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日本の新しい進路を提言する
─ その場しのぎとの決別の勧め ─

第2部 日本再生の鍵は国民パワーのフル回転である

増税先にありきは日本の可能性を摘む

2007.3.18

“される国際化”推進の保険となる新憲法制定が急がれる

(節子) 自民党の谷津義男選挙対策総局長が統一地方選挙や参院選で「憲法改正はあまり争点にならない」と語った。このことについて安倍首相は不快感をあらわにして、「憲法改正は自民党の綱領の中に入っていること。私は、選挙において訴えていくのは当然だろう」と語った。── こういうことが新聞に載っていたけど、

 これってどう判断したらよいのかしら? 憲法改正に対する国民の関心は低いのは事実だから安倍首相の方が間違っているのかしら?

(高哉) 国民ニーズは重要。しかし、国民ニーズを鵜呑みにした政策を展開することが正しいとは限らない。先の大戦への突入経緯やバブル経済崩壊後の処理の仕方が良い例だよ。(詳しくは ⇒ 『歴史的大転換期に道を誤りがちな権威に代わる新権威を確立しよう!』)

 但し、安倍首相は憲法改正の意義を国民に分りやすく説明しなければならない。なぜなら、日本人は次の図式にはまっていることが実に多いからね。

 日本的集団主義にどっぷり浸かって生きてきた ⇒ 深い思考を伴わない融通無碍が染み付いている ⇒ 目先のことしか理解しようとしないし、理解させようとしてもなかなか理解できない。

(節子) 憲法は企業理念に相当するものでしょ? 環境が様変わりしたことを受けて経営のあり方を再構築し、この再構築を受けて新しい企業理念を創ることがよくあるけど、日本の憲法も同じかもしれないわね。日本のあり方が今の憲法を制定した時と同じであってよいとはとても考えられないから…。

(高哉) その通りだよ。憲法改正の大前提である日本を取り囲む環境と対応のあり方を考えることは必要不可欠だと思う。

 インターネットの普及等で進展する一方のグローバリゼーション並びに破壊の一途を辿っている地球環境への対応を睨みつつ、日本経済が陥っているジレンマをどう解決するかをテーマにすべきだと思う。

(節子) 日本経済が陥っているジレンマって何かしら?

(高哉) 離されっぱなしのアメリカに追いつき、追い抜かれそうになってきた中国やインド等を突き放さなければならない。地球環境への対応を睨みつつとなると、成長が見込める新しいサービス事業の開発が容易ではないが示すように得意とは言えない脱工業化を進めるしかない。

 となると、この面での先達であるイギリスやアメリカの力をも呼び込めるように先進国中ダントツに低い対日直接投資を大幅に拡大させなければならない。そうすると、グローバリゼーションの実験国家・イギリスが示しているように所得格差の拡大と国内秩序の悪化が待ち構えている可能性が大である。

 日本経済は生き抜くためには脱工業化の推進が必要不可欠。ところが、脱工業化の推進のためには所得格差の拡大と国内秩序の悪化に結びつきかねないグローバリゼーションの推進が必要不可欠になる。── これが日本経済が陥っているジレンマ。

(節子) ということは「日本にどんどん進出していらっしゃい。でも、日本流の秩序をきちっと守ってくださいね」というメッセージをしっかり発信する。のみならず、社会は混乱しきっているにあるような状態を是正する。── この両方に結びつく新憲法をできるだけ早く制定しなければならないというわけね。

 グローバリゼーションの推進が必要不可欠である。こういうことが前提であれば、貴方の言っていることに納得できる。でも、この前提を全面的に受け入れるわけにはいかない。だって、イギリスはグローバリゼーションを推進した結果、所得格差の拡大と国内秩序の悪化を招いたんでしょ。だったら、何も無理して外国の対日直接投資を大幅に拡大することはないんじゃないかしら?

(高哉) マイナス面だけを考えればそうだけど、マイナスを大きく上回るプラスもあったことを忘れてはならない。ヨーロッパで一番停滞していた経済が一番成長するようになった。しかも、高度サービス産業が発展した。いいかえれば、日本経済の最大の悩みである成長が見込める新しいサービス事業の開発が容易ではないという事態とは無縁な存在になったんだ。

(節子) なんだ。「脱日本的集団主義推進が国債の魅力をアップさせる」の結論と同じことになるのね。そうか。貴方が言うことの実施は次の図式の実現に結びつくのね。

 外国の対日直接投資が大幅に拡大する ⇒ ネットワーク型社会への転換が進む ⇒ 高度サービス産業が発展する。いいかえれば、脱工業化が進む ⇒ 日本経済の国際競争力の強化・財政再建・地球環境の再生への貢献の三つの成果が得られる。

(高哉) その通りだよ。貴女が今言った図式の実現を急がなければならない。そのためには、後で「しまった」とならないために、転ばぬ先の杖となる新憲法制定を急がなければならない。

 不健全になっているのは近隣・地域社会だけではなく家族にもその傾向が見られる。こういう状態であるので、「国家しか頼りにならないのでは…」と思っている人が多くなっているので、後で「しまった」となると取り返しがつかなくることを忘れてはならないよ。

 安倍さんの国民支持率はがた落ちしたけれど、色々な面で国の将来を睨んだ仕事をやろうとしている。このことを国民はもっと理解しなければならない。

 さもないと、国民の人気とりだけを考え、国の将来を損なう政権ができてしまう。食事療法をせず思い通りにしたがる糖尿病患者の言いなりになったらどうなるかを考えなければならない。僕はできるだけ多くの人が歴史的大転換期に道を誤りがちな権威に代わる新権威を確立しよう!を繰り返し読み、新憲法の内容についての国民的議論を十分行うことを切望してやまない。

性格診断が必要不可欠になったのはなぜか?


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