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増税先にありきは日本の可能性を摘む |
(節子) 「 脱日本的集団主義推進が国債の魅力をアップさせる」の最後の箇所で「名医が簡単な傷の手当てをするような勿体無い仕事をしているような状態が少なくなる ⇒ 成長が見込める新しいサービス事業の開発が容易ではないで述べたようなことがなくなっていくことが十分期待できると思う」という貴方の発言を詰めさせて下さい。
医師が行っている喉頭炎のような治療は看護師に任せる。妊娠診断のようなことは医療機関に頼るのではなく薬局で買った薬を使って自分でやる。こういうことを指しているんだと思う。こうなれば、高度医療・健康保険の破綻防止・よく言われる「三時間待って三分間治療をする」ということからの脱却…という一石三鳥が実現できるわね。でも、名医の手を煩わせるか否かの判断はどのようにして行えばいいのかしら？
(高哉) 新しい技術の開発が必要である ⇒ 試行錯誤が必要である ⇒ 豊富な経験と知識に裏打ちされた勘が必要である──、という図式が当てはまるかどうかが判断基準になるだろうね。
治りにくい病気を直せるようになるためには、標準化された治療から逸脱して試行錯誤を繰りかえして始めて新しい治療方法の発見・確立が可能になる。こういうやり方はどんな分野にも当てはまる。だから、僕達は個性的才能を引き出すための性格診断ソフトウェアーを具体例に基づいて試行錯誤的に開発しつつあるわけでしょ？
そうでないと、理論倒れになってしまうからね。
(節子) なるほどね。でも、新技術にしても新サービスにしても際限なく開発ができるものではないんじゃないかしら？
(高哉) 遠い遠い将来はともかくも当分の間はそんな心配は要らないよ。市場が成熟化してきたためにピンポイントの解決策が求められるようになってきたらね。ガンの治療を考えれば一番分りやすい。放射線治療は周辺の細胞も一緒に殺してしまう。そこで、最近は遺伝子治療が行われるようになってきた。僕達が今年の末から行うことを予定している個性的才能を引き出すための性格診断だって同じことじゃないの。
人間の心に迫ることを痛感してカウンセリング業界に進出した有能な某ベテラン・コンサルタントの「資格を取ってカウンセリングを始めました。でも、駄目でした。気づかせることはできても行動を引き出せないのです」という言葉を思い出して欲しい。
遠い遠い将来だってファッション・コーディネーションやインテリア・コーディネーションのような考え方に立てば大丈夫と考えても良いと思う。
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YAHOO! 検索 396万件中第１位 (2007.4.14現在) |
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(節子) なるほどねぇ。貴方が言ってきたことが実現できれば、日本の雇用問題は永遠に大丈夫といううことになると思う。但し、全ての人の脳力・能力の進化が可能であるということが前提になるわね。というのは、次の図式が前提になっているから。
天才的才能の持ち主が次々と新しい技術・サービスを開発する ⇒ 新たに開発した技術・サービスをある程度標準化する ⇒ 普通の才能の持ち主がある程度標準化された新しい技術・サービスの提供業務に就く。
貴方のような人であれば、貴方の経歴が物語っているように脳力・能力をこれからも進化させ続けることができるでしょうけど、全ての人にそんなことは要求できないのではないかしら？
(高哉) 貴女の心配は良く分かる。日本の旧世代も新世代も脳神経が新時代が要求するものになっているとは言いい難いところがあるからね。
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(旧世代) |
量産効果追求モデルが長く続いた ⇒ 低リスクのチャレンジしかしてこなかった。また、構想力・独創力が養われていない ⇒ イノベーティブではない。
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(新世代) |
(過保護・過干渉の生い立ちであった ⇒ 内発的動機に基づく自己決定力が弱い)＋(読書習慣が希薄である。その上、テレビの見すぎである ⇒ 思考力が鍛えられていない) ⇒ イノベーティブではない。 |
このようなことを散々経験したからこそワタナベ式問題解決へのアプローチを開発して実績を積んできたんだ。したがって、貴女の心配は要らないと断言できる。
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