない。
中国共産党独裁体制の維持には日本政府の協力が必要不可欠である

 過去の延長線上を歩むような考え方に留まればプロフェッショナルになっても見返りが期待できない。しかし、上記「二つのリンク先」の内容は詰めが必要であることは言うまでもないけど、斬新な着眼を持てばプロフェッショナルになるための先行投資が実りあるものになることのひとつの例として捉えて欲しい。考え方次第でチャンスはいくらでも広がることを忘れてはならない。(根拠 ⇒ 『適切なジグソーパズル思考力が永遠の成長を可能にする』)

 このように言うと、「日本はアメリカの従属的立場から脱しなければならない。そのためには、米軍基地の再編成に協力するのは問題だ」といった趣旨の意見が著名人から強く出されていることを持ち出す人もいるだろうけど、このようなことを主張する著名人の意見は幼稚であると言うしかない。なぜなら、この種の意見には次の図式が考慮の外にあるからだ。

 アメリカの軍事力は世界の中にあってダントツである ⇒ 世界は基調として平和を維持できた ⇒ 世界は基調として経済的繁栄を謳歌できた。

(節子) 広がるチャンスを掴み取ることを邪魔されないかしら? 日本は旧態依然とした考えの持ち主である世代が権力を持っている社会なのよ。ブルドックソース事件が良い例じゃないかしら?

(高哉) 確かにそういう面はある。しかし、そういう状態は決して長続きしない。日本は端境期にあることを忘れてはならない。(必読コンテンツ ⇒ 『わが国は平和革命前夜にある』)


多くの日本人が一触即発の状態になっている仕組み
 (先行きがどんどん不透明になっている + 個が埋没する時代が長く続いたので、個性を本当に受け止め理解できる人が殆どいない ⇒ 臨機応変力の必要性がかってなかったほど高くなっている) + (降りかかってきた難問を受け止めて創造的に解決しようとしないその場しのぎの人生を送っている ⇒ 潜在事象発掘力が培われていない ⇒ 臨機応変力の強化が進みにくい)

  ⇒ 臨機応変力の欠如が露呈されるようになった ⇒ ピンチに陥ったり、チャンスを逸する度合いが極めて高くなっている ⇒ ストレスが溜まり続けたために一触即発の状態になっている。



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