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SRI (Stanford Research Institute) が指摘したことでよく知られている「企業成長の4条件」を個人の人生にも適用できるような説明をしますと、次の通りです。
得意技術を生かせるチャンスがより多く発生する。供給よりも需要の方が大きくなりがちなので、価格を有利に設定しやすい。この二つが成長分野に存続することのメリットです。かつてのナンバーワン・コンピューター・メーカーが典型的な反面教師です。 このメーカーは科学技術研究分野にしがみつき、一般企業の事務部門に見向きもしませんでした。・・・・・この事務部門でコンピューター需要が急増したために、このメーカーは慌ててこの市場に参入しようとしましたが、「時既に遅し」でした。なぜなら、後発で下位のメーカーであったIBMがこの事務部門でがっちりと牙城を築きあげていたからです。 かくしてコンピューター業界の地図が大きく塗り替えられることになりました。IBMが大躍進。かってのトップメーカーは消滅。先見力の差が明暗をくっりと分けてしまったのです。 上記の二社の例が示しているように、成長分野に存続できるかどうかは経営の舵取り次第なのです。この二社とは限らず昔は似た者同士であった企業が歴史を経て事業内容も業績も大きな差が生まれてしまった事例は数多くあります。成長を志向するのであれば、成長分野に存続できるように先見力と舵取り力を身につけなければなりません。 成長分野に存続することの必要性は企業経営にだけ当てはまることではありません。個人の人生についても同じことが言えます。チャンスに恵まれないために潜在能力を生かしきれない人が沢山いるのが何よりの証拠です。 チャンスに恵まれなかったのは運が悪かったのでしょうか? 「否」です。次の図式にはまってしまいがちな人生を続けているからなのです。
成長分野に身を置くことを可能にするのは、自分の臨機応変力だけではなく幸運や他人の力もあります。しかしながら、幸運や他人の力への依存には限りがあります。したがって、自分自身に臨機応変力がないと、成長分野に存続することは困難になります。 チャンスは誰にも平等に存在します。にもかかわらず、命運が平等ではないのはチャンスに恵まれない人が陥りがちな状態が等しく訪れないからです。 自分の性格と歴史的立場を認識してなくてもチャンスを次々とものにしている人がいるのはどうしてなのでしょうか? 少なくとも「執念のこもった計画を策定する ⇒ 強烈な問題意識がある ⇒ チャンスに逸早く気がつく」という図式が実現できているからなのです。ところが、「横並びが通用する ⇒ 成り行き任せの方が得である」という図式が成立する時代が超長期間に亘って通用してきたためにそうなっていないことが多いのが現実の姿です。 同じことが個人の人生についても言えます。なぜなら、次の図式にはまってしまっている人が多いからです。 (新しい仕事に就くことは自らを新しい環境の下に置くことを伴う ⇒ 新しい環境に適応するための努力が必要になる) + (過去の延長線上を歩むことで事足りた ⇒ 新しい環境に適応するための努力が報われにくい) ⇒ 新しい仕事に就こうとしない習性が身についた ⇒ 挑戦精神を養うことができなかった ⇒ 認識したあたらチャンスを傍観する。 環境変化が生み出すチャンスを生かす積極的な人生を送るためには、チャンスに恵まれない人が陥りがちな状態を反面教師にする生き方をする or 執念のこもった計画を策定して挑戦精神をたぎらせるかのいずれかが必要なのです。 それでは執念のこもった計画を策定して挑戦精神をたぎらせる道を選ぶことがベストなのでしょうか? 「否」です。なぜなら、このようなことを常に期待することは困難だからです。ということは、個性的才能を引き出す性格診断の意を受けることがベストなのです。このことに納得できない方は前述のチャンスに恵まれない人が陥りがちな状態を再確認してください。
事業を成功させるために必要な経営資源の不足があれば、「着眼は良かったのだが…」ということになりがちです。こうならないためには、仮に終身雇用制度を維持するにしても、必要能力は取りこみ、不要なものは放出できるようにしなければなりません。これからの時代はオープン・リソース経営を視野に入れなければならないのです。 但し、このような経営を成功させるためには、IT活用の対外的なコミュニケーションの仕組みは「他社の特許を侵害していないか」「自社として特許を取得できないか」といったようなことを検討する。その上で、企業は他社依存しないコア機能を自ら保有しなければなりません。伝家の宝刀を懐中に持っておく必要があるのです。さもなくば、変化の波に飲み込まれてしまいます。 上記したようなことは企業経営についてのみ言えることであって、個人の人生には当てはまらないのでしょうか? 「否」です。主な理由は二つあります。 (理由1) 適性をわきまえることを前提に必要能力を身に着けるための計画的な自己研鑽が必要になる 職業的な理想は高いのだが、実力が伴わないためにうまくいかない人が少なくありません。こうならないためには、「競馬騎手を目指すべき人がプロレスラーを目指す」といったようなことをしないようにする必要があるのです。ここに個性的才能を引き出す性格診断の意義があるのです。 (理由2) 補完関係に入れる他人とのタイアップがますます必要になってきた 例えばの話ですが、「挿絵を自分で書けるようになってから小説家になろう」ということではいつになってもチャンスをモノにすることができません。このことからお分かり頂けるように、「何事にも自己完結的な能力を身に着ける」という考え方は捨てなくてはならないのです。但し、企業同様に伝家の宝刀を懐中に持っておく必要があります。さもなくば、人的ネットワーキングが自由闊達に行われる時代の有利な生き残りは困難になります。 何を伝家の宝刀にすべきでしょうか? 性格を乗りこなして磨き続けることが前提となりますが、性格が醸成してきた才能を伝家の宝刀にすべきでしょう。性格に付き合うことは振り回されたとしても特訓効果を生み出すことを忘れてはならないのです。(参考資料 ⇒ 『人それぞれの人生は市場性のある特徴の宝庫である』) ここに個性的才能を引き出す性格診断の意義があるのです。
ビジネスでも私生活でもつまづくことがあるのはどうしてなのでしょうか? 下記の図式が実現されていないからです。
人為的リスクがつまづきの原因のほとんどなのです。いいかえれば、ビジネスでも私生活でも工夫を凝らすことにより運を強くすることができるのです。
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