【デフレ経済の本当の理由と脱却策】



　環境が様変わりしました。にもかかわらず、企業経営に必要不可欠になった発想の大転換がほとんどなされていません。だから、日本経済はデフレ状態になってしまっているのです。（関連記事 ⇒ 『世界金融危機の真相 ／ 複雑な問題の核心を見抜くことができない実態』）

　事業全体を一括して捉えた独創的な構想が日本の企業、ひいては日本経済再生のメイン・エンジンにならなければならない。 ── このことが下記のフローチャートをご覧頂くことによってよくお分かりになるはずです。

情報源の固定化放置は臨機応変力の敵である

上記「フローチャート」の青色部分はクリックすると詳細説明が出てきます。  日本は人材ミスマッチ大国＋情報ゾーン固定化→新成長機会発掘力欠如へ   情報ゾーン固定化の具体例→日本最大であったチェーン・ストアー経営破綻の真因 ／ポンポン船々長の悲劇 ／ 三度目の覚醒剤吸引で実刑となった三田佳子の二男

(2015年3月26日のTwittter)

ミスマッチ大国「日本」は発掘しがいある新成長機会の宝庫。紙繊維＋富士通未利用のチタンアパタイト→着古しても悪臭零の抗菌シャツ…が何よりの証拠。日本の特許保有は146万件、使用されているのは71万件（2012年度）。情報ゾーンを見直そう！ http://www.trijp.com/daijyoubu/ameba.htm

（新成長機会の宝庫発掘は座して待つだけでは不可能です。脱・低迷路線を可能にする新創業が生み出す適切、かつ旺盛な問題意識があって初めて可能になります）

　「異色中の異色の人材」の要件は勘が鋭いが故に『世の中を支配する新しいロジック』に逸早く気づき、斬新な着眼に満ちた総合的創造的な提案ができることです。

　（関連記事 ⇒ 『内需拡大を阻む根本的原因 ／ 斬新な着眼なくしては活路が開拓できにくい時代になった ／自浄力を失う組織の実態 ／民間経済は中枢機能の麻痺が目立っている ／ 個人のパワーが大幅に不足している 』）

アメーバ的事業展開の呪縛からの脱出が急がれる…の補足

●大型の隙間市場はどのように発見・開発したらよいのか？ 　陳腐化した枠内思考の持ち主である従来型エリート依存体制を見直す ⇒ 環境変化を複眼で捉えた超ハイブリッド型の大型新規事業などを独創的に構想することです。(関連記事 ⇒ 『大型事業の独創的着眼方法 ／ 大型事業の独創的構想例 ／老害発生の仕組みからの脱却は企業の業績拡大を可能にする』) 　大型の隙間市場の発見・開発が必要なのは個人も同様です。(理由 ⇒ 『分類学的な能力に対する需要はすっかり冷え込んでしまった』) そのためにも、癒着型人脈に埋没することはなんとしてでも避けなければなりません。(理由 ⇒ 『人間関係のあり方を様変わりさせる』) ●超ハイブリッド型の大型新規事業などを独創的に構想することがどうして必要なのか？ 　2004.4.24日付け『The Economist』によると、米国における新薬開発のための研究開発コストがこの10年間で倍増。ところが、認可された新薬の数は逆に半減しているとのことです。── これは「あっと驚くような新しい機能を一番生み出しやすい製薬業界においてですら…」と理解する必要があるのです。したがって、

資料：2009.12.7号『日経ビジネス』

　 『世の中を支配する新しいロジック』に適応できないが故のアメーバ的事業展開の横行 ＋ 経済のグローバル化進展 ＋ ＩＴ革命の進展 価格競争の激化 デフレの進展──、という図式から脱出したいのであれば、

　「革新的技術の開発さきにありき」から「超ハイブリッド型の大型新規事業などの独創的構想先にありき」に転換して、革新的な技術はこの構想の実現手段として位置づけるべきでしょう。(関連記事 ⇒ 『「適切で好きな道＝閉塞無縁の道」を歩むことがグローバル経済時代のパスポートになる』)

　最高経営者が直ちに行わなければならないのは、自分が下記の図式に陥っていないかどうかをチェックすることなのです。

　目を通さなければならない書類並びに面談しなければならない人の数が多すぎる ⇒ 目を通す書類並びに面談する人が秘書役の判断によって絞り込まれてしまう ⇒ 発想の大転換が必要であるにもかかわらず、情報ゾーンが固定されたままになっている ⇒ 斬新な着眼が入手できなくなっている ⇒ 過去の延長線上を歩む経営を行わざるを得なくなっている。

　（肝に銘じて頂きたいこと ⇒ 『性格と歴史的立場の認識が独自の成長路線を歩むことを可能にする仕組み ／ どんな立場の人であっても閉塞状態と訣別して羽ばたけるようになります）

デフレ経済からの脱却に必要不可欠な「大きな隙間創造力」「世の中を支配するロジックの変化洞察力」を身につけたい。このように願う方への朗報 ⇒ 『人生・仕事・人間関係の岐路に役立つクイック・ソリューション』

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