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個性的才能を引き出す性格診断の勧め


第3-1部 個性的才能を引き出す性格診断はどんな効果を生み出すのか?(Ⅰ)         ― 人生再構築プロジェクトの提起 ―          

悩みを寄せつけず、個性的才能を引き出すための処方箋を創る

プロフェッショナルとは特定分野における臨機応変力の持ち主である

到達目標のイメージングとこの実現策のシミュレーションを短時間でやってのける(プロフェッショナルのタイプ2)

2008.11.9(2015.3.8更新)

縦横無尽の思考・行動が高付加価値経営(難問解決)を可能にする ── 小さな物語発掘を可能にする縦横無尽の思考・行動をしよう! ──

顧客の個性と夢を見抜く力を磨くことが一網打尽ビジネスの成功を約束する

(高哉) 『旧・リアル・クローズ』の中で黒木瞳が演じていた統括部長が洋服やアクセサリーだけで客単価1000万円を超える買い物をさせてしまうことは浮世離れしたことでは決してない。関連商品をまとめて販売する一網打尽ビジネス成否の仕組みを理解すれば、「なるほど」と思うはすだよ。

(節子) 分った。貴方が指摘した自己満足をとことん追求する傾向が強くなった理由にある、「大きな物語の時代」から個性追求が可能な「小さな物語の時代」になったことが大きくものを言う。こういうことね。というのは、次の理屈が成り立つから。

 自己満足をとことん追求する傾向が強くなった理由にあるように「小さな物語」の時代になった ⇒ 各人各様の個性追求手段を幅広く求めるようになる ⇒ 関連商品の裾野がどんどん広がる ⇒ 一網打尽ビジネスが成立する。

 でも、このことが「あれもこれも」となり、客単価1000万円を超える買い物となる理屈が分かるようで分らない。この理屈を分かりやすく説明してくれないかしら?

(高哉) 本田技研が航空機を生産していることが示しているように自動車メーカーは航空機を生産するために必要な基本的な技術を持っている。したがって、技術開発の費用vs効果が悪化するなどして自動車市場が成熟して熾烈な価格競争を演じるようになると、需要が大きく伸びることが予想される航空機を生産するようになることが考えられる。というのは、次の図式実現が可能になるからだ。

 航空機の方が部品点数が多い上により高度の技術を必要とする ⇒(部品組み合わせの妙を発揮しやすい ⇒ 模倣されにくい ⇒ 非価格競争力を発揮しやすい ⇒ 航空機の方がより高収益を出しやすい) + (航空機生産で培った技術を自動車に低コストで移転できる ⇒ 自動車の競争力を強化できる)

(節子) そうか。個性追求を競い合うので、自分の装いが最先端だと思っていてもいずれ追いつかれてしまう。こうならないためには、自分の個性に磨きをかけつつ関連商品の裾野を広げていく必要がある。こういうことね。でも、だからと言って関連商品をまとめて販売する一網打尽ビジネスに特定の人だけが成功し続けるとは限らない。このことをどう考えたらいいのかしら?

(高哉) サービス・ビジネスで成功を収め続けるためには顧客の時系列データを掴み続けて消費行動を予測できるようになることが必要になり、この必要性に応えることが固定客化を可能にする。この可能性が次の図式により一段と増す。

 没個性の時代が長く続いたので、顧客の価値ある個性を見抜ける人は例外的な存在になっている + 製品・サービスが氾濫し続ける時代になった ⇒ 顧客の個性を輝かせることに役立つ製品・サービスを提起できる人を捜し出すのは至難の業である。

 こういうことが特定の人だけを関連商品をまとめて販売する一網打尽ビジネスに成功し続ける根本的原因にしているんじゃないかな。

(節子) 「根本的原因がある」とわざわざ言ったのは、特定の人だけが関連商品をまとめて販売する一網打尽ビジネスに成功し続けることを可能にする別の理由もあるんでしょ?

(高哉) そうなんだよ。「気に入った販売員から製品・サービスを買う ⇒ 適切な助言が得られる ⇒ 新しい見方ができるようになる ⇒ 脳細胞の再編成が進む ⇒ 買った商品に新ししい価値が生まれる」という図式があることも忘れてはならない。

(節子) 今の説明は心にずしんと響くわね。貴方が『閉塞状態の根本的原因』を随所で強調するのはここにも意味があるのね。それはそれとして、黒木瞳が演じていた統括部長は百貨店内に大きくて素敵な個室を用意してセレブな女性客に応対していたけど、あれはどういう意味があるのかしら? 次の図式を実現させる創造的な販売促進策であると考えればいいのかしら?

 「自分はとことん大事にされている」と思う ⇒ 自己肯定感をふんだんに味わえる ⇒ 心地よい開放感に浸る ⇒ 刺激的で適切な提案を聞いて自分の夢が果てしなく広がる。

(高哉) その通りだよ。一人の顧客のために心を込めたサービス付きでパリのシャンゼリゼ通りを用意した。このように考えればいいんだと思う。

(節子) 夢心地で買ったので、後で「しまった」と思い、「返品」ということにならないかしら? それとも納得して買ったものであるのでそういうことにはならないのかしら?

(高哉) 僕がさっき言った一網打尽ビジネスを成功させる条件が充足されている。その上、『旧・リアル・クローズ』の中にあった、「ドバイに行くための装い用」といったような特別なイベントが絡んでいれば、心配は全く要らない。「返品」となったら絶好のチャンスを台無しにしてしまうからね。好きで好きでたまらない異性の愛を獲得するために必要不可欠なプレゼントのために買った商品を返品するようなことはしないのと同じことじゃないかな。(関連記事 ⇒ 『心理的財布』)

“高性能センサー付きヘリコプター”人間が一網打尽ビジネスの成功を永遠にする

(節子) 高付加価値の一網打尽ビジネスに成功し続けるためには、黒木瞳演じる統括部長のような権限が必要不可欠じゃないしら? というのは、、一網打尽ビジネスを成功させる条件の充足に成功したけど、必要な製品・サービスをさっと集めることができるような立場が確立されていないと素晴らしい発想が空回りの結果になりかねないから。

(高哉) そりゃそうだ。一網打尽ビジネスを成功させ続けたいのであれば、社員でも織田信長のような臨機応変の行動が採れるようにすることを考えなければならない時期に来ているかもしれない。閉塞状態を考えるとつくづくそう思う。

(節子) 貴方が今言った体制が整備されていても顧客を一瞬で惹きつけることができなければ宝の持ち腐れね。黒木瞳演じる統括部長が売場での商品の陳列の仕方にうるさかったのを見て「インターネットの世界ではコンテンツを読むかどうかの判断は10秒で決まる」という格言を思い出した。eye-catchに成功するためのヒントを理路整然と説明してくれないかしら?

(高哉) きめ細かく顧客層を絞り込むためにも、絞り込んだ顧客層を惹きつけるためにも顧客層の性格を知らなければならない。これがヒントだよ。というのは、製品やサービスが氾濫し続けている中にあって特定の製品・サービスを顧客に認知してもらうために認識しなければならないのは、次の図式になっている人が増えていることだ。

 便利な時代になった + ゲーム脳になっている + 自己満足をとことん追求する傾向が強くなった理由にあるようにやりたいこと、やらなければならないことが多くなった ⇒ 時間がいくらあっても足りないので、せっかちになっている。

 一方において顧客を十羽一絡げに捕らえようとするビジネスはほぼ不可能になっている。ということは「データ分析をして顧客層をきめ細かく絞り込む ⇒ 絞り込んだ顧客層の追っている夢を調べる ⇒ 夢を触発する仕掛けを決める」という手順の作業が欠かせない。

(節子) 顧客層の性格と歴史的立場が分かって初めて夢を触発する適切な仕掛けを決めることができる。そのためには、性格と歴史的立場の多様性を視点に置いたデータ分析をしなければならない。そうでなければ、絞り込んだ顧客層の性格や立場が分りようがない。こういうことね。

 ということは、自分の性格と歴史的立場をきちっと認識しなければならないということになる。そうなって初めて『自分を知り、自分を愛する人間が高付加価値経営を可能にする』にあるように「自分と他人は違うのだ。違いを認めよう!」と確実になるんだものね。

 一網打尽ビジネスに成功し続けるためには『旧・リアル・クローズ』の中で黒木瞳が演じていた統括部長のように視野が広いだけではなく、広い視野を生かしきる自由自在な行動力が必要であることがよく分った。でも、殆どの人は閉塞状態の根本的原因にあるような状態。博覧強記とは程遠い生活を送り、かつ組織全体を動かしきることができる権力もない人はどうしたらいいのかしら? お金の力を使って牛耳ることができればいいんでしょうけと゜。

共創力を持つ「思考の三原則」を適用する知恵者の臨時登用を急ごう!

(高哉) お金があればなんでも自由にできるわけではない。その良い例が高騰した石油価格で豊富な資金を掴んだ中東の産油国だ。

 石油価格の急騰は石油消費国から富を奪ったことになるので、豊富な資金を掴んだままであると第一次石油危機が証明したように世界経済がデフレに陥り、石油価格の急落を通じて石油産出国の首を絞めることになる。さりとて、成長力のあるセクターに豊富な資金を適切に投資するネットワーキング力がない。中東の産油国は自ら投資ファンドを経営するようになっているが、、この面でダントツの力を持っているアメリカにはとても敵わない。

(節子) となると、 『旧・リアル・クローズ』の中で黒木瞳が演じていた統括部長のように視野が広いだけではなく、広い視野を生かしきる自由自在な行動力を持つしかない。と言ったように、さっきの信長を引用した結論に戻ってしまう。

(高哉) それはどうかな。博覧強記に結びつく生活を送り、かつ組織全体を動かしきることができる権力を持つことよりもハングリー精神の方が今提起された問題では遙かに重要だよ。というのは、ハングリー精神旺盛であることは次の図式実現に結びつくからね。

 必要な情報の方から飛び込んでくる ⇒ チャンスに逸早く気づく ⇒ 適切な挑戦目標が設定できる ⇒ (「よしこれだ。なんとしてでもやり遂げよう!」となる ⇒ 目標達成のための粘り強い挑戦力が生まれる) + (群を抜いて魅力的な提言となる ⇒ 顧客をぐいと惹きつけることができる ⇒ 組織全体を動かしきる権力は必要ではなくなる。(具体例 ⇒ 『新規事業開発成功に必要な理論的条件が完備していた』)

(節子) その図式実現の原動力は内発的動機に基づく自己決定力でしょ。こういう力を持てるようになるためには、貴方のようなとてつもない人生を送らなければならない。(詳しくは ⇒ 誕生から小学校まで心の奥底からの動機に基いて設定した目標はどんなに困難なことであっても受け入れる) 貴方のような人生とは無縁だった人はどうしようもないんじゃないかしら?

(高哉) 貴女が「とてつもない」という表現をした人生を送ることができたのは、今貴女が紹介した『誕生から小学校まで』にあるように次の図式ができあがったからだ。

 2歳過ぎから2年半に亘って優し過ぎるくらいの女中に早朝から夕方まで連日預けられた ⇒ 抑圧とは無縁の状態なり、思い通りの言動が可能になった ⇒ 大変な自信家になった ⇒ 心の奥底からやりたいと思ったことは貫徹しないと気がすまない性格になった。その上、過酷の体験が海馬を鍛えることに結びついた ⇒ 内発的動機に基づく自己決定をし、粘り強くやり遂げる人間の素地ががっちりと築かれた。

 この図式は粘り強い挑戦の源となる内発的動機に基づく自己決定力を鍛えるためには自由奔放に発想する習慣を身につけることの必要性を示唆している。縮み思考をしている限り挑戦力は決して生まれないからね。しかし、自信がないと、この習慣は行動に結びつかない。ところで、何が自信を持つことを妨げていると思う?

(節子) 自分に誇りを持てず劣等感に支配されている。確信を持てる行動目標が設定できない。この二つかしら? ・・・・・分った。ワタナベ式問題解決へのアプローチを適用しつつ、新創業すればいいのね。そうすれば、自由奔放に発想する習慣を身につけるリズムも自信も生まれる。そして、この自信を確実にするのが自分の人生を振り返り、分析することよね。

(高哉) その通りだけど、二つのことを忘れてはならない。事実は見方次第でどうにでもなる。したがって、人生史の作成と分析には創造的問題解決力の持ち主の支援が必要不可欠となる。これがひとつ。当事者の脳が相応しい状態にならないと、絵に描いた餅になってしまう。(詳しくは ⇒ 『脳の命じるままに手足は円滑に動く』) これがもうひとつ。

(節子) ということは「チャンスに逸早く気づく ⇒ 適切な行動目標を素早く設定する ⇒ 縦横無尽に働く」という図式を臨機応変に実現できるようになるためには、新創業あるいは「ネガティブな心がネガティブな結果を招いている」という習慣病を根治するイメージ刷新プロジェクトの導入が必要になるわね。

(高哉)頼りがいのある自分になるか、パニックになるか…の選択の時期が間もなくやってきます』を深刻に受け止め、かつ閉塞状態)の根本的原因にあるような状態iになっているとすれば、そういうことになるだろうね。

(節子) 新創業あるいはイメージ刷新プロジェクトはスカイプ活用の悩み事相談の説明にあるように勝ち組にも負け組みにも必要であることはよく分かるけど、経済的に無理じゃないかしら? リストラや賃金カットが常識になる大不況が襲いつつあるのよ。

 石油価格の急騰は石油産出国に大きく移転した富を成長性豊かな国や企業に投資すれば大不況にならなくてすむ。ところが、今回はいい加減な金融商品が世界中に流通したことがバブルを生み、このバブルが大爆発したのよ。右に示す図表がこのことを如実に示しているんじゃないかしら。

 したがって、大不況になるのを食い止める妙案は出にくいと思うの。もしそうだとしたら、支出を総点検して冬篭りをするような生活をしなければならない。こんな時にお金のかかるプロジェクトを勧めると、「何を言っているんだ」と怒り出す人が出てくるんじゃないかしら。

       資料:『日経ビジネス』2008年11月10日

(高哉) 長く続くであろう大不況に備えて支出を総点検して冬篭りをするような生活をしなければならない。この気持ちはよく分かる。生き抜くことが先決だからね。しかし、結論を出す前に、次に述べる「支出vs効果を最大にしたい」という経済合理性をどう捉えるかを考えることが必要だよ。

 緊急性はないが、将来必ず必要になる。一方、今は買いたいもの、買わなくてはならないものが目白押し。こういう時は将来のための支出はされない。

(節子) 冬篭りをするような生活を覚悟すれば、「今は買いたいもの、買わなくてはならないものが目白押し」という状態ではなくなる。生活コストはその気になれば、健康を維持しつついくらでも切り詰められるものね。しかも、将来を展望すると、過去の延長線上を歩むと悲惨になるようなことが待ち構えている。

 地球再生は待ったなし。食糧危機の不安もある。日本の空港が世界のローカル空港になり、経済の再生は一段と遠のく。 ── こうならないための大型公共投資の絶好のチャンス。排出ガスをゼロにすることにも結びつく農業再生、自動車を5年後に無排出ガスにするための法制化、羽田の超大型国際空港化など、今ほど政治に期待がかかる時はない。(羽田の超大型国際空港化はその後実現)

 一方、個人は『成長の持続が個人にも要求されるようになった』で指摘されているようなことに応えていかないと生き抜くことが困難になる。したがって、『脳の命じるままに手足は円滑に動く』を認識した対策が必要になる。ということは、冬篭りをしながら借金をしてでも新創業あるいはイメージ刷新プロジェクトの導入をしなければならない。こういうことね。

(高哉) ピンポン! 大当たりです。しかし、政治も個人も急がなくてはならない。というのは、政府の累積赤字とほぼ同額の個人資産は将来大きな果実を生み出す投資先がないと、100年に一度の世界金融危機の救済という名目で海外に流出してしまい、国債の発行が困難になる。その上、不況が長引くと、年配者の金融資産もどんどん減り、借金できなくなるからね。今だったら借金できる可能性が大きいことを忘れはならない。

悩み事の裏に磨くに値する才能が潜んでいます


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