ひたちなか市平磯町は昔の面影を失い、寂れています。しかしながら、頭脳活動最適地であることを実感すれば、ここに東京から引越しを希望する人が多い筈です。課題である田舎特有の不便さを払拭するための布石となれるのが次の御宝開発です。
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海辺を養殖場兼釣堀公園にする |
魚がかかり、釣り上げる時に味わえる快感は何物にも代えられないものがあります。無我夢中になれる。ストレスが糸を伝わって排出される。こういう体感が味わえるからです。ところが、3.11の地震が海底を破壊され沈下しために魚が大幅に減少して釣れなくなりました。
この影響がある前から魚が少なくなったために隆盛を誇っていた平磯町の漁業はすっかり衰退。代替産業がないために平磯町の商店街は“シャッター通り”に近い状態になっています。
海辺を養殖場兼釣堀公園にすれば、釣りの名所になれるだけではなく、漁業が復活するのではないでしょうか? 予算措置を講じて直ぐ近くにある水産研究所が稚魚を育てて定期的に放流することにより、生息する魚の量は保たれる筈です。(二つの堤防が超近海を囲い込んでいるので、魚の養殖に適していると考えられます)
生息する魚の量が多ければ、釣れる確率が高まり、一匹も釣れない“おでこ”はなくなり、集客力はぐんと高まることでしょう。それに平磯町の海辺はオゾンとミネラルたっぷりの新鮮な空気を吸わせてくれます。楽しめるだけではなく健康回復にも役立つのです。
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ロマンチックな海辺の景観に集客力を与える |
平磯町や殿山町の道路から眺めた海は美しい壁のように見える珍しい景観を呈しています。この道を遊歩道に相応しくすれば、外から来た人は「散歩をしながら不思議な海をのんびり楽しみたい」と思うことでしょう。(現在は車優先で歩行者は遠慮がち。しかも、道の周辺は殺風景です)
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廃校予定の平磯小学校を改装して宿泊施設に転用する |
平磯町で楽しめるのは釣り、海辺の景観だけではありません。野菜、魚、肉もずば抜けて美味です。一泊して食事を楽しむに値します。常陸太田の穏やかな山並み、アメリカのCNNが「日本有数の観光スポット」というお墨付きを与えた国営ひたち海浜公園のことを考えると、現存の宿泊施設だけでは足りません。そこで、浮上してくるのが廃校が予定されている平磯小学校の有効利用なのです。
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企業や知的職業人に「空き家や空き店舗がありますよ」と誘いかける |
訪れる観光客が多くなれば、“シャッター通り”に近い状態になっている平磯町の商店街に息吹が与えられます。平磯町振興はあと一歩です。ここで、考えられるのが空き家や空き店舗を活用するベンチャー企業、コンピューターソフト開発者、作家などの誘致です。
平磯町の御宝はこれだけではありません。茨城県全体を俯瞰することによって発掘が可能になる大きな隙間市場も深く潜在している御宝です。
「住民の意見も取り入れ、全ての御宝を有効に活用できるシナリオ化されたグランドデザインを策定して平磯町振興を図りたい。ついては新創業研究所の協力を仰ぎたい」と思われる方(企業)はメールを送ってください。(要再読 ⇒ 『前提認識』) |