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【脱集団主義の時代】


渡辺高哉著『脱集団主義の時代』 (1997.1.7刊) より転載

→個別企業再生の秘策

8. 企業成長の新しい四条件

企業の成長機会には事欠かないし、また成長機会を確実に認識し、低リスクで事業化する方策があることもよく分かりました。でも、そのためには、SRI(Standard Research Institute)が指摘したことでよく知られている、次の「四つの企業成長条件」を充足しなければなりませんね。

 成長分野に所属すること、これが第一の条件です。成長分野に身を置かなければ、新たに登場する成長機会を認識する上で、大きなハンディキャップになるし、仮に新成長機会を認識できても、製品と市場をよく知らないために事業リスクが発生しやすいですから。

 新たな成長機会を認識できても、挑戦精神が不足していたのでは、認識したあたらチャンスを傍観することとなりかねない。そういう意味で、チャンスを逃さないこと、これが第二の条件です。機会損失の多発は企業全体の精神の弛緩を招きますので、この第二の条件は大事なことです。

 チャンスを逃さず、果敢に事業化しても成功するとは限りません。事業を成功させるに必要な人材などの経営資源の不足があれば、「着眼良かったのだが・・・・・」ということになりがちだからです。そういう意味で、能力を見直し、必要能力は取り込み、不要なものは放出すること、これが第三の条件です。

 機会を逃さずつかみ、必要能力は取り込み、不要なものを放出しても、運がないと失敗することがあります。そういう意味で、運が強いこと、これが第四の条件です。新規事業・新商品開発なんかで机上プランは適切だと思われたのだが、思わざる事態が発生し失敗することが結構ありますので、この運・不運は大事な条件なのです。

 このSRIの「企業成長の4条件」を確実に充足することが、オリジナルな商品開発力、グローバルな事業展開力、臨機応変なアウトソーシング力という新時代の経営成功の鍵を入手する近道だということに気がつきました。この考え方に何か間違いがあるでしょうか。

日本的経営が完全になくなったわけではありませんので、これに配慮すること、認識不足から生まれる人為的な事業リスクを極力少なくする、言い換えれば、運を呼び込むようにすること、この二つを踏まえて、「企業成長の四条件」充足策を具体的に詰めていくことが大事なのではないでしょうか。 ⇒ 個人の人生にも適用できるような「企業成長の4条件」の説明


企業全体に効率よくイノベーションのロジックを注入する手法
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