[TRI] Total Renovation Institute 新創業研究所
E-Mail: info@trijp.com
〒 311-1203 茨城県ひたちなか市平磯414-7
 来客用駐車場があります
029-229-0225


新創業研究所が掲載した数多くの有益コンテンツがGooleで第1位にランクされています

トップページ


個性的才能を引き出す性格診断の勧め


第3-1部 個性的才能を引き出す性格診断はどんな効果を生み出すのか?(Ⅰ)         ― 人生再構築プロジェクトの提起 ―          

悩みを寄せつけず、個性的才能を引き出すための処方箋を創る

2009.4.3.

プロフェッショナルになるにはどうしたらいいのか? ― 適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることだ ―

ビジョンを適切に創る→我慢力が身につく→志を貫くことができる──、となる図式を入手しよう!

(節子)無我夢中を大成に確実に結びつけたい。こう願うのであれば、適切な方向で集中特化型の人生を送らなけばならない』 ── このことの重要性はよく分かるけど、性格発の衝動強迫に支配されて人生をぶち壊してしまうのが人間。『謀将 直江兼続』(上巻 徳間書房)の49頁に次のように紹介されている、人気を博しているNHK大河ドラマ『天地人』の主人公・直江兼続に敗れた新発田重勝がいい例じゃないかしら。

 謙信の時代には北越の重鎮として上杉にしたがっていた。「御館の乱」のころ、重勝は上杉景勝方にくみしていた。ところが、その後、重勝は信長にそそのかされたり、会津の芦名氏の後押しで、天正9年から景勝に叛旗をひるがえした。・・・・・信長が本能寺に倒れ、その後を受け継いだ秀吉と景勝が手を結んだために、重家の力は次第に衰えてきた。そして、15年秋から上杉は新発田攻めに立ちあがり、・・・・・・重家の命を断った。

 小早川秀秋がそうであるように土壇場で敵に寝返った人物の末路は哀れになることが多い。にもかかわらず、新発田重勝がこうなってしまったのはどうしてなのかしら?

(高哉) (上杉家の重鎮としての自分の将来像がしっかり描かれていなかった ⇒ 「大事の前の小事」の心構えを持つことができなかった) + (自分の性格と歴史的立場をきちっと認識していなかった ⇒ 自分の心の動きを明確に認識できなかった) ⇒ 誘惑にふらふらと乗ってしまった──、という次の図式にはまってしまったからだと思う。

 三菱総研時代、僕にも誘惑が二度ほどあった。政府から受注したプロジェクトの委員会メンバーだった中堅企業のオーナー社長が僕をすごく良い条件で引き抜こうとしたんだ。仕事を発注してくれた中央官庁のキャリアーと会食の場を設定するというからめ手を使って。当時の僕はサラリーマンとしては恵まれていなかったので、脳力革命という大目標がなければ誘惑に負けたかもしれない。

(節子) 自分の将来像をしっかり描くことの重要性を深く認識するために、上杉景勝と直江兼続の精神的支柱であった上杉謙信のことで聞きたいことがある。

 上杉謙信は遺物化した関東管領の座を引き継いだために草刈り場の関東に引っぱり出されて何の利益も得ることができなかったのは「上杉家の当主としての自分の将来像がしっかり描かれていなかった ⇒ “大事の前の小事”の心構えを持つことができなかった」となってしまったからじゃないかしら?

(高哉) その通りだと思う。次の図式にはまってしまったんだから、上杉家の当主としての罪は重いと言わざるを得ない。

 将来を展望することなく情動的に判断した ⇒ 現実直視力が欠如してしまった ⇒ 遺物化した関東管領の座を引き継いだ ⇒ 臨機応変力の欠如を招いてしまった ⇒ 上杉家の体制を盤石にするためのエネルギーが殺がれてしまった ⇒ 直江兼続が抱き続けた打倒徳川家康の野望実現の足かせに結びついた。

(節子) 自分の将来像がしっかり描かれていても苦労が報われないと諦めてしまうこともあると思うの。そうならないためにはどうしたらいいのかしら?

(高哉) 自分の将来像を実現させるプロセスが楽しければ、諦めるようなことには決してならない。僕の三菱総研時代がいい例だと思う。だから、適切で好きな道を歩むことが必要不可欠なんだ。

(節子) 博覧強記の人生を送ることがプロフェッショナルになるための必要不可欠な条件である。こういうことがこれまで繰り返し強調されてきたけど、「おやっ」と思うことが3月9日付け毎日新聞の『オピニオン』に載っていた。

 ・・・・・私はとても心配症で特に病気に対しては敏感で少しでも変だなと思うと、気になって仕方がない。昔なら分厚い医学書を広げるところだろうが、携帯で簡単に調べられる。山ほどの知識で自分が医者にでもなったようだ。

 しかし、すべての症状を自分に当てはめてしまい、これは大変だとなる。今回はたまたま病院に行って詳しく説明を受け一安心となったが、大体が思いすごしなので病院に行くこともなく、毎日自分で不安をふくらませる。

 簡単に情報や知識が得られるのは便利なのだが、それを自分で上手に利用したり理解するのは難しい。私だけだろうか。こうなったら性格を直すか、携帯を使わないか…。どちらも無理だろうな。

 この投稿文は情報化社会の宿命を物語っている。氾濫する情報に振り回されないようにするにはどうしたらいいのかしら?

(高哉) 臨機応変力が欠如している ⇒ ストレスが溜まっている ⇒ 性格の健康状態が悪化している ⇒ マイナス思考に支配されがちになっている ⇒ マイナス思考を促進するように情報に接する──、という図式に陥っていることに気づかなくてはならない。

(節子) 氾濫する情報に振り回されないようになりたい。そう願うのであれば、適切で好きな道を歩む人生にしなさい。こういうことね。

(高哉) そういう人生を送れるようになるためには「個性的才能を引き出す性格診断」を受けることが必須の条件。こういっても理解できない人は環境が様変わりしたことを深刻に受け止めて欲しい。

過去 工業化の余地が大きかった ⇒ キャッチアップが可能であった ⇒ 日本モデルが威力を発揮した ⇒ 国民は鳥かごに閉じ込められるような状態に置かれていた ⇒ 個が抑圧されていた ⇒ 自分の性格と歴史的立場を知らなくても生き抜くことができた。

今後 物質文明が行き詰った ⇒ キャッチアップが困難になった ⇒ 日本モデルの賞味期限が切れた ⇒ 国民は鳥かごから解放された ⇒ 個が噴出してきた ⇒ 自分の性格と歴史的立場を知らないと生き抜くことが困難になる。

 五つの“過去最悪”が日本を襲うと縮みこんでしまっているのは適切で好きな道を歩人生を送っていない人のたわごとだと言わなくてはならない。

 (必読のコンテンツ ⇒ 悩み事(閉塞状態)の根本的原因ビッグ・チャンスを狙う時代になったことを認識しよう!)

 大不況が生み出すチャンスをものにできない根本的原因は悪しき固定観念から抜け出せないことに気がつかなくてはならない。

 「固定観念は心理学の世界では治せないとされている思いこみが生み出した持病のようなものである」

出所:2009年3月23日付『日経ビジネス』
 ────が当てはまる方は『構想力・独創力を身につけることを最優先させよう!』、『斬新な着眼なくしては活路が開拓できにくい時代になった』を熟読してし欲しい。


多くの日本人が一触即発の状態になっている仕組み
 (先行きがどんどん不透明になっている + 個が埋没する時代が長く続いたので、個性を本当に受け止め理解できる人が殆どいない ⇒ 臨機応変力の必要性がかつてなかったほど高くなっている) + (降りかかってきた難問を受け止めて創造的に解決しようとしないその場しのぎの人生を送っている ⇒ 臨機応変力の強化が進みにくい) ⇒ 臨機応変力の欠如が露呈されるようになった ⇒ ピンチに陥ったり、チャンスを逸する度合いが極めて高くなっている ⇒ ストレスが溜まり続けたために一触即発の状態になっている。



前ページへ 目次 →次ページへ


▲トップ  → トップページ