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【斬新な着眼】



→ 日本を復活させるためにはどうしたらよいのか? 本格的な共同市場に参加するのが一番である (2003/12/27〜2004/3/15)

共同市場は地球環境の回復に役立つ
共同市場は文明の衝突回避に役立つ
共同市場は世界経済の統合を妨げない
共同市場は産業界の創造力と競争力の強化に結びつく
(ユーロランドの例)


〔日本人が心に留めなければならないこと〕


日本は“引きこもり国家”である

 唐突な話題で恐縮ですが、日本が第二次世界大戦に突入し敗戦に至ったのはどうしてなのでしょうか? 主な理由は三つあります。

(理由1) 第一次世界大戦後、世界は「列強による世界市場の分割」から「世界市場の統合」に向った。このようにメガトレンドが一変したにもかかわらず、日本は大東亜共和圏構想をぶち上げて、世界市場統合に舵を取りつつあったアメリカ並びにドイツとイタリアを除くヨーロッパ主要国と対立することとなった。いいかえれば、時代認識が甘かった

(理由2) 日本の軍事力とその背景にある国力はアメリカ等と比べると遥かに劣っており、ドイツとイタリア両国の協力があっても、その差は極めて大きかった。にもかかわらず、真珠湾攻撃を契機に世界大戦に突入した。いいかえれば、自分の力を客観視できなかった

(理由3) 陸軍と海軍の対立を収めるための創造的コンセンサスを行うことなく、双方の意見を足し合わせてアメリカと旧ソ連を同時に主戦相手とすることになった。いいかえれば、総花的な対策・行動を採ることとなった

 企業等の組織に所属されている皆さんは上記「三つの理由」をお読みになって、「日本の組織運営の実態は昔も今も変わっていないなぁ」と思われたことでしょう。私共流に言うと、日本の社会には昔も今も創造的統合戦略がぽっかりと抜け落ちているのです。

醸成された体質が日本を引きこもらせている

 どうしてこうなってしまっているのでしょうか? 三つの体質が日本の社会に根づいているからなのです。

(体質1) 世の中の動向を幅広く学問して、ジクソーパズル思考をすることを軽視する。

(体質2) 減点主義の下で生き残った者がリーダーになる。したがって、組織のトップには本当の意味でのリーダーシップが期待できない場合が多い。

(体質3) 皆で渡れば赤信号でも怖くない。この言葉に象徴されるように横並び志向が強い。

 上記「三つの体質」はどのようにして根づくことになったのでしょうか? 模倣や「カイゼン」で事足りた時代が古代からごく最近まで…延々と続いてきたことに根本的原因があるのです。なぜなら、このことが

 枠外思考抑制を目的とする減点主義が社会全体に根づき、横並び志向がはびこることとなった ⇒ 構想力・独創力を駆使してリスクを背負うのではなく組織内の和を重視する“組織内遊泳術”がパワーゲームにおける成功の鍵となった ⇒ 世の中の動向を幅広く学問して、ジクソーパズル思考をする必要性は生まれようがなかった──、という図式に結びついたからです。

体質改善のためには独特の創意工夫が必要である

 そして、時代が様変わりして、模倣や「カイゼン」が通用しにくくなりました。世の中の動向を幅広く学問して、ジクソーパズル思考をする必要性が生まれたのです。したがって、日本の社会に真に求められているのは、この必要性に応えられるように社会全体の仕組み・運営の仕方を変革することです。但し、日本社会の体質に相応しい変革策を採用しなければなりません。具体的にはどうしたらよいでしょうか?

変革推進に当って念頭に置くべきこと
 日本は自然発生的に生まれた国である ⇒ 既存の人間関係を重視しなければならない ⇒ 個々の人間の感情・情緒を重視しなければならない ⇒ 様変わりした環境を受け入れる前に個々の内面的な変革を優先させなければならない──、という図式に日本人が縛られがちであることです。

変革推進に効果的な二つの施策
 国民に変革を強要するのではなく、変革しないと損をするような施策を講じる。これが国家主導による本格的な共同市場への参加です。もうひとつは、一人一人が「ベンチャー的に変革したい」と心の奥底から思うように積極的に働きかけることです。そのために提唱・実践しているのが、立ち往生からの脱出・躍進を可能にする「ワタナベ式問題解決へのアプローチ」です。


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