Q1コップの中での嵐になっている→ジリ貧路線である→世界の中での生き残りが困難である…の運命が待っている「底辺への競争」から脱出したい。大きな隙間市場発掘の方法を教えて欲しい
A1問題意識を旺盛にして、好機の方から飛び込んでくる精神状態にすることです。そうすると、「不便さをうっかり見落としている既存商品を発見する→家電量販店で売れ筋商品総なめする」というアイリスオーヤマ流儀が可能になります。
この目的達成に役立つ「渡辺高哉の講話『新成長機会発掘の秘訣』の試聴をお勧めします。
「私はアイディアを発想する才能はない」は嘘。必要な情報の方から飛び込んでくるようにする「旺盛な問題意識がない→頭が空っぽなまま」…が真実。
Q2市場が成熟しているので、既存の常識に囚われていると、深く潜在している新成長機会発掘は叶わない。「脱・既成概念→ゼロベース発想→あっと驚く商品開発」を実現させる方法を教えて欲しい
A2「現在あるシステムに存在する問題点は何か」ではなく、「目標設定→隘路打開策の策定→目標の創造的実現」を内容とするワークデザインを採用することです。
例1☛効率重視の量産量販志向は製品の欠点を発生しがち。これに着目して、「正面高きものと裏側高きものを重ねたボルト→上下のナットが逆方向の動き→緩み阻止」によって実現させた絶対に緩まないネジ。
例2☛骨格表面化→想定外の美観&内部に柱なき故の解放感ある超人気の高級ホテルをマカオに建設
Q3新成長機会発掘に際して参考になる見本がないので、得意のリバースエンジニアリングも使えない。ゼロから空想するしかない。こういう場合に必要になる「未知の既知化脳力」を身につける方法を教えて欲しい
A3「目的達成のシミュレーション→脳細胞間の円滑なネットワーキング力入手→『これだ!』となる目的達成の鍵の発見」を実現させることです。
例1☛魚の重量1.5倍化を可能にする酸素含有微小泡開発は「魚生育促進の最有効手段の調査→酸素量最大化に帰着→酸素量最大化手段の発想→酸素を含ませた泡の微小化に帰着」
例2☛鋭い直観回路に裏付けられた「斬新な着眼」力活用→対象企業の公開資料を収集して分析的推理と合成的推理の繰り返し→秘められた特技の発見
Q4機会損失や無駄が多発しているような気がする。この背景にある「実質的な社会主義体制の時代が長く続いていた→舵取りをせず漂うように生きる習慣がロックインしている」から抜け出す方法を教えて欲しい
A4「行動は創造的考察に値する貴重な調査結果」として捉えて、「プロの力を借りて、問題意識を旺盛にする→過去の歩みをつぶさに観察・分析する→打開策が発見できる」という手順を踏むことです。
例1☛店舗別商品分類別販売実績の歴史を横断比較・時系列比較できるように(様々な疑問が発想し易いように)整理する。その上で、市場環境が似たパターン別に責任者に集まって貰い、
「市場環境が似ているのに、差が出たのはなぜか?時期の違いが差に結びついたのか?」を巡るQ&Aを行って所期の目的を達成した量販店
例2☛「販売活動の歴史を整理する→担当者と濃密なQ&Aを行って、受注・失注の原因分析をする→目的の所期の目的を達した」建材リース会社
上記した考察は世の中を支配するロジックの変化を踏まえることが必要になってきました。「1店舗当たり3,000人の顧客が必要である+コンビニの店舗数が増え続けた→
コンビニ業界がゼロサム競争の世界になった」が例です
Q5閉塞状態から抜け出すために未経験分野の画期的な商品コンセプトを開発した。しかしながら、人手をかけた市場開発をする余裕がない。人手をかけることなく、かつ効率よく市場開発する方法を教えて欲しい
A5食いついてきそうな顧客候補を選定する→商品コンセプトを詰めつつ、担当者が「これは面白い」と思ってくれ、かつ「社内に噂が拡散する→この商品コセプト購入の社内の同意形成が容易になる」書簡を送り続ける。その後に、電話をしてこの商品コンセプトの発注を誘導する方法が必要です。
例☛(数多くの企業が共通的に認識している課題を察知→この課題解決に資するノウハウを開発する企画書の基本コンセプトを文章化→興味を抱く可能性の高い企業の担当者をリストアップ)
+オピニオンリーダーになれる社長からの発注約束を取得→興味を抱く可能性の高い企業に“ラブレターを”三度にわたって送付→ペンフレンドのようになる
→電話をすると、「待ってました」となる→完成させた企画書を送り、『マルチクライアントプロジェクト』の巨額受注に成功
Q6未来開拓力のあるイノベーターが企業の存続・発展の鍵になった。しかし、未来開拓力の有無は仕事を通じてしか分からない。このような人物を発掘する指針を教えて欲しい。秘めた才能を見抜きたいのです
A6人生史から「社会人になる前に挑戦行動を採って成功→繰り返しの快を求めて挑戦→失敗を恐れぬ“筋肉形成”→社会人になっても挑戦」の人物を捜すことです。チャットGPTの有効性が窺われますが、結論創出には鋭い勘の持ち主が必要です。イノベーターは独特の生い立ちの持ち主であるので、AIのデータになるように生い立ちの全てを用いることは困難だからです。
例1☛「小4の時にモーター組み立てコンテストで一番になった+創業時の家庭内モーター数は日本3~4個、米国60個→小型で消費電力が少ないモーターに専念した→頭脳をとことん駆使した」日本電産創業者の永守重信氏
例2☛「優しさ溢れる専任の女中が2~5歳迄付き切り→脳のリミッターほぼ無の自由奔放な人間に→大胆な遊びを次々と創出→新成長機会発掘連発の仕事人生→脳力革命」の渡辺高哉 |