第3-1部 |
個性的才能を引き出す性格診断はどんな効果を生み出すのか?(Ⅰ) ― 人生再構築プロジェクトの提起 ― |
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悩みを寄せつけず、個性的才能を引き出すための処方箋を創る |
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プロフェッショナルになるかワーキング・プアーになるかしかなくなる |
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楽しい人生を送るためにもプロフェッショナルになることが必要になる |
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生きがいを奪う悪夢のような閉塞状態から脱却できる |
(節子) 子供は不思議な生き物よね。貧乏のどん底でも戦争の傷跡が残っている場所でも楽しそうに動き回る。大人はうつろな目をしていても。この現象を大人の生き方にも参考になるように説明してくれないかしら?
(高哉) 老人がうつ病になりやすいのは肉体の衰え、知力の衰え、財産の目減り…等からなる喪失感を日々味わうので、先に希望を持てなくなるからだ。子供はこの逆で肉体的にも精神的にも日々成長していくので、先に希望を持つことができる。こういうことがひとつある。
老人は「人生経験が豊かである ⇒ 見るもの、聞くものが新鮮でなくなっていく ⇒ 感動することがほとんどなくなる ⇒ オートメーション工場の監視係のように感覚が麻痺してくる
⇒ 変化に気づきにくくなる ⇒ 人生がマンネリ化する ⇒ 活力がどんどん失われていく」という図式にはまりやすい。子供はこの逆で見るもの、聞くものはほとんどが新鮮さに満ちている。したがって、目が輝くようになり、生き生きしてくる。こういうこともある。
(節子) 説得力があるわね。ということは、熟年になっても活力を維持・強化するためには新創業してビジョンを追う人生を送らなくてはならない。こういう結論になるわね。というのは、ビジョンを追う人生は二つの図式の同時実現に結びつき、貴方のような万年青年というよりは万年少年になることを可能にするんでしょうから。
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課題をクリア―し続ける ⇒ 脳力のピークは80歳代だ!にあるような状態になる ⇒ 喪失感とは無縁の状態を維持できる。
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問題意識が旺盛になる ⇒ 自分を取り巻く環境の変化に気づきやすくなる ⇒ マンネリとは無縁の人生になる ⇒ 活力を維持・強化できる。 |
ここに、適切で好きな道に入り、かつ挑戦し続けることを可能にしてくれる「個性的才能を引き出す性格診断」の意義があるというわけよね。だからと言って、先行きがどんどん不透明になる時代なので、不安とは無縁の人生とはなるとは限らないのではないかしら?
「そうならないためにプロフェッショナルの究極像があるんだよ」となるんでしょうけど、これって文字通り「言うは易し行うは難し」よ。だって、貴方のような人間だって特殊歩行を毎日して泰然自若性を保とうしているんだから。どうしたらいいのかしら?
(高哉) 作家の故・水上勉さんの話が参考になると思う。彼は強い風が吹くと、「死神が襲ってくる」とパニック状態になることに悩まされがちであった。そこで、何でもいいから今やっていることに全力で集中するようにした。そしたら、パニックに襲われなくなったそうだ。これを一般にも応用できるように図式化すると、次の通りになると思う。
気持ちが後ろ向きである ⇒ マイナス思考となる ⇒ 不安になる余地が心の中にできる ⇒ 不安の基となることが発生するとパニックになる。
ここにも、適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入り、かつ挑戦し続けることを可能にしてくれる「個性的才能を引き出す性格診断」の意義がある。・・・・・今話し合った不安問題に勝るとも劣らない、現代社会が抱える大事な問題がある。この問題を詰めないと、議論を発展させることはできない。
(節子) 100年に一度の大不況対策の実施が結びつくであろう財政破綻を回避するために増税が行われるようになると、うつ病になる人が増える可能性が大きいわね。というのは、「内需が縮小する ⇒ 経済が低迷する ⇒ 所得が減る」となる上に、税金のために働いているような状態になってしまうから。こうならないためには、次の図式を実現させなければならない。
適切で好きな道に入り、かつ挑戦し続ける ⇒ 気持ちが前向きである ⇒ 不満になる余地が心の中にできない ⇒ 可処分所得が減っても不満が高じない ⇒ うつ状態にならない。
現代社会が抱える大事な問題を詰めるってこのことかしら?・・・・・先に希望があれば、貧乏生活はそんなに気にならない。その気になれば、健康生活を損なうことなく切り詰める余地は結構あるもの。でも、先の希望だけで縮こまった人生をいつまでも続けていると、やがて限界が来る。そういう意味で直江兼続の生き様は大いに参考になるわね。
ところで、「個性的才能を引き出す性格診断」は個人に充実した人生を約束するだけではなく、日本経済を財政再建に必要不可欠な拡大均衡路線に乗せることにも役立つのかしら?
(高哉) 大いに役立つ。というのは、「個性的才能を引き出す性格診断を受ける人が増える ⇒ プロフェショナルのタイプ1とプロフェショナルのタイプ2を充足する人が増える ⇒ 市場の閉塞状態打破が進む」という図式が可能になるからね。尺取り虫のような発想と行動しかないことが閉塞状態の打破を困難にしていることを忘れてはならない。
(参考資料 ⇒ ビジネス・チャンス発見の秘訣 / 事業全体を一括して捉えた独創的な構想が日本の企業、ひいては日本経済再生のメイン・エンジンにならなければならない)
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