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(節子) 映画俳優だった裕也君のことに戻りたい。母親の三田佳子さんのようには役に徹しきれない。したがって、映画俳優として成功するためには合う役柄を演じさせて貰う必要がある。前回の議論ではこういうことになったけど、映画俳優が彼の適職であるかどうかについてどう判断したらいいのかしら? (高哉) 前回の議論では話題にならなかったけど、彼は「自分は劇団に入って母の女優としての本当のすごさを知った。絶対にマネできない。同時に自分が役者として向いていなことに気づいた。こんないい大人になって情けないことは分かっています」ということを言っていたそうだ。この発言の理解から始める必要がある。 (節子) 自分が役者として向いていなことに気づいたままVシネマに出演したのはまずかったわね。こういう精神状態と自信に満ちている状態ではできが違ってくる。にもかかわらず、『ワル序章』でそこそこのよい演技をしたのはプラスとして評価できる。彼には三田佳子さんのように役柄になりきることができなくても集中力でカバーできる。 でも、そういう状態では大成するために必要不可欠な適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることが生み出す効用の入手は困難だわね。ということは映画俳優には向いていないのかしら? (高哉) 彼の「自分が役者として向いていなことに気づいた」は短絡的過ぎる。殆どの人が次の図式に陥っているのを見ているから仕方がないけどね。 仕事は生活の糧を稼ぐ手段。生きがいは余暇活動に求める ⇒ 適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることが生み出す効用が入手できない ⇒ 一定の年齢を超えると、脳力・能力が落ちていく ⇒ 定年制をごく自然に受け入れる。 80歳代に脳力のピークを迎えることができることを知ったら違った判断になったと思う。ここに、「個性的才能を引き出す性格診断」が日本再生の決め手になる根拠があるんだけどね。 (節子) 彼自身はやりがいのある仕事を必死で求めているけど、殆どの人が陥っている状態を見て判断が不適切になってしまったというわけね。可哀そう。何とかしてあげなくてはならない。彼を含めて多くの人に人生再構築プロジェクトの凄みある効果を知ってもらいたいわね。導入するかどうかは別にして…。それはそれとして話を進めたい。 貴方のようなやり方で彼を動機づけて適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることが生み出す効用が入手できるようにすることってできないのかしら? (高哉) マイナスと考えられがちな生い立ちの影響が使えると思う。・・・・・「二度目の犯行で担当した女性検事が彼に対して好意的な態度を見せた」ということが彼の著書の『YUYA』の中にあったでしょ。あれだよ。 (節子) 母親が留守がちであったことは次の図式が育ちの良い裕也君に実現するようになった。こういうことを言いたいのかしら? 寂しがり屋になった ⇒ 女性に人一倍憧れるようになった ⇒ 母性本能をくすぐる雰囲気が醸し出されるようになった ⇒ 女性を惹きつける経験を積んだ ⇒ 女性を惹きつける自信が根づいた ⇒ 地で女性を惹きつけることができるようになった。 そうであれば、裕也君もこの面で生い立ちが生み出す特訓効果の持ち主というわけね。(生い立ちが生み出す特訓効果の事例集 ⇒ 『人それぞれの人生は市場性のある特徴の宝庫であるの例1・2』&『自信がなく読書嫌いであったにもかかわらず、明確な目標を持って勉強し続けるようになった』) 裕也君には女性を惹きつける才能があることは分かったけど、もっと他に使えるものはないかしら? 単一の才能よりも複数の才能を組み合わせることができる方が有利だと思うから聞くのだけど。(参考資料 ⇒ 『分類学的な能力に対する需要はすっかり冷え込んでしまった』) (高哉) 15才のとき売れ残ったパーティー券を買ってあげて「そんな所は馬鹿が行くところだ」と思いつつクラブに行った。したがって、「踊るなんて死んでもできない」と思った。こういうことも『YUYA』の中にあったでしょ。あれも使えると思う。 (節子) 年齢を問わず女性の目を意識した硬派ものの映画が適役だと言いたいのね。彼は人の善意を信じることができる。これも女性を惹きつけることに結びつくし…。いいわねぇ。さすが斬新な着眼の持ち主。『ワル序章』はそういう点で彼の持ち味を出し切れなかった。 主役では大きな市場を掴むことができなければ、脇役に徹すればいい。内面の充実した屈折した人物を演じれば、名優になれるかもしれない。でも、“お山の大将”だった彼が脇役に徹することができるかしら? (高哉) 彼は性格が原因してか思考性の強い人物のようだ。ここに焦点を当てた役柄を演じれば、日頃の思考結果を反映できるので、適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることが生み出す効用が入手できるようになるかもしれない。
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