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新サービス「個性的才能を引き出す性格診断」

個性的才能を引き出す性格診断の勧め


第1部 個性的才能を引き出す性格診断が必要不可欠になった

成長の持続が個人にも要求されるようになった

2008.8.24

異質のチャンス入手を確実にするのは創造的問題解決力である

(節子) 経済のサービス化の必要性はよく理解できたけど、高度サービスが高く売れるようになることについてまだ確信が持てない。確信が持てるように説得力のある説明をしてくれないかしら?

 国民一人一人に自立と自律が一段と強く求められるようになり、これが高度サービスが高く売れるようになる形で本格的なサービス・ビジネスが育ちやくなることに結びつく。こうなるのがどうしてなのかが分かるようで分からないの。

(高哉) 知恵・情報・技術といった眼に見えないものに高いお金を払う習慣があって初めて成り立つ本格的なサービス・ビジネスが日本の社会に根づきにくかった背景には次の図式がある。

 太古は中国や朝鮮、近代は欧米の模倣で事足りた +基幹産業は古くは米作、近年は量産・量販が前提の規格型工業製品であった + 先進国へのキャッチアップを急ぐ必要があった ⇒ 国民を数多くの樽の中に詰め込み、この樽を官僚が転がす国家運営方式が採用され続けてきた

 ⇒ おんぶに抱っこの国民が圧倒的大多数を占める社会になった ⇒ 日本的集団主義がすっかり根づいた ⇒ 自力で環境変化に適応しようとする風習は生まれにくい社会になった。(具体例 ⇒ 総合的判断の必要性に全く気づかない経営者様変わりした環境に主体的に適応する精神が養われなくなった)

 となれば、成長が見込める新しいサービス事業の開発が容易ではないとなっても少しもおかしくない。必要性に応える形で採用してきた社会構造が環境が様変わりしたために裏目に出てしまったんだ。

(節子) しかし、国民はおんぶに抱っこの意識を持つことは許されなくなった。したがって、成長が見込める新しいサービス事業の開発が容易になる。こういうことね。・・・・・今問題になっている医療問題が新しいサービス事業開発の先陣を切るきることになるのかしら? というのは貴方がいつも言っているように日本の医療は次の図式に置かれていたから。

 国家財政が健全であった ⇒ 被保険者本人の医療費は健康保険がカバーする範囲内であれば無料であった + 技術料が取れない ⇒ 患者は薬漬けになった ⇒ 原因がはっきりした病気の治療技術は世界最高水準。原因がはっきりしない病気の治療技術はアメリカを遥かに下回る水準になってしまった。(詳しくは ⇒ 『日本の医師は洞察力大幅不足になるしかない』)

 この図式が
放置されている限りは医療分野における新しいサービス事業の開発は困難。しかし、破綻寸前になった健康保険制度はこの「困難」を「容易」にするというわけでしょ?

(高哉) その通りだよ。「国家財政が破綻寸前となってしまった ⇒ 健康保険に入っている患者の負担は増加する傾向になった ⇒ 治療のコスト・パフォーマンスを考える傾向が強くなってきた ⇒ 医療技術の重要性がクローズアップさぜるを得なくなる」という図式の時代を迎えることになるからね。

(節子) その説明、納得できるわね。というのは技術料が取れないことは医療分野における新しいサービス事業の開発を困難にするだけではなく次の図式に結びつきやすくなり、医療の荒廃問題を抜本的に解決すれることは程遠くなるものね。

 医療ミスの責任を取りたくない ⇒ 隠蔽体質が温存される ⇒ (緊張感が生まれない ⇒ 医療ミスが発生しやすくなる) + (電子カルテが導入されにくい ⇒ 別の病院に勤務する医師間における情報の共有が困難になる ⇒ 無駄な医療行為が発生する)

 話を戻すわね。・・・・・医療の世界で技術料が高く売れることがサービス・ビジネス一般にも波及するのは「問題解決に役に立つサービスは高い」という常識を育てることに結びつく。こういうことかしら?

(高哉) 貴女が今言ったことは「高度サービス・ビジネスの需要が拡大することは必至である」といいかえることができる。でも、高度サービス・ビジネス需要に応える供給力を持っている日本人はごく限られている。というのは、この供給力に必要不可欠な適切な知的アクロバット力を育てることに日本の社会は極めて不利だったからだ。

 だからといって悲観することは全くない。「なんとしてでも適切な知的アクロバットができるようになろう!」という気持ちにならざるを得ない、二つの厳然たる事実があるからだ。

所属組織に忠誠を誓う限りは存続を許してくれた共同体が崩壊した。したがって、自己実現をしたり、幸せになるためには、「用意されたエスカレーターに乗る」のではなく、「自分自身を適切な方向で進化させる」ことが必要となる。(具体策の例 ⇒ 『悩み事解決のための斬新な着眼塾』)

横並びや模倣では新成長機会を掴みとることができなくなる。(具体例 ⇒ 市場の本音を見抜くことが必要不可欠になった日本の活路は拡大する異質のチャンスを睨んだ脱工業化である)

(節子) 前回の議論にあるように先進国は開発途上国の追い上げを凌ぐためにも地球環境のためにも脱工業化を急ピッチで進めなくてはならない。このことも新しいサービス事業開発の必要性に結びつくんでしょ? ということは、貴方がよく言うように日本は次のような図式を実現させているデンマークを見習わなくてははならない。こういうことになるわね。

 恒常的に職業訓練を行う ⇒ 国民の脳力・能力が時代と共に全体的に進化し続けている ⇒ レイオフが容易であるので、労働市場のフレキシビリティが高い ⇒ 産業構造が時代と共に高度化し続けている ⇒ 経済の安定成長を実現させている。

(高哉) そうなんだよ。ただ、今の説明だけだと、「このデンマークの良さを見習うことがどうして高度サービス・ビジネスを育てる必要性に結びつくのか?」という疑問が寄せられるかもしれない。そこで、この必要性を別の観点から説明しよう。

 工業化のレベルが国別の貧富の格差に結びついていた。ところが、工業化手段の国境を越えた利用可能性が飛躍的に拡大したために、そういう時代は終わりつつある。そして、金融ビジネスやITビジネス…等のレベルの度合いが国別の貧富の格差に結びつく時代になってきた。金融ビジネスやITビジネスの需要は世界中広がっている上に、この供給は物流を伴わない上に、自動化できるからね。

(節子) 各種高度サービス・ビジネスを金融ビジネスやITビジネスの波及効果として捉えているわけね。金融ビジネスを振興するためには投資顧問が必要である。ITビジネスを振興するためにはIBMのビジネスモデルがそうであるようにコンサルティングが必要である。そして、金融ビジネスやITビジネスの振興は各種高度サービス需要増に結びつく内需拡大を実現させる。こういうことなんでしょ?

(高哉) そうなんだよ。躍進目覚ましい中国の上海が同国の産業構造高度化の担い手になることもあることを忘れてはならない。この背景には二つのことがある。

中国は他の発展途上国に比べて2〜3倍のスピードで賃金水準が上昇している。
技術水準が低く、かつ物流コストが割高な内陸の経済開発を社会の安定化のために進めなければならない。

 となると、中国を考慮に入れた日本の活路は、中国企業がビジネスを展開するために必要不可欠だが、ノウハウが不足しているプロフェッショナル・サービス(株式上場支援…等)の振興ということになる。

(節子) 高度サービス・ビジネスを育てることは日本経済にとって必要不可欠であることは良く分ったけど、この必要性に応えることができるのかしら? さっきの説明をもうちょっと補完してくれないかしら?

(高哉) 百貨店が隆盛な頃の手法の採用が必要だろうね。画期的な新製品が開発されると、次のようなプロセスからなる頂上作戦を当時の百貨店は得意としていたんだ。

 高所得者層を標的にしたマーケティングを展開する ⇒ この画期的な新製品を市場に送り出すことに成功する ⇒ 中所得層の憧れ需要が生まれる ⇒ この画期的な新製品がかなり市場に出回るようになる ⇒ 低所得層のあこがれ需要が生まれる・・・・・。

 この百貨店の昔物語を今問題になっていることを福祉のようなサービス職の人が抱えている問題に応用してみよう。

 ヘルパーさんが契約社員になると、年功序列の壁にぶつかっていつまでも所得が上がらない。この背景には、サービスの質は人によって大きな差があることを認めない。したがって、ヘルパーさんを付加価値要因ではなくコスト要因としてしか捉えないことがある。長年の平均化社会の悪しき影響を色濃く受けているんだ。

(節子) 高く売れる高質サービスを求めている人だけを市場にした独立を勧めるというのでしょ。でも、そんなに簡単にいくのかしら?

(高哉) 人間にとって人生の終末が一番大切。自尊心をとことん大事にされたら「死ぬのは怖い」とおののくことはなくなる。「死ぬのは怖い」となる背景には「納得できる人生ではなかった」ということがあるからね。このことは僕の体験で言える。

 ヘルパーさんが“完全死”を請け負うことができれば、高収入を伴う高度サービスが実現できるんじゃないかと思う。但し、ヘルパーさんは心のこもった臨機応変のサービスが提供できるように要介護者を心の奥底から愛しまなければならない。

(節子) よほどの人ではないと、他人に対してそんなことができないわね。普通の人は疲労が蓄積してくるとそれがついつい表情に出てしまうんだから。

(高哉) そうなってしまうのは「これは仕事だから仕方がない」という気持ちが心の奥底にあるからだ。ここに、“好きこそものの上手なれ”の世界で仕事をすることの意義がある。したがって、高度サービス・ビジネスに就きたい人は個性的才能を引き出す性格診断をを受ける必要性がある。こういうことになる。


社会の成熟化が生み出した閉塞状態からの脱却のための抜本的な対策
新サービス「個性的才能を引き出す性格診断」
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会議による問題解決
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