[TRI] Total Renovation Institute Clear GIF 新創業研究所
E-Mail: info@trijp.com
TEL: 03-3773-6528/3777-5189
 〒143-0023 東京都大田区山王2-7-13 山王パレス407

悩み事相談の全体像
デフレ経済の本当の理由 | 社内埋没資料から業績拡大策の創出 |
人生・仕事・人間関係の問題解決者の思想紹介 | チャンス発見の秘訣
事を有利に運ぶための準備 | 社内埋没資料から業績拡大策の創出 | 紙一重の人生 |
トップページ | 渡辺高哉はこんな人物 | 悩み解決者 | 渡辺高哉の仕事 | ビジョン開発の例 |
新創業研究所のサービスご利用案内 | 電話の前にお読みください

【世界の出来事から問題解決の方法を学ぶ】



→ユーロ誕生と企業経営

9. 個の解放と企業の恒常性維持は両立できる

 ところが、社員の個の解放が進み過ぎると、経営者は企業の恒常性に抱きかねない。企業の恒常性に貢献しつつ、上記したような経営を可能ならしめるにはどうしたらよいのであろうか。下記の図表「個の解放と企業の恒常性維持は両立できる」に基づく経営を行うことが期待されているといえよう。この図表の見方と概要を説明すると、次の通りである。

 「チャンスは後ろ髪のない禿坊主のごとし」という言葉を噛みしめた事業展開を行う。これが大競争時代における経営の鉄則である。チャンスは続発する。しかし、クイックな行動を要する。「カイゼン」主義は通用しないのである。

 このような事業環境に適応するためには、自前主義を捨て去り、社内外のリソースを臨機応変にネットワーキングして、チャンスに迅速に対応しなければならない。

 但し、チャンスを逸早く掴むためには、それ相応の工夫が要る。この工夫で一番効果が高いのが、全員で事業展開シナリオを策定することである。事業展開を計画的に行うのが狙いではなく、企業を成長分野に誘導すると共に、環境変化に敏感になることが目的なのである。

 この事業展開シナリオの策定を適切なコンサルタントの指導の下に行えば、社員の構想力・独創力の強化が可能となる。その上で、このコンサルタントにカウンセラー役を引き受けて貰えば、ノルマ達成の方策の相談を通じて、社員の構想力・独創力の強化は万全なものとなる。このようなことをしっかりと実行して始めて、下記に示した企業成長の4条件の充足が可能になるといえよう。

 ところで、「社内外のリソースを臨機応変にネットワーキングしなければならない」と前述したが、社内ではどのようなことをすればよいのであろうか。ネットワーク型経営(プロジェクト・チーム中心型経営)を提唱したい。

 そのためにも、人を自在に動かす能力が必要となる。なぜなら、このような場合、職権で人を動かそうとすると、うまくいかないであろうからである。それから、社内で組織横断的にプロジェクト・チームをボトムアップにより、臨機応変に発足させるためには、社内のどこにどのような人材が存在しているのかを、社員一人一人が認識していなければならない。

 このような社員相互間の認識を深めるために、また社員をしっかりと束ねるために、必要になるのが一石鳥の社内合宿の制度化である。

 個の解放と企業の恒常性は両立できる

チャート1(ユーロ)

   ▲トップ


前のページへ [目次] 次のページへ


トップページ