【渡辺高哉著『勝ち組メーカーに学ぶサービス事業戦略の目次

                      (この本は縦書きですが、便宜上横書きにしました)

    第1章 「モノづくり」だけでは生き残れない

     ◎陳腐化したビジネスモデル ―― 14
       従来型完成品の生産が困難になつた 14
       マザー・ファクトリー機能にも陰り 16
       繁栄と凋落の原因は同じ 18
       かつては伝統的ビジネス・モデルも合理的だった 20

     ◎環境変化にどう対応するか ―― 23
       日本から工場が消えてなくなる? 25
       出版社経営の“いいとこどり”をする 24

     ◎製品とサービスは融合する  ―― 27
       デジタル革命は「トロイの木馬」 27
       コア機能へ特化せよ! 28
       「一網打尽ビジネス」とは? 32


    第2章 サービス事業の戦略シナリオを策定する

     ◎サービス分野は新成長機会に満ち溢れている ―― 38
       大変容時代にはビジネス・チャンスがある! 38
       負の遺産が成長機会を生み出す! 40
       構想力・独創力を養え! 44
       新しいサービス需要のマグマは爆発寸前! 48
       何が市場と企業を断絶させているのか? 51

     ◎事業シナリオを描く ―― 54
       ギブ・アンド・テイクとタイミング 54
       社会的な大問題に着目すれば、チャンスは見えてくる 54
       チャンスは予感に留めず、事業シナリオにまとめよう! 58
       エンゲル係数を飛躍きせるビジネスとは? 62
       サービス事業の布石となる製造業の強化策とは? 65

     ◎新規事業を成功させる戦略とは ――  69
       企業の未来は“志”次第である 69
       舵取りを間違えると   70
       短絡的な先行投資は命取りになる 73
       事業コンセプトのキーワードは「面白い!」 76
       戦略の詰めも忘れずに  77
       チヤンスに強い企業体質をつくる 80
       適切な情報ゾーンに身を置くだけで十分か? 81
       企業買収を真剣に検討する 82
       合併の際は企業文化をしっかり調査しよう 83
       戦略シナリオを適切に策定する方法 84


    第3章 サービス事業で顧客ロイヤルティを獲得する

     ◎サービス事業の特性を認識する ―― 92
       サービス事業に合った組織変革が必要 92

     ◎商品開発力と人間理解力でブランドをつくる  ―― 97
       ブランド力は広告投資に比例するか? 97
       ヒット商品をタイムリーに市場に送り届ける  99
       新サービス開発力に結びつく組織運営とは?  103
       関連樹木図で情報から戦略を導き出そう 104
       新規事業は「革新開拓」か? 「潜在参入」か? 108
       知恵マーケティングとは? 110
       プロポーザルの役割とは? 113
       顧客がサービス提供者に協力する体制とは? 115

     ◎サービス事業に適した人材マネジメントとは  ―― 123
       個人に自己裁量権を与える 123
       情報収集能力よりも情報活用能力 125
       構想力・独創力抜群の人材を高角度探索・抜擢する 128

     ◎ウルトラ・ナレッジマネジメントを実施する  ―― 134
       エースがもっているノウハウをシステム化する 134
       イメージダウンを防く方法とは? 139
                      

    第4章 サービス・チャンネルを創設・活用する

     ◎クチコミを増殖させる方法 ―― 144
       クチコミの輪を広げよう 144
       人を動かす理念開発とは? 149
       知恵があれば資金不足をカバーできる 150

     ◎チャンネルの方向を設定し、エースを活用する  ―― 154
       成功プログラムに縛られずに柔軟な発想をしよう 154
       エースを必要とする四つの局面とは? 156
       経験の浅い人材でも高質サービスを提供できるようにする 158

     ◎サービス・チャンネルを創設する ―― 160
       さまざまな異業種がサービス・チャンネルとして使える 160
      マルチチャンネルを円滑に活用する 162
       固定客をサービス・チャンネルにする 165

     ◎ブレークスルー発想でチャンネルを創設する ―― 168
       単純なチヤンネル創設では過当競争になりかねない 168
       ただ一生懸命になりすぎた…  169


    第5章 勝ち組企業のサービス事業戦略に学ぶ


     ◎GE(ゼネラル・エレクトロニクス) ―― 174
       「ジャック・ウェルチ」という強力な指導力 174
       他社を圧倒する新製品開発力をビルトインする 176
       グループの相乗効果を最大限に発揮する 177
       社員の企業家精神をとことん横溢させる 178

     ◎ソニー  ―― 179
       ソニーの「収穫逓増ビジネス」とは? 179
       世界中の消費者をネットワーキングする 183
       時代を先取りし続ける 184

     ◎ソフトバンク  ―― 186
       市場と企業の断絶を埋める事業 186
       つくった魅力を武器に、提携で飛躍する 188

     ◎ベネツセコーポレーション  ―― 190
       大変な苦労は財産になる  190
       タイムリーな事業展開 192
       的確に市場を狙い続ける 193
       市場に密着して「一網打尽ビジネス」を展開する 194

     ◎ユニクロ(ファーストリテイリング) ―― 195
       大きな隙間市場開発を可能にする商品コンセプトと
                           チャンネル開発 195
       パートタイマーであってもサービス“プロ” 196
       アウトソーシング・コスト革新を実現する 198

     ◎しまむら  ―― 200
       「お宝探し」を支えるシステム 200
       お互いに助け合えるしくみを運用する 200


即実践できる、分りやすい図表がふんだんに用意されています。

ユニクロが従来路線を歩む限り一気に衰退していくことをこの本の中で予測しています。にもかかわらず、勝ち組の事例として取り上げた理由は二つあります。

@ 商品のみならず経営全体で大きな隙間市場を狙い、鮮やかに成功させたもので、「断章取義」のあり方の事例になる。

パートタイマーであってもサービス“プロ”…は「ウルトラ・ナレッジマネジメント」の成功事例になる。
      
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