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── 個人や企業の再生策の視点で日本経済再生のあり方を考える ──

増える一方となる心因性うつ病の最善の予防・治療策は適切で好きな道を歩むことだ
── 性格を乗りこなさない人生+生活環境の異変→ストレス蓄積→癌・動脈硬化や人格障害 or 心因性うつ病…という図式を認識していないことが風説 「精神科医はうつ病の実態に対応できていない」に結びついている(関連記事 ⇒ 『内需拡大を阻む根本的原因の補足説明』) ──

2013.7.14(2017.4.28更新

環境不適応症「閉塞状態」が長引くとうつ病になりやすくなる

うつ状態の放置は人生を台無しにするうつ病に結びつく

「うつ病になりそうだ」と思ったら直ちに対策を講じなければならない

(節子) うつ病などの気分障害者の患者数はこの10年で倍増して、100万人を超えてしまった。この数字は医師にかかった人の数。医師にかからず人知れずうつ病に悩んでいる人は1,000万人以上とのこと。深刻よね。

 うつ病の恐ろしさを知らないと他人事にしてしまう人がいると思うので、聞きたいんだけど、この心の病にかかるとどうなってしまうのかしら?

(高哉) 社会生活が困難になるんじゃないかな。というのは、うつ病になると三つの状態に陥ってしまうことが一般に伝えられているからだ。

その場にならないとやれるかどうかが分からない。したがって、予定が立たない。

 うつ病になると、「心身のフレキシビリティーがなくなっている ⇒ 克己力が欠如する ⇒ 小さなことでも決断できない」という図式になることが背景にある。

悲観的になる ⇒ 接する相手が否定的な反応をする ⇒ 否定的な人生になる ⇒ 性格の健康状態が悪化の一途を辿る。つまり、性格がどんどん悪くなる ⇒ 人がどんどん寄りつかなくなる。

 うつ病になると、何事にもマイナス思考になる。場合によっては貧困妄想になってしまうこともある。こういうことが原因している。

治療のために休職しても焦りや不安の虜になり、病状が悪化して社会復帰の可能性が遠のいてしまいかねない。

 (日本的集団主義の強い影響を受けてきた ⇒ 市場性の高い個性的才能が磨かれていない) + (共同体が崩壊傾向にある ⇒ 生き抜くためには市場性の高い個性的才能が必要不可欠になった) ⇒ 休職中に自分の居場所がなくなることを恐れる──、という図式をうつ病が呼び込むことが原因している。

(節子) 職場の人間関係が良ければ、「休職中に自分の居場所がなくなることを恐れる」は杞憂に過ぎないんだけど、現実は必ずしもそうではないと思う。どうなのかしら?

(高哉) 正社員の労働強化が恒常化している + うつ病で長期休暇の社員が生まれる ⇒ 正社員の負担が一段と増す ⇒ うつ病になっている人に対する反感が生まれる ⇒ 職場復帰しても居づらい──、となっている場合が少なくないようだ。

“踏み車”のような人生の先にうつ病が待っている

(節子) 大分前にテレビ放映された『ガイヤの夜明け』(テレビ東京)で紹介されたサラリーマンのことを思い出して気が重くなる。というのは、「うつ病」と診断され、休職するに至った背景とその後の生活の実態は次の通りだった。「他人事ではない」と思う人が多いと思う。

退職者が急増した + 人員が補充されない ⇒ 仕事量が増えた ⇒ 残業が恒常化した ⇒ 休職前月の残業時間は200時間に達した──、という図式が示すように過酷な勤務状態を強いられていた。

「頼りがいがある」ということで結婚した妻と8歳の娘がいる。3LDKのマンションをローンで購入している。──、といったように一家の主としての重責がのしかかっていた。

休職期間中は傷病保険で月収の6割が保障されている。しかし、ボーナスは当然のこととしてなし。したがって、ローンの支払と生計はこれだけではまかなうことはできないので、奥さんがパートに出ている。そして、半年後には傷病保険は切れるし、このままだと解雇が待っている。

解雇後の生活にはまったく自信がないので不安一杯。病状は好転しない。こういう状態が手伝って自殺しようとしたことがある。

 うつ病患者が30歳代に急増しているそうだけど、この人物と似たような実態なのかしら? 対策が浮かび上がってくるように説明してくださらないかしら?

(高哉) 退職者が急増しても人員が補充されない。こういう状態の前に単純化すると、次の二つの図式が重なってがむしゃらに働きがちとなり、ひいては何のために生きているのかが分からなくなっている。こういう状態になっている30歳代のサラリーマンが多いからだと思う。

図式1 (顧客ニーズの個性化が進んでいる ⇒ 多品種少量生産が進んでいる ⇒ 時間の流れが速くなっている) + (就職氷河期が長く続いたので20歳代の社員が極端に少ない ⇒ 30歳代の社員は管理業務と担当業務の両方をこなすことを要求されがちである) ⇒ 同じやり方であると仕事に追いまくられる。

図式2 企業の量的拡大は困難になっている + 年功序列式人事は困難になっている ⇒ エスカレーター人事の時代は終わった ⇒ 生き残れるかどうかの不安にかられがちである。

(節子) 「頑張りやさんはうつ病になりやすい」という定説があるけど、この定説は間違いね。頑張っている心の状態が問題なんだから。・・・・・貴方の説明を聞いて次の図式を発想したけど、どうかしら?

 (自信が不足している ⇒ 不安になる ⇒ 精神が抑圧状態になる ⇒ 心的疲労が蓄積する) + (過剰労働が続く ⇒ 肉体的疲労が蓄積する) ⇒ 心身のフレキシビリティーが失われる ⇒ うつ病になる。

(高哉) いいんじゃないの。でも、頑張るという現象がなくてもうつ病になることにも留意しなければならない。女優の音無美和子さんのことを思い出せば、「なるほど」となるんじゃないかな。

(節子) 彼女はうつになったり、治ったり、再びうつになったりしたそうね。乳癌になったのを契機に生まれた三つの局面がテレビで紹介されたことを思い出した。

乳癌になって「なんで私が」と思い、うつ病になった。この背景に「不運だ」と思うと、ストレスがたまることがある。

「子供を育てなくては」と思ったらうつ病が治った。この背景に、生きる目標が見つかると、生きがいが生まれ、生きがいがストレスを発散させることがある。

退院時に「あれをしてはいけない。これをしてはいけない」という注意書きを渡されて再びうつ病になった。この背景に「私は普通の人ではない」が「不運だ」ということに再び結びつき、ストレスがたまったことがある。

うつ病が自殺に結びつく背景にマイペース力欠如がある

 うつ病になると、自殺しやすくなるそうだけど、どうしてなのかしら? なんとなく分かるけど、確信が持てるように具体例で理路線然と説明して欲しい。

(高哉) 岩手県の久慈は日本一の自殺率だそうだけど、この背景に「閉鎖的である ⇒ 偏狭な人間が多い ⇒ 人的交流をしない ⇒ 陥る窮地から脱出できない ⇒ うつ病になる ⇒ 自分の世界に閉じこもる ⇒ 臨機応変力が完全に失われる」ということがある。

 この事実を「久慈特有の現象だ」と短絡的に判断してはならない。日本の自殺率はアメリカの2倍、イギリスの3倍になっているからだ。

 日本人は実質的な社会主義体制の下で超長期間置かれ続けていた悪影響を受けてきたために、精神的にひ弱だ。いいかえれば、精神的フレキシビリティが不足していることを認識しなければならない。

(節子) 貴方は末期肺ガンの洋子さんを救い出そうとした揚句の果てに極度に健康を害して落命寸前までに追い込まれ、リハビリ。このリハビリ期間中にも「心身共に無理をして自分のホームページを開設する ⇒ 世間から注目を浴びる ⇒ 元気づけられる」
というようにしてやる気を引き出したじゃないの。こういう精神力でうつ病から脱出できないのかしら?

(高哉) うつ病になると記憶機能だけではなく、胆力をも司っている脳内の海馬がダメージを受けるらしいから無理じゃないかな。うつ病患者に「頑張れ」という励ましの言葉は禁句であるのはこういう医学的な背景があるんだと思う。

(節子) 励ましの言葉が禁句であることは納得できるようで納得できない。ひしひし感じる孤独感が自殺に結びつきやすくなる。そして、うつ病になると、自殺しやすくなる。このこととどう整合させたらいいのかしら? 謎をかけられたみたい。

(高哉) 人生は苦しみが多い。にもかかわらず、人は生きようとするのはなぜなのか?…を考え抜くことによって謎が解けるんじゃないかな。

(節子) 楽しいことが先に待っているから苦しいことがあっても人は生きようとする。ところが、何らかの理由で楽しいことが先に待っていない絶望的な状態になるから「死にたい」となるんでしょうね。ということは「ひしひし感じる孤独感に陥る = 先に楽しいことがなくなる」とならなくてはならないけど、現実はそうばかりは言えない。というのは、孤独を楽しむことだってあるんだから。どのように頭の中を整理したらいいのかしら?

(高哉) 孤独にも色々あるんだよ。独りで打ち込めるものがあったり、人の優しさや花の美しさを愛でる心の余裕があれば、孤独を楽しむことができる。こういう状態になれないと、絶望感に陥り、この気持に耐えられなくなって自殺してしまうんじゃないかな。

 仕事の世界・家庭の世界・自分独りで楽しめる世界の三つがあって初めて人は健全に生き抜くことができるという格言はこういうところから生まれたと理解すべきだろうね。ところが、何らかの理由があると、自分独りで楽しめる世界を持てなくなり、これが楽しいことが先に待っていない絶望的な状態になってしまうんだと思う。

(節子) 「何らかの理由」とは性格の健康状態が極度に悪化する状態になることだと思う。というのは、こういう状態になると、自分の殻に閉じこもってしまい、二つの現象が生じるから。

マイナス思考になるので、何かに打ち込むことなんかできなくなる。死の恐怖に怯えると趣味どころの騒ぎではなくなるように。となれば、独りで打ち込む心理状態にはならない。

自分を取り巻く環境のことが観察や想起の対象外になる。となれば、人の優しさや花の美しさとは無縁の状態になってしまう。

 うつ病になると、こういう状態になりやすくなるんでしょうね。さっきの貴方の説明を応用して考えるとだけど。だとすると、「うつ病になると、自殺しやすくなる」は当然のことよね。こういう理解でどうかしら?

(高哉) ピンポン! 大当たりです。不幸にも自殺に至る状態を単純化して図式化すると、次のようになるんだと思う。

 (心身にフレキシビリティーがなくなっている ⇒ ショックに耐える力がなくなっている) + (自分の殻に閉じこもっている ⇒ 視野が極度に狭くなっている。しかも、マイナス思考になっている) ⇒ 大したことでなくてもショックを受ける ⇒ 心身がぷつんと切れてしまう。

 疲労困憊して心身にフレキシビリティーがなくなっている。視野が極度に狭くなっている。しかも、マイナス思考になっている。 ── こうしたことが忌まわしいことに結びつく。そして、この大きな原因となるのがうつ病であると思うんだ。

(節子) 「どうして視野が極度に狭くなるのか」が大事だと思う。うつ病になって自分の殻に閉じこもることだけが原因ではないと思う。子供は大人に比べて自殺に至るプロセスがずっと短いことを考えると、窮地脱出を可能にする斬新な着眼の有無も原因じゃないかしら?

(高哉) 斬新な着眼の有無は自殺だけではなくうつ病になるかどうかに大きくかかわってくると思う。というのは、斬新な着眼があれば、うつ病に結びつく閉塞状態には陥らないからね。

  (20174年4月26日のTwittter)  
鬱病予防の決め手は山口律子氏が唱える「残業時間の削減」ではなく「今の立場の適切で好きな道化」だ。喜働効果「明確な目的意識→眼窩前頭皮質の刺激→内発的動機に基づく意思決定力・計画性の引き出し→仕事の質・量の能率革命→脳力進化」あり故だ。
http://www.trijp.com/hp_digest-old.shtml#sukinasigoto-effect
 (関連記事 ⇒ 『適切な方向で無我夢中で頑張り続けることが凡人を非凡にする』)

人生・仕事が行き詰る度に新創業しないと、不幸な末路が待っている

(節子) 自殺の原因をより深く理解するために聞きたいんだけど、独居老人よりも家族と住んでいる老人の方が自殺者が多いのはどう解釈したらいいのかしら?

(高哉) 独居老人は孤独を楽しむ術を知っている。一方、家族と住んでいる老人はそうなっていない可能性が大きい。その結果、次の図式にはまってしまっているからだと思う。

引退した高齢者がうつ病症状になる仕組み

 (老人自身が“濡れ落ち葉”のような存在になっている ⇒ 疎んじられやすい) + (家族は個性を大事にする人生を送ってきていない ⇒ 家族は老人の深層心理を理解できない) ⇒ 老人は家族から疎んじられてしまう ⇒ 自尊心が傷つき続ける ⇒ ストレスが溜まり続ける ⇒ うつ病症状になる。

 日本の老人の不幸感は世界の中でも突出しているという調査結果があるそうだが、齢を重ねるだけのような生き方をしてきたことが“濡れ落ち葉”のような存在に結びついていることを忘れてはならないと思う。(打開策 ⇒ 『若々しい脳力復活支援』)

斬新な着眼なくしては活路が開拓できにくい時代になった


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