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【斬新な着眼】



→立ち往生状態からの脱出・躍進を可能にするのは、事の本質を見抜く力である──“シャッター通り”になってしまった商店街から考える

 「シャッター通り」という言葉をご存知ですか? 平日の真昼間でありながら閉まっている、つまりシャッターが降ろされたままの店がずらりと並んでいる商店街のことを指しているのです。
 
 こういう商店街が全国的に広がっています。筆者の実家がある沼津駅近くの商店街はまだそうなっていませんが、昔に比べて賑わいを失ってしまっています。どうしてこうなってしまったのだ、と思いますか?

 「これまでの顧客が引越しをしてしまったから」….と思われるかもしれませんが、そうではありません。商店街を朝夕通る通勤客の数は減っていない場合がほとんど、つまり大勢の人が商店街の近くに住んだままなのです。沼津の場合は、東京への通勤客が最近プラスされています。

 それでは、景気が悪いからなのでしょうか?必ずしもそうではありません。郊外にできた大型スーパー、大都市の駅近くの繁華街の大型専門店(新宿のヨドバシカメラのような)…のライバルに顧客を奪われてしまったからなのです──、こうなってしまった主な理由は二つあります。

現代の消費者を囲い込むことは至難の業である──、この認識が甘いからである。(理由1)

 同じ商品でも店によって値段が大幅に違う(筆者が住んでいる大森山王の駅周辺での野菜ジュース「野菜生活」の値段は歩いて数分の距離でありながら、A店では298円、B店では198円──、これは一例にすぎず、他の商品でも日替わり的にあるのです。

 したがって、豊富な品揃えの中から気に入った商品を買いたい….ということで、決まった店、つまり、「こういうものはあそこで買う」…といった具合の馴染みの店を持たない人が増えてきました。いいかえれば、「お宝探し」をする消費者が増えてきたのです。にもかかわらず、伝統的な商店街はこのような新しい消費行動に適応できていないのです。

 だから、「心理学の理論ですら染みついた習慣を変えることはできない」….ということが言われるのです。しかし、これは間違っています。「長く続いた生活や仕事のリズムを保つことを可能にしている存立基盤が磐石である限り、染みついた習慣を変えることはできない」…といいかえるべきでしょう。

 このような変化に気がつかずにかえって墓穴を掘ってしまった商店街があります。ある駅の南口商店街が北口商店街の賑わいを見て、行政に陳情して南口と北口の往来が便利になるようにしてもらいました。すると、南口の住民は「これは便利なった」…いうことで北口商店街にどっと押し寄せることになってしまい、南口商店街は一段と寂れてしまったのです。── 古くから知られている「商圏の理論」の作動結果なのです。

 本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」ができたために、「岡山の発展、四国の中枢都市の衰退」を招いたことも同じことです。

 「交通の便」を「市場統合の度合い」と言い換えることができますので、「企業の競争力の低下⇒競争力低下を大きく上回る業績の低下」…となることを覚悟しなければなりません。

現代の消費者はつかず離れずの付き合いを好む──、この認識が甘いからである。(理由2)

 「店内を眺め回して気に入ったものがなければ何も買わずに店を出たいのだが、店の人に声をかけられたり、視線を浴びるので、そうはいかない。となると、ついつい店内に入るのを敬遠してしまう」──、こういう人が増えているのです。
 
 この理由の理由としては、近所の人と気まずい想いをしたくない、という現代人らしい事情があります。都市では「隣近所の人とは深い付き合いをしたくない」…という人の数の方がずっと多くなっているのです。

 筆者が以前住んでいたマンションの隣で建物の階を別にして診療所と住居を構えていた歯医者も同じような苦い経験の持ち主でした──、この歯医者で治療を受けることになった筆者が支払いを済ませると、この歯医者の奥さんに次のような発言があったのです。 

  「長いことここにいますが、貴方の住んでいるマンションの住人で私共をご利用されたのは、貴方が始めてなのですよ」「お隣のマンションの住人が来ないのはどうしてなのかしら?」

  (人間心理の複雑さに気づいていない人は意外に沢山いるものなのです。これを他山の石にして、「知らないことが沢山ある。そして、これがチャンスを逃すことに結びついている」…という教訓に結びつけなければなりません)

環境変化の洞察 ⇒ 新しい需要&自らの秘められた長所の発見…が出直しを成功させるためのポイントである。(対策)

 シャッター通り」化してしまった商店街は必死に再生しようとしています。近くの小学校の生徒の絵を商店の前に飾ったり、店じまいした魚屋を残った他の商店が共同経営したり、配達サービスをしたり…と、涙ぐましいばかりです。でも、このような対策では自ずと限界があります。なぜなら、根本的な原因にメスを入れていないからです。

 引越しで不要になった家財道具の貰い手がなかなか見つからない…といった具合に現代人は一見満ち足りています。ところが、「あなたは今の生活に満足していますか?」と聞くと、満足しきっている人はごく僅かです。殆どの人は様々な不満を持っています。だから、しぼりたての風味がする「おいしい牛乳」が50円程度高いもにもかかわらずよく売れたりするのです。

 そうです。顧客に向かって「何かお困りになっていらっしゃることはありませんか?」と、新しい形の御用聞きをすればよいのです。(自分の店にある商品を売るため──、これが昔の御用聞き。顧客の要望を虚心坦懐に聞き出すため──、これが新しい形の御用聞きなのです)

 でも、商店が今まで通りでは駄目です。顧客から敬遠されるようでは新しい形の御用聞きどころではないからです。ここで考えてみる必要があるのは、「隣近所の人とは深い付き合いをしたくない」はなぜなのかです。

 正体が分からない→何かあった場合どんなことをするか予測がつかない。迷惑をかけられるかもしれない…こういうことが原因になっているのでしょう。商店としては創意工夫ある打開策が必要です。

 自分はどんな人生を送ってきたのか、これからどんな人生を送りたいのか。だから、どんな店にしたいのか…を、小冊子やホームページを通じて積極的に知らせる──、といったような工夫を凝らす等が考えられます。

 顧客は店の経営者や奥さんの個性を知って興味を持ってくれることでしょう。そうすれば、地域社会に根づかないと生きていかれない立場が大きなプラスになって、新しい形の御用聞きが順調に滑り出す可能性が大です。

 郊外のスーパーの従業員はそのうちいなくなってしまう。いいかえれば、責任をとりきれる立場にはない。ところが、商店街の店主は逆なのです──、これを大きな武器にしない手はないのです。

 「なるほど」…と思うと同時に、「顧客から思わざる製品・サービスの要望があった場合、どうするの?」と質問することでしょう。質問に答えます。色々な取引先や知り合いを持っている商店街全体の力を結集すればよいです。

 時代が様変わりしてしまったために立ち往生状態に陥ってしまったとしても、悲運を慨嘆する必要はまったくないのです。なぜなら、過去の歩みを否定することなく、生き生きと活用して、栄光の未来を切り開くことができるからです。

 但し、無為無策では駄目です。取り巻く環境動向が生み出すチャンス並びに秘められた特徴を漏れ少なく認識できるように「ビジョンと実現策」を適切に策定することをお勧めします。



 筆者の母は遠隔地に引越しましたが、91歳という高齢から来る難聴のために電話での会話ができません。そこで、筆者は知的好奇心旺盛な彼女が興味を持ちそうな話題を提供するためのメールをせっせと送り続けています。上記文章は、このメールから抜粋し、加筆・添削したものです。



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多くの日本人が一触即発の状態になっている仕組み
 (先行きがどんどん不透明になっている + 個が埋没する時代が長く続いたので、個性を本当に受け止め理解できる人が殆どいない ⇒ 臨機応変力の必要性がかつてなかったほど高くなっている) + (降りかかってきた難問を受け止めて創造的に解決しようとしないその場しのぎの人生を送っている ⇒ 臨機応変力の強化が進みにくい) ⇒ 臨機応変力の欠如が露呈されるようになった ⇒ ピンチに陥ったり、チャンスを逸する度合いが極めて高くなっている ⇒ ストレスが溜まり続けたために一触即発の状態になっている。


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