第3-1部 |
個性的才能を引き出す性格診断はどんな効果を生み出すのか?(T) ― 人生再構築プロジェクトの提起 ― |
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悩みを寄せつけず、個性的才能を引き出すための処方箋を創る |
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プロフェッショナルとは特定分野における臨機応変力の持ち主である |
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総合的創造的に問題が解決できる(プロフェッショナルのタイプ1) |
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最先端のインテリア・コーディネーターのような才覚が必要になった |
(節子) 子供の命を預かり、残業、夜勤もある。こんな大変なことをする保育士の月収が25万円程度なのはどうしてなのかしら? もっと貰っていいと思うんだけど…。
(高哉) 今の保育士程度の仕事だったら代わりが他にいくらでもいるからじゃないかな。そうならないためには、特殊な市場を狙うことになるかもしれないけど、次の図式を実現できなければならないと思う。
親を上回る汎用性の高い教育力を身につける ⇒ 預かる子供の性格をさっと見抜く ⇒ 預かる子供の個性的才能を引き出せるような保育をする ⇒ 預かった子供の教育の仕方を実践データに基づいて親に伝える
⇒ 子供の個性的才能がすくすく伸びる。
どんな仕事であっても、成功している医療機器メーカーのようなことができることの必要性は増す一方となっているんだ。
数多くの医師に密着しているが故に特殊なニーズを知っている。医師のニーズを満たす手段となる技術シーズを幅広く認識している。この二つがあるが故にニーズとシーズのマッチングを適切、かつ迅速に行うことができる。
─── これが成功している医療機器メーカーの得意技だけどね。
(節子) なるほどね。このニーズとシーズのマッチングを適切、かつ迅速に行うことができることが成功の秘訣であることは巣鴨の地蔵通り商店街が賑わっていることでも説明できるわね。
血行を良くすると言われている赤い下着…といったような、お年を召した女性に的を絞った商品を取り扱っている。その上、店に馴染めるようにレジの近くにおしゃべりができる椅子が置いてある。こういった工夫が評判となり、客が客を呼んでいる。
── これが巣鴨の地蔵通り商店街が賑わっている原因であると理解しているんだけど、間違っていないかしら?
(高哉) 当たっているよ。加工食品業界でも似たような現象がある。シチュウ・ルーはスーパーの目玉商品に使われるほど価格競争の世界になっている。ところが、H社は2段階アプローチを採用して非価格競争力をつけることで成功している。
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食材に合わせて味付け、とろみ具合、クリームの濃度…を詳細に検討している。いいかえれば、規格型製品の単純な大量生産ではなく、高度の能力を必要とする専門性の高い製品である。このことをしっかり自覚した。
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親は子供に野菜を沢山食べさせたいと願っていることを再認識して、メッセージを「冬に身体を暖める料理」から「野菜と言えば、シチュー」に変更した。 |
(節子) それほど美人ではない。しかし、うっとりさせるものがあるし、神々しい雰囲気がある。のみならず、微妙に変化し続けるので、名だたる男性を惹きつけ続け飽きられることがなかった。──このように言い伝えられているクレオパトラも同じことね。・・・・・彼女は次の図式を実現できる人物だったと思うの。
新しい経験をどんどんする ⇒ 新しいものの見方ができるようになる ⇒ 脳細胞の再編成が留まることがない ⇒ 男性魅了術が進化し続ける。
日本人のほとんどが閉塞状態の根本的原因にあるようにこのクレオパトラとは逆の生き方をしている。だから、超高速道路ががらがらに空いている状態であなたを待っているという状態になってしまっているのよね。これは出遅れてしまっている or 負け組みになってしまっている人にチャンスが到来したことを意味する。ここに、「人生再構築プロジェクト」の果たす役割があるのよね。
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