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個性的才能を引き出す性格診断の勧め

第4部 悲劇の人生の裏に臨機応変力のなさがある ─ 人生・仕事の問題解決者を登用しなかったことが悔やまれる ─

男女問題の達人 = 仕事の達人」になる必要性を認識しよう!

2007.7.6

個性理解不足が男女の仲違いを招いている

(節子) 夫婦は男女として向き合って生きることが必要になる。この認識が適切な行動に結びつくためには、具体例を通じて身に染みこませなければならない。

 有能でしかも真面目だったけど、仕事のことしか頭にない夫の生活態度が夫婦関係を、更には夫の仕事をも破綻させてしまった実話を素材に使いたい。貴方と以前一緒に観たテレビで紹介された土木技術者のことよ。善良の市民がこういうことになってしまった仕組みを他にも応用が利くように理路整然と説明してくれないかしら?

(高哉) 仕事が忙しすぎることが夫婦の間に溝を作ってしまったと考えるのは短絡的過ぎる。 この人物の妻が子供を連れて家出をしてしまったのは、次の図式の結果だと思う。

 夫は自分のことしか考えない ⇒ 妻は大切にされていないと思うに至った ⇒ 「返報の礼」の逆の心理が妻に働いた ⇒ 妻は夫に積極的に協力しようとは思わなくなった ⇒ 夫は孤独感に襲われた ⇒ 夫は孤独感を癒すために仕事にのめりこんでいった ⇒ 夫は仕事以外の周りのことが見えなくなった ⇒ 夫はますます自分のことしか考えなくなった ⇒ 妻はこのように生活を続けても意味がないと思うに至った。

(節子) 今の説明は夫婦だけではなく人間関係全般に通じる相性の心理学の重要性を物語っているわね。こういう人間関係の本質が分かっていない人と一緒になると大変ね。よく言えば魅了、悪く言えば誘惑の必要性が分からなかったり、理解しようとしない人物が成り立っている仕組みってどうなっているのかしら?

(高哉) 自分のことしか考えていない ⇒ 相手の個性を認識できていない ⇒ 他人から相手にされない ⇒ 自己愛の欲求が鬱積する──、という図式の下に、三つの言動上の特徴を生み出しがちとなる。

自己愛に貢献することを相手に密かに要求するので、相手のことをよく知らないくせに愛を宣言したり、相応しくない賛辞の言葉を投げかける。
フィードバック回路がないに等しいので、寛大さに欠けたり、異常な粘り強さで議論をする。
自己愛の防衛本能があるので、虚栄心の軽視に結びつく言動を全力で探して相手に襲いかかる。

(節子) このような言動上の特徴があるかどうかを交際中に見抜くことができれば、結婚する羽目にならなくてすむわけだけど、夫婦になってしまっていた場合はどうすればいいのかしら?

(高哉) 人間が元々持っている「もっと良くなりたい。そのために努力したい」という本能を作動させることだよ。

(節子) でも、この本能は実際のところは作動されないことが多いんでしょ? 「性格に振り回される ⇒ 飛び込んでくる情報を自分の都合のよいように解釈したり、無視したりする ⇒ 現実を直視できなくなる」となりがちなのが人間だから…。こうならないためにどうしたらよいのかしら?

(高哉) この問題は本人の人生史を我々のような専門家と本人が一緒に分析することによって解決できる。というのは、人生史の分析は 「人間関係がうまくいかないことが多かったのは、こういうことが原因していたのか」ということを身にしみて理解することに結びつくからね。

 人生史の分析はこのように大きな効果を生み出す可能性があるけど、これだけでは解決できない夫婦間の問題もある。一緒にテレビで観た、次の図式に陥ってしまった育児ノイローゼの女性なんかがそうだよ。

 育児に疲れた ⇒ うつ状態になった ⇒ 買い物に走った ⇒ 夫から「母親としても妻としても失格」と言われた ⇒ 医師の勧めで実家に戻り、入院生活を送ることになった。

(節子) そうね。彼女は「夫と一緒に危機を乗り越えたかった」と言っていたけど、自分の妻のことを人生のパートナーではなく優秀な家政婦兼情婦としてしか考えていない夫にはこの彼女の気持ちはとても理解できない。この態度は非を認識させるだけでは駄目で人間改造が必要だものね。

 こういう場合は、性格に合っており、かつ欠点の払拭に結びつく仕事に就くことが必要なんでしょ? 欠点の矯正は嫌々のことだったら決して長続きしないけど、性格にあったことだったら“好きこそものの上手なれ”の世界に入ることができるから…。でも、そんなうまい方法ってあるのかしら?

(高哉) 長嶋茂雄が世紀の大スターになることができたのはなぜなのか?…を考えてみれば、困難なことではない。彼は大学時代に父親の葬儀の翌日にグラウンドに駆けつけたほど野球好き。したがって、嬉々として努力に努力を重ねることができた。その上、素質もそこそこあったので、超一流のプロ野球選手になることができた。こういう持ち味を生かせ、かつ市場性のある進路の設定を可能にしてくれるのが新創業なんだ。

(節子) 自分のことしか考えない伴侶の態度を改めさせて夫婦完全融合への道を歩むように誘導することは可能であることは分かったけど、離婚が多くなっている背景にある「安易な結婚」をなんとかしなくちゃならない。どうしてよく考えもせずに結婚してしまう人が増えたのかしら?

(高哉) 様変わりした環境は男女関係のあり方にも大きく影響するようになったからじゃないかな。具体的に言うと、二つの図式が合体したのだと思う。

図式1: 女性の欲求が多様化・高度化した + 男社会が長く続いていた ⇒ 多様化・高度化した女性の欲求を理解できない男性が輩出された ⇒ 多様化・高度化した女性の欲求を理解できる数少ない男性に女性が群がる「男性の一極集中現象」が生まれた ⇒ 女性は男性を真剣に選ぶことを諦める傾向が出てきた。

図式2: 日本モデルの賞味期限が切れて開放的になった + ストレスがたまりやすくなった ⇒ フリー・セックスの風潮が蔓延するようになった ⇒ セックス・パートナーを求めるのが普通のことになった。

 安易な結婚は大きな犠牲を伴う離婚に直結しやすい。一方、男女関係の達人 = 仕事の達人にあるように良好な夫婦関係には計り知れない効用がある。ここに、個性的才能を引き出す性格診断の意義がある。そして、この診断結果を踏まえて夫婦共通ビジョンを適切に開発すれば、健全な家庭を築くことができるようになる。





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