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個性的才能を引き出す性格診断の勧め

第5部 悲劇の人生の裏に臨機応変力のなさがある ─ 人生・仕事の問題解決者を登用しなかったことが悔やまれる ─ (ノンフィクション編)

三度目の覚醒剤吸引で実刑となった三田佳子の二男

本人の性格暴走が才能開花を妨害したかも ―─ 克己力不足と衝動強迫が結びつくと碌なことにならない ―─

2009.6.21

 ここで紹介する事例はインターネットや出版物に基づいての推理結果であってクライアントを診断したものではありません。クライアントから知りえた情報が新創業研究所から具体例で洩れることは一切ありません。ご安心ください。




性格に振り回されっ放しになってしまった ── 性格無知→性格発の衝動強迫支配→楽ちん主義に耽溺…となったことに注目しなければならない ──

(節子) 前回の議論で「成功中に失敗の因子が潜む」ということで母親・三田佳子さん自身だけではなく息子・裕也君の性格無知が根本的原因となったことはよく分った。このことは裕也君本人にも当てはまるんじゃないかしら? 自分の性格と由来が分っていれば性格に振り回されそうになる瞬間に気づくので、生存拡大と恒常性維持の本能が作動して性格乗りこなしの努力がなされ、刑務所入りに結びついた三度目の逮捕にならなかったと思う。

(高哉) 貴女の言う通りだ。・・・・・彼が覚醒剤吸引の悪習から抜け出すことができなかった。この原因を貴女は性格無知という視点でどう解釈しているの?

(節子) 彼の性格の中にある「精神的満足をすごく大事にする」点に注目したい。適切な人生目標が確立されていたり、挑戦精神が旺盛であると、この価値観は「なんとしてでもこういう人間になろう!」ということで全面的にプラスに働く。プロフェッショナルへの道を自然に歩むようになるからね。(具体例 ⇒ 『トラウマになるような衝撃的な事故は類稀な才能に結びつく癖を生む』) そうでないと、外的刺激によって精神的満足を得ようとするので、マイナスに働くことが多い。

 彼はやりがいのある仕事を求めているところを見ると、適切な人生目標が確立されていたり、挑戦精神が旺盛になるに至っていなかったと言い切ることができる。その結果、「女の子と一晩中抱き合っていたい」となったり、覚醒剤吸引を頭を冴えさせる手段に用いて議論をするようになったりしたんだと思う。

(高哉) 置かれた環境次第ではそうなるとは限らないんじゃないかな。この点はどんなんだろうね。適切な人物がそばにいれば抑止力が働くもんだよ。

(節子) 両親が揃って留守がちである上に、彼に対して自由放任主義が採用された。したがって、彼は自分の好きなようにすることができた。これが非行に直結するとは言えないけど、彼の場合は非行に走りやすい条件が整っていたんじゃないかしら?

(高哉) 同感だ。というのは、彼は非行に走っても少しも不思議ではない次の図式に陥っていたようだからね。

 裕也君の母親が超有名人である + 裕也君本人は小遣いをたっぷりもらっている + 裕也君本人は寂しがり屋で聞き上手の人を求めている + 彼のような性格の持ち主は押し付けられことを非常に嫌がる ⇒ “魚心に水心”の心理が働くような形で大勢の友達が裕也君に群がった ⇒ 裕也君はコミュニケーション能力があるのでごく自然に“お山の大将”になった ⇒ 彼の周りには抑止力を発揮できるような人物は皆無に近い状態となった。

 仮に抑止力のある人物がいたとしても、欲求不満が鬱積していたので、性格発の衝動強迫の支配力の方がどうしても強くなってしまう。

(節子) 彼のような性格の持ち主は自分を理解してくれる人を求める欲求が人一倍強い。ところが、家族は誰も彼の心の奥深いところを理解できない。となれば、そのことを友達に求めるようになって当然よね。『孤独の賭け』の主役の一人である百子も裕也と似た性格の持ち主。にもかかわらず、成人してからは道を踏外すことはなかった。どうしてかしら?

(高哉) 百子には「ひとかどの人物になって家を買い戻し、叔父夫婦を叩き出したい」という人生目標があったからね。ところが、さっき貴女が言ったように裕也君にはそういうものがない。これが大きいと思う。

(節子) 人生目標がなかった。これだけが裕也君が非行に走った原因かしら? 貴方は高校二年の終わり頃から大学卒まで低迷・彷徨を続けていたけど、非行に走るまでに至らなかったのはどうしてなのかしら?

(高哉) 言われてみればそうだね。僕の場合は生い立ちが原因して精神的に鍛えられていたので、一線を越えさせない克己心があったからだろうね。

(節子) 彼は甘やかされて育ったから精神力が鍛えられなかったんでしょうね。でも、精神的居場所を探し求めてやまない人間に特有の依頼心の少なさが窺われる。この性格を利用して彼を救い出す簡単な方法ってないのかしら? 冴えた議論をしたいために覚醒剤を吸引するという安易な方法を採用することをパスできるような。 『人生再構築プロジェクト』の凄い効用は認めるけど、「簡単な方法から始めてから本格的な方法を採用したい」と思うのが人情よ。

(高哉) どうしてそうしたいのか?…を根掘り葉掘り聞くプロフェッショナルQ&Aを僕が「個性的才能を引き出す性格診断」を心がけつつ適用すればなんとかなったかもしれない。

 この手法を適用すれば、性格発の本心だけではなく同意が得られる目的達成の他の方法も見つかるはずだからね。彼の性格を考えると、「頭を冴えさせたい」は「有能感を味わいたい」と置き換えることできるので、有能感を味あうことができる方法は一緒に考えれば見つかるものだからね。


人生再構築 (人生のやり直し) プロジェクト
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 過去の延長線上には成長機会は存在しない。しかし、異質の成長機会には事欠かない時代になりました。このような環境変化に適応できていないから殆どの人が閉塞状態に陥っているです。

 ということは、負け組みと勝ち組の入れ替わりが可能になった。のみならず、齢を重ねるだけの生き方は許されなくなったことを意味します。(補足説明 ⇒ 『最後に笑いたければ適切な目標を追い続けよう!』)

 このような認識の下に、「思考の三原則」を適用する知恵者の長年に亘る試行錯誤のエッセンスとプラスアルファをプロジェクト導入者の血肉になるように注入し、どんな人でもプロフェッショナルへの道を着実に歩めるようになって頂きます。(補足説明 ⇒ 『共創力を持つ「思考の三原則」を適用する知恵者の臨時登用を急ごう!』)


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