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(節子) 低迷して閉塞感に悩まされる人生から抜け出して躍進したければ、過去の延長線上を歩む人生を止めて大胆な行動を採らなければならない。このことを貴方と百子は如実に示している。 日本モデルが支配している。いいかえれば、アウトサイダーになると極めて不利になる。にもかかわらず、貴方は大胆な転職を重ねて夢見ていた脳力を掴み取った。 一方、百子は「梯二郎と出合った初日に当時の彼女には不似合いの多額な借金を申し入れた ⇒ 縫い子の経験しかないのにデザインを売り物にする洋裁店経営並びに未知の分野であるバー経営に乗り出した ⇒ 契約金代わりに梯二郎から貰った不動産を利用して株式投資に乗り出した」という思い切った行動を採り続けた。 こんなことは本当の自信がなければできるものではない。 低迷して閉塞感に悩まされている多くの日本人に代って聞きたいんだけど、どうしたらこんな思い切った行動を可能にする自信を持つことできるようになるのかしら? (高哉) 僕が他人には大胆に見える行動を採り続けたのは最初から自信があったからではない。次の図式のなせる業なんだ。 (幼年期に自由奔放な生活を送った ⇒ 羽ばたきのマグマが体内にビルトインされた) + 自分の生き方が定まらなかったために青春時代を長らく無為に過ごすことになってしまった + 社会人になり視野が拡大して自分の生き方が定まり始めた ⇒ 革新的な仕事に就いたり、自主的な研究を行うようになった ⇒ 脳力革命に成功した ⇒ 自分の生き方が「定まり始めた」から「不動のものになった」に転じた。 自分の生き方が「定まり始めた」から「不動のものになった」に転じさせるのは「言うは易し行なうは難し」の場合が多い。にもかわらず、僕がそうなれたのは次の三つが重なったからだ。
(節子) 動機も形も違うけど、百子と本質的に似ているわね。というのは、彼女の人生を整理すると次のようになるから。 叔父さん夫婦に対する復讐心がある。家出をした後は食べることが優先なので体当たりの行動を採ってきた。パチンコ屋の住み込み店員、アイスキャンデー売り、住み込み女中、ストリッパー…の遍歴がそうよね。そして、「これでは駄目だ」と思い、これまで独学で勉強し続けてきた洋裁の技術が使える縫い子になった。そして、躍進のチャンスを虎視眈々と狙い続け、梯二郎との出会いにより思いを遂げることができた。 貴方も百子もプラス思考の持ち主でワタナベ式問題解決へのアプローチが本能的・自動的に適用できる人間なのよ。 (高哉) 躍進にはきっかけが必要。百子の場合は梯二郎との出会いであった。僕の場合は安宅産業に入社したことだった。というのは、安宅産業に入社したことが次のようなことを生み出したからだ。 在学中に司法試験に合格した八幡製鉄のエリート社員と仕事で付き合うことになり、圧倒的な見識の差に愕然。高校の二年の終わりから大学卒業までの無為の生活を深く反省。仕事の世界には創造性発揮の余地がいくらでもあることを知ったこともあって勉強の習慣を作るために日比谷図書館に通ったりした。 そして、自分の力をもっと発揮したい。力をもっとつけたい。こう思って転職人生が始まった。年賀状に「30歳になるまでに歴史に残る仕事を成し遂げたい」と毎年書いたほどの想いがあったんだ。 (節子) 貴方は高校二年の終わりから大学卒までの無為、百子は定時制高校時代の不純異性交遊。二人共そのままどんどん脱線していってもおかしくない。なのにそうはならなかったのはどうしてなのかしら? (高哉) 自分を取り巻く環境を洞察し、その結果を過去の体験に照らし合わせて自分のアイデンティティを追求・確立・再構築する習性が脱線に歯止めをかけた。いいかえれば、フィードバック回路が発達しているからだと思う。ここまでは僕と百子は共通している。しかし、フィードバック回路作動のスピードが違う。百子は早かったが、僕は遅かった。この違いは生きるための切迫感の差が生み出したものだと思う。 家出した百子は「食べていかなければならない ⇒ 体当たりの行動を採り続けた ⇒ 視野が急速に拡大した ⇒ アイデンティティが再構築された ⇒ 脱線の歯止めがかかった」という図式がスピーディーに実現された。 僕の場合は親の保護があったので、その分、スピードが遅くならざるを得なかった。こういう立場の違いが二人にはあったのだ。かく言う僕の尻にも火がつき、フィードバック回路が作動する事態が発生した。 でたらめの生活が祟って胃潰瘍と悪性の痔にかかり連日の出血。医者から「この身体で就職したら命の保障はない」という宣告を受けた。父親にこの旨を伝えると、「高哉にはもう一銭も出せない」と切り捨てられてしまった。僕は自分で体力をつけながら治療する方法を研究。その結果、ジューサーを月賦で買い、京人参のジュースを毎日大量に飲んで出社することになり、さっき言ったようなことになることができたんだ。 (節子) 脱線や挫折を長引かせることなく人間として進化し続けることを可能にするフィードバック回路は高利回りの利益を生み出す「夢の保険」みたいなものね。どうしたらこのフィードバック回路を手に入れることができるようになるのかしら? (高哉) 個性的才能を引き出す性格診断を前提とする未来進行形の自己物語を創造することが最善策だ。というのは、こうすることによって次の図式を実現させることが可能になるからだ。
(節子) フィードバック回路を万人のものにする方法があることが分かった。でも、思い切った行動をしなければ、人間として進化し続けることを可能にするフィードバック回路を作動させることができない。挑戦行動の源になる「なんとかしなくては」「やるっきゃない」という切迫感はどうしたら生み出すことができるのかしら? このように言うと、 「イノベーションのロジックを注入することだ。そのためにも、未来進行形の自己物語創造が必要だ」という返事が返ってくるんだろうけど、ある程度の自信がないとその気にならない。平凡な人生を送ってきた人が自信を持つためにはどうしたらいいいのかしら? (高哉) 人生史を分析すれば、どんな人だって自信を持つことができるようになるもんだよ。 『人それぞれの人生は市場性のある特徴の宝庫である』を読めば「なるほど」と思えるようになるよ。 (節子) 百子も同じだったわね。みすぼらしい服装をしていた百子がファッショナブルな女性と出会っても「あんなのは一晩あれば自分で作れる。それに自分は胸も出ているし、お尻も張っている」と思った。こういう自信があったからこそ梯二郎と会っても気後れすることがなかった。 (高哉) 誰にも自分では気がつかなくても磨くに値する素晴らしい特徴があるものだ。このことを断言できる。だから、個性的才能を引き出す性格診断なんだよ。
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