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日本の新しい進路を提言する
─ その場しのぎとの決別の勧め ─

  ポスト小泉改革の重要課題 & お知らせ                    2006.6.25~2007.10.7              

第1部 小泉改革を歴史的な重みを持つ布石として捉える

企業力を阻害している真の要因を認識しよう! 
金融ビッグバン効果に拍車がかけられた
靖国参拝を象徴に用いて改革を断行した
日本再生の切り札になる米軍基地再編成に合意した
中国と韓国のアメリカ排除意欲を認識しよう!
日中融合は不可避であることを認識しよう!
日本に忍び寄っている意外な危機に気づこう!
日本の政治大国化が可能になった
時計を逆回りさせる世論操作を阻止しよう!
視野狭窄症が大きな波及効果を見えなくしている
複雑時代に必要不可欠な斬新な着眼の不在が誤解を生んでいる
現在の日本は闘う姿勢を持つ最高権力者を必要としている
イノベーションのロジックの未注入が絶好の機会逸失と泣き寝入りに結びついている


第2部 日本再生の鍵は国民パワーのフル回転である

増税先にありきは日本の可能性を摘む

増税封じ込めが本格的再生力を生み出す 
形式主義が染みついている官僚体制の改革は可能である
脱日本的集団主義推進が国債の魅力をアップさせる
“される国際化”推進の保険となる新憲法制定が急がれる
保護政策は束の間の効果にしかならない
新・柔らかい個人主義を確立しよう!
産業構造高度化に結びつく雇用拡大の余地は大である
世界最低のベンチャー精神の高揚は可能である
少子高齢化は足枷にならないし、逆転も可能である
経済拡大均衡のウルトラCは生涯現役社会の実現である
過剰同調を煽るマスコミに用心しよう!

日本再生の近道は社長力抜本的強化である

賃金低迷の原因は改革路線ではなく労使双方にある
「追われる」から「追う」仕事への転換が必要になった
社長の生命線は臨機応変力になった
プロジェクト・チーム中心の組織運営に転換しよう!
企業の未来像創出力強化を忘れてはならない
事業開発に失敗するのは戦略眼がないからだ
斬新な着眼の持ち主登用は待ったなしである

挑戦的人生が臨機応変力を強化する

マンネリとは無縁の人生が秀でた才能を育む (脳の鍛え方1)
日頃の努力が躍進機会を掴むことを可能にする (脳の鍛え方2)
現有能力を超える目標の受け入れを心がけよう!(脳の鍛え方3)
努力をすれば報われる時代は終わった
年齢制限の壁は誰にでもあるものではない
アルバイトだって大企業の社長になれる
必要不可欠な臨機応変力は効率よく強化できる
学歴や実績よりも学問力の方が大事になった
労働組合はリセットが必要不可欠である
脱日本的集団主義こそが成功する人生の要諦である
― 国民審判「安倍晋三No!」の深層から考える ―
斬新な着眼の欠落が安倍首相続投批判に結びついている
安倍首相は性格無知を猛反省しなけれぱならない
格差拡大の根本的原因を周知徹底させよう!
自由競争できるよう創造的支援を行おう!
ネットワーク化されたレタスビジネスのような社会を目指そう!
小沢民主党代表も性格無知を猛反省しなければならない


移動しました : 諸悪の根源は日本的集団主義である(アジア太平洋戦争の考察結果)

061201記


ポスト小泉改革の重要課題
 小泉改革は大きな岩「日本的集団主義」を動かすことに結びつきました。しかしながら、これでOKというわけではありません。旧システムに代わる新システムの構築が必要になります。その際に考慮に入れなければならないのは悪しき日本人の現状です。

 日本経済はアメリカから引き離される中にあって開発途上国の急速な追い上げを受けています。しかも、国全体があの夕張市のような状態に近づきつつあります。緊急課題である財政再建は国民の協力なくしては成し遂げることができないのです。

 上記したことを踏まえて日本人の現状をどう正すべきでしょうか? 繁栄の流れを「個人 ⇒ 国家・企業等」から「国家・企業等 ⇒ 個人」からに逆転させ、日本人一人一人の個性を花開かせることではないでしょうか。なぜなら、そうすることによって労働の喜働への転換を通じて製品・サービスの限りないハイエンド化が可能になるからです。

 「そんなことがどうして言えるのか?」と思われる方に納得して頂くための例をひとつだけ紹介しましょう。

 数学が好きで好きでならない数学者は大学教授を定年退職した後も脳力・能力は衰えるのではなく伸び続けることが多いのです。興味津々の状態で数学に取り組むことが知力の持続的強化に結びつくからです。(参考資料 ⇒ 『脳力のピークは80才代だ!』) 嫌々であれば決してこうはなりません。ここに、個性を開花させることの意義があるのです。問題はこの理想をどう実現させるかです。

 よくよく考えると、新サービス「性格は行動の原動力。乗りこなして人生の勝利者になろう!― 個性的才能を引き出す性格診断の勧め ―」が上記の理想実現のための最適手段であることに気づきました。なぜなら、性格は強い衝動を持った行動の原動力であり、個性的な才能に結びつくものであり、性格を乗りこなすことが人生の落とし穴の根本的対策になるからです。

 そこで、この新サービスをバックアップするために、『個性的才能を引き出す性格診断の勧め』を連載することになりました。当初予定していた「第3部 小泉改革を新創業の心で完成させよう!はこの中に含まれます。

 日本モデルの賞味期限が切れたために、長年抑圧されていた個が良きにつけ悪しきにつけ噴出する時代になりました。したがって、人間の複雑な心理の理解なくして問題を創造的に解決することはできにくくなりまた。そこで、「絶体絶命のピンチにどう対処すべきか?― 馴れ合い主義が無用状況におけるサバイバルのあり方を映画『交渉人 』から学ぶ ―」に引き続いて

 「人間の深層心理をとことん理解しよう! ― 人間の複雑な心を名作映画から学ぶ ―」を連載することにしました。理由は下記の通りです。

元外務大臣の国会議員としては見過ごすことができない、06106の衆議院予算委員会で露呈された田中真紀子議員の発言、最近発生した40歳男性の母親殺し…等。これらに見られるように日本人の品性と思考力の劣化が著しくなっていることを考えると、安倍政権が教育再生を最優先テーマにしていることは極めて適切である。ところが、世論は事態を適切に認識しないために、チェック&バランス機能を発揮できないかもしれない。なぜなら、

多発している耳目を疑いたくなるような事件を引き起こした犯人の心には深い闇があるにもかかわらず、著名な評論家達は事件を引き起こした人間を単なる犯罪人としてしか糾弾していないからである。したがって、多くの人に人間の深層心理に目を向けさせることを急がなくなくてはならない。

新創業研究所は性格は行動の原動力。乗りこなして人生の勝利者になろう!― 個性的才能を引き出す性格診断の勧め ―」という新サービスを2007年末から開始を予定している。私共は人間の心をどう捉えているかを「オウムに嵌った林郁夫は他人事ではない― 今、日本人の心はどうなっているのか? だから、どうすべきなのか? ―」において紹介してあるが、これだけでは不十分。したがって、違った観点から早めに私共のスタンスを伝えなければならない。



教育再生のあるべき方向 061009記 (061017データ追加)
 2006年10月8日の午前9時から10時にかけてNHKテレビ1チャンネルで放映された『政策討論会』において世論を間違った方向に誘導しかねない発言がありましたので、意見具申を急いで行うこととしました。複雑化の一途を辿る時代の政治家に深い思考を行って頂くことを切に願っての所作なのです。

 社民党の阿部政策審議会々長が「国の教育予算が少ないことが学力低下に結びついている」「所得格差が子供の学力と比例している。塾に通えるかどうかが学力を決めるているから…」と発言。これに対して自民党の中川政務調査会長が「費用の多寡ではなく教育の質が学力レベルを決める度合いの方が高い」・・・・・と反論。

  阿部さんの気持ちは理解できますが、よくある偽の因果関係に引っかかってしまっているのではないでしょうか? なぜなら、所得の高い親であればあるほど見識が高くなり、「子供の志が高くなる ⇒ 学習意欲が高まる」となりやすいからです。

 鯉のことを考えてください。鯉が育ち大きくなる度合いは鯉を飼ういれものの大きさによって決まることが実に多いのです。「鯉を飼ういれもの = 志」と考えて欲しいのです。

 筆者自身も学習・ビジネスの実践を通じてやる気を引き出すことができるかどうかがほぼ全てを決することを経験しています。(詳しくは ⇒ あなたが抱えている問題解決のための3段階集中思考が生み出す効果の仕組み / 筆者の中学時代並びに高校時代)

 上記したことは筆者の体験だけではありません。「学力は公共投資の金額によってではなく自習時間の多寡によって決まる度合いの方が遥かに高い」という趣旨の調査結果を踏まえた論文が『The Economist』に掲載されていました。この論文の掲載時期は定かではありませんが、8年ほど前の発行だったと記憶しています。

 但し、教育再生が学力だけのことを考えるとしたら片手落ちです。なぜなら、変化の激しい時代は「学んだ力」よりも「学ぶ力」の方が遥かに大事だからです。(参考資料 ⇒ 『学校教育』& 『低所得から抜け出せないままでいると、悲惨なことになる可能性が大である』)

 日本的集団主義からの脱却を目指さなければならないこともあるので、思考力のある柔らかな個人主義を醸成することを忘れてはなりません。ところが、この柔らかな個人主義が遠い存在になってきました。横並びやジコチュウの度合いが強くなっているのです。どうしてなのでしょうか? 日本人の多くが下記の図式に嵌ってしまっているからです。

 家庭が一枚岩ではなくなった ⇒ 家庭内のアイデンティティがなくなった ⇒ 子供は「かくあるべし」の共通規範を持つことができなくなった ⇒ 自信を持ちにくくなった。

 「時代なのだから仕方がない」と諦めるべきでしょうか? 断じて「否」です。なぜなら、この状態の放置は「同調圧力に屈し続ける or 社会的に阻害され続ける ⇒ ストレスを溜め続ける ⇒ 反社会的行動に走る or 動脈硬化・ガンになる」という図式の餌食になってしまうからです。

 どうすればよいのでしょうか? マイペース力を創り上げるために、自分の性格に振り回されるのではなく、乗りこなすことを可能にするビジョンを醸成できるような教育を行うことです。「大人になって久しい。醸成なんてのんびりしたことは言っていられない」という人には未来進行形の自己物語を創造することをお勧めします。

「日本は先進国」と言っていられない時代が忍び寄ろうとしている

居場所を失う国内の日本人学生
資料 : 061016号『日経ビジネス』



070307更新
合理よりも人間関係の方を遥かに優先させる日本的集団主義はなぜ育まれたのか?
 狭い上に平地部分が限られている日本の米作りの方式は、機械化された粗放農業ではなく労働集約的な精密農業が採用されました。したがって、日本の米作りには農繁期と農閑期があります。農繁期は猫の手をも借りたいほどです。

 この農繁期の作業を小さな農家が自力のみで行うと所要日数が増えすぎてタイミングの悪いものになってしまいます。生産性を上げるためには、全近隣農家が共同化・協業化・専門化の考え方に立ってスケール・メリットを追求することが必要になります。米作りは小さな農家が一軒だけぽつんと存在しているよりも多数の農家が集落を形成した方が便利なのです。

 多数の農家が集落を形成することは良いことばかりではありません。いわゆる「水問題」が登場します。特定の水源を多数の農家が共同で使わなければならないので、利己主義で固まった一軒の農家は他の農家全体に大きな迷惑をかけてしまうので、合理よりも人間関係の方を遥かに優先させる体質が醸成されるに至った。

 ナアナアに代表される日本的集団主義が日本社会の特質になったのは当たり前なのです。そして、この特質は近代社会になっても引き継がれました。合理よりも人間関係の方を遥かに優先させる没個性を要求する規格型工業製品の大量生産・大量販売時代が長く続いたからです。日本経済が第二次世界大戦の荒廃から立ち直り、世界第二位の経済大国になれたのは、至極当然なのです。

 それなのに日本社会に暗雲が垂れ込めている背景にあるのは、村落共同体の林立を受け継いで採用された日本モデルの影響があります。この影響を図式化すると、次の通りです。

 ( ウチとソトを明確にする生き方が根づいた ⇒ 人脈が固定化された ⇒ 社会横断的な人的交流が困難化した ⇒ ナアナア主義や横並び志向がDNAのようになった ⇒ 脳細胞間の円滑なネットワーキングとほぼ無縁になった ⇒ 学問力と発想力強化が困難になった ⇒ 世の中を幅広く学習することが軽視された ⇒ 問題の先送り・ごまかし・小手先的な対策などが常套手段化した ⇒ 鋭い直観回路に基づく果敢な行動力とほぼ無縁になった)

 + 先行き不透明時代になり、過去の延長線上を歩むことが困難になった + 窮地脱出や深く潜在している新成長機会発掘に必要不可欠な鋭い直観回路に基づく果敢な行動力とほぼ無縁なままである ⇒ 環境の様変わりは斬新な着眼が欠如したとんちんかんな行動を露呈することとなった ⇒ 日本経済の危機的状態が訪れるに至っている。

 規格型工業製品の大量生産・大量販売時代が終ったことを認識するだけでは運命を逆転させるのはほぼ不可能なのです。岩盤状態化している日本の宿痾は社会改革なくして治せないのでしょうか? 社会改革は「日暮れて途遠し」の運命が待っています。一方、個性的才能を引き出す性格診断には「個々人のイノベーティブな思考・行動に点火」が期待できます。

 日本的集団主義は内向きの姿勢で人間関係だけのことだけを考えていればよい時代には集団の和維持面で大きな効果を発揮してきました。しかしながら、時代が変わると臨機応変の行動を妨げる足枷になってしまいます。

 日本が勝ち目のない戦争によろめくように突入し、しかも大惨禍を招く前に戦争を終結できなかった。日本の社会が現在の混迷に至っている。 ── この二つが足枷現象の典型的な例です。

別な角度からの広範な説明
渡辺高哉著『脱集団主義の時代』 (1997.1.7 市井社)


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