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個性的才能を引き出す性格診断を踏まえた
未来進行形の自己物語創造の薦め
― ビジョンと実現策からなる人生設計を創造的に行えます ―

未来進行形の自己物語創造に当たっての心得

                                                   2008.1.6更新

主体的・挑戦的な進路を設定しよう (心得1)

 日本人の多くは環境変化に積極的に適応しようとせずに“ファーブルの毛虫”のようになりがちです。このような姿に接して「日本人は保守的である」とか「保守的であることは必ずしも悪いことではない」と言い切れるのでしょうか? いずれも「否」です。理由は四つあります。


理由1: 人間は挑戦的人生を送る本能の持ち主である

 ゲートボールに見向きもせず、登山、アート工芸、勉学を好む老人が増えているのはどうしてなのでしょうか? 個を抑制したり、ぬくぬくと生きてきた人生を振り返り、「一度しかない人生、このままでは終わりたくない」「間に合わないかもしれないが、自分の限界に挑戦する人生を送ろう!」と思う気持ちがあるからでしょう。

 いいかえれば、“ファーブルの毛虫”のような生き方は仮に生き延びることができたとしても、後年の後悔に結びついているのです。一度しかない人生、若い時から挑戦的人生を送りたいのが本心なのです。この本心は昔も今も変わらないのでしょうか? それとも増幅しているのでしょうか?


理由2: 物ではなく人間が大きくなる時代になった

 物が至る所に溢れている物質文明爛熟時代がやってきました。しかも、交通手段のネットワークと高速化を背景とする、グローバリゼーションの進展・情報化が地球が狭くし、新・珍・奇の度合いを大幅に減少させました。こうした現象は物で自己顕示欲を満たすことができにくくしました。

 しかしながら、人間なるが故に持っている「自己顕示したい。新しい感動を得たい」という欲望は消えることはありません。ここで浮かび上がってくるのが「自分自身を成長させて自己顕示したい」「自分自身を成長させて新しい感動を得たい」という気持ちです。

 したがって、若い時から挑戦的人生を送りたい、という本心は増幅していると言ってもいいでしょう。問題は若い時から挑戦的人生を送ることができる社会的条件が整っているかどうかです。


理由3: “鳥籠が外されたために一人一人が大きく羽ばたくことができるようになった

 官主導の政官財融合体制の下に中央統制を行う。終身雇用制度の下で年功序列式人事システム並びに減点主義で国民を整斉粛々と動かす ── こういうわが国の社会運営システムは音を立てて崩れつつあります。しかも、世界は一人一人に大きく開かれるようになりました。したがって、時代は様変わりして挑戦的人生を送る社会的条件が整ってきたと言ってもいいでしょう。

 このように申し上げることに対して、「自分を支えてきた人々の存在が災いして羽ばたきたくても羽ばたきようがない」と反論される方は新時代は人間関係のあり方の再検討を迫っていることを考慮に入れる必要があります。(詳しくは ⇒『実績よサヨナラ、ギブ&テイクよコンニチワになる』)

 問題は趣味に生きがいを求める。こういう姿勢で挑戦的人生を送らなくても有意義な人生を送ることができるかどうかです。


理由4: 趣味の世界で自己実現を満喫することが次第に困難になる

 人は自己抑圧的な生き方を強いられがちでした。なぜなら、社会生活を送る年数を重ねるにつれて自分が本人の希望とは異なった社会的な役割を与えられ、そこからの逸脱が許されなくなかったからです。このような生活だけであると、精神的に参ってしまいます。そこで、自己実現ができる趣味の世界に救いを求めることになるわけです。

 ところが、将来を展望すると、仕事に情熱を燃やしてきた現役の人間が趣味の世界に生きがいを見出すことが次第に困難になっていくものと思われます。なぜなら、次の図式が待ち受ける度合いが高まることが予想されるからです。

 先行きがどんどん不透明になる (影響例 ⇒『異変に適応できずドロップアウトした例』&『自由貿易の積極的推進は米国の強みを損ないかねない』) + 高度の知力を必要とする知識経済の時代の様相が高まる一方である ⇒ 自分の職業の将来性を見極め、脳力・能力を再構築することが必要になる ⇒ 趣味の世界に投入する時間を大幅に減らすことが必要になる。

 こうなってしまうと、「何のための人生なのか?」という率直な疑問が生まれます。どうすればいいのでしょうか? 次の図式を実現させることです。

 諺「好きこそものの上手なれ」の世界に入る ⇒ ポスト小泉改革の重要課題にある数学者のように脳力・能力の際限のないハイエンド化が円滑に進む ⇒ 「仕事 = 趣味」の度合いが高まり、かつ知識経済の時代の進展に適応できる ⇒ 趣味の世界に投入する時間を大幅に減らしても満足できる人生になる。

 ここに、将来性があり、かつ諺「好きこそものの上手なれ」の世界に入ることを可能にする「個性的才能を引き出す性格診断」の意義があるのです。


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