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未来進行形の自己物語創造には絶大な効果がある。このことを理解しても尻込みしてしまう人は少なくありません。どうしてなのでしょうか?次のように図式化できる事なかれ主義が元々あることに根本的な原因があるようです。
未来進行形の自己物語創造は上記の事なかれ主義に反してしまうようなのです。この様子を図式化すると、次の通りです。 創造する未来進行形の自己物語を心のエネルギーに用いた人生を送るようになる ⇒ (新たな負荷が加わる ⇒ あちら立てればこちら立たず…になりがちな元々ある状態が悪化する) or (目立つ存在になる ⇒ シカトの対象になる) ⇒ 長年に亘ってどっぷり浸かってきた日本的集団主義が影響して「自分を支えてくれる人が存在しない孤独な人生になるのでは」と思ってしまい身がすくんでしまう。
新たな負荷が加わわらない生活を送る。これと正反対なのが慣れ親しんだ生活リズムを大事にする人生を送ることです。このような隠者のような消極的な生き方は「自分を支えてくれる人がいない孤独な人生になってしまうことを避けたい」という願望を叶えることに果たして結びつくのでしょうか? 「否」です。なぜなら、次の図式が待ち構えている場合が多いからです。 互助を可能にしてきた共同体が崩壊した + 先行きがどんどん不透明になる + “井の中の蛙”が増えている ⇒ 受身の人生が不幸に結びついている状態は続くしかない。いいかえれば、エスカレーターに乗るような安楽な人生を送れる時代は戻ってこない。 慣れ親しんだ生活リズムを大事にする生き方が通用してきたのは互助を可能にしてきた共同体が健全であったことを忘れてはならないのです。実績のある制度や考え方にしがみつく人が多いことが日本のほぼ全セクターがゆで蛙現象に陥っている実態に結びついていることを忘れてはならないのです。 実績主義に拘ることの愚かしさは上記したことだけではありません。様変わりした環境は人間関係のあり方を抜本的に見直すことを必要とするようになりました。(詳しくは ⇒ 『実績よサヨナラ、ギブ&テイクよコンニチワになる』) アメリカ建国の父、フランクリンの言葉「あの人は誰かと聞かないで、あの人は何ができるかと聞く」が重みを持つ時代になったのです。 ぬくぬくした生き方は上記したようなメジャーな問題を生み出すだけではありません。下記の図式のようなマイナーな問題にも結びつきます。 自立と自律力の養成が犠牲になる + 自分を信じることができないために、寄り添おうとしている組織・集団・人物・教義を信頼しきれない気持ちが付きまとう ⇒ 臨機応変力のなさをひしひし感じる ⇒ 将来に対する不安がこみ上げてくる ⇒ 目前の大事なことが疎かになる。 迫りつつある発表会等のイベントに気をとられて大事な電話のことをすっかり忘れてしまうようなことが起きてしまう背景には、上記の図式があることが多いのです。
日本のほぼ全セクターがゆで蛙現象に陥っている実態について駄目押しをしなければならないことがあります。 小泉元首相が中心になって進めてきた構造改革は外国に比べれば序の口程度にしか過ぎないにもかかわらず、安倍政権の後半から改革意識が薄れ、福田政権になってから逆戻りの傾向を見せてきています。一方、他の先進国の改革の速度は急ピッチです。一部の専門家筋は「日本の改革の速度は他の先進国に比べると、1/5から1/10にしか過ぎない。したがって、日本は相対的に後退を続けている」と指摘するほどです。(データ ⇒ 『The Laggard』) 日本がこういう状態に置かれている時に、世界情勢は様変わりしようとしています。ローラーコースターに乗ったような世界経済の実態はとうとう馬脚を現しそうになってきた。こういう大事な時に主要国の最高指導者の交代が重なるのが2008年度だからです。 世界の主要国は環境異変に適応するために大攻勢をかけてくることでしょう。このような時に日本だけがひきこもり状態を続けることの結果は火を見るよりも明らかです。日本は財政破綻傾向と急速な人口高齢化という歴史的試練を抱えながら急速に地盤沈下していくしかないでしょう。 これは個人にとってどんな意味があるのでしょうか? 無為無策は日本全体の地盤沈下と運命を共にする人生に、その逆は羽ばたきの人生に結びつくことでしょう。超高速道路ががらがらに空いている状態であなたを待っていることを忘れてはならないのです。
未来進行形の自己物語創造の動機は「シカトの対象になりたくない」だけではなく、積極的に生きる意欲もあるはずです。この意欲を生み出すためのヒントを紹介しましょう。
知っている人のあっけない死に遭遇したり、身体が不自由な年寄り・小動物・植物の世話をする機会を得ると、やる気をすっかり失ってしまった人がしゃきっとしてくることがよくあります。どうしてなのでしょうか? 「生きていることの意義を再認識する ⇒ 生きていることを楽しもう!」と思うに至る。「頼りにされている自分を認識する ⇒ 自分の存在価値を認識する」という図式が実現できるからなのです。 人間は「生きていることに意義を感じたい」「何かに頼りにされたい」という願望を抱いている社会的な動物なのです。したがって、やる気を取り戻したい。しかし、「何をすべきかが分からない」という状態であれば、「生きていることに意義を感じる」「自分を何かに頼りにされる」立場にとりあえず置くことが必要なのです。
近所に住む知り合いの子供を殺害した長崎の少年は医療少年院に入ってから一年間は「被害者に襲われる」と言って錯乱状態に陥りがちで、死刑願望を抱き続けたそうです。ところが、一年を経過すると、「無人島で生活したい」と生きる希望を持つようになりました。この心境の変化の背景には次の図式があったようです。 女性の精神科医が母親代わりをしてケアーし続けた ⇒ 母親の態度が影響して抑圧されていた性が健全に発達した ⇒ 年頃に見合う形で女性に対する憧れが生まれた。 人間は「何かに憧れたい」という願望を抱いている社会的な動物なのです。したがって、「やる気を取り戻したい。しかし、何をすべきかが分からない」「頼りにされる対象が見つからない」という状態であれば、「自分を何かに憧れる」立場にとりあえず置くことが必要なのです。
23歳の若さでシングルマザーになってしまている女性がいました。子供は四歳。経済的援助は一切なし。したがって、同級生達とは別世界の毎日を送らざるを得ませんでした。子育てとあくせく働くだけの毎日だったのです。 彼女は「このまま年をとりたくない。一瞬でも若さを取り戻したい。そうすればまた頑張れる」と思って専門家に相談しました。その結果、 化粧の仕方並びに着衣のあり方を一新しただけで、母親であることを積極的に取り入れた素敵なお母さんへの変身に成功して、「地獄のような生活」が「るんるん気分の生活」に一変してしまいました。 公私にわたってチャンスが彼女に舞い込んでくることでしょう。なぜなら、次の図式が実現するであろうからです。 るんるん気分で生活を送る ⇒ オーラを自然に発する ⇒ 自然に他人を惹きつける ⇒ 自信が自然に生まれる ⇒ 何事にもプラス思考するようになる ⇒ チャンスの方から飛び込んでくる。 人は皆辛いことに耐えて生きていますので、「楽しくありたい」「幸せ感に浸りたい」と思っています。したがって、人間はるんるん気分の人に本能的に群がりがちである。逆も真であることを忘れてはならないのです。 考え方次第、工夫次第で生活のどんな場面でも楽しくすることができるものなのです。したがって、「やる気を取り戻したい。しかし、何をすべきかが分からない」「頼りにされる対象が見つからない。憧れの対象も見つからない」という状態であれば、日常生活を楽しくすることが必要なのです。
生きていることに意義を感じたり、頼りにされる。何かに憧れる。日常生活を楽しくする。 ── こういうことが実現できても「未来進行形の自己物語を創りたい!」となるとは限りません。自分の良さを生かしながら羽ばたくことに結びつく8項目の期待値の可能性に目をつむってしまうのです。 こういう場合は抱え込んでしまった問題の創造的解決策を創り、「どんな立場であっても躍進のチャンスが必ずあるもんだなぁ」と思い込むようになる必要があります。この必要性に応えることを可能にするのが下記のフロー図からなる定石です。
「やるきを引き出すきっかけを掴む」で大事なのは、「適切で好き道を歩んでいる ⇒ 仕事が上手くいき、達成感を味わえる」ことです。そうなって初めて、大切な自分磨きに熱心になるし、自分磨きに役立たない仕事は避けるので、「仕事の高付加価値化 ⇒ 高賃金化 ⇒ 日本経済の発展」という図式が実現に向かうのです。これは「自分の行動力学を活かした人生であることは極めて大事であることを意味します。
意欲満々になる定石遵守→適切な助言入手→ニーズとシーズの無限の擦り合わせ→仕事の付加価値拡大→大幅給与増───、という図式が期待できるからです。 介護職員の給与、月6千円増だけでは駄目なのです。介護職における「ニーズとシーズの無限の擦り合わせ」は、シーズには顧客を満足させつつ介護機器を不要にする古武術があることを気づかせてくれることでしょう。
問題意識が鮮明になるとは世の中のできごとからチャンスやピンチを見抜こうとすることを指しますが、知識がなければそういう状態にはなりません。知識があって初めて世の中のできごとを理解できるようになるからです。この問題意識を鮮明にする源泉「知識」を習得することも勉強の目的に入れなければなりません。 しかしながら、意欲満々の状態でなければ、この知識習得は長続きしません。もっともっと…という気持ちが先行していなければならないのです。このもっともっと…の精神状態を創り出すために「生きがいを見出す」ことが必要になりますが、この必要性に応えるためには個性的才能を引き出す性格診断を受ける必要があります。 「即効性のある方法を」と望む方にお勧めするのが全ての人間が持っている執拗な思考・行動の原動力『性格発の衝動強迫』の活用です。 知識が豊かになるだけでいいのでしょうか? 「否」です。知識が豊かになってもこれが有意な行動に結びつかなければ何もなりません。ここに、「マイペースで挑戦したい…という本能が目覚める」ことの必要性があります。 この必要性に応えるためにはどうしたらいいのでしょうか? マイペースの挑戦力の源「適切で好きな道」を歩めるように人生の舵取りをすることです。→新創業「過去の歩み+斬新な着眼⇒躍進」の誘導 誰でも「人生の舵取りをしたい」と思うようになるのでしょうか? 怠け癖が付いた人はそれなりに生きてこられたので、壁「習慣のロックイン」を乗り越える工夫を凝らさないと、積極的な思考・行動を採るに至りません。「なんとかしなくては」と思わせた上で、「なんとしてでも人生の舵取りをしよう!」という心理状態を創り出す必要があります。→イノベーションのロジック注入 「習慣のロックイン」に支配されっ放しとなっている、怠け癖が付いた人には、次の図式が実現していることを認識しなければならないのです。 その場しのぎの習慣が染みついている ⇒ 適切な判断力の源「脳内シソーラス機能」も克己力の源「海馬」も鍛えられていない ⇒ 人生舵取り力が欠如している。(関連記事 ⇒ 『引きこもりの実態』) したがって、克己力が欠如した人が「人生の舵取りをしたい」と思うようになるためにも全ての人間が持っている執拗な思考・行動の原動力『性格発の衝動強迫』の活用が必要になるのです。
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