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【ホームページ開設の記念論文】

1998年12月1日新規掲載 (緑色部分は2002年4月25日に更新)


→日本経済を再生させる方法 − 雇用拡大を生み出す構造改革の方法 −


(要旨)

 日本経済の再建が思うようにいかない。これに対して「やるべきことは本に書いてある。これを実行するのみ」の強力な意見が出されている。だが、これでは乱暴すぎ、日本お得意のパッチワークになり、またまた失敗しかねません。

 日本はなぜどのような社会にしなければならないかを考え抜き、これを到達目標にし、成長性と波及性の高い事柄から実施していき、円滑に目標を入手できる、問題解決のシナリオを創らなくてはならないのです。…シナリオの到達目標の結論を申し上げますと、次の通りです。

 戦後の日本経済史を分析すると、放置されてきた事柄を糧に再浮上する。この連続でした。…このように申し上げますと、読者の多くは「日本再生のために目指すべきことが分かった」とおっしゃることでしょう。そうです。個の解放こそが日本社会の到達目標なのです。

 個の抑圧こそが日本社会において長年放置をされてきたことであり、個の解放の経済効果には計り知れないものがあるだけでなく、持続力ある開発にも結びつくのです。

 それではどのようにして、個の解放を進めたらよいのでしょうか? 地方自治体が中心になって、構想力核の結集と拡散を推進しなければなりません。なぜなら、東京一極集中が個の抑圧に結びつき、かつ内需を封印してきているからです。

 だからといって、12兆円かかるといわれている政府主導の首都機能の移転を是とするのではありません。竹で木を接ぐような政策に莫大な国費をつぎ込むのではなく、国民の自由闊達な行動を可能にすることを狙った諸制度・新慣行(金融ビックバン、能力主義人事制度等)並びにEUやNAFTAのようなリーショナリズム等の世界的な潮流を活用すればよいのです。

 「転職や新しい仕事を容易に見つけられ、かつ新参者が不利にならない」「構想力・独創力に恵まれているので、専門的知識を補完しさえすればどこでもどんな仕事でも巧くこなすことができる」…ようになれるようにする。(“鳥かごがあるように振舞っている”という日本人の行動に対する皮肉交じりの表現がなされないようにする)──、これが国家のあるべき政策の方向なのです。

 (国民の構想力・独創力の抜本的強化を実現するには他の事と違って特段の知恵が要ります。そこで、本文ではこの問題に焦点を絞って論を展開させて頂きます)

 メガトレンドの活用を前提とする問題解決のシナリオをどのようにして創ったらよいのでしょうか? 「過去、成功してきたにもかかわらず、失敗路線を歩むことになったのはなぜか」をまず考え抜くことから始めなければなりません。なぜなら、解決すべき問題の個々ではなく、洞察力を働かせて全体構造を把握しきれば、打開策は自ずと見えてくるからです。

 問題の全体構造を洞察力を働かせて把握しきることの必要性は、日本経済のみならず、企業や個人が陥っている立ち往生状態からの脱却策の策定についてもいえます。

 解決すべき問題が山積しているので、どこから手をつけたらよいかが分からない。「あちらを立てればこちら立たず」の状態であるので、手のつけようがない。こういった現代社会特有の複雑な問題の円滑な解決に結びつけるシナリオの創り方のケーススタディとして本文を是非お読みください。



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