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(節子) 「裕也君はコミュニケーション能力を磨きあげる可能性を秘めていそうだ」ということが前回の議論で明らかにされた。貴方が規定しているコミ二ュケーション能力をしっかり身につければ、就職先の間口はぐんと広がることは間違いがない。その先はどうなるのかしら? (高哉) 彼の才能開花を妨害した理由は「性格無知→性格発の衝動強迫支配→楽ちん主義に耽溺」の中にある議論だけでは語りつくされていないことに気づいた。このことを詰めることが貴女の言う「その先」に結びつくんじゃないかな。そこで、聞きたいんだけど、彼の才能開花を妨害した理由は他にもあるとは思わない? (節子) 言われてみれば、ありそうね。付き合いの幅が狭かったように思う。このことが大発展に結びつくような出会いがなかったことに結びついたような気がする。その点でやや似た性格の持ち主である貴方との違いが歴然としている。 (高哉) その通りだ。僕は安宅産業の商社マンとして社会人生活をスタートさせ、大学在学中に司法試験に合格したような旧八幡製鉄の超エリート達と仕事をすることになった。高校二年から大卒まで低迷・彷徨の人生を送っていた僕とは教養レベルで雲泥の差があったので、電撃的なショックを受けた。 遅ればせながら勉強することを決意。しかし、本を読もうとしても身が入らなかった。そこで、本を読まざる得ない環境に身を置くために日比谷図書館に通うことにした。 (節子) 貴方は鋭敏な人だからダイナミックな仕事の現場に身を置けぱ、色々と感じることができる。その上、勉強したことが手伝って心に期する何かが生まれたんでしょ? (高哉) そうそう。輸出入手続き、経理処理など取引を成立させた後の事務処理が多すぎるので、「取引を成立させた後の事務処理を一切しないですむ仕事に就きたい。そうなるための脳力・能力を培いたい」と思ったんだ。(詳しくは ⇒ 『安宅産業時代』) (節子) そういう想いがプロジェクト請け負い型転職に結びついていった。その上、「渡辺高哉理論を創り上げたい」という野心を抱いて三菱総合研究所に入社して脳力革命に拍車をかけた。 裕也君は恵まれた素質の持ち主のようだからコミュニケーション能力をある程度磨きあげれば、大物から「この人物は使える!」と思われ、とんとんと行く可能性があるわね。でも、分野によって向き不向きがあるんじゃないかしら? (高哉) 彼には会っていなし、判断情報が少ない。したがって、断言はできないけど、僕が特訓すれば、「問題の全体構造を鋭く洞察する ⇒ 全体も部分も同時に理解できる ⇒ コミュニケーション能力抜群の持ち主になれる」という具合になれそうだ。これが現実になれば、分野によって向き不向きはないんじゃないかな。 (節子) 彼は才能をぐんと伸ばすべきときに道草を食ってきたので、そうなるためには爆発的なエネルギーが必要よ。大丈夫かしら? (高哉) 適切な方向で“好きこそものの上手なれ”の世界に入りさえすれば、大丈夫だと思う。というのは、再犯後の更生中に「今あるのは先祖のお陰であると思い、仏壇を衝動買いした」となったそうだが、このことの解釈の仕方には色々あるだろうけど、僕はプラスに受け止めている。 「なんとしでも自分の精神的な居場所を見つけたい」という凄まじい衝動強迫を感じる。これはうまく誘導すれば良い方向での爆発的なエネルギーに使えると思うんだ。視野が狭いので、仏壇の衝動買いになっただけのことだ。 高校二年から大卒まで低迷・彷徨の人生を送っていた僕は凄まじいエネルギーを心中に溜めていたんだろうね。だから、社会人になってこのエネルギーに火が点いて脳力革命への道を爆走できたんだと今にになってつくづく思う。 (節子) 悪友との関係を断ち切るためにカナダにしばらく行っていたそうじゃない。悪友と再会して焼けぽっくりに火が点かないかしら? (高哉) 悪友との関係をずるずる引きずったのは「やりたいことが見つからない ⇒ 心の中が空虚になった ⇒ 寂しさが募った」という図式のなせる業だよ。やりたいことが見つかれば、人間関係の再構築は簡単だと思う。というのは、彼のような性格の持ち主は頭の切り替えが早いからね。やりたいことが見つかれ「ば、頭をさっと切り替えると思う。
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