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【斬新な着眼】
「助けて欲しい。理屈はいいから、妙案だけが欲しい」…という人が少なくありませんが、こういう考え方では抜本的問題解決はできません。そして、小手先の対策では立ち往生状態からの脱出・躍進は望めないことがほとんどです。なぜなら、自らのあり方を再構築することなくして様変わりした時代への適応は不可能だからです。成功する抜本的対策を策定するためには、設定された目標を念頭に置いて、問題解決に迫られている当事者の置かれている立場を洞察しきる。その上で、知恵のある対策を策定する──、というアプローチが必要です。洞察力と知恵がものを言う時代になったのです。 この考え方に基いて、日本並びにアメリカが国際社会における立場を考察します。この立場がしっかり認識できて始めて、May I help you ?…のエネルギーを日本社会で爆発させ、日本経済を再び成長路線に乗せる──、という目標達成のための対策が適切に策定できる、と考えているのです。 筆者の母は実家のある沼津から末弟がいる那須に引っ越しました。彼女は知的好奇心旺盛ですが、91歳という高齢から来る難聴のために補聴器を使っても電話での会話ができません。そこで、彼女が人生の最終章を生き生きと生活することを願って、彼女にメールを送り続けています。 以下の文章は、このメールのひとつをほぼそのまま転用したものです。その方が分かりやすい、と判断したからです。 不良債権の加速処理によって目一杯溜め込まれる人々の助け合いのエネルギーを爆発させるのにアメリカが大きなプラスの役割を果たす必然性がある──、このようなことを前回のメールで申し上げました。 本論に入る前に、日本とアメリカの国際社会における立場の説明をしなければなりません。「到達目標」だけではなく、「現状認識」をきちっと行う──、これが適切な対策を策定するために必要不可欠なことだからです。 (「どうしたらよいか。理屈はいいから結論を早く教えて欲しい」…という人が少なくありませんが、こういう態度は本質の分からない愚か者の謗りを免れません。つまみ食い的な小手先の対策を講じることしか考えない習慣から脱却しない限り、没落するしかないことを覚悟しなければなりません) 私の少年時代の我が家に即して言いますと、食べ物にも不自由する生活苦を克服した上で子供全員の大学卒業を実現させることが「到達目標」でした。 食糧の供給よりも需要が大きく上回っている。幼児一人を含む7人家族であるので家内労働力としては十分である。庭が比較的広かった──、この三つが「現状認識」でした。 そして、家族労働を投入できる。庭が使える、養鶏を中心とする小規模畜産業を経営する。軌道に乗った段階で、お父さんが単身で東京に行き、お金を稼ぎつつ、公認会計士を目指す──、という「対策」が策定され、お母さんとお父さんは見事に目標を達成したのでした。 アメリカの助力を得つつ、人々の助け合いを社会全体で推進するという「到達目標」の実現策を策定するためには、国際社会における日本とアメリカの立場という「現状認識」を行わなければならないのです。 それでは、国際社会における日本の立場の認識から始めます。
以前申し上げましたように、「もうアメリカには頼るまい」「さらば、落日の経済大国」等、アメリカ不信の論文がわが国の一流月刊誌に目立つようになりました。しかしながら、世界ダントツの超大国というアメリカの立場は当分揺るぎそうにありません。なぜなら、3段階にわたる理由がある、と私は理解しているからです。
アメリカの助力を得つつ、人々の助け合いを社会全体で推進するという「到達目標」の実現策を策定するための前提となる日米の国際社会における立場を認識して、「日本の単独主義はありえない。アメリカとの緊密な連携が必要不可欠」…と思われたことでしょう。 同時に、「どちらかの犠牲の上に成り立つ連携は成立しないし、成立しても長続きしない。日米の連携は両国にとって大きな利益になるのだろうか?」…と思われたことでしょう。 そこで、日本とアメリカの間にはどのような力学が働いているのか。どのような連携がこの力学の創造的な活用に結びつくのか──、の二つの説明を次回のメールで行います。楽しみに待っていてください。
オートメーション装置の監視者は「ノントラブルの長時間継続⇒感覚麻痺⇒トラブル看過」…という事態に陥りやすいものですが、この現象は他人事ではすまされません。なぜなら、 日本の伝統的社会にどっぷりと浸かり続けますと、「人間関係の固定化⇒集団の同質化⇒異俗排除傾向の発生⇒異俗に対する免疫力衰退⇒自己否定を避ける本能浮上⇒異俗の徹底的排除(抑圧的環境の実現)⇒新しいものとの断絶⇒感覚麻痺(思考力低下)⇒独創的構想の提起困難化+集団の同質化が醸成した“ぬるま湯”体質⇒様変わりした時代への不適応」…となってしまいがちだからです。 だからといって、諦める必要はありません。なぜなら、次の理由が考えられるからです。
(上記の説明からお分かり頂けたと思いますが、「リズム=行動習慣」なのです。したがって、「スタートダッシュが巧くいく⇒効果が生まれる⇒快感を味わえる⇒新しい行動習慣が根づく」…となって、革新的目標だって達成できるようになるのです。 そして、この革新的な目標達成の経験を積むと、「挑戦目標が新たに生まれる⇒構想力・独創力が強化されているので、目標達成の大まかなプロセスを瞬時にイメージできる⇒新たに生まれた挑戦目標に向けて嬉々として行動を開始する⇒目標を達成したい…という心の奥底からの想いがあるためにプラス思考できる⇒環境変化に臨機応変に適応できる」──、こういうことが可能になる理想的なチャレンジャーが誕生するのです。 「本当かな?」と思われる方は、新規事業・新製品(サービス)を開発し続けている企業は環境変化への適応力がある。ところが、逆は逆であるのはなぜなのか?──、このことをお考え頂ければ、[なるほど」と思われることでしょう) 上記の成功体験に結びつくのが、難問の創造的解決策、構想力・独創力、やる気──、この三つの同時入手を可能にする「ワタナベ式問題解決へのアプローチ」なのです。そして、構想力・独創力がありさえすれば、『勝ち組メーカーに学ぶサービス事業戦略』にあるように、公開されている情報からでも詰めるに値する魅力的な構想を打ち出せるようになります。 企業全体を新時代に適応できるよう自然に革新したい──、こういうことを願うのであれば、社内にビジネス・クリニックを設営・運営することをお勧めします。 なお、創造的な挑戦力の源泉となる夢はどうしたら持つことができるようになるのか?…に関心のある方は「成長の4条件」をお読みになってください。
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