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日本の新しい進路を提言する
─ その場しのぎとの決別の勧め ─

第2部 日本再生の鍵は国民パワーのフル回転である

増税先にありきは日本の可能性を摘む

2007.5.6

経済拡大均衡のウルトラCは生涯現役社会の実現である

(節子) 定年制がどうして根づいたのかしら? 規格型の製品・サービスの量産・量販が主流であったので、脳力のエンドレスなハイエンド化の必要性があまりなかった。それから、人口が増えるのは当たり前視されていた。こういうことがあったからなのでしょうね。

(高哉) それから、歳をとると脳力が劣化するという思い込みがあることも大きい。2004年4月11日の朝日新聞の『未来を生きる君へ 大賀典雄さんの伝言』の中に、「年をおうごとに頭の中に入らず、発想が乏しくなってきます」という一文がこの思い込みの典型的な例だよ。彼がこうなってしまった背景には多分次の図式があると思う。

年を追うごとに頭の中に入らず、発想が乏しくなっていくしくみ
 年をとる ⇒ マンネリ化する ⇒ 新たに経験することに感動を覚えなくなる ⇒ (記憶創出を司る海馬が刺激を受けにくくなる ⇒ 記憶すべきことが頭の中に入りにくくなる) + (独創的な意見を提起したいという意欲がなくなる ⇒ 記憶を総動員することがなくなる ⇒ 脳の中に蓄積されている情報を検索しなくなる ⇒ 脳の中にあるシソーラス機能が劣化する ⇒ 老害発生の仕組みの犠牲者になる) ⇒ 年をおうごとに頭の中に入らず、発想が乏しくなっていく。

 ソニーの頂上を極めた人物ですら誤解から間違った思い込みをしてしまう。僕の高校の大先輩に当たる人物だけに凄く残念に思った。

(節子) となると、少子高齢化時代に定年制を一律に押し付けるのは時代錯誤的なものになるかもしれないわね。でも、脳力のピークは80才代だ!…にあるように自分を叱咤激励し続ける人生を送ることが報われることになるのかしら? 「乞食を三日やると止められなくなる」というように人間には許されることであるならば怠けたいという気持ちもあるのよ。報われないのであれば、歳をとったら悠々自適の人生の方がいいということになるんじゃないかしら?

(高哉) 自分を叱咤激励し続けるか、それとも歳をとったら悠々自適の人生を送るか…は本人の価値観次第で自由だ。でも、加齢に応じて脳力をアップさせることが報われる時代になってきたことは事実。なぜなら、次の図式が実現されつつあるからね。

 ニーズの個性化がどんどん進む ⇒ 製品・サービスのハイエンド化が限りなく必要になる ⇒ 脳力のハイエンド化が限りなく必要になる。 (関連記事 ⇒ 『FTAAPに進化するTTPへの参加は「才能とは、努力を継続できる力」を座右の銘にすることを要求する全員参加型社会は紆余曲折が仮にあっても必ず実現に向かう 』)

 問題は脳力のハイエンド化が限りなく可能であるかどうかだが、可能であることを示す事例は沢山ある。数学が好きで好きでならない数学者は大学教授を定年退職した後も脳力は衰えるのではなく伸び続けることが多い。これなんかは良い例だよ。僕だってこれからも脳力が伸びる一方であるという実感がある。

(節子) でも、そういうことはずーっと鍛え続けてきた人だけに当てはまることでしょ? 齢を重ねるだけの人生を送ってきた人は駄目じゃないかと思うの。失業した人の36%が復職している。ところが、引退した人は2.4%しか翌年に復職していないという1997年のOECDの調査結果がひとつの証拠ではないかしら?

(高哉) その数字をもって齢を重ねるだけの人生を送ってきた人は駄目だというのは筋が通りにくい。「仕事をしたいという意欲が衰えている。だから、雇いたくない」となったと理解する方が素直な解釈じゃないかな。テレビ紹介されていた北海道の大宮良平さんという102歳の人の実話がこの問題の判断材料に使えると思う。

 この人物は85歳で妻に死別されてから脳梗塞になり、89歳で認知症になってしまった。ところが、次の図式の下に認知症を克服することができたそうだ。

 家族が大自然の中に連れ出した ⇒ 自然の素晴らしさを再認識した ⇒ 生きる意欲が沸いてきた ⇒ 「鍛えたい」と思うようになった ⇒ ランニングをするようになった ⇒ 脳が酸素を要求し、酸素が脳に行き渡るようになった ⇒ やる気が出てきた ⇒ 若々しくなった。

 年老いても脳細胞が増える事例が生まれ、「成人以降は加齢に応じて脳細胞が減少していく」は間違った学説であることが発表されたんだ。したがって、気持ちが若返ったら「しめた」と思ってもいい。その気になれば、若々しい脳力の復活支援を利用しさえすればいいわけだからね。

(節子) ああ言えば、こう言うような形になって申し訳ないんだけど、社会全体に染みついている年寄りに対する偏見という最後の壁をどう突破したらいいのかしら? 履歴書に書かれている年齢を見ただけで跳ね除けられてしまうことが多いみたいよ。

(高哉) 旧態依然とした履歴書様式を使うからそうなってしまうんだよ。個性的才能を引き出す性格診断を受けた上で、次のようなことを読み手を惹きつけるように書くことを勧めたいね。

 生い立ちが行動力学となる性格形成に結びつき、性格がこれまでの人生(仕事の実績歴)に、これまでの人生(仕事の実績歴)がこのような個性的な才能に結びいた。したがって、こういうことだったら誰にも負けない。 ── さっき紹介した、大学教授を定年退職した数学者なんかがそうだ。

(節子) 履歴書革命というわけね。これまでの話にあるようなことをやれば自力で生涯現役の人生を送ることができそうだけど、国がやることってないのかしら?

(高哉) 相続税を強化する。脳力のピークは80才代だ!を地で行く人物をNHKテレビ等で積極的に紹介する。── この二つを実行して、次の図式を誘導することが国に期待されているんじゃないかな。

 遺産を残す意欲が減退する ⇒ 人生を謳歌する意欲が増す ⇒ 高度医療や若々しい脳力の復活支援といったようなことに積極的に支出する ⇒ 労働ではなく喜動となるような仕事に就く。

 この政策実行を安倍政権の中心的テーマに是非してもらいたい。なぜなら、次の願ってもない図式実現に結びつくからだ。

 労働から喜動となるような仕事に就くをことを前提に生涯現役の人生を送る人が増える ⇒ (高い労働意欲を持った日本人の脳力がアップする ⇒ 産業構造が高度化する) + (働く人の割合が増える ⇒ 社会福祉費用の支出が減る) + (疾病率が減る ⇒ 健康保険制度の収支改善が進む)

 ⇒ 国の戦略投資が可能となり、「 脱日本的集団主義推進が国債の魅力をアップさせる」にあるようなことが実現しやすくなる ⇒ 日本経済の拡大均衡が可能になる ⇒ 雇用環境改善並びに財政再建がスピードアップする。





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