「私は作文が苦手なので、自分が陥っている苦境を分かりやすく記述するなんてことはできない」という人物を指導させて頂いたことがあります。話しあってみると、「記述すべきことが頭の中に存在している」とはとても言えるような状態になっていないのです。「作文が苦手である」ではなく、「書きたいことが頭の中に入っていないに等しい」と言い直すべきなのです。 こうなってしまっているのは、経験・思考の結果が未整理状態で記憶されており、しかも実態の説明・主張を肉付けする材料が大幅に不足しているからなのです。文章作成を職業にしている小説家も例外ではありません。・・・・・こういう場合、小説家はどうするのでしょうか。次のような手順の作業を行うことが多いものと推測されます。 辛かったこと、楽しかったこと、今興味を持っていること…等をリストアップする ⇒ 「母との関係」といったようにテーマを絞る ⇒ 記憶を総動員して来る日も来る日も「母との関係」について書き綴る ⇒ 記憶を総動員した結果、脳細胞のネットワーキングが円滑になる ⇒ 大きな気づきが生まれて、小説の仮説 (小説のテーマと調査課題) が設定できるだけではなく、問題意識が旺盛になるが故に頭脳が明晰になる。 ⇒ 仮説の検証と肉付けのための総合的創造的取材が精力的に行われるようになる ⇒ 小説の大筋のストーリーを創る ⇒ 大筋のストーリーの中身になるように取材結果であるメモを分類・配置する ⇒ 分類・配置されたメモを発想の触媒に使って小説完成に向けて作文する。 (一連の行動が生み出す完成へ向けての強い意欲があって初めてメモが発想の触媒になるのです。ここに、創造の神髄があります)
私共は新創業研究所の基本方針にしたがった仕事人生を送っています。トラウマになるような衝撃的な事故に起因する癖を原動力に用いて脳力のエンドレスなハイエンド化を心がけているのです。その結果、 「世界のダイナミックな実態と新たな刺激との関連づけ力×企業のダイナミックな実態と新たな刺激との関連づけ力×個人のダイナミックな実態と新たな刺激との関連づけ力=総合的創造的脳力に基づく泉のような発想力」という算式が頭脳の中に収まっています。「コインをインプットする度に商品が次々と必ずアウトプットされる自動販売機みたいだ」と言われるほどです。 悩み事を抱えた方が提供する情報がありさえすれば発想力をフルに引き出すことができるのです。(具体例 ⇒ 『mentalacrobat on twitter』) この情報は多ければ多いほど助かります。まとまりを欠いていても間違っていても的外れでもOKです。(関連記事 ⇒ 『ジグソーパズル思考力欠落の影響例2』)なぜなら、未整理を厭わず思いのままに全てを吐き出して頂く先には、 雑多な情報が鋭い直観回路に裏打ちされたジグソーパズル思考力にインプットされる ⇒ 様々な潜在事象の発掘が行われる ⇒ 斬新な着眼に満ちた提言が行われる──、という図式が待ち受けていることを約束できるからです。(イメージ ⇒ 『老害発生の仕組みからの脱却は企業の業績拡大を可能にする / 悲劇を招いたマイナスの生い立ちは飛躍の原動力になることに気付こう!』) このように申し上げると、「調子に乗ると、自分が恥をかいたり、自尊心が傷ついたりするのではないか」と思われる向きがありますが、心配はまったく無用です。理由は二つあります。
前述した総合的創造的脳力に基づく泉のような発想力を思い出してください。刺激があって初めて私共の発想を引き出すことができるのです。したがって、質問したら思いつきであっても答えることが必要不可欠となります。(思いつき的発言は詰め抜く材料になるので凄くありがたいのです) 核心を突く質問に勝る調査手法はありません。聞きたいことをずばり聞くことができるからです。「質問したら答える」という状態になって頂けたら、私共は構想・独創と調査の並行に結びつく質問を延々と続けることができます。「どうして次々と切れ目なく質問できるのですか。不思議でたまりません」とよく言われるほどです。この背景には鍛え抜いた四つの才能があります。
相談者側が寡黙であると、上記「四つの才能」はフル活用できず、私共が提供するサービスの費用vs効果が悪くなってしまいます。そうならないためには、相談者の万全な準備が必要になります。ここに、『悩み事解決策を創り出すための作業手順』の意義があるのです。
「資料を予め創るような準備を一切しない、ぶっつけ本番の会議で大筋の創造的問題解決策を創り、苦境脱出への行動を引き出して欲しい」という要望に応えることは可能であることは前述した通りです。(具体例 ⇒ 『真空機器振興ビジョン』) 但し、条件が三つあります。
真空機器振興ビジョンがぶっつけ本番の会議だけで極めて大きな成果を挙げることができたのは、クライアント側が当事者意識旺盛な立場の方々である上に、内部事情全般に精通した論客がいたからです。私共が提供するティーチイン・サービスでも同じような条件が整っていることを確認してから仕事をご発注ください。
出席者を予め組織化することはスカイプを使った会議の出席者数を4人から大幅に増やすことに結びつきます。(下記図参照、但し2016年以降スカイプグループビデオ通話は最大25人〔24人+自分〕まで参加できるようになりました。最大参加数は、プラットフォームやデバイスによって変わります。)
特別注文があれば、徹底した集団討議の結果に基づいて集団の潜在力を最大限に引き出す、人材の独創的組み合わせ策を提起することも可能です。但し、それなりの時間 (費用) と協力が必要になります。(参考資料 ⇒ 『二人は得がたい補完性があるので強く惹かれあった /個々の力の結びつけは適切な人物が介在して初めて結実する』)
「とにかく仕事を引き受けて欲しい」ということでしたら、会議参加者全員が録音された会議の会話を繰り返し聞くことを前提に本人が準備を一切しない丸投げをした場合の作業手順を基本とさせて頂きます。[基本」という言葉を使ったのは会議参加者一人一人の性格と歴史的立場を見抜くことを割愛するからです。このことは内部事情全般に精通した論客が会議に参加した場合にも当てはまります。 「会議参加者一人一人の性格と歴史的立場を見抜いた上で、創造的問題解決策を提言して欲しい」ということでしたら、時間 (費用) が余分にかかることを覚悟して頂ければ、それなりの工夫をします。具体的には次の図式実現に向けた精一杯の努力をさせて頂きます。 私共の提言に対する質問や個人的な悩み事を文章にして私共に送る ⇒ この質問や悩み事に基づいてプロフェッショナルQ&Aやプロフェッショナル・シミュレーションを一人一人と行う ⇒ 録音に基づいて一人一人の性格と歴史的立場を見抜き、その結果を反映させた「私共の提言の理解の仕方」を文章にして一人一人に送る ⇒ 一人一人の性格発衝動脅迫が適切に引き出される。(関連記事 ⇒ 『心がスイッチ・オンとなったが故に努力継続力入手…となった具体例』)
理路整然とした理解ができない。本人の関係者の協力や態度変容を引き出せない ── この二つの状態のひとつでもあると、本人は心にスイッチが入ったように思えても目標に向かっての挑戦行動がイマイチとなる場合もあり得ます。前者は次の工夫を凝らすことにより解決できます。 私共が録音された会話内容に基づく総合的創造的考察を行う ⇒ 発想されたことを論理的に詰め抜いた結果を文章化する ⇒ 提言内容が本人の性格と歴史的立場に響くので心の奥底から納得できる ⇒ 本人の心にスイッチが入るので、「なんとしてでもやり遂げよう!」となる──、という図式を私共は実現できる自信があるからです。(関連記事 ⇒ 『濃密な会話を繰り返すことの意義』) ところが、関係者の協力が必要な交渉事の場合は本人の「なんとしてでもやり遂げよう!」という気持ちは空回りしかねません。こうならないようにするためには、本人の人間性と行動目標が関係者の心に響くものでなければなりません。(関連記事 ⇒ 『難交渉妥結の要諦は相手の性格と歴史的立場への配慮である』) したがって、「関係者の協力を引き出せるようにしたい」のであれば、関係者の性格と歴史的立場を見抜くための全面的協力が必要不可欠になります。 悩み事相談の本人の全面的協力&私共が総合的創造的考察を行うための時間…がありさえすれば、二つの限界 (表現が曖昧である / 一人一人の“小宇宙”を見抜き、適切に対処していない) は私共にとって無縁なのです。但し、目的達成に結びつく提言をするには傍目でも分かる思考活動だけではなく、思考熟成も必要不可欠であることを記憶に留めておいてください。 この考え方でよろしかったら「関係者の協力を引き出せるようにしたい」というご要望には妥結困難な交渉の成功支援や婚活支援にある考え方で対応させて頂きます。
デフレ経済並びに格差問題は金融政策や財政政策では正せません。岩盤規制に穴を開けても優勝劣敗に拍車をかけることに結びつきかねません。どうしてでしょうか? 圧倒的大多数の個人・企業が次の図式に陥っているからです。 (実質的な社会主義体制が長く続いた ⇒人生・仕事の舵取りをする必要性がないに等しかった ⇒ 戦略発想に基づいて世の中を幅広く学問することが軽視されてきた ⇒ 鋭い直観回路に裏打ちされたジグソーパズル思考力が培われない ⇒ 潜在事象発掘力が欠如したままである) + 市場が成熟し切ってしまった ⇒ エアーポケットの中をもがくが如き状態になっている。
鋭い直観回路が必要不可欠な潜在事象発掘力を身につけるためには創造力の源「旺盛な問題意識」が必要不可欠なのです。
「老害発生の仕組みにはまっている ⇒ 習慣がロックインするに至っている ⇒斬新な着眼に満ちた創造的問題解決策を仮に得ることができても身につかない」という図式があるからです。(詳しくは ⇒ 『苦境から脱出できない根本的原因を認識しよう!』)
私共が提供するサービスは助言が空回りしないことを願って、次の5段階アプローチに基いて提供させて頂きます。 渡辺高哉の特技フル発揮の条件「相談者が質問に即応」を充足させる。この目的達成のために相談者は抱えている問題について予め考え抜く ⇒ 潜在事象発掘のための執拗なQ&Aをする ⇒ 身につけた創造的問題解決策を仮説として受けて止めて、仮説の検証と肉付けを行う意識の下で実践活動をする ⇒ 実践活動の結果を反省・分析する日記をつける ⇒ 疑問点などをクリアーするための質問を私共にぶつける。 相談者が質問に即応できるようになるための方法のイメージを掴んで頂くために例を紹介しましょう。 問題解決策の策定に必要な貴重な情報は当事者の頭の中に必ず存在しています。なぜなら、「行動結果(人生行路)=深く潜在している調査結果」だからです。この深く潜在している調査結果の顕在化は手間暇をかけた作業により可能になります。 (学問力・発想力を飛躍的に強化する最終目的のイメージ⇒ 『新成長機会発掘の秘訣にある2種類のフロー図』)
![]() スカイプを初めて使う方はリンク先を熟読して、万全の準備をしてください。ネット環境やwebカメラ・ICレコーダーなどにより音声や画像が明瞭にならない場合、発想(録音を聞いての作業も含め)に悪い影響が出るからです。
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スカイプ利用環境の準備を煩わしく思われる方もおられるようですので、スカイプ以外のWeb会議システムを利用することを検討中です。
私共は全企業・全個人の抱える問題の創造的解決を誘導できます。この自信に基いて提起したのがサービスメニューです。この態度に対して「専門分野は決められているのが世の中なのだ。このしきたりに反する人は信用きでない」と反発する人は ────── 国民が閉じ込められた数多くの樽を中央官僚が転がす仕組み「日本モデル」(部分集団主義)が根付いた ⇒ 部分集団間の自由移動は困難であった ⇒ 部分集団内の和と共存のために集団成員の役割が固定化された──、という図式が超長期に亘ったことが生み出した習慣に毒されているのです。(関連資料 ⇒ 『実質的社会主義体制』) この「集団成員の役割が固定化された」ことが複雑時代に必要不可欠な総合的創造的脳力の入手を困難にし、全体知欠如現象が日本に蔓延し、国・組織・個人の衰退を招いています。 こういう事態に備えて新創業研究所代表・渡辺高哉は大きな個人的リスクをものともせずに脳力革命を実現させました。その結果、「全個人・全企業の創造的問題解決を誘導できます」と言い切れるまでになり、サービスメニューの発表並びに前後の広範囲の説明をするに至りました。 ここで強調したいのは「先行きがどんどん不透明になるので、問題先送りは“ゆで蛙”のような安楽死ではなく、奈落の底に突き落とされる状態に結びつく時代になった」ということです。なぜなら、次の図式に陥っている場合が多いからです。 問題を先送りする or 場当たり的に対処する ⇒ 「思考の三原則」(全体を見る/長い目で見る/根本的に考える)適用機会を失う ⇒ 臨機応変の全体知の源「脳細胞間の円滑なネットワーキング力」の強化が不可能になる ⇒ 気づきにくい事実を見抜き、好機獲得・脅威回避を可能にする構想・独創をする脳力とは無縁になる ⇒ 努力が空回りする ⇒ 挑戦意欲(進取の気性)を失う ⇒ 老害発生の仕組みの犠牲者になり、80歳代に脳力のピークを迎える人生とは無縁になる。いいかえれば、老後不安を抱えた人生になる。 アベノミクスは日本経済再生を可能にする。その一方において「毎日が日曜日」の引退者は 「(収入増困難下でのインフレ&負担増 ⇒ 赤字増加路線) + 若者がのさばる時代 ⇒ 年老いると不安感が募り、死期が近づくのを恐れる」という図式に陥る可能性が大であることを覚悟しなければならないのです。
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