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個性的才能を引き出す性格診断の勧め

第4部 悲劇の人生の裏に臨機応変力のなさがある ─ 人生・仕事の問題解決者を登用しなかったことが悔やまれる ─


男女問題の達人 = 仕事の達人」になる必要性を認識しよう!

2008.6.29

夫婦は男女として向き合って生きることが必要になる

(節子) 人生の伴侶の存在は羽ばたきをしやすくしてくれることはよく分かった。ところが、羽ばたきやすくなったことは婚姻関係を不安定にしている。というのは、日本モデルの賞味期限切れに伴って蛸壺型社会が崩壊しつつあるために日本人を囲い込んでいた“鳥篭”が外されたからなんでしょうけど、熟年離婚が増加。どこかの権威筋が行った調査結果によると、その理由が次のようになっているのよ。

  第1位    自由に生きたい女性が増えた
  第2位    離婚がタブーではなくなった
  第3位    女性が我慢しなくなった

 旧態依然とした夫婦関係は羽ばたくための足かせになる。しかし、新時代に相応しい夫婦関係を構築できれば独身でいるよりも羽ばたきやすくなる。このように理解すればいいのかしら?

(高哉) その通りだよ。問題はどうすれば新時代に相応しい夫婦関係を構築できるかだけど、まず認識しなければならないことは、 次の矛盾をどう解決するかだと思う。

人間は社会的動物で帰属本能を持っている。したがって、独りでは生きていけない。
科学技術の進歩で我儘になっている。したがって、自分の思い通りにならない他人と付き合うのは煩わしくなっている。

(節子) 昔も今も人間には我儘なところがある。しかし、ほどほどだった。したがって、独りでは生きていけないという想いが我儘さを上回り、家族は操作できないものだという虚無感が支配的だった。ところが、科学技術が進歩したために、この関係が逆転してしまった。したがって、結婚するのであれば、夫婦完全融合を目指さなければならない。こういうことになるのかしら?

(高哉) その通りだけど、どのように夫婦完全融合するかが問題だ。この問題を解くためには、夫は“働き蜂”で妻は専業主婦という分業が長い間成立していた理由をまず考えなくてはならない。この理由を図式化すると、次の通りになると思う。

個々人の職務内容が明確ではなく曖昧さがあった + 情緒一体感が大事にされた ⇒ 生産性向上の努力が行われにくかった ⇒ 夫は家族主義的な経営の下で家庭を顧みない“働き蜂”となった。

終身雇用と年功序列制度の下で夫はの地位と所得は年々上がることが保証されていた ⇒ 妻は三食昼寝付の専業主婦の地位に安住していた ⇒ 妻の経済能力は養われることはなかった ⇒ 女性の社会的活躍の場が少ないこともあって妻は生きるために夫に依存するしかなかった。

(節子) 環境が様変わりして、この図式は全く通用しなくなった。したがって、企業戦士ではあったが個性的な脳力・能力を鍛える必要がなかったために環境変化に適応しにくい夫が輩出。目覚めた女性は労働環境が変わったこともあり、社会にどんどん進出。かくして、夫の地位ががくんと下がってしまったので、夫はこれまでの生き方を反省しなければならない。したがって…。

(高哉) ちょっと待って。これだけの知識だけで結論を出すのは早すぎる。夫は家庭を顧みない“働き蜂”で妻は三食昼寝つきの専業主婦。こういう状態に置かれていても破綻することなく長続きする夫婦の方が圧倒的に多かったのは両者共にそれなり満足していたからだと思う。こんな非人間的な生活であっても満足が得られていた謎を解いた上で、結論を出さなければならない。

 エスカレーター式の昇進・昇給からくる達成感。夫にとってはこれが大きい。両親を苦しめてきた封建制と貧困からの開放は専業主婦の妻にも達成感を味あわせてくれた。それに横並び全盛時代であったので、羨ましく思える人が回りにいなかった。── こういうことがあったから非人間的な生活であっても満足感が得られたんじゃないかなぁ。幸不幸は比較から生まれるものであることを再認識させられる。

(節子) 夫の地位ががくんと下がってしまった。物質生活の目覚しい躍進は期待できない。個性的欲求が浮上してきた。── この三つを考慮に入れた夫婦完全融合が必要であるということを貴方は言いたいわけね。したがって…。

(高哉) 結論を出すのはまだ早い。夫婦完全融合の中身を詰めるために考慮に入れなければならないことは他にもまだまだある。人生の伴侶に先立たれたことからくる精神的ダメージから立ち直れない人に向かって「1ヵ月も経っているのに変ですよ」というおかしなことを平然と言う人が少なくないのはなぜなのか?…を考えてみる必要がある。次の図式が実現していた時代が長かったからだと思う。

 日本モデルがきちっと機能していた + コミュニティーが健全であった ⇒ 精神的に支えてくれる人が人生の伴侶以外にも少なからず存在していた ⇒ 精神面で人生の伴侶に依存する度合いが少なかった。

(節子) ということは夫にとって妻は人生を送る上で必要不可欠な存在ではなかったのね。妻を大事にしないどころか虐待する夫が少なくないのがよく分かった。そして、環境が様変わりして妻の立場が強くなった。

(高哉) だからと言って、かつてあった「人を支配する手段は暴力であった ⇒ 女性は無力であった ⇒ 女性は魅惑という武器を入手した ⇒ 男性は女性の言いなりになりがちとなった・・・・・」といったような男女間の攻防史が再現されるわけではない。

 というのは、 浮気に対する慰謝料支払いを離婚しようがしまいが義務付ける等々、男尊女卑の蛮行が法律で許されなくなったこともあって、男性は妻選びに慎重になっていくだろうからだ。したがって、夫婦完全融合の中身は次の図式を考慮に入れたものになるだろうね。

 (夫婦は対等の存在になった ⇒ 伴侶は利用・警戒・支配の対象ではなくなった ⇒ 幸せの総和を最大にする夫婦関係を目指さなくてはならなくなった) + 物質生活の目覚しい躍進は期待できない反面、個性的欲求が浮上してきた ⇒ 夫婦は伴侶の持ち味を最大限引き出すことを目指さなければならない。

(節子) 相手の持ち味をどうしたら引き出せるかの極意を悟りさえすれば、人生は公私共に万々歳というわけね。なぜなら、そうすることによって、誰でも「男女問題の達人 = 仕事の達人」になれる道を歩むことができ、物質文明に代わる精神文明の時代を迎えることができるからね。

 でも、理屈通りにはいきにくい。どうしてかと言うと、男尊女卑の歴史が長いだけに男性の意識変革は物凄く難しいわよ。何か秘策はないかしら?

(高哉) 人間としてレベルの低い人ほど人種差別意識が強いのと同じで、劣等感が自意識を過剰にし、過剰な自意識が女性蔑視に結びついている。このことを考えると、個性的才能を引き出す性格診断を受けることが一番の秘策になると思う。なぜなら、「臨機応変力の抜本的強化の道を歩む ⇒ 自信がつき、泰然自若とするようになる ⇒ 男女平等の態度が自然に身につく」という図式の実現が可能になるからね。

 唐突だけど、この図式が実現しないと男性の自殺は減らないと思う。「男性の自殺率が上昇しているのに、女性は横ばい状態が続くなど自殺のメカニズムには不可解な点が少なくない」ということが専門家筋から指摘されているけど、男性の環境変化適応力が女性に比べて弱いことが根本的原因になっているのだと思う。
        



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