合理化の余地が大きいのは雨後の筍の如く誕生した中小企業だけではありません。大企業も同じです。サラリーマンの10%以上を占めると言われている雇用余剰者(窓際族)が存在していることが何よりの証拠です。 このように言うと、「人手不足が雇用余剰者を減少させていくのでは」と反論したくなるかもしれませんが、この反論は誤りになるでしょう。というのは、人手不足は「企業合併 ⇒ 仕事の仕組みの改革 ⇒ 生産性の飛躍的向上」という図式に帰結する可能性大だからです。 企業合併に抵抗するのが日本人の常なので、「この図式は机上の空論」と再び反論が出るかもしれませんが、この反論も成立しない可能性大です。なぜなら、「円安は生産コスト減の圧力に結びついている + 実現必至の雇用流動化は企業魅力アップの圧力に結びつく ⇒ 有能な社長が存在している企業の傘下に入る企業が増える」という図式が待ち構えているからです。 競争の激化を持ち込むTPP参加は、この図式の実現を後押しする。のみならず、新時代のビジネスモデルの採用を迫り、日本経済の比較優位性を維持・強化するために必要不可欠な産業構造の高度化に結びつくはずです。
経済が持続的に成長できたのは「自動車産業が興隆する→自動車部品メーカーが興隆する→雇用と市場が同時に拡大する」といったような図式が実現されていたからです。ここに、世界的成長の限界から脱却するために新市場創造に結びつく新事業開発を急ぐ必要があるのです。→世界金融危機の真相 (誤りの金融・財政政策と打開策)
手動式洗濯機を電動化する。エアコンを売る ⇒ 室内が暖かくなりにくいことに気づく ⇒ 断熱材を売る。テレビを売る ⇒ 生産ラインを売る ⇒ 部品を売る ⇒ 部品が売れなくなる ⇒ テレビ放送を売る。 ──── こういう形で新成長機会を発掘できた古き良き時代はほぼ終わった。このことに心から納得することが大事です。
閉塞状態から脱出できないのは、老害発生の仕組みにはまり、知的アクロバット力とヘリコプター力を入手できないからだ。深く潜在している新成長機会を発掘するためには「点を見抜く→点と点を結んで線にする→線と線を結んで面にする」という知的作業が必要なのだ。
日本の組織における求心力欠如は「日本的集団主義の影響を受けている ⇒ 偶発的行為がそれなりの効果を発揮すると、定着しやすい ⇒ 既得権益が発生する ⇒ 抜本的対策を講じることのない弥縫策が積み重ねられる or 明示、非明示を問わず多数のルールが網の目のように張り巡らされる ⇒ 組織運営が硬直化する」の帰結です。 この状態を放置すると、どうなるでしょうか? 企業人の行動は臨機応変力を欠きやすくなります。それだけではありません。総合的創造的脳力を持つ人材の養成が困難となり、適切なリーダーなきチームプレイが行われ、合成の誤謬に陥る危険性大です。
新成長機会の潜在度は増す一方となることは企業経営のあり方の変貌に結びつきます。なぜなら、日本社会に横行しているナアナア習慣を続ける先には、「焦眉の課題である潜在事象発掘力強化が困難になる ⇒ 深く潜在している新成長機会発掘が困難になる ⇒ 没落路線まっしぐらとなる」という図式が待ち受けているので、 そうならないために、秩序優先の組織運営を排してプロジェクトチーム中心の企業経営に転換することが必要になり、集団の中に身を潜めたり、社内遊泳に憂き身をやつすことは許されなくなるからです。
深く潜在していた新成長機会の発掘例(安藤百福氏による世界初のインスタントラーメン開発&渡辺高哉が単独で決行した、三菱総研にとって空前の試みであったマルチクライアント・プロジェクト『新規事業開発の手引き』)等で得られた知見を、目的に合わせて要約的に紹介します。用いる事例選定の理由は、「どの分野の人でも理解しやすい」「守秘義務に抵触しない」につきます。
呉服屋を営む祖父母に育てられた ⇒ ビジネスの厳しさを身体で学んだ ⇒ ビジネス面での予測制御力、ひいては度胸が身についた ⇒ 「ビジネスは主人公を演じられるので、面白い」と思うようになった ⇒ 新しい自営業を次々と興し成功した。 「一度もやったことがない商売をしたい」と思った ⇒ メリヤスを輸入販売して大繁盛した ⇒ 先見力が大きな成果に結びつく味を知った。 若い時に自炊生活を送った ⇒ 料理に創意工夫を凝らした ⇒ 食事に深い関心を抱くようになった。
(優しい専任女中付きの幼少期を送った ⇒ 自己抑制無縁の自由奔放性が身についた) + (船長に安全を保障された、乗っていた船が撃沈され、絶命の危機に瀕した ⇒ トラウマ「人の言うことは当てにならない」が用心深い性格に結びついた)+(小学生時代に川魚捕り革命を成功させたり、家族労働活用型の小型牧場経営の主役を演じた ⇒ 創意工夫が大きな成果に結びつく味を知った) ⇒ マイペースを極度に重視するチャレンジャー精神旺盛な人間になった ⇒ 安宅産業時代に労働時間大幅短縮に結びつく受け渡し業務改革を成し遂げたり、新規商談成功に結びつける4段階アプローチを開発した ⇒ ビジネスセンスだけが頼りのプロジェクト請負型・新規脳力開発型の転職を重ね、脳力革命に成功した。 と同時に、同社入社後2年間従事した受け渡し業務の苦痛が生み出した「渡辺高哉理論を開発して知力だけで生きていけるようになりたい」という思いを持ち続けるようになった。
自己診断した結果、「進取の気性の持ち主ではなさそうだし、自分を変えたくない」となっても、人間には二大本能「生存の拡大/恒常性の維持」が必ずあります。そこで、この本能を活用してあなたを変える方法を用意しました。
日常業務の中から研究テーマを発見する ⇒ 「こうすべきだ」という仮説を設定することを目的に余暇時間に書籍・テレビ番組などを使って学問をする ⇒ 仮説を検証・肉付けする気持ちで日常業務をこなす──、の図式を繰り返せば、必ず進取の気性の持ち主になれます。こうなる原動力となるのが日記分析指導です。
閉塞状態から脱出できないのは、思考停止状態が続いているからです。下記の三つを認識すれば、覚醒して思考停止状態から脱却することでしょう。
上記の三つを認識した上で、戦略発想力強化塾に参加してください。そうすれば、「こういうことをしたい!」という願望を抱いた進取の気性の持ち主に必ずなれます。
駅近くに位置するラーメン屋台が夜な夜な大盛況であるのを見て「日本人はラーメンが好きだなぁ。帰宅してから手間暇をかけずにさっと食べられる保存性のあるラーメンがあったら売れるなぁ。こういうのをなんとしてでも開発しよう!」と強く思いこんだ。この閃きの背景には、 食事に深い関心があった + 先見力が大きな成果に結びつく味を知っていた + 食生活は贅沢になっていたが、忙しいので少し時間で食事をしたいニーズもある筈と思った ⇒ インスタントラーメン開発を世界で初めて着想した──、という図式があったのでしょう。
数多くの研究開発型企業の社長と面談して「企業経営でダントツ一番で大事なのは適切な開発テーマの設定。にもかかわらず、理路整然とした方法論がないので、塗炭の苦しみを味わっている」ことを認識して「マルチクライアント・プロジェクト『新規事業開発の手引き』をなんとしてでも成立させよう!」と強く思いこんだ。この閃きの背景には、 「渡辺高哉理論を開発して知力だけで生きていけるようになりたい」と思い続けていた + (当時の三菱総研は三大事業(官庁中心の受託調査/コンピューターソフトウェアの受託開発/超大型コンピューターによる受託計算)で成り立っていた ⇒ 三菱総研としては企業の新規事業開発を指導できるノウハウ並びに顧客母体は皆無だった) + (渡辺高哉はゼロからビジネスを創り上げる商社マン経験がある上に、プロジェクト請負型の転職を重ねていた ⇒ 理論化されていないが、新成長機会発掘のノウハウ・ドウハウを培っていた) + 独自に考え出した手法を採用して特定業界の業績躍進を誘導した経験がある ⇒ 渡辺高哉理論を開発しつつ顧客母体形成を可能にする「マルチクライアント・プロジェクト『新規事業開発の手引き』を着想した──、という図式がありました。
二人の例を一般化すると、どういうことが言えるでしょうか?「これだ!」となるような開発目標を思いつくに至るためには、開発目標に向けて脳を一触即発の状態にする。そして、開発目標設定のヒントを求めて情報を探索することです。そのために、どうすればいいでしょうか?次の3ステップを踏むことをお勧めします。 (ステップ1) 新成長機会発掘に向けての問題意識を旺盛にする どんな新成長機会を発掘すべきか?その理由は何か?…を思いつくままパソコンに入力する。パソコンに入力した結果を見て追加発想し、その結果をパソコンに追加入力する。─── この作業を納得いくまで行う。 そして、この作業の結果を体系的に整理する。そうすると、進取の気性引き出しのためのミニプロジェクトが導入済みであれば、「かくかくしかじかの理由でかくかくしかじかの新成長機会を発掘したい」という直覚が得られ、やる気満々になる筈です。
新成長機会発掘に向けての問題意識を旺盛にする、ステップ1の作業は多くの小説家に見られる、下記図式のような創作手法と本質的には同じです。 辛かったこと、楽しかったこと、今興味を持っていること…等をリストアップする ⇒ 「母との関係」といったようにテーマを絞る ⇒ 記憶を総動員して来る日も来る日も「母との関係」について書き綴る ⇒ 記憶を総動員した結果、創造力の源「脳細胞間の円滑なネットワーキング」が実現できる。 (ステップ2) 新成長機会発掘の適切な視座を持って貰うために渡辺高哉主導のプロフェッショナルQ&Aを納得いくまで行う。そして、その録音結果が頭の中に入るまで繰り返し聞き、発掘すべき新成長機会(仮説)と調査課題を設定する。 (ステップ3) 仮説の検証と肉付け並びに調査課題のクリアーに結びつきそうな資料を集め、メモを取りながら読み漁る。そうすることにより、ステップ1の直覚結果の掘下げ・煮詰めが可能になる筈です。 ステップ1・2が先行した資料収集は極めて効率的に行なうことができます。それから、公開情報に基づく総合的考察は創造性の高い結論入手を可能にします。→僅かな公開情報から複雑な全体像を推理した具体例。このことを強調させて頂きます。
何をしようとしても多様な先発企業や個人が既にひしめいています。みなさんは成熟時代に生きているからです。したがって、「環境動向を踏まえている ⇒ 戦略発想に満ちている ⇒ 読者の知的好奇心をくすぐる」内容になっていない提案書や企画書に対して経営者や資本家は決して興味を示しません。
「環境動向を踏まえている ⇒ 戦略発想に満ちている ⇒ 読者の知的好奇心をくすぐる」内容になっている提案書や企画書であっても、内容に矛盾・漏れ・重複があると、「一気に読むことができない」「頭脳の整理がしにくい」…となって、経営者や資本家の決断・決行を引き出すことができません。
当該企業の既存技術の枠を大きく超える技術の開発や異質の販路開拓を必要とする「新規事業開発」が容易ではないのは、この6種類の壁があるからなのです。既存経営資源の枠内に収まる新製品・新サービス開発の場合はそうではありませんが、その代りに市場成熟が生み出す巨大な壁が待ち構えていることを覚悟しなければなりません。 経営者が六つ目の壁「イノベーション力ある人物を中核に据えられない」を問題にしないようにするためには、提案書や企画書を提起する本人が挑戦的な仕事を成功させた実績があるのが一番です。そうでない場合はイノベーションのロジックが注入された結果としての提案書や企画書でなければなりません。ここに、 ![]() ![]() ![]() ![]() 反面教師となるコンテンツ ⇒ 『「住友商事の戦略ビジネス発掘タスクフォースの奮戦記」から考える / 『孤独の賭け』から学ぶ』
アベノミクスは泥船「日本」救出の最後の一手をよく読んでください。納得し、「とてつもない副次効果を生み出す可能性を秘めている提案書や企画書の作成は人生をかけたプロジェクトだ。時間と金を惜しまず念には念を入れた作業を行おう!」となる筈です。
「麺を作ってからスープを染み込ませる ⇒ 乾燥しにくい」「スープを染み込ませた麺を乾燥させる ⇒ ぼそぼそになる」ということで困り果てていた。そういう時に、奥さんが天ぷらを揚げているのを見て、「これだ!」となり、インスタントラーメン開発の大きな突破口を発見するに至った。 水と油は相いれない ⇒ 揚げ物の水分が取れてしまう ⇒ 麺の表面がぶつぶつになる ⇒ 注ぐお湯が染み込みやすい。その上に、高い保存性を実現できる。いいかえれば、保存性と簡便性が実現できる…となったのです。
調べ上げて設定した標的市場個々に相応しい手紙を添えて企画書(案)を何度も創り直して送り続けました。その間の売り込みは一切なし。その結果、送付先企業内で大評判となった。一方、企画書(案)を送る度に「 問題意識が旺盛になる ⇒ 企画書の質を良くするための気づきが生まれる」という心理効果が私に生まれ、納得できる企画書を完成させることができました。
ここに、チャレンジャー人生を送り続けてきたとは言い難い人物が新成長機会発掘に向けた進取の気性力を入手するための作業(意欲満々になる定石 / 日記分析指導 / 戦略発想力強化塾)の意義があります。いずれかのサービスを受けても嬉々として思いつくに至った開発目標を詰め抜けないとしたら、「進取の気性力を入手するための作業は不十分」ということになります。 (つらさが目立ち、時の流れを遅く感じる仕事からは創造性の高い結論は決して得られません。「夢中になって仕事をしていたので、こんな時間になってしまった」という状態が創造性の高い成果を、その後の粘り強い挑戦力を生出すのです。関連記事 ⇒ 『心の奥底からの動機に基いて設定した目標はどんなに困難なことであっても受け入れる。こういう習慣が身についている』) こういう場合は総合的創造的脳力の持ち主・渡辺高哉が主導するプロフェッショナルQ&Aサービスを再び納得いくまで受けることを強く勧めます。創造的問題解決に必要不可欠な脳細胞間の円滑なネットワーキング力を培うことが目的であることは言うまでもありません。
これまでのラーメンは煮て食べる。乾麺は25円。ところが、インスタントラーメンは違い熱湯をかけて食べる。価格は乾麺の4倍の100円。この2種類の習慣の壁があるために、問屋から当初相手にされなかった。 そこで、実演販売をして熱湯をかけて食べるのを見せて、インスタントの良さを理解させた。ところが、「価格は乾麺の4倍の100円」という壁が相変わらず残った。これに対しては 「訓練中の自衛隊員がインスタントラーメンを熱湯をかけて食べているところをテレビ放映した ⇒ インスタントラーメンならではの効用を認識させた」「地鶏を丸蒸して作ったスープはコラーゲンたっぷりである.。その上、ビタミンB1とB2を添加した ⇒ 食べ続けると肌の色艶が良くなり、元気になった ⇒ 特殊栄養食品のお墨付きを得ることに成功して、街のラーメン屋と差別化できた」等の創意工夫が功を奏して市場から受け入れられた。
貿易問題が深刻化してきたので、タイミングは良かった。ところが、二つの壁(当時の三菱総研の事業とは無縁であった/シンクタンクがノウハウを売ることは突拍子のないことであった)が待ち受けていた。そこで、 渡辺高哉の二つの作品(「経営戦略の見本」と専門家筋から絶賛された『豊田市地域商業近代化ビジョン』並びに好評を博していた新聞連載記事「経営のヒント」)をイメージ刷新ツールに用いる。と同時に、周囲を唖然とさせる市場開発効率化革命を行うことによって壁を乗り越え、プロジェクト・フォーメーションに成功。そして、実践経験をした上で、学者になった、故・水野恵司さんに顧問料を払ってプロジェクトチームに参加して頂き、『新規事業開発の手引き』を完成させた。
あなたが作成した提案書や企画書を提案書や企画書が提起されても経営者が採用を決断しない理由に基づいてチェックして、その結果を口頭あるいは文書にて伝達します。
チェック結果の口頭による伝達は「5万円/1回当たり90分以内」となります。チェックと文章による結果伝達の費用は「4万円/90分の作業時間」を前提にして実態に合わせて請求させて頂きます。 会話録音を強くお勧めします。繰り返し聞くことは、変化適応行動を可能にする「脳細胞間の円滑なネットワーキング力」の強化を可能にするからです。
費用は「日記分析指導」「戦略発想力強化塾」のリンク先にある通りです。
「プロフェッショナルQ&Aの前提である主張や見解は持つに至っていないが、質問はある」。これでもOKです。私共主導のQ&Aがあなたの主張や見解を導き出してプロフェッショナルQ&Aに必ず持ち込み、渡辺高哉の特技が引き出せるように ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
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